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@ 『玉割り人ゆき』 監督/牧口雄二(1975) [記事] ● 『かえるのうた』 監督/いまおかしんじ(2005) [記事] ● 『雪に願うこと』 監督/根岸吉太郎(2005) [記事] ● 『猫目小僧』 監督/井口 昇(2005) [記事] ● 『紙屋悦子の青春』 監督/黒木和雄(2006) [記事] ● 『怪猫トルコ風呂』 監督/山口和彦(1975) [記事] ● 『あの鷹巣町のその後』 監督/羽田澄子(2005-2006) [記事] ● 『LOFT ロフト』 監督/黒沢 清(2005) [記事] ● 『ストロベリーショートケイクス』 監督/矢崎仁司(2006) [記事] ● 『幸福のスイッチ』 監督/安田真奈(2006) [記事] 有頂天も大和も三丁目もデスノートも涙そうそうもまったく観てないし興味もないけど、 真に面白い日本映画を10本選ぼうと思えばなかなか絞り切れるモンじゃないというぐらい、 本当に必見の作品はほかにたくさんあるにもかかわらず、 その事実を多くの人が知るには近年、邦画はムダに公開本数が多すぎる。 渋谷に新しくできたカルト(?)邦画名画館シネマヴェーラで観た 『玉割り人ゆき』 は、 たった64分という短い尺のなかに、ボクが映画に求めるすべてがギッシリと凝縮された、 切ないほどにバイオレンスで、胸を掻きむしられるぐらいにエロくて、 行き場を失くした男と女のやさぐれたロマンが万感震えるほどに炸裂する驚愕の大傑作! 同じくリバイバルで観た、今や 『恐怖奇形人間』 と並んで超カルトなレア・フィルム、 『怪猫トルコ風呂』 もあらゆる意味で天才が作ったとしか思えないまさに神業的な傑作。 ともにリバイバルだけど、それはもう、忘れたくてもこのカラダが忘れてくれない、 信じられないほど肌が合うスケベな女に出逢えたような衝撃でこの2本は絶対的にベスト! 東映バンザ〜イ!!!(栗林中将) そしてリバイバルと言えば、名匠マキノ正博(雅弘)の傑作オペレッタ 『鴛鴦歌合戦』(’39)と、 昨年、惜しまれながらも閉館した三百人劇場で観た名篇中の大名篇、 田坂具隆の 『陽のあたる坂道』(’58)の2本を、 大きなスクリーンで観ることのできた歓びは、なにより筆舌に尽くし難い。 いまおかしんじ、井口昇、そして、黒沢清―。 とりあえずこの3人がいれば、今後も日本映画はなんとか死なずにすむんじゃないかという、 そんな3名人の決して世間に迎合しない仕事ぶりが鈍く(あくまで鈍く)光った2006年。 いまおかしんじの 『おじさん天国』、井口昇の 『卍 まんじ』 も当然傑作だった。 また、一昨年の林由美香の早すぎる死をキッカケにそれ以降、 ジワジワとピンク映画の彩り豊かな世界が脚光を浴びつつあるけれど、 昨年も数あるピンク作品群のなかから選りすぐりの何本かが一般公開され、 その機会に観たなかでも 『草叢』(堀 禎一)、『痙攣』(田尻裕司)、 そして 『愛する』(今岡信治)は傑作中の傑作だった。 往年の映画人が惜しまれつつもまるで呼び合うかのように召されてゆく近年。 巨匠・今村昌平に先立つが如く他界した名匠・黒木和雄の遺作、『紙屋悦子の青春』 は、 贅沢にCGを使った戦争シーンをスクリーンに再現などしなくたって、 日本映画らしいアプローチで反戦映画は作れるとその手本を示したまさに先人の“贈り物”。 反戦映画としての観る意義は、当然 『硫黄島からの手紙』 にも比肩して余りある……。 2006年は、いわゆるドキュメンタリー映画の当たり年。 なかでも 『あの鷹巣町のその後』 は、秋田県・鷹巣町(現:北秋田市)で、 福祉政策の充実を旗頭に12年も任期を務めてきた若き町長が4期目にして敗れるという、 高齢化が進むなかでの衝撃の町長選挙の実態を追いかけた渾身の力作にして傑作。 “ドキュメンタリーの教科書”的に観やすくわかりやすくて、サスペンスのようにスリリングで、 しかも政治と個人の関係や政治にまつわる理想と現実の寓話とさえ呼べる面白さ。 ほかにも、福岡県大牟田市の“三池炭鉱”が題材の 『三池 終わらない炭鉱〈やま〉の物語』、 理解困難な“パレスチナ問題”を等身大の目線で真摯に見据えた 『ガーダ パレスチナの詩』、 日本とアジアの関係について考えさせてくれる 『出草之歌―台湾原住民の吶喊 背山一戦』、 昨年、何かと揺れた“靖国問題”を日韓双方の硫黄島方式で捉えた 『あんにょん・サヨナラ』、 そして題材を超えて今後の高齢化社会に希望を見出すような好篇、『蟻の兵隊』 が必見だ。 