| タイトル |
日 時 |
カワイくて! グロくて! サイコーに面白い! 『片腕マシンガール』!
ボクは別にイジメられっ子じゃなかったが、ただ、それでも、とくに中学の頃などは、
肥大してゆく自意識に煽られるがまま自分に対するコンプレックスの塊だった……。
背が低くて(今もだけど)列はイチバン前だったし、生まれついてのタレ目の童顔なら、
ニキビっ面の上にアトピーで顔はいつもガサガサ、オマケにイ○キ○タムシだったため、
タマと内腿の間が常にグチャグチャしていてそれが自分でキモチ悪くて仕方がなかった。
周りの同級生たちはどんどん大人びてゆくのに自分はまるで成長が遅れているかのよう。
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2008/08/09 00:30 |
ボクも人間やめたいフジモトですけど何か? 『崖の上のポニョ』
♪タタタポ〜ニョポ〜ニョポニョうるさい! しつこいんじゃボケッ!
チキショ〜だけど可愛い歌だなぁ。鬼の心も和むじゃねぇーか…(泣)。
こんな可愛らしい歌、盆に帰って姪っ子2人に揃って歌われたりしたら、
可愛すぎて俺失禁する……。ゼッタイ一緒になって歌ってると思う(確実)。
それに口ずさんでると意外と楽しい気分になってくるからまたハラが立つ。
にしても、キャラクターの詳細含め内容を公開直前まで徹底的に極秘とし、
その代わり聴いたらゼッタイ耳に残るような主題歌をマズ先に流行らせて、
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2008/07/24 00:00 |
映画選びも商売も下心だけじゃ失敗する・・・?の巻 『純喫茶磯辺』
もし仮に遺産でもなんでも自由に使える巨額の金が手に入るなら、
自分で映画館を作ってみたいというのは前々からの夢なんだけど、
もう一つ、サラリーマンの頃、仕事の途中で時間が空いたりすると、
喫茶店に入っちゃ本を読みつつ、喫茶店やりたいなぁ〜とよく考えていた。
とは言っても食事はスナック程度で基本的には呑み物しか出さないという、
ただ静かに本を読みたい人のための“本を読むためだけ”のそんな喫茶店。
マン喫じゃなくフツーの、だけどそんな店があればなとよく思っていたのだ。
ゼッタイに儲...
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2008/07/08 08:00 |
失われた90年代を背景に…成瀬巳喜男級の傑作! 『ぐるりのこと。』
年に1回か2回、正月ないしはGWあたりに名古屋方面に帰省した際に、
必ずと言っていいほど逢いに行くボクの大好きな御夫婦がいるんだけど、
その夫婦、仮名・竹原夫妻と知り合ったのはカレコレ早13年くらい前の話。
1995年3月22日―。忘れもできない、2日前に起きた“地下鉄サリン事件”を経て、
オウムに強制捜査が入ったその日の朝からボクはサラリーマンになったんだけど、
千早という当時は“名古屋のアトランタ”と言われ少し治安の悪かった場所にある、
就職難をなんとなくくぐり抜けて入った広...
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2008/06/10 06:00 |
僕の彼女は綾瀬はるか? 僕の阿部定はサイボーグ? 『僕の彼女はサイボーグ』&『JOHNEN 定の愛』
何を隠そう(隠す気はないけど)綾瀬はるかが好きである。とは言え、
彼女がこれまでどんな映画に出ているのかチットモ思いつかないし、
ドラマも、ドラマ自体見ないので何に出ているのか知らないんだけど、
カレコレ6、7年は前か…グラビアでそれは鮮烈な水着写真を目にして以来好きなので、
その後女優としてドラマに映画(知らないけど)と活躍するようになったのはうれしい限り。
カワイイんだけど、いわゆる“美女”ってタイプじゃないところになんとも親近感を感じるし、
最近、ヤタラと彼女が表紙になって...
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2008/06/05 00:30 |
キミは、福居ショウジンを知っているか!? 『the hiding -潜伏-』+α
今や「インディーズ」という言葉に往年のようなイカガワしい響きはなく、
映画も音楽も平べったく規格統一されて本当にツマラない時代だけど、
しかし、かつてインディーズと言えばまさに“陰”や“淫”といった感じで、
そこには、ドロドロとマグマのような怒りや熱きリビドーの匂いが充満し、
それらを源泉とする映画や音楽や演劇などはまさにアンダーグラウンド、
決して表面には出ないカウンター・カルチャー(対抗文化)として、80年代、
バブルに浮かれる狂騒ニッポンの裏側で怒涛のような熱気を生んでいた...
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2008/05/18 22:00 |
釣崎清隆とペドロ・コスタ 『死化粧師オロスコ』&『骨』
つくづく、“カッコいい男”に憧れる今日この頃である―。
しかしここで言うカッコいい男とは、服装だとか髪型だとか、
いい車に乗っているだとか、イイ女を連れて歩いているだとか、
そういう外見、パッと見なレベルのカッコいいとかじゃ当然ない。
(まァ服装や髪型など、見た目に気を遣うのは大切なことだけど)。
もちろんどんな仕事でも一生懸命働く男の姿はカッコいいと思うし、
家庭をなによりも大切にする男は、パーフェクトにカッコいいに決まっている。
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2008/03/29 11:30 |
時代を愛した若者たちへの鎮魂歌…体感せよ! 『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程〈みち〉』
1972年2月28日―。日本中がTVの前にかじりつきとなり、
起きた事件の行末を固唾を呑んで見守っていた頃、ボクは、
この世に芽生えてまだ5ヵ月余り。お袋の温かいお腹の中で、
5ヵ月後に飛び行く世界が、いかに理不尽に充ちているのかを全然知らずにいた……。
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2008/03/22 00:00 |
純粋すぎるがゆえの愛の暴走… 『接吻』&『黒い土の少女』
久しぶりに、“愛とは何か?”について考えさせられた―。
なんて気どって書き出すと後がつづかなくなりそうだけど、
しかし本当に、自分のコトも踏まえ、久々考えさせられた。
とりあえず、広い意味で“愛”とは人を思いやる気持だと考えているんだけど、しかし、
だからと言ってその思いやりが必ずしも相手のためになるかと言えばそうとは限らず、
思いやりのつもりが単なる“押し付け”でしかなかったなんて経験は誰にもあるだろう。
思えば思うほど相手の心が離れたり、思われれば思われるほど相手を鬱陶しく感じた...
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2008/03/15 01:00 |
恋人よ逃げよう、世界は壊れたオモチャだから… 『どこに行くの?』
いい加減、男として落ち着いて然るべき年齢になっても、
どれだけ失恋失敗を繰り返し愛の現実をツブサに見ても、
どんなにそんな恋愛あるワケないと頭じゃわかっていても、
少なからず恋愛というものを経験してきた上で男がこうして独りでいるのは、
まだどこかに“理想の恋愛”を捨て切れないという厄介な気持があるワケで、
歳を喰って脳ミソが凝固してきた分、その心は意固地になってゆく一方……。
フツーは男も20代後半くらいになれば恋愛の理想と現実に折り合いを付けて、
妥協もまた愛と現実のどこかへ...
