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これから100年も生きつづけてほしい…/桃色名画週間 其の二 「生きつづけるロマンポルノ」
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2012/05/19 04:30 |
すべての映画祭に成功してほしい! 『素晴らしき大世界』@「Sintok2012 シンガポール映画祭」
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2012/05/17 01:00 |
女体に埋もれて朽ち果てたい…/桃色名画週間 其の一 『欲情喪服 飢えた瞳』@新橋ロマン劇場
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2012/05/15 08:30 |
極私的・2011年公開映画ベスト10&ワースト10!【洋画篇】
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2012/05/12 10:35 |
極私的・2011年公開映画ベスト10&ワースト5!【邦画篇】
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2012/05/12 10:30 |
極私的・2011年【劇場別】鑑賞本数ランキング! 〜偏執的 東京・劇場ガイド〜
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2012/05/12 10:25 |
次は“片腕”未亡人軍団にしてよね! 『女ドラゴンと怒りの未亡人軍団』
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2012/05/12 07:30 |
今度こそツイ・ハーク完全復活となるか!? 『王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件』
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2012/05/10 01:30 |
もうタイトルの意味おまへんやん! でも面白い! 『REC/レック3 ジェネシス』
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2012/05/08 03:30 |
非行少年たちのアルカトラズを舞台にした北欧版『網走番外地』! 『孤島の王』
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2012/05/06 17:00 |
名画を骨までしゃぶりたい! GW名画座めぐり七番勝負! 『骨までしゃぶる』 『グラマ島の誘惑』ほか
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2012/05/05 07:00 |
北欧に眠っていた“黒いアメリカ”の熱い記憶… 『ブラックパワー・ミックステープ〜アメリカの光と影〜』
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2012/05/03 01:00 |
粋で皮肉で骨のあるカウリスマキ式人情小噺! 『ル・アーヴルの靴みがき』
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2012/05/01 02:30 |
洒脱な会話、粋な遊び心、女優の官能、巨匠の鮮やかな遺作! 『刑事ベラミー』
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2012/04/28 07:00 |
GO! オムライザー! “もぐら”を探せ! 『裏切りのサーカス』
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2012/04/26 02:00 |
邦画ばかりが名画じゃないゼ! インドの名画! 「特集 グル・ダットの全貌」
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2012/04/19 04:30 |
ジョン・カーター、ちょっと似ているマンイーター! 『マンイーター』
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2012/04/18 22:30 |
“セツコ十六歳”の伝説の初主演作は日独合作のトンデモ映画!? 『新しき土』
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2012/04/17 02:00 |
『ドライヴ』の監督の前作は超〜ド級のバイオレンス! 『ヴァルハラ・ライジング』
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2012/04/15 14:30 |
Coccoを迎えて、“鉄男”や“悪夢探偵”が進化した“今”の映画に! 『KOTOKO』
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2012/04/14 04:00 |
時代は再びインディーズ!? 凋落のハリウッドに“帝国”の逆襲! 『コーマン帝国』
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2012/04/12 07:30 |
質の悪い大人の喧嘩はまるでイランと国際社会の対立の如し… 『別離』
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2012/04/10 07:30 |
なぜ、今頃公開なのか不思議でならない香港ノワールの大傑作! 『ビースト・ストーカー/証人』
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2012/04/09 23:30 |
“戦争請負業者”に怒りの鉄槌! 落とし前映画の快作! 『ルート・アイリッシュ』
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2012/04/07 07:30 |
観ていないものは観てません! 「今さら観てないなんて言えない! 精選時代劇十七番勝負」
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2012/04/06 23:30 |
ボクもこんなキレイなお姉ちゃんに週末だけ里親ならぬ“里妻”になってほしい 『少年と自転車』
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2012/04/03 04:00 |
名前だけでも覚えて帰ってください。ニコラス・ウィンディング・レフン! 『ドライヴ』
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2012/04/02 00:00 |
タイトルで軽んじてはいけない秀作ミステリー 『カエル少年失踪殺人事件』
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2012/03/31 03:30 |
まさに“知られぬ映画”を知る歓び! 「映画史上の名作番外編 -サイレント映画小特集W-」
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2012/03/29 04:00 |
ショートヘアが似合う女優“永久欠番”は彼女だ! 『喜劇 競馬必勝法 一発勝負』@「橘ますみ伝説」
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2012/03/27 01:30 |
できれば白黒で観たかった若松孝二の自由すぎる怪作! 『海燕ホテル・ブルー』
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2012/03/25 17:00 |
台詞は棒読みだけど棒術は凄い! 『イップ・マン 誕生』
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2012/03/24 02:30 |
『アーティスト』を観る前に! 「映画史上の名作番外編 -サイレント小特集W-」
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2012/03/22 07:30 |
“ゾンビ”観るなら今は『ウォーキング・デッド』! 『カウボーイ&ゾンビ』
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2012/03/20 03:30 |
予想を越えて映画が“変化(へんげ)”してゆくことの驚きと悦び! 『へんげ』!