『三月のライオン』 の伝説的映画作家が女性マンガ家の、 人気コミックをいい感じの肩の力の抜け具合で映画化した 『ストロベリーショートケイクス』。 男の生理には堪え難い描写もうまくまとめて好感度の極めて高い女性映画になっている。 男兄弟の確執を都合よく描いてタイトルは今にも壊れそうな“吊り橋”をイメージしながら、 その実、描き方はガッチガチの鉄橋のように凝り固まった映画が昨年ヒットしてたけど、 コチラの方が、すべての面で圧倒的にレベルは上。 そして、人間の心の闇だの深層心理だのそんな皮肉屋気どった映画が絶賛されることよりも、 『雪に願うこと』 や 『幸福のスイッチ』 のような、“大恋愛”にも“お涙頂戴”にも頼らない、 地に足の着いた正攻法の映画がヒットして正しく評価されることの方が何倍も大切なのだ! ほかは、確実に名匠や巨匠と呼ばれる映画監督が少なくなっているなか、 市川準の 『あおげば尊し』 や、山田洋次の 『武士の一分』 は、 アッサリと深い、まさしく匠の逸品と言える傑作だし、 とは言え若い監督たちの作品の中にも、 『輪廻』(清水崇)、『楽園/流されて』(亀井亨)、 『かもめ食堂』(荻上直子)、『ゲド戦記』(宮崎吾朗)と、 映画のデキ云々以上にその奥に潜む志にこそ見るべきものを感じる映画が多かった。 最後に、今頃は追いついた丹波哲郎と“地獄”で再び映画を撮っているに違いない、 日本が世界に誇る“キング・オブ・カルト”、“マスター・オブ・カルト”、 故・石井輝男大先生の遺作となった、『盲獣VS一寸法師』 のメイキングを、 一周忌を記してその素顔を交えながらまとめたドキュメント 『石井輝男 FANCLUB』。 ラストで、ディレクターズ・チェアに座った御大がポツリとつぶやくひと言に万感迫って男泣き。 だってファンなんだモン、ベストというより永久欠番! |
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2006年に見た映画の新作と旧作を10本ずつ
見た映画が100本程度ではベストも糞もないが節目として。新作映画は不作だったように思う。原則一監督一作品でピックアップした。順不同のようなそうでもないような。 ...続きを見る |
ソウウツおかげでFLASHBACK現象 2007/01/09 08:06 |
日本映画が勝った
邦画の萌芽アメリカ映画のドンパチにもうええ加減にしてそれが、日本映画に目を向けたんです恋愛映画での涙が失恋を癒す 恋の時々、わたしには映画がありました。 だから、その映画の題名を書くと私の年がすぐ分ってしまいます。 私自身の失恋と映画の関係は次回以降おいおいたっぷり語って行きたいと思います。まず一つだけ(とか言いながら、もうばらす)青春のもっとも多感な時の大失恋、自殺さえ考えたことを思いとどめさせてくれた映画とその思い出を今回少し語ります。おそらく誰もそんな映画の題名、知らな... ...続きを見る |
日本映画が勝った 2007/03/21 15:06 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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『ホステル』VS『玉割り人ゆき』だと |
body&soulIV 2007/01/08 20:14 |
おはようございます♪ |
栗本 東樹 2007/01/09 07:16 |
こっちのほうが被ってる感があったので邦画にTBさせていただきました。いやー、どれがランクインするか分からず楽しみにしてましたよ。東樹さん”傑作”の敷居が低いからw 頭を垂れて両手だけ挙げて「ばんざ〜い」ってこれ流行らないかなぁ流行らないか。ちょっとあれ面白かったんですけど。まさしく僕は由美香からピンクを見出した典型的人間なんですが、「おじさん天国」を見にポレポレ行ったとき缶バッヂくれませんでした?あれで由美香のやつが当たって部屋のカーテンにくっつけてます。 |
現象 2007/01/09 08:15 |
>現象さん、おはようございます。 |
栗本 東樹 2007/01/09 09:18 |
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