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2008/03/08 01:00 |
“世界のナベジュン”原作の壺は笑いのツボ? 『泪壺』+α
元来、すぐにベタ惚れしてしまうボクを指して女友だちが、
「男がみんなアンタみたいだったら女は楽なのにね〜」と、
紫煙をくゆらせながら、つぶやいてくれたことがあったけど、
ボクも似たようなことをよく考える。もしも、世の中の女がみんな、
渡辺淳一の小説に出てくる女みたいだったら男は楽なのに…と。
その意味は 『愛の流刑地』 でも1本観たらわかると思うんだけど、
とにかく基本的には徹底して甘やかされたいタイプなので、ナベジュンの書く話みたく、
男の身勝手と欲望が徹底的に許容され、主人...
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2008/03/06 06:30 |
じじぃのセックスを笑うな! 『たそがれ』
先日、初めて耳にしたんだけど、最近、一部の女性の間で、
“カレセン(枯れ専)”なる言葉が流行り始めているんだという。
いわゆる、“チョイ悪”がギラギラした(?)中年を指す用語なら、
“カレセン”はその正反対、男としての盛りをひと通りすぎて、
いい感じに枯れた味わいを醸している中年男性を指す新語で、
一応、目安としての年齢的括りはオーバー50歳、アンダー70歳、
定義としては、“路地裏が似合う”とか“女にガツガツしない”とか、
まぁ本が出てるくらいだからいろいろ細かくあるみたいな...
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2008/02/19 08:00 |
“レイトショー”の甘い蜜… 『THEM ゼム』&『すみれ人形』+α
「レイトショー」というなんとも心をくすぐる映画的響き―。
レイトショーと言えば、始まるのはたいてい夜の9時過ぎ。
今でこそ日々当たり前のように一日1回のみの上映という、
レアな呼び水に誘われ、渋谷だ新宿だと時に足を運ぶけど、
しかしソモソモ夜の9時過ぎから映画が始まるなんていう感覚は、
都会育ちの人にはフツーかもしれないが実にコレ都会ならではの話。
なにせボクの生まれ故郷高山は、岐阜県は奥飛騨の雪深い田舎町。
一応、観光地として知られているとは言え“夜が早い”ことこの上なし。
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2008/02/03 00:00 |
オール・アバウト・マイ・母べえ 『母〈かあ〉べえ』
年に何度かは実家へ帰るけど、お袋と話をすることは少ない。
当然、外へ出かけない限り家にいたら一緒に食事をするので、
その時はばぁさんの面倒のグチだのボクの将来についてだの、
アーだコーだとよくもまァとりとめもなくいろいろ話しかけてくるんだけど、
お袋の言いたいことなど今さらコチラとしては承知しているつもりなので、
「ふん」「そう」「知らん」「わかった」とだいたいこのヘンの相槌を繰り返し、
とくに煩いとも思わず箸を進めながら右から左にすべて聞き流している―。
いつかボクに結婚した...
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2008/01/31 04:30 |
来年、36歳になる今でも人生… 『グミ・チョコレート・パイン』
その昔、10代の頃、ボクは大槻ケンヂになりたかった。
受験に失敗して行きたかったワケでもない高校へ上がり、
大学受験というどこにつながっているのかまったく知れない、
先が霧で霞みなんにも見えないレールの上をただボンヤリと歩きながら、
雪深い奥飛騨の田舎町には持て余す若さを発散させるような娯楽とてなく、
学校に友人と呼べるヤツは何人かはいたけど学校以外でまでツルみはせず、
家に帰ればロクに仕事もしない呑んだくれのアル中親父とケンカばかりする毎日で、
必然的にボクは家の中じゃ貝みた...
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2007/12/29 06:00 |
ひと皮剥けた奥田演出に刮目の傑作! 『風の外側』
いくらリハーサルでもキスシーンの時は、
女優に構わず舌を入れる漢〈オトコ〉の中の男、
我らの奥田瑛二が映画の舞台である山口・下関で、
閉館する予定だった小さな映画館の自主運営に乗り出したという話。
一見は、“映画バカ一代”の俳優兼監督が映画をこよなく愛するあまり、
いよいよ劇場経営にまで手を出したという単にそれだけの話に思えるが、
だけどそこには映画を超えて、日本の現実の一旦も垣間見ることができる。
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2007/12/25 19:30 |
襲い人・住田雅清が日本映画を襲う! 『おそいひと』
重度の身体障害者を主人公に起用した、
重度の身体障害者が連続殺人を犯す映画―。
3年前に映画祭でプレミア上映されるや物議を醸し、
以来、各国の映画祭でも賛否両論の渦を巻き起こしてきたという。
連続殺人鬼が身体障害者というセンセーショナルな内容を耳にして、
「ウワァ〜面白そう」と興味を惹かれ、劇場まで観に行ったボクのことを、
障害者を差別目線で見ていると言うなら、別にそれを否定したりはしない。
実際ただの連続殺人鬼映画だったらワザワザ観に行かなかったかもしれないし。
だけど、“...
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2007/12/08 09:00 |
なんとなく嫌な予感はしたけれど… 『愛の予感』
先日の“ミシュラン狂騒曲”を見たらわかる通り、
とにかく日本人は海外ブランドに対して盲目的で、
そのお墨付きがあったら、ジャンルも何も関係ない。
自分に自信がないという奥ゆかしい国民性でもあるのかしら?
まァせっかく評価してくれたんだし、それは有難く受けりゃいいんだけど、
しかし8店の内の1店ぐらい 「テメェらの舌に何がわかる! 塩持ってこい!」
とか時代錯誤なことしてくれたら面白かったし溜飲も下がったのにな〜なんて。
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2007/12/01 01:00 |
ALWAYS 歌舞伎町でエロ 『鬼の花宴』
♪
七色の黄昏降りてきて
風はなんだか 涼しげ
土曜日の夜はにぎやか
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2007/11/10 00:30 |
世界の果ての、異形の人々… 『追悼のざわめき』
昨年12月に8年間の活動凍結期を経て、
奇蹟的(?)な復活を遂げた「筋肉少女帯」。
「筋肉少女帯」、略して呼ばれる“筋少”とは、
オーケンこと大槻ケンヂをフロントに擁するハードロック・バンドの名前。
高校生の頃、周りのほとんどがBOOWYかブルーハーツを聴いている中、
ボクはひたすら、ひときわ異彩を放つ筋少のCDを毎日毎日聴いていた―。
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2007/09/08 09:00 |
ウチの兄貴も観るといい・・・? 『22才の別れ Lycoris 葉見ず花見ず物語』
“不惑”と呼ばれる年齢もとっくに迎えて、
6歳上のボクの兄貴も早、今年の秋で41歳。
子供の頃は毎日のように兄弟喧嘩してたけど、
ボクが中学に上がると同時に、兄貴は大学進学で家を出たので、
その後、そしてこれまで兄貴がいったいどんな人生を送ってきたのか、
正直なところ、表面的なこと以外についてはボクはまったく詳しく知らない。
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2007/08/28 21:30 |
世に女の情念ほど怖いモノはなし、でも… 『怪談』
女は怖い―。そりゃ35年も生きてれば、
数はなくてもそれなりに恋愛経験ぐらいはあるし、
だから女の怖さみたいなモンも多少は体感してきたつもり。
だけどボクは、付き合う女というよりも、そのカノジョの“母親”という存在が苦手なとこがあり、
それは20代前半の頃、ケッコウ長く付き合い結婚の口約束ぐらいはしていた女に、
しかし「ほかに好きな女ができた」と電話口で別れ話を切り出したところ、
案の定、ワンワン取り乱され、そしたらいきなりそのカノジョの母上に電話の向こうから、
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2007/08/11 01:00 |
渇きを癒す清涼飲料水映画? ただ… 『天然コケッコー』
昼間の職場の社長に何人か孫がいて、
社長宅が会社に隣接している関係上、仕事中に、
学校から上がった孫らとチョイチョイ会うことがあるんだけど、
人付き合いの悪い(と近所で評判の)セレブなグランマ(社長夫人)に仕込まれたようで、
彼らは自分の両親を、「パパ」「ママ」じゃなく「ダディ」「マミィ」と呼んでいる……。
「ダディ」と「マミィ」である。今どきの富裕層ってそーゆーモンなのか!?