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2012/03/17 02:00 |
よかった○○依存症とかじゃなくて… 『SHAME -シェイム-』
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2012/03/15 04:30 |
十五、十六、十七と、ボクの人生も暗かった 『盛り場流し唄 新宿の女』@盛り場最前線 男と女のブルース
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2012/03/14 23:30 |
故郷は遠きにありてサウダーヂ… 『サウダーヂ』
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2012/03/13 01:30 |
俺はやっぱりマーラよりラパスだね! 『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』
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2012/03/12 21:30 |
物言わぬ馬の運命が浮き彫りにする人間の愚かさ… 『戦火の馬』
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2012/03/10 07:30 |
ドイツの古田新太? トーマス・アルスラン 『イン・ザ・シャドウズ』@「トーマス・アルスラン監督特集」
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2012/03/09 23:30 |
男もつらいし 女もつらい 男と女はなおつらい 『続 女の警察』@「盛り場最前線 男と女のブルース」
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2012/03/08 01:30 |
食事の前後に観ちゃダメ!な、エロゲロ快便ゾンビ・アクション! 『ゾンビアス』!
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2012/03/06 04:00 |
ゴダール…じゃなくてスコセッシの映画史 『ヒューゴの不思議な発明』
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2012/03/03 08:30 |
本格派のスパイ・アクションかと思ったらトンデモ怪作!? 『顔のないスパイ』
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2012/03/02 23:30 |
美貌のシャーリーズ・セロンが再び“モンスター”に!? 『ヤング≒アダルト』
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2012/03/01 02:30 |
小林旭は自転車のチェーンを直せるのか? 『女の警察』@「盛り場最前線 男と女のブルース」
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2012/02/28 02:00 |
鬼才復活! 改名して“スーパー石井”に!? でも… 『生きてるものはいないのか』
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2012/02/27 22:30 |
ボクと同郷の仕置人、その名は… 『夜の牝 花と蝶』@「盛り場最前線 男と女のブルース」
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2012/02/25 04:00 |
頑固かつしなやかに生きて淡々と語る… 『汽車はふたたび故郷へ』
