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残念ながら 『ヒューゴの不思議な発明』 はアカデミー作品賞を逃したけど、受賞したのがフランス映画なんだから、 これは逆にカンヌ映画祭で何か受賞していればよかったんだ(もちろん時期が違うので、あくまで、たら・ればな話)。 それなら、方やハリウッドが舞台のフランス映画がハリウッドで、方やパリが舞台のアメリカ映画がフランスで受賞、 という具合にハリウッド映画とフランス映画のキレイな相思相愛になったんじゃないかと? ま、どーでもいんですが。 というワケで、“映画についての映画”らしく、ボクも映画の日に合わせた封切日にさっそく本作を観てきたんだけど、 正直、直前の 『顔のないスパイ』 にあまりにも脱力したのと少々体調が優れなかったのとで、思っていたほどには、 話にはノれなかったんだけど、それを差し引いても、これは素直に、“夢のある”だと思う。夢は夢でも、映画の夢だ。 もう、デジタルとかフィルムとか、そんなところで映画は留まっているべきじゃないということを、本作は教えてくれる。 この映画が素晴らしいのはなによりジョルジュ・メリエスという映画草創期を代表する監督へのオマージュを通じて、 映画の本質的な核であるハズを“夢”を最新のデジタル映像技術で描いているということ、ただそれに尽きると思う。 そこには、映画の過去と現在をつなげ、未来の映画への方向性を示すという意志が読み取れて素直に感動的だし、 少々取って付けたよな感じもするけど、ヘタをすりゃ将来“トラヴィス・ビックル”になりかねない(か?)孤独な少年が、 映画によって救われるという話も、それはそれで悪くはない。ボクも映画には何度も救われたし、今も救われてるし。 四の五の言ってもこれは映画好きには否定できない作品ではなかろうか?(そこがあざといという気も少しするけど) ただメリエスくらい当然知ってるし、『月世界旅行』 だって観たことあるけど(高田馬場のACTミニシアターで観た!)、 ボクは本当に、“映画史”を知らない……。実はそれが引っ掛かって、思っていたほどは映画を楽しめなかったのだ。 ヒューゴくんは何も発明していない気がするけど? 『ヒューゴの不思議な発明』(2011年・アメリカ/カラー/126分) 【監督】マーティン・スコセッシ( 『タクシードライバー』 『アビエイター』 『ディパーテッド』 『シャッター アイランド』 ) 【出演】エイサ・バターフィールド、クロエ・モレッツ、サシャ・バロン・コーエン、ベン・キングズレー、ジュード・ロウ 【配給】パラマウント ピクチャーズ ジャパン 【5段階評価】★★★1/2☆ 【鑑賞劇場】ユナイテッド・シネマとしまえん(豊島園) 【鑑賞料金】1,300円(映画サービスデー) |
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