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2007/08/04 23:30 |
新藤兼人の、俺の話を聞け! 『陸〈おか〉に上がった軍艦』
ついに、“モンスターペアレント”、
“怪物のような親”なんて言葉まで生まれ、
教育現場の事情も昔と変わり、今や学校の先生が、
バカ親どもの難癖に日々戦々恐々としている昨今じゃ信じられないような話だけど、
まだまだボクが小学生や中学生の頃は、
生徒を衆前でシバくタイプの怖い先生が少数だけどいて、
ボクも最も素行の悪いクソガキだった小学校3年生の頃は、
それはもう毎日のように先生に耳を引っ張られ前に立たされ、
みんなの前で大きなゲンコツをどしどし喰らっていたモンだった。
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2007/07/31 00:00 |
死体が教えてくれる、生の営み 『ジャンクフィルム 釣崎清隆残酷短編集』
バブル崩壊後の90年代、
阪神大震災にオウム事件に酒鬼薔薇と、
まさに“世も末”な世紀末を象徴するかの如く、
“死体”がカルチャーとして扱われる時期があった。
ご多分に漏れず、当時グズグズと会社勤めをしていたボクの部屋の本棚にも、
たとえば「殺害現場」なんて残酷な死体写真満載の本が並んでいたり、
(ほかに「宇宙人の死体写真集」なんて本も・・・今も持ってたり)
映画でも昨年、急遽来日したドイツの異色映画作家ユルグ・ブットゲライトの、
自殺映画、『死の王』 や、死姦映画、『ネクロ...
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2007/07/26 01:00 |
追悼・橋本真也 『あゝ! 一軒家プロレス』 【再掲載 〜破壊王の三回忌に〜】
7月11日午前、
“破壊王”のニックネームで知られていた人気プロレスラー、
橋本真也が、脳幹出血のために亡くなった。享年40歳。
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2007/07/11 20:00 |
あの名作をセルフ・リメイク!? でもそんなの関係ねぇ! 『転校生 さよならあなた』
ボクらぐらいから上の世代の映画好きであれば、
たいがい誰の胸にも我が心の大林宣彦映画があるというのは、
言えば誰の胸にも忘れられない我が青春のオナペットがいるみたいなモンで、
今日びほど童貞&処女喪失年齢が低くなかったいつかの10代にとってみれば、
いや、よしんば童貞じゃなかったにしてもやはり大林宣彦映画がしっとりと描く、
それはもう手をつなげば子供ができるぐらいの無垢な恋愛模様は(3行目と矛盾)、
ある世代の映画好きにとってはなにより欠かすことのできない映画的な原体験だ。
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2007/06/30 01:00 |
お姉さんのフクラハギ… 『サイドカーに犬』
映画を観ていて想い出したんだけど、
そう言えばボクも自転車に乗れるようになったのは、
確か小学校4年生ぐらいの時だった。けっこう遅いデビューだけど、
それも確か、保育園の頃に一度乗ろうとしてコケてすぐに諦め、
小さい頃から臆病で、一度の挫折に弱いタイプだったので、
ナンダカンダ先送りして、けっきょく乗れるようになったのがヒロインと同じ頃だったんだと思う。
諦めが早く、問題は常に先送り……。人間の性格なんてモンは、
だいたい小さい頃に形成されて、その後、大して変わることはない。
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2007/06/28 09:30 |
穂花ばかり見てると馬鹿になる!? 『テレビばかり見てると馬鹿になる』
これだけネット内にエロが氾濫しても、
そこに青春の原点的趣を覚えるからか(ウソ)、
AVは今も好きでチョイチョイ見たりします(直、35歳)。
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2007/06/14 08:30 |
大たけし・ばんざい! 松ちゃんは小ばんざい!? 『監督・ばんざい!』&『大日本人』
TVだと“お笑いブーム”とか騒いでいるクセに、
それが映画になった途端、“涙”や“感動”志向で、
とかくコメディを低く見るのが日本人の映画的な気質。
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2007/06/10 04:30 |
“死”を意識しない人生に意味はなし 『終りよければすべてよし』
“終りよければすべてよし”―。
最終的に人生の良し悪しは“死に方”で決まる。
パッと聞き投げやりな響きもするけど昔の人はうまいこと言った。
どれぐらい昔の人が言った言葉なのかよく知らないし、
ボクがそう勝手に解釈しているだけだけど。
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2007/06/05 07:00 |
とかく映画は“貧乳”だけど・・・ 『巨乳をビジネスにした男』
グラビアアイドル好きである。
当然、巨乳のグラビアアイドルの方が好ましい。
「好き」か「大好き」かと問われれば、胸を張って「大好き」と応える。
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2007/05/24 08:30 |
これがボクの! 昭和 『歌謡曲だよ、人生は』
最近加齢が遠因なのか、歌詞のある曲だとか、
ロックなど、容赦なく耳に入り込んでくるような音楽は、
とくに家じゃあまり好んで聴かないようになった(ライヴは別)。
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2007/05/20 09:00 |
週末の歌舞伎町で映画クルージング!? 『ドリーム・クルーズ』
どんだけ映画が好きとは言え、
また毎回観る映画が当然違うとは言っても、
こうして週に3本4本と映画を観る習慣をつづけていれば、
いい加減、映画じゃなくて「映画を観る」という行為に時々“飽き”がくる。
たまにはその「映画を観る」行動パターンにもひと工夫が必要だ。
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2007/05/19 07:30 |
美しい日本人の姿を描く、その心(本音)は…? 『俺は、君のためにこそ死ににいく』
昨日(5/14)の参議院本会議で、
いわゆる「国民投票法」が可決成立し、
これでいよいよ憲法改正への動きが本格化。
また衆議院特別委員会じゃ「イラク特別措置法」の2年間延長も可決された。
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2007/05/15 09:30 |
ホンモノの自分と、ニセモノの自分と… 『あしたの私のつくり方』
ボクが10代だったかつてと、
今の10代が確実に違うことと言えば、
ケータイ等ネット環境に生きているということと、
圧倒的にファッション・センスに長けているということぐらい。
あとは、女子の制服スカートの丈の短さか。いいな、今の10代男子は。
ボクの頃は、丈をどんどん長くしてゆくのが主流で、返す返す、湿気た時代だった。
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2007/05/07 22:00 |
“スローライフ”という言葉の裏に… 『アボン 小さい家』
数年前にインドを旅して廻っていた時、
“ハンピ”という小さな村に10日間ほど滞在した。
6、70年代ヒッピー・ムーヴメントの聖地として有名だった、
ゴアからバスに乗って往く山間のホントに小さな村で、
ゴア以降、いつ頃からなのかは知らないけれど、
世界中のバックパッカーの新たなる隠れた穴場として、
ボクが訪れた数年前はすでに立派な観光地と化していた―。
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2007/04/27 23:30 |
忘れられし者の 『叫〈さけび〉』 は、千の風になって…
信じるも信じないも何も、
実際に“幽霊”を見たことがないのに、
「幽霊なんて信じない」などと言えるハズもなくて、
それは言い替えれば、幽霊を見たからと言ってそのまま幽霊を信じるワケでもなければ、
または見たことがないからと言って幽霊を全然信じないワケでもないということ・・・。
要は目に映るモノだけがすべてじゃないという考え方のこれはその延長だし、
自分が見ないから見たという人の話まで信じない…というのは、
それはたとえば、いくら自分にとりその映画がツマラなかったからと言って、
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2007/03/01 01:00 |
はちみつジローも聴かれてる!? 『聴かれた女』
空前の若手お笑いブームもすっかり地に足の着いた感じで、
どころか今や、空前の若手お笑い“モテ”ブーム。
しかし、羨ましいのは陣内でもなければモンキッキーでも猫ひろしでも、
ましてや地味にグラビアアイドルと結婚していたアメリカザリガニの平井でもない。
そう、ボクら男が本当に羨ましいのは、こともあろうに蒼井そらと付き合っている、
東京ダイナマイトの“はちみつジロー”氏、その人にほかならない。
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2007/02/25 01:00 |
足立正生の、パラダイス・ナウ… 『幽閉者〈テロリスト〉』
キミは、足立正生を知っているか・・・!?