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2012/02/24 23:30 |
トリアーの優雅でオシャレな週末(終末) 『メランコリア』
ボクたちの映画祭で、ラース・フォン・トリアー監督の長篇デビュー作、『エレメント・オブ・クライム』(’84)を上映した。 この映画は、その昔ポーランドを旅した時に字幕なしで観たのと、辛うじてビデオで観たことがあるだけだったので、 せっかくの35mm上映だしボクも観たいなぁ〜と思っていたらけっきょくタイミングが合わずに観れなかったんだけど、 観たら相当鬱々とした気分に浸っていたんだろうな。まぁトリアーの映画は1本残らず鬱々とした気分になるんだが、 その究めつけとばかりに同じくボクらの... ...続きを見る |
2012/02/23 02:30 |
人生に“美しい瞬間”などあるのだろうか…? 『ポエトリー アグネスの詩』
ハッキリいってない。今年で丸々40年の人生、振り返っても想い出すのは醜い瞬間や恥ずかしい瞬間ばかりだし、 “美しい”という言葉に対する照れもあるけど、やっぱり想い出して「あれは美しかったなぁ〜」なんて記憶は、ない。 だけどボクは、その代わりに“美しい映画”であればほんのいくらか知っている(つもり)。ボクが想う美しい映画とは、 決してキレイごとを謳わず、かといって作家の自己発露でヤタラに暗い話ばかり描かない、要は誠実な映画のこと。 『オアシス』 に、『シークレット・サンシャイン』 ... ...続きを見る |
2012/02/22 23:30 |
悪くはないけどやっぱりスウェーデン版が好き、なぜなら… 『ドラゴン・タトゥーの女』
北欧映画祭をやっているからといってスウェーデン版に肩入れするワケじゃないが(いえ、思いっきり肩入れします)、 ボク個人としてはいたって素直な気持でやっぱりスウェーデン版の方が好きだな。これはこれで充分に面白いけど。 なにしろ物語が長大なのでラストあたり以外のスウェーデン版とハリウッド版の細かな違いまでは想い出せないが、 ただいずれ原作物ゆえ基本的なストーリーは同じ。ある財界大物に名誉毀損裁判で負けて社会的な信用を失った、 雑誌「ミレニアム」の敏腕ジャーナリスト・ミカエルは、ある日... ...続きを見る |
2012/02/21 07:00 |
ボクの頭は15歳で成長が止まっています 『TIME タイム』
はぁ〜(ため息)。オッパイ大きいなぁ〜アマンダ・セイフライド(映画祭が終わって気が抜けたというため息じゃない)。 いったいどれぐらい“時間”を払えば、あの谷間に顔を埋めることができるのだろう……。1億光年分くらいだろうか? …というワケで、すべての人間の成長が25歳で止まるという驚きの近未来を舞台にしたSF映画 『TIME タイム』 を、 奇抜な内容というよりも、9割方アマンダ・セイフライド見たさに映画祭の余韻も冷めやらぬ中、観に行ったんだけど、 ウーん…残念ながら映画そのものは... ...続きを見る |
2012/02/20 23:30 |
ノーザンライツの次に観るべき北欧映画はズバリこれだ! 『トロール・ハンター』
オカゲ様で当の主催者側が腰を抜かすほど多くの方にご来場いただき、ラストの2本はこれまた立見が出るという、 いわば究めつけの2打席連続ホームランで見事な幕引きとなった今年の「トーキョーノーザンライツフェスティバル」。 なにゆえ今回の映画祭がこれほど成功を収めたのかに関しては、後々じっくり検証する必要があると思うんだけど、 しかしよくよく考えると近頃の北欧映画は本当にバラエティ豊かで面白いというか、少し前までは北欧映画というと、 作家性の強い文芸調のものばっかり紹介されていたのが、今... ...続きを見る |
2012/02/18 01:30 |
ライオン・タトゥーの女 『新 いれずみ無残 鉄火の仁義』@「盛り場最前線 男と女のブルース」
