瓶詰めの映画地獄 〜エイガ必滅会者定離〜

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help リーダーに追加 RSS “ホラー”を撮ることの難しさ… 『キャビン・フィーバー』

<<   作成日時 : 2005/05/01 16:30   >>

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画像ホラー映画、そしてついでに言えばコメディ映画と、
この、映画における2大ジャンルを撮るということは、
本当に難しい話だとボクは思う。なぜか?
それは、“ごまかし”が効かないからである。
観る人によって感じ方も共感の度合いも微妙に異なってくる、
“恋しい”“悲しい”“切ない”“さびしい”といった、
人間ドラマや恋愛ドラマにおけるいわゆる成人的な感情は、
描き方によっては振り幅を大きくすることも小さくすることもでき、
よって評価の基準を非常に曖昧なものにしてしまう。
それにひきかえ、“怖い”や“おかしい”といった感情は、
どちらかと言えば、“こども的”な感情と言うことができるからだ。
要するに、怖くないものを怖いなんて絶対に言えないし、
おかしくもないのに笑うことはまずできないってこと。
感情として直球である分、まったくごまかしが効かないのだ。
だから、面白いホラーとコメディを撮ることができる監督は才能的に優秀だし、
そんな監督は、人間ドラマを撮らせても非常にウィットに富んだ作品を作ることができるのだ。
そしてその代表格が、『シンプル・プラン』 や 『スパイダーマン』 のサム・ライミや、
『ロード・オブ・ザ・リング』 のピーター・ジャクソンってワケ。納得していただけるだろうか?

で、今回の 『キャビン・フィーバー』。
これが、やっぱり面白いホラーを撮るのは難しいなぁ…と思わないではいられない、
だけど良くも悪くも、せめて志と勢いだけは認めてあげたい、というそんな1本だった。

森で夏休みを謳歌する5人の若者たち。
しかし、そこへ血まみれの男が乱入し、その翌日、
仲間のひとりが全身の皮膚が爛れ落ちるという奇病に襲われる。
さらに、彼らは感染を怖れる地元住民に追い詰められ、
彼ら自身も、互いを疑ってしだいに愛や友情を壊してゆく……。
不穏な空気が濃厚に漂う冒頭、湖の彼方に沈みゆく気怠い夕陽の色、
ワンボックスで田舎道をはしゃぎながら走る5人の男女、
最後まで原因の明かされない謎の奇病、
互いの感染を疑って疑心暗鬼に陥り、やがてそれが大殺戮へとつながってゆく展開、
そして、事件が一応の終焉を見てもまだつづくと思わせる終末的なラスト……。
今作を監督したイーラス・ロスの映画製作の下地に、
『悪魔のいけにえ』 『ゾンビ』 『死霊のはらわた』 『遊星からの物体]』 『サンゲリア』 など、
往年のホラー映画の名作たちに対する過剰な偏愛がうかがえるのは事実。
辻褄のまるで合わないズタズタの脚本に、
「ホラーに最も大切なのは、そんな細かいことをものともしない勢いと面白さだ!」という、
若干誤ったホラー認識が潜在しているのも確かだ。
でも、哀しいかな、今作には、
『ゾンビ』 や 『遊星からの物体]』 のような研ぎ澄まされた人間描写はないし、
『死霊のはらわた』 や 『サンゲリア』 に較べればモタついた部分も相当多いし、
なにより、『悪魔のいけにえ』 に匹敵するような時代に対するレジスタンス精神もない。
遠慮のない残酷描写と大団円における未公開ビデオ的傍若無人ぷりに才気は感じるものの、
やはりそこにも単なる模倣と自己満足がつきまとっている。
監督の盟友であるという、リチャード・ケリー監督に宛てた、
『ドニー・ダーコ』 を一瞬彷彿とさせるシーンもハッキリ言ってムダだし、甘い。
今作をピーター・ジャクソンが過大に評価したというのは、
おそらく自身の出自( 『バッド・テイスト』 )を踏まえた上での“期待料”という意味合いだろう。
右に同じ。これに甘んじることなく、志と勢いはそのままに、
次はもっともっと面白いホラー作品をロス監督が撮ってくれることを大いに期待したい。

そして、今作には唯一、素晴らしい点がある。
それは、出ている女優が異様にエロいということ! これは大事だ。
それを理解しているのだから、次はきっと、いいものが撮れる!

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『キャビン・フィーバー』 フィーバーしすぎてフィーバー
なんていうか…どうしようもない映画だな(呆)。 バカ学生たちが血みどろになる、 お決まりのスプラッター映画。 ...続きを見る
*モナミ*
2006/05/28 11:26
キャビン・フィーバー
 休日にクルマで郊外へ出かけ、人里離れた山小屋で過ごそうと計画する若者達。酒、ドラッグ、Hとやりたい放題し放題で青春を謳歌している彼らに、闇から忍び寄る魔の手・・・。 & ...続きを見る
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