とは言うものの、ボクとて多くの観客と同じように、
この伝説の映画作家に関してはほぼ初耳みたいなモンで、
早口で、3回つづけてゼッタイ言えない、
『略称 連続射殺魔』(’69)をギリギリ知っているという程度、
そのフィルモグラフィーについても人生遍歴についてもまるで明るくないんだけど、
わかりやすく言えば、『世界最速のインディアン』 が、
老いてなお夢を失わない男の飽くなき挑戦のドラマだとすれば、
この、足立正生監督、35年ぶりという最...
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2007/02/16 23:30 |
日本⇔アメリカ、10代の“今”… 【後篇】 『虹色★ロケット』
≪≪≪「日本⇔アメリカ、10代の“今”… 【前篇】 『ワサップ!』」
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2007/02/13 00:00 |
時代遅れのムショ帰りヤクザがラジオのDJ!? 『FM89.3〈ヤクザ〉』!
Y、A、K、U、Z、A、ヤザワじゃなくてヤクザ―。
できれば、一生係わり合いになりたくない自由業の皆様。
でも、ボクの小さい頃はまだまだこのテの方々は身近にいる存在で、
身近というのもヘンだけど要は今だとサウナや温泉など裸になる場所へ行くと、
「イレズミのある方お断り」なんて貼ってあり実際にそういう人はいないんだけど、
ボクが子供の頃はまだ、田舎の銭湯だとワリにご一緒する機会が多かったのだ。
(ボクの生家には風呂がなかったので物心ついた頃には1人で銭湯に通っていた)
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2007/02/03 17:30 |
“行列”を作る前に絶対必見の大問題作! 『それでもボクはやってない』
平成21年から、いよいよ始まるいわゆる「裁判員制度」―。
いったいいつ頃から議論され始めたのかもよく知らず、
あれよあれよという間に決まってしまった感じで、
なおかつ国民の多くがいまだ感心を抱いていないような気がするんだけど、
コレ、格差の問題や年金の問題、消費税率がいつアップするのかといった話と同じぐらい、
いや、それ以上にかなり深刻な話なんじゃないかと思うんだけど…どうなんだろう?
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2007/02/02 20:00 |
方舟を探して彷徨う、アダムとイヴの行く果ては… 『刺青 堕ちた女郎蜘蛛』
以前、
いわゆる出会い系の“サクラ”をやっている仲良しの女のコがいて、
そのコは、手軽に「違う自分になれるのが楽しい」みたいなことを言っていた。
時にはダンナの不貞に悩む人妻になったり、時には同僚を二股にかけるOLになったり、
ニュースやワイドショーやなんかを参考にネタを拾っては、
液晶画面を通して、“違う自分”の物語を誰とも知れない他人に話すのが楽しいと。
だけど時々気が滅入るとか、罪悪感を覚えるみたいなことは言っていたかもしれない……。
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2007/01/21 04:30 |
この、病める現代日本をブッ飛ばす大傑作を観逃すな! 『悪夢探偵』!
年が明けてまだ半月しか経過していないというのに、
年頭から背筋の凍るような事件ばかりで世の中ムチャクチャだ。
というより、事件そのものが浮世離れしすぎていてあまりに現実味がなく、
それこそ、イーライ・ロスの 『ホステル』 や 桐野夏生の 『OUT』 もびっくりの内容で、
そんな現実を反映して娯楽となりうる映画や小説さえまるで子供騙しでしかないかのよう―。
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2007/01/16 07:00 |
笑ってはいけない流刑地!? 『愛の流刑地』!
♪そォの手で そォの手で わァたァしを汚ォしてぇ
何度もォ 何度もォ わァたァしを壊ァしてぇ〜♪
歌舞伎町の東宝コマで開映を待つ間、
場内に大音量でそれこそ何度も何度も流れていた、この映画の主題歌、
平井堅の「哀歌〈エレジー〉」のサビが頭に焼き付いて離れない。
エ、エレジーってキミ!? 久々である。久々にこんな歌を耳にしてチョット感動した。
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2007/01/14 06:00 |
星の林に、月の舟… 『シルバー假面』
実相寺(じっそうじ)昭雄(1937〜2006年・享年69歳)。
ヒットした 『帝都物語』(’88)や 『江戸川乱歩劇場 屋根裏の散歩者』(’94)を観ている程度で、
映画監督としては、個人的にはそれほど印象に残る人じゃなかったけど、
やっぱり実相寺と言えば、ボクにとっては 『ウルトラマン』 や 『ウルトラセブン』 の人だ。
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2006/12/28 06:30 |
キミは、「犬神サーカス団」を知っているか!? 『犬神家の一族』
今、『鉄コン筋クリート』 の主題歌を歌っている、
「ASIAN KUNG-FU GENERATION」に、
西川くんが新しく始めたナントカドンナントカスクールなど、
最近は、横文字でチョイ長めでカッコいい響きのバンド名がやたらと多く、
いわゆる80年代バンド・ブームや“イカ天”ブームの時代によく見られたような、
強烈なインパクトを残す妙な名前のバンドというのはめっきり少なくなってしまった。
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2006/12/26 17:30 |
長い散歩から帰ってきたら… 『長い散歩』
たとえリハーサルであっても、
キスシーンじゃ相手の女優に対し容赦なく舌を入れる、
そんな奥田の伯父貴こそ男の中の漢〈オトコ〉だと信じて疑わないボクとしては、
監督第3作、この 『長い散歩』 がモントリオール国際映画祭で三冠を制したというのは、
何においても非常によろこばしい限り(で、モントリオールはどこの国?)。
デビュー作の 『少女』 では、やさぐれた制服警官と捨て猫のような少女との禁断の愛を、
そして第2作 『るにん』 では絶海の孤島を舞台にして、
社会からドロップアウトし...