北欧はスウェーデン発の世界的ベストセラーを映画化した現在公開中のハリウッド映画、『ドラゴン・タトゥーの女』。 えらい評判がいいみたいだし、それなら、映画祭が終わった次の日にでもさっそく観に行こうと思っているんだけど、 (それにしても映画祭。土日10回上映した内、マジで6回が立見という超大盛況! ホントにありがとうございます!) しかし所詮は先にスウェーデン本国が創った 『ミレニアム』 三部作あっての“後出しじゃんけん”という気もしたりて、 北欧映画祭主催者としては(しかもインディーズ... ...続きを見る |
2012/02/15 23:30 |
隣のキレイなお姉さん、好きですか? 『ネクスト・ドア/隣人』@トーキョーノーザンライツフェスティバル
『ジャンク・メール』 というノルウェー映画をご存知だろうか? 日本じゃ14年前の1998年春頃に公開された作品で、 作風的に東京での上映はいかにもユーロスペースあたりかと思いきや意外にも日比谷のシャンテだったんだけど、 ボクは当時まだ名古屋にいたので、観たのはゴールド&シルバー劇場というストリップみたいな名前の劇場だった。 映画は、まるで仕事をする気のない、配達物をみーんな自分の部屋に溜め込んでおくような自堕落な郵便局員が、 街で見かけた美女を着け廻していたら、彼女が関わっている... ...続きを見る |
2012/02/11 02:30 |
ボクはペントハウスよりプレイボーイ派だけど! 『ペントハウス』
久々にエディ・マーフィをスクリーンで観た気がするんだけど、顔が以前よりシャープで初めは全然気づかなかった。 だけど彼が喋るとやはり脳内で自動的に山寺宏一の声になる。それほど昔はエディの映画をTVでよく観たモンだ。 そしてこの映画も山寺宏一の吹替えでTVでやっていればマズ観ちゃうような、いかにも洋画劇場っぽい1本だった。 大規模公開のワリに全然目立ってないからついスルーしそうになったんだけど、現在公開中の 『ペントハウス』 は、 エディ・マーフィとベン・スティラーという、もはや円熟... ...続きを見る |
2012/02/09 04:30 |
キレイごとだけで世界は変えられない…から辛い 『マシンガン・プリーチャー』
映画みたいな話だけど、ジェラルド・バトラーが演じているサム・チルダースは実在の人物らしく、現在もアフリカで、 内戦に巻き込まれた子供たちのために活動をつづけているんだという。かつてはドラッグ漬けのアル中クソ野郎で、 奥さんのストリップでの稼ぎを充てにするような人間のクズだった男が、ある事件を契機に神様にすがるようになり、 そのまま敬虔なクリスチャンとなってアフリカの子供たちの救済に人生を捧げるどころか、時には自らが銃を手にし、 武装ゲリラに立ち向かうという…そんな内容と聞いて、最... ...続きを見る |
2012/02/08 23:30 |
名画を観たきゃキノハウスへおいで! 「ボリス・バルネット傑作選」&「オタール・イオセリアーニ映画祭」
ドイツ語で“映画の家”という意味らしい“KINOHAUS(キノハウス)”とは、3館のミニシアターと映画美学校が入った、 渋谷区円山町にある映画館ビルの名称。1階にはカフェもある。いよいよ、シネコンも淘汰される時代になってきて、 ソロソロ映画も本気でヤバいと言われる中(ずっと前から言われているけど)、各国の映画祭をにぎわせた作品から、 邦画のクラシックやカルト作、はたまたワン・ビンのような先鋭にいまだ知られざる作家のマニアックなプログラムと、 ここに通っていればマズは大丈夫みたいな、今日び... ...続きを見る |
2012/02/07 04:30 |
8人のアメリカ大統領がひれ伏した権力者の、愛と孤独… 『J・エドガー』
“FBI(アメリカ連邦捜査局)”というと、まんまアメリカ映画による刷り込みでなんとなくカッコいいイメージなんだけど、 その創設者がこんな面白い御仁だったとは驚いた。そんな意味じゃ、『ソーシャル・ネットワーク』 と似てなくもない。 我らのクリント・イーストウッド最新作、『J・エドガー』 は、20代の若さでその前身組織の長になり、そしてそのまま、 初代FBI長官として死ぬまで歴代アメリカ大統領に怖れられ続けたという実在の人物、ジョン・エドガー・フーバーを、 レオナルド・ディカプリオが... ...続きを見る |