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2006/12/25 23:45 |
おじさんの夢も悪くない!? 『おじさん天国』
そのテの店に行けば「お客さん」より「お兄さん」と女のコに呼ばれ、
やや童顔なので歳より若く見られることもしばしばだけど、
実際はもう子供が2人ぐらいいて当然の年齢で、
代わりに2人の姪っ子からは「おじちゃんおじちゃん」となつかれて、
なつかれるとすぐにヤニ下がり自分が「叔父さん」と同時に「おじさん」であることも自覚する。
30代半ばなんてホントに中途半端な年齢だってことが言いたいワケだけど、
しかしボクには「おじさん」という、なんともペーソスの溢れる響きに対して昔から憧憬があり、...
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2006/12/19 07:45 |
樹里がジュリーに♪憎み切れなぃ〜クソ親父〜ぃ♪ 『幸福のスイッチ』
よくよく思い出せば、
思い出さなくてもボクの親父は電気屋だった……。
もともと故郷の税務署に勤めていた親父は、
訳あって自分の兄(ボクの伯父)の商売を手伝うようになり、
その後紆余曲折を経て人から家電小売業を受け継ぎ小さい店を始めた。
でも、嫌々始めなければならなかったというだけあって、
ボクの親父はまったくと言ってよぃほど商売というものに向いてはおらず、
それでも小さい頃はよく親父につぃてアンテナ修理とかに出かけた記憶があるけれど、
小学校の高学年になる頃には店の状況はどん...
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2006/10/24 08:30 |
“地獄”が女を輝かす… 『サンクチュアリ』&『チャーミング・ガール』
たとえば男は、
時に内面に“地獄”を抱えた女が好きだったりする。
“地獄”なんてチョイと大ゲサな言い方だけど、
要はその地獄とは、心の“傷”のことで、
その傷が、大きければ大きぃほど、
女は(男には)弱々しく見えて、
結果、「守ってあげたい」などと勝手に女を“見下し”たりする。
つまりは男としての度量に自信がないから、相手の心に傷を見つけて、
気分のよい上から目線を保ちたいという一種の歪んだ願望なんだけど、
意外と当の女にとっては傷なんてアクセサリーみたぃなところがあるし、...
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2006/10/16 23:00 |
男にはホラー!? でも、ラストは幸せ… 『ストロベリーショートケイクス』
『三月のライオン』―。19歳の、まだ大学生だった頃、
名古屋は今池にあるシネマテークで初めて観たのが、
矢崎仁司の名を一躍世に知らしめた、この作品だった。
触れれば切れそうに繊細な近親相姦の内面性を描いたこの映画は、
しかし明確な物語というより感性に直に訴えてくるような危うさに充ちていて、
正直な話、観た当時は何をどう受け止めてよいのか戸惑うばかりだったことを記憶している。
だけど、その頃は、有り体なハリウッド大作など話題の映画とかじゃなく、
こうした映画を「面白い」と言えるこ...
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2006/10/04 00:00 |
“少年法”の暗い翳を描くも、ただの凡百ヤクザ映画に… 『太陽の傷』
ボクにはふたり、8歳と4歳の姪っ子がいる。
「敬老の日」の3連休にじぃさんの7回忌があったので実家へ戻り、
向こうの友人たちと呑み歩くかたわら法要の当日には、
今日ぐらぃは・・・と親の責務を放棄している兄貴の代わりに、
ふたりに「パパ2号」とか囲われ者扱いされて散々遊び相手になったんだけど、
(筋肉痛になった。ボクが筋肉痛になることなんて、
姪っ子と遊んだときと風俗へ行った次の日くらぃだ)
これは“叔父バカ”とでも言うのか、
「疲れんな…」とは思いながらもふたりのことが可愛...
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2006/09/28 08:30 |
ある地方行政の実態から浮かび上がる日本社会の縮図… 『あの鷹巣町のその後』
予定通り(?)、
阿倍晋三新総裁の誕生で決着がついた、
先の自民党の総裁選。
別に国民投票で決めるワケでもないんだし、
来夏の参院選への目配せだとか諸々の政治的思惑で右に左に動く話で、
どーせ民意なんて反映されるワケじゃないんだから勝手に決めりゃいぃじゃん、
なんで街頭演説までしてガンバってるの?というのが、
政治の話は一向によくわからない、ボクのよぅなボンクラ国民をはじめ、
推定9割の日本人が総裁選に対して感じていた心境だったと思うんだけど、
しかし、“民意が反映されない...
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2006/09/24 01:15 |
「右翼でも左翼でもなぃ、私は“仲良く”だ」(藤岡弘、) 『日本以外全部沈没』
と、「藤岡さんは右翼ですか?」という、
とあるインタビュアー(確かオーケン)の冗談めぃた質問に、
そうトンチの利ぃた切り返しをしてみせた豪傑・藤岡弘、。
それはともかく、やれよその国を揶揄してみたり、
“愛国心”というコトバを持ち出してみたりすると、
すぐさま“右寄り”などと目されてしまうのはどこの国でも同じだと思うけど、
しかし、同じ国内でもたとえばよその県のことをバカにしてみたり、
方言をチャカしてみたりと、それくらぃのことは当然のようにあるワケで、
もちろん誹謗中傷や行...
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2006/09/11 22:00 |
早実の斎藤くんにも入ってほしぃ! 『石井輝男 FANCLUB』&『異常性愛記録ハレンチ』
この夏の甲子園、というより、
20日の決勝戦と翌日の決勝再試合のたった2日間で、
今、日本で最もモテる男と相なった早稲田実業学校のエース、斎藤佑樹くん。
“佑樹”と言えばこれまでは目黒佑樹(松方弘樹の弟)の独占市場だったけど、
これで平成18年8月以降生まれに“佑樹”という名前が多くなるのは確実だ。
どんなピンチにも動じないクールな表情がベッド上でのスナイパーぶりを想起させるのか、
日本じゅうの女性の乳をイーグルグリップ、もといハートを鷲づかみにしている彼だけど、
本来の斎藤く...
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2006/08/26 04:00 |
黒木監督が迷えるボクらに残していってくれたもの、それが… 『紙屋悦子の青春』
先週、15日の終戦記念日―。
首相参拝の是非云々の前に、
あの朝の靖国神社は、とてもじゃないけど、
戦没者を祀る場所として相応しい環境なんかじゃなかった。
いつもながら呆れるしかないメディアのバカ騒ぎに、
アジテートを繰り返す“一部”の群集、
あんな状態で参拝されて、祀られている人々が本当によろこぶとでも思っているのだろうか?
「オイオイ、もういぃ加減起こさないでくれよ・・・」きっとそう思っているハズだ。
本当に戦没者を悼む気持ちがあるならば、本来、生きている人間は、
是が...
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2006/08/20 15:00 |
冷酒と森田健作の小言はあとで効く! 『I am 日本人』
♪ウェルカム よォ〜おォ〜こそ日本へ〜♪
と、CMでSMAPの歌がよく流れているけど、
まさにこれは、ボクたち日本人が普段最も意識しないフレーズのひとつだと思うし、
なによりこれからの日本に最も必要とされるフレーズであるような気がボクはする。
海外を旅していた頃、訪ねた先々で現地の人らと仲良くなると、
必ず言われたのがこの「いらっしゃい。どう? この国は」というフレーズで、
要は自分の国や民族に対して揺るぎない“誇り”を持っているから、
外国からの客であるボクに向かって彼らは堂...
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2006/08/08 08:00 |
この、壮大な失敗作はしかし、ダイヤの原石 『ゲド戦記』
男だったら一度や二度は、
心の中で、自分の父親を殺したことがあるハズだ。
その意味するところが、たとえ尊敬であれ、畏怖であれ、または侮蔑であったとしても、
男は父親の影に支配され、やがてその影を追うようにして生きてゆく。
先日、奈良で放火した16歳の少年とその父親とのやりとりがニュースで報じられていたけど、
恥ずかしながら、聞いていてなんだか泣けてしまった(あぁゆう時の関西弁て、効くなぁ…)。
よっぽど彼は、“父親”という呪縛から逃れたかったのだろう。
世界でふたり手を取り合っ...
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2006/08/06 01:15 |
戦え! 何を? 地獄のような人生を! 『蟻の兵隊』
たかが2時間やそこらの映画で“科学の勉強”しようなんて思わないから、
『日本沈没』 に科学的な説得力などなくたって、
そんなことは大して気にはならないんだけど、要は、ドラマの問題なのだ。
もしも普段当たり前だと思っているこの日常が映画みたいなあんな状態になったとしたら、
ボクらの眼前に広がる光景は…そう、“地獄”だ。
だけど、地獄であろうとなんだろうと、命ある限り人間は生きていかなくちゃならない。
そこで、地獄を生き抜くには、ボクら人間はいったいどうしたらいいのか?
そこではじ...
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2006/07/30 01:30 |
『日本沈没』 の前に日本映画が沈没!?の、爆笑ドM超怪作!
す…凄い……酷すぎる…。
この、高校時代、物理と化学じゃ35点以上獲ったことがない、
100%文系のボクでさえア然とする科学的な説得力の乏しさはともかく、
IQゼロでも突っ込める隙間だらけのズサンな脚本。
何がなんでも恋愛映画的側面を際立たせて観客を泣かせようという国家レベルの厚顔無恥。
しかも、“二次元”の世界でしか恋愛に触れたことのない人間が考えたとしか思えない、
陳腐極まる原稿用紙1枚でこと足りるような薄っぺらいラブ・ストーリー。
そして、ホントにただよくできていると感心...
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2006/07/25 00:15 |
“靖国”とは、コミュニケーション不和の象徴… 『あんにょん・サヨナラ』
北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)を見ていると、
ボクは、どうしても昔付き合っていた女のことを思い出す。
飛躍しすぎなのは認めるけど、
“話が通じない”ことに対するイラ立ちともどかしさが同質なのだ。
細かい経緯まではここじゃ関係がないので省くとして、
とにかく紆余曲折の末にもうともにいることが苦痛でならなくなったので、
「別れてくれ」と何度懇願しても拒否権行使とばかりにひと晩じゅう暴れ、泣き、叫ぶ。
もしかしてノロケに思われては心外なので書くけれど、
その時、激昂している相手の...
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2006/07/11 09:00 |
靖国神社と、『出草之歌(しゅっそうのうた)―台湾原住民の吶喊 背山一戦(ぺいさんいつぁん)』
“霧社事件”、
と聞いてなんのことかわかる人は相当の歴史好き。
“霧社事件”とは、かつて日本が台湾を統治していた1930年に起きた、
台湾原住民による最大の抗日蜂起事件のことで、日本では歴史的に知名度(?)が低い。
とは言え、かく言うボクも事件を知っていたのは台湾を1ヵ月ほど旅したことがあるからで、
高校生の頃、あんなに読み耽った世界史の教科書の中でも、
この事件については“欄外”に小さく記載されているだけに留まり、
だからボクも当然のように台湾の山間部をこの足で訪ねるまでその...
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2006/07/04 07:00 |
井口式昭和風駄菓子屋的アイドル妖怪映画で傑作!? 『猫目小僧』!
猫猫猫猫!犬犬犬犬!猫猫猫猫!犬犬犬犬!
どっちを!選べど!獣のように 生きていくだけ!(by特撮「アベルカイン」)
でもどっちか選べと言われたらボクはやっぱり猫である。
とは言っても、全般に犬よりも猫が好き、というわけじゃなく、
要はボクの棲家近隣をいつも巡回しているコイツが好きなのだ。
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2006/06/17 22:00 |
こんな悲惨な話で感動できるかっ!(竹山で) 『嫌われ松子の一生』
人に嫌われるのには、嫌われるなりの理由がある。
肝心なのはその理由を自分でどう受け止めるかだ。
プライドが高いクセに、コンプレックス全開の人間は、
自分が人に嫌われたという事実を認めたくないから嫌う相手を逆恨みするし、
かと思えば、人を恨みはしないけど、嫌われる理由を考えずに同じことを繰り返す人間もいる。
ボクはどちらかと言えば、若干逆恨みするタイプの男なんだけど、
それでは埒が明かないと悟りを開いたある時点から、
ちょっとでも「あー嫌われてるんだな…」と思ったらすぐに身を引く...
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2006/06/04 08:45 |
これぞ本物の日本映画! まさに“鉄板”! 『雪に願うこと』
ギャンブルに興味がないので競馬もやらないんだけど、
学生時代には、よく競輪場や競馬場でバイトをしていた。
多くは一日中棒みたいに突っ立ってるだけの場内警備や、
マジックミラーの裏側に入って観覧席を監視するなどが主な仕事だったんだけど、
たまーに馬場へ降りて、馬が出走した後のゲートの砂ならしみたいな仕事もあり、
馬をそれこそ目と鼻の先で見たのはその時が初めてだった。
キムタクや中居くんが競馬のCMに出るようになるずーっと以前の話で、
というより、レースの宣伝をCMで流すなんてこと...
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2006/06/03 23:30 |
押井版 『キル・ビル』 !? この大暴走を笑えるか!? 『立喰師列伝』+α
昔は特撮ヒーローものと並んで大好きだったのに、
いつの頃からか、テレビでアニメを見ることが少なくなったので、
今“押井守”と言われても、親近感の抱ける関連作品と言えば、
『タイムボカン』 シリーズに 『うる星やつら』、
『まいっちんぐマチコ先生』 に 『スプーンおばさん』、
あとはマイナーなところだと 『黄金戦士ゴールドライタン』 を思い出す程度、
要するに、小学生の頃に親しんだ作品ぐらいというのが実情なんだけれど、
(もちろん当時は押井守なんて名前は知らずに楽しんでいたわけだ...