2012/02/05 13:30 |
誰かの幸せな恋は、誰かの不幸な恋の上に成り立っている… 『夜の緋牡丹』@よみがえる日本映画 新東宝篇
ムチっとした太モモも露わな女のコが天井からブラ下がり、床にペタンと座っている男と今にもキスせんとしている。 この、なんともソソられるワン・シーンが今回の特集のフライヤーの表紙なんだけど、これは是が非でも観たくなる! というワケでその映画、『夜の緋牡丹』 を観てきた。新東宝製だし、そんな場面が出てくるんだからボクはテッキリ、 いかにもカルトな1本かと思っていたんだけど、実際はフランス映画を意識した激情型の恋愛映画という感じだった。 復員後、日雇い労働をしながら小説家を目指している隆介は... ...続きを見る |
2012/02/04 01:00 |
“ちづる”のお兄ちゃんは好青年! 『ちづる』&『シンプル・シモン』
今回のトーキョーノーザンライツフェスティバル(気づきゃ10日後)の目玉作品の一つに、『シンプル・シモン』 という、 スウェーデンの映画があるんだけど、これは、いわゆる“アスペルガー症候群”の弟とその兄との兄弟愛を描いた、 観終わった後、とってもハッピーな気持になれる作品で、とくについ先週まで東中野のポレポレで上映されていた、 知的障害と自閉症を抱える妹の姿を、その兄が大学の卒業制作として1年間にわたってカメラに収め続けたという、 超話題のドキュメンタリー 『ちづる』 を観て感動したという... ...続きを見る |
2012/02/02 00:00 |
だって本当は北欧よりネパールの方が好きなんだもの! 『道端の花』
土曜日は渋谷某所で映画祭の会議があったのに…なぜだろう? 気づくとボクは、某所とは反対の方角へと進み、 みんなが喧々諤々の議論をしているであろう中、さる場所でネパール映画を観ていた。だってしょーがないじゃん! この日、一日しかやらないっていうんだし、ネパール映画なんて滅多に観られないんだから! いいんだな、ボクは、 映画祭の代表にも「栗本くんは映画を観るのが仕事なんだからどんどん観てよ」と常日頃から言われているんだし、 それに、本を正せばボクはネパールの首都カトマンズを皮切りにいっさ... ...続きを見る |
2012/01/31 02:00 |
邦画の漢字の読みって意外に迷うよね?という話 『女体』@「現代文学栄華館―昭和の流行作家たち」
ラピュタは、上映前に係の人が入口にチョコンと立ち、今から上映する作品名と監督名、そして諸々の注意事項を、 口頭で客席に告げるという小さい劇場ならではの前口上システムとなっており、これももちろんそうだったんだけど、 このタイトルの読み方は“じょたい”ではなくて“にょたい”だよね? “じょたい”でも別に間違ってはいないけど、 “にょたい”の方が圧倒的にイヤラしいし、なんか股間にグッとくる。たったの一字違いなのに言葉って不思議。 珍しく出かけたラピュタの昼間企画、今やっているのは「現代文学... ...続きを見る |
2012/01/28 07:00 |
コク深い映像に酔う、“刑務所映画”の新たなる傑作 『預言者』
刑務所なんて一生入りたくはないけど、しかし映画の中で描かれる刑務所はどーしてこんなに魅力的なのだろう? フランスの映画で刑務所物といえばロベール・ブレッソンの 『抵抗』(’56)やジャック・ベッケルの 『穴』(’60)だけど、 この 『天使が隣で眠る夜』(’94)や 『真夜中のピアニスト』(’05)で知られる、フランス映画きってのノワールの名手、 ジャック・オディアール監督の 『預言者』 もまた、脱獄物とは違ってもそれらの名作と並ぶ魅力的な刑務所映画だ。 2009年のカンヌ映画祭... ...続きを見る |
2012/01/27 23:30 |
これが、“セルビアのはらわた”か!? マジで史上最凶のゴア映画! 『セルビアン・フィルム』