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2006/04/15 23:30 |
“女だらけの水泳大会”ホラー!? 『ナイチンゲーロ』
この、テレ東深夜枠を彷彿とさせる、
旬一歩手前の水着のグラビアアイドルがズラリと並んだフライヤー。
我ら男にとって、もうこれだけで映画を観る動機なんてものは充分である。
しかも、シリーズのタイトルらしいが、
“おんなだらけのこわいはなし”とか書いてある。もう観ないわけにはいかない。
さらにはダメ押しと言わんばかりに監督が“鈴木清順の申し子!”などと煽られたら、
「俺が観ないで誰が観るっ!」 だ。
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2006/04/01 05:30 |
OH!日本版 『ショコラ』 は“やっぱりカモメが好き”? 『かもめ食堂』
小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ―。
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2006/03/17 23:00 |
あの日、ボクが親父に言えなかったこと… 『あおげば尊し』
その日の夜は、ボクがひとり、
病室で親父の看病をしていた。
医者の話によれば、アルコールの禁断症状で脳は半分麻痺したままの状態だったので、
ボクの方を見たり天井を見上げたりしては、
目だけをキョロキョロさせている親父がいったい何を見ているのか、
ボクにはサッパリわからなかった。
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2006/01/28 06:00 |
女のコ版“青春アミーゴ”は、切なく幸せ… 『かえるのうた』
今年で8歳と4歳になる姪っ子がいて、
こないだの正月に1年ぶりに会ったんだけど、
姉の方に、「将来、何になりたいの?」なんて叔父らしい質問をしたら、
「マンガ家」か「声優」になりたいなんてことを言う。
ほー声優は食いっぱくれとかなさそうでいいなー大きくなったら声優さんの学校に行けよ。
とかなんとかテキトーなことを言って今度は妹の方に同じ質問をしたら、
4歳じゃその質問の意味がまだわからないらしく、
てんで方向違いなことを言うもんだから思わず笑ってしまったんだけど、
兄弟、姉妹...
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2006/01/25 03:45 |
柳町なんて知らない!? 『カミュなんて知らない』
先日、土曜日のあの横なぐりの大雨のなか、
“単館映画の聖地”渋谷の、ラブホテルが林立し、
その間にクラブやライヴハウスが点々と建ち並んでいる円山町の一角に、
リニューアルしたユーロスペースや、邦画専門の名画館などいくつかの劇場を各階に揃えた、
“単館のシネコン”とでも呼ぶべき映画ビルが満を持してのオープンとなった。
全国各地で同じ映画を垂れ流すだけの似たようなシネコンがアホみたいに建ってゆくなかで、
さすがにあの街は10歩も100歩も抜きん出ている。
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2006/01/17 02:00 |
伝説のオペレッタをひと足早く名古屋で! 『鴛鴦歌合戦』!
今は、年末年始なんかの帰省先が名古屋の隣町になっているので、
年に何回かは世間に倣ってそちらの方へ帰るわけだけど、
いくら映画が好きだからといって、さすがに帰省中にまで映画を観ようとは思わない。
だけど、名古屋を離れて早数年…。
そろそろ都会の生活に限界を感じ始めたのか(ウソ、限界を感じるほど何もしてない)、
今回はなぜか、気心知れた旧知の友人たちと呑み歩くだけじゃなく、
メランコリックに名古屋の街を独り再訪してみたくなり、
“自分の知っている名古屋”を求めて市交通局発行の「一日乗...
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2006/01/07 21:00 |
園子温はいまだ“80年代”を生きる!? 『Strange Circus 奇妙なサーカス』
園子温監督の映画をひと言で表現するなら、それは“80年代的垢抜けなさ”。
要するに、良くも悪くもダサいのである。
(かく言うボクも80年代の人間なので、「イケてない」という言い方が使えない)
なんとなく同系列の監督として見られている塚本晋也監督が、
着実に時代を吸収しながら作品を撮り続けているのに対して( 『ヴィタール』 は不発だったけども…)、
園監督の視線はいまだにあのダサくも懐かしい80年代という時代に向けられているような気がする。
『俺は園子温だ!!』(1986)なんて、...
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2005/12/29 06:35 |
大人よりも苛酷でハードなこどもたちの世界… 『狼少女』
口裂け女 。この、
いかがわしくもゾクゾクするような噂が人口6万5千人のボクの故郷の町にも流行ったのは、
ボクが6歳か7歳、まだ保育園にいる頃か、それとも小学校に上がったばっかり、
とにかくそれぐらいの頃だったんだけれど、
ボクら頭の悪い田舎のガキどもは、教室でキャーキャー話題にしながらもマジでビビッてたし、
なによりそのいわゆる“都市伝説”は、
「あんまり寄り道ばかりしてると怖い目に遭うゾ」という“教育効果”として機能するものだった。
ところが、それから何10年かが経っ...
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2005/12/17 06:36 |
分裂する“自分”を支配せしもの… 『天然性侵略と模造愛』
自分という人間がいったい“何者”なのかもわからないまま、
ただ皮を剥いたばかりの亀頭(仮性)のように心だけがヒリヒリしていた10代の頃に観た塚本晋也の
『鉄男 TETSUO』(1989)は、
それまでわずかながらも自分のなかにあった「映画」というものの概念を覆すぐらいの衝撃だったし、
自分の内面でドロドロとトグロを巻いている正体の掴めない感情という名の化け物をただ吐き散らす
様だけがスクリーンに映し出されているかのようだった福居ショウジンの 『ピノキオ√964』(1991)は、
それ...
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2005/12/05 01:34 |
野○ソ? どころか金の延べ棒! 大傑作!!! 『TAKESHIS’』!
年に100本も200本も劇場で映画を観ていれば、
必然的にその倍以上にわたる、
新作映画の予告篇を目にすることになるワケだけど、
いい加減そんな生活を10年以上もつづけていると、
だいたいの映画に関しては予告篇から感じ取れる、
質感というかインスピレーションで、
それが自分にとって面白い映画か否かという判断が、
自ずととついてしまうもの(あくまでだいたいの映画の話)。
そしてその判断が本篇で裏切られる、ということは至って少ない。
(それは逆に言えば、先入観に縛られて映画を観てい...
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2005/11/13 07:35 |
『七人の弔 〈とむらい〉』 そして、オカンとボクと、時々、オトン
インドはカルカッタの安宿で知り合った友人に熱くススメられ、
短い盆休みを利用した里帰りの往復のバスのなか、
一気に読了したイラストレーターのリリー・フランキー著、
『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』 は、
自分の母親(つまりボクの祖母)の面倒をひとりで看ている、
今年67歳のお袋の元へ帰るというそんなボクの状況とも相まって、
ラスト近くの何ページかは、バスの車中という手前、
嗚咽を堪えるのに本当に苦慮した近年屈指のラブ・ストーリーだった。
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2005/08/20 06:21 |
よく見ろ日本人、これが戦争映画だ 『戦争と人間』 三部作
先日、TVで戦争に関するある番組を見ていたら、
なんと今の10代だか20代だかの約7割ぐらいが、
広島と長崎に原爆が落とされた正確な日付けを
答えられないのだという…。驚いた。
さすがにボクも原爆が落とされた時刻までは記憶していないけど、
つい最近も、どこぞの右翼のバカが広島の原爆慰霊碑に
傷をつけて逮捕されるという不愉快極まりない事件が起きたりと、
確実に“戦争”の記憶は、以前から言われているように、風化の一途をたどっている。
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2005/08/12 17:31 |
やがて始まる、“自分”原理主義者たちの饗宴… 『十七歳の風景 少年は何を見たのか』
それはもう、
21世紀日本型の“テロ”と言っていいと思う。
黙っていたこどもが、ある日突然親を殺す。
かつての学童が、
ある日突然母校に侵入して教師を刺し殺す。
イジメられっ子が、
ある日突然教室に向かってバクダンを投げる。
17歳のクソガキが、
ある日突然バスをジャックして乗客を殺す…。
もちろん、こういう10代による信じ難いような
凶悪犯罪はずっと昔から多くあったとは思うし、
もちろんそこには、ボクらにだって身に覚えのある ―親との確執、学業のプレッシャー、教室内の人間...
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2005/07/31 07:20 |
いろいろ注文もあるけれど、まずは面白い! 『運命じゃない人』
「PFF」、
「ぴあフィルムフェスティバル」と言えば、
世界でも珍しい(らしい)一般公募による、
自主製作映画コンクールをメイン・プログラムとした、
もうかれこれ25年以上の歴史を誇る有名な映画祭。
で、そこから大きく羽ばたいた監督として、
世間一般にもわりと広くその名を知られているのが、
『ウォーターボーイズ』 や 『スウィングガールズ』 を撮った、
矢口史靖(しのぶ)監督(まぁ映画が有名なんだけど…)。
古いところだと、石井聰互監督や森田芳光監督、
黒沢清監督なんかも応募...
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2005/07/18 05:27 |
追悼・橋本真也 『あゝ! 一軒家プロレス』
7月11日午前、
“破壊王”のニックネームで知られていた人気プロレスラー、
橋本真也が、脳幹出血のために亡くなった。享年40歳。
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2005/07/12 01:46 |
“想像”することなきこの時代の退屈さ… 『埋もれ木』
“想像”することができないから、
人の痛みを自分の痛みとして感じることができない。
“想像”する力が乏しいから、
人の苦しみや悲しみを思いやることができない。
半径5m以内の日常で起きる些細ないざこざから
世界中のあらゆる場所で起きる大きな悲劇まで、
そのすべての原因は、
“想像”することのなくなったボクらの心の貧しさなんだ。
気恥ずかしいまでに青臭い理想論ではあるけれど、
かつてジョン・レノンは世界に向けてそう歌っていたし、
想像することがボクたち人間という種の特権でありな...
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2005/07/03 16:18 |
死にゆこうとする者たちへのメッセージ、でも… 『樹の海 JYUKAI 』
「自殺したい」または「自殺しよう」と思ったことは、
幸いながらボクは生まれてこの方一度もない。
もしかしたら一度ぐらいはあるのかもしれないけれど、
でも記憶にないから多分ない。確かに、
人並み程度に辛いことなら今までいくらでもあったし、
単にあしたの仕事に対して猛烈に気が重いだとか、
コイツだと思っていた女にフラれて絶望したときだとかに、
「もういっそのことこの世から消えてなくなりたい!」
と思ったことぐらいならそれこそ数限りなくあるけれど、
「消えてなくなりたい」というのと「...
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2005/07/03 06:37 |
なんの変哲もない人生こそが生むドラマ! 『帰郷』
かつてお付き合いしていた女性たちが(そんなにはいないけど…)、
今どこで何をしていてその後どんな人生を送っているのか、
ほとんど知らない(それがフツーだと思うんだけど、どうなんだろう?)。
もうアタマは今、目の前にいる女性のことで常にいっぱいイッパイ、
昔の彼女の現在をとくに知りたいと思うことなんてないし、逆に、
こちらが今どこで何をしているのかを知られたくないという女もいる。
でも、ボクがまだ故郷である岐阜県は飛騨の山奥の町で、
ひっそりと暮らしている頃に付き合っていた女のコとは...
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2005/06/25 04:15 |
こんな病院行ってみたい!? 『いらっしゃいませ、患者さま。』
相変わらず医療の現場における事件・事故が後を絶たない。
先週も、関西の方の大学病院かどこかで研修医が過労死した
事件についての労働賃金をめぐる最高裁の判決が出たばかり。
医者不足にナース不足、病院と製薬会社の因習的癒着などなど、
誰かが入院したらお見舞いに行くぐらいの縁しかないどころか、
体温計ひとつ脇に挟んだことさえここ数年まるでないボクにとって
“病院”は限りなく未知な空間だ。
そこには“白い巨塔”以上にドロドロの人間関係という魑魅魍魎の匂いがするし、
何よりドラマ以上に生...
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2005/06/09 00:57 |
チャン・ツィイーの拙い日本語に萌え萌え! 『オペレッタ狸御殿』
「映画なんてのはねぇ、フツーじゃあ面白くないんだよ」
これは、日本映画が世界に誇る巨匠のひとり、
鈴木清順監督が常々信条としている明快かつ、
彼の作風を最も的確に表現している深淵なることば。
そしてそのことばのとおり、彼の放つ映画は、フツーじゃない。
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2005/06/05 04:02 |
この春の おススメ 『恋は五・七・五!』!
ひょっとするとこれは、
矢口史靖の 『スイングガールズ』 と同じぐらい、いや!
それ以上にもっともっと大騒ぎされてもいいぐらいの、
そして、本作を観ようかどうしようか迷っている人がもしいたら、
高い交通費を叩いてでも絶対に観た方がいいと完全保証できる、
明るく前向きで痛快な
爆笑の連続確実の文化系青春映画の大傑作だ!
この映画の面白さが口コミで拡がって、
上映終了間際に立見が出ることは今から予想できる。
観るなら今のうちだ。
かく言うボクも、ニッポン放送の 『ラジオビバリー昼...
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2005/04/05 01:31 |
地獄が“戦え”と俺に言う 『ソドムの市』
1975年11月2日、
映画に出演した同性愛者の少年に、
痴情のもつれから殴り殺されるというスキャンダラスな最期を遂げた、
イタリアの異端映画作家、ピエル・パオロ・パゾリーニ(1922〜75)の
遺作にして異形の傑作、『ソドムの市』(1975)の方ではなく、
これは、
『リング』 や 『女優霊』 の脚本家として知られる、高橋洋の初長篇ホラー作品。
昨年、ユーロスペースで開かれた特集企画で話題を呼んだ本作が、
「特集上映 現代日本映画2002-2004」と題された
アテネ・フラン...
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2005/04/02 23:50 |
“世界を変えたい”症候群 『カナリア』
ボクは中学生の頃、本気で“必殺仕事人”になりたいと思っていた。
女こども、弱い者を苦しめては高笑いに興じている連中を、
片っ端から闇の彼方に葬り去るのだ。
同級生たちは、そんなボクの正体に気づいてはいない。
でも、時代劇じゃない、すぐに見つかって捕まる。
そして同級生たちは、そして教室でいつも誰かと笑い合っているあの娘は、
そのとき初めてボクの本当の素顔を知り驚愕するのだ……。
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2005/03/20 04:13 |
アナタはこれを観てどう思う? 『DV ドメスティック・バイオレンス』
これまた直球ストレート、
ヘビーなタイトルの映画である。
なんでも内閣府による昨年の調査によれば、
今や女性の5人に1人は、配偶者や恋人からの、
身体的暴行、心理的脅迫、性的強要のいずれか、
またはそのいくつかを受けたことがあるという……。
それが確かなデータであれば、とんでもない数字だ。
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2005/02/26 03:09 |
イッセー尾形の至芸に酔い、傑作! 『トニー滝谷』
映画に酔っても警官を殴ってはいけない。
今や国内外で高い評価を受け、
もはや文化的国宝と言っても過言ではない
イッセー尾形の独り芝居を鑑賞するのは、
NHKが失った信頼を回復することよりも
困難な状況だ。
芝居にかける大金もネットワークも
持っちゃいないボクには、せめて
年の初めに恒例ゲスト出演するニッポン放送、
「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」で、
楽器を使ったユル〜いミニコントを
楽しむぐらいしか術がない。
そこできょうは映画サービスデー。
そんな尾形の芝居をたっ...
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2005/02/02 01:29 |