【警告】 本篇中の“最悪”の表現について触れますので、観るつもりの人は読まないでください。 ...続きを見る |
2012/01/26 08:30 |
タイトルで侮るな! 泣ける大人のゾンビ映画! 『ゾンビ大陸 アフリカン』
『ショーン・オブ・ザ・デッド』 や 『ゾンビランド』 のような例外もあるけど基本的にゾンビのコメディ物は好きじゃない。 やはりゾンビ映画は悲愴的であってほしいし、ゾンビのウロつく世界は、この世の終末のメタファーであってほしい。 そう考えると、昨年の 『コリン LOVE OF THE DEAD』 はよかったし、『ショーン〜』 とか 『28日後…』 シリーズなど、 イギリス製のゾンビ映画は、“生みの親”、御大ジョージ・A・ロメロの精神をしっかり受け継いでいるよなぁ…と思う。 で、今公... ...続きを見る |
2012/01/25 23:30 |
タラが選んだ“ノット・クワイト・ハリウッド”なオーストラリア製犯罪映画 『アニマル・キングダム』
年末年始は、各映画誌が年間のベストとワーストを発表して、映画好きにとっては誰がどんな映画を選んだのか? そんなことも実に楽しみだったりするんだけど、と同時に人気のある映画監督や評論家がベストに選ぶってことは、 そのままその映画にとっては絶大なる宣伝効果となったりもするのである。というワケで、このオーストラリア映画、 『アニマル・キングダム』 は、あの、タランティーノが 『トイ・ストーリー3』 や 『ソーシャル・ネットワーク』 につづいて、 2010年のベスト3に選んだということか... ...続きを見る |
2012/01/23 23:30 |
「義」とは“羊”に“我”と書く! 『三国志英傑伝 関羽』
だけどこの世は“狼”ばかり……。ちなみにボクは肝心な時に狼になりたくてもなれず羊のフリをしてしまう男です。 それにしても、去年は我らのドニー・イェン主演作が6本も劇場公開されるという、ホントに素晴らしい年だったけど、 今年も年明け早々いきなりスクリーンでドニーが観られるだなんて、その勢いはまだまだしばらくつづきそうな感じ。 でも、哀しいかなこの国ではまだまだドニーはメジャーな存在とは言い切れないのも事実(上映館も単館が主だし)。 ドニーみたいなスターが出ている映画がシネコンにかか... ...続きを見る |
2012/01/20 23:30 |
オダギリジョー、今度は色紙に“ちゃん・どんごん”と書く 『マイウェイ 12,000キロの真実』
彼が一時期ミニシアター系の小賢しい映画にヤタラと出まくっていた頃はずいぶん毛嫌いし、その頃のブログにも、 思いっきりデカい字で“オダギリジョーが嫌い”とか書いていっぱいコメントもらったりしてたんだけど、いつだったか、 彼がなんと、“空手バカボン(オーケンが昔組んでいたユニット)を聴いていた”という話を知ってからは見方も変わり、 最近、CM等で気さくなキャラを演じているひと皮剥けた顔付きを見るにつれてそんなかつての印象もすっかり忘れ、 そして昨年、韓国でファンからサインを求められる... ...続きを見る |
2012/01/19 06:00 |
戦後の事実をネタにしたいかにも大蔵新東宝的風俗映画 『女の防波堤』@「よみがえる日本映画 新東宝篇」
京橋のフィルムセンターで開催中の「よみがえる日本映画 新東宝篇」。2本目は、1958年の映画、『女の防波堤』。 フィルムセンターって、普段はだいたいひと企画に対し1本くらいしか観に行かないんだけど、コトが新東宝となると、 話は別。もちろん「安く、早く、面白く」をモットーに大蔵貢が“エログロ路線”を敷いていた頃の新東宝って話だけど。 これも、会場内に展示してあるポスターに躍る、「戦争さえなかったら!肉に飢えた野獣の列を待つ悲劇の貞操!」 といういかがわしさ満点のコピーを見たらわかる通り... ...続きを見る |
2012/01/18 23:30 |
彼女のヌード、家で観るか?劇場で観るか? 『幸せの行方...』@「未体験ゾーンの映画たち 2012」
去年のノーザンライツでも上映した 『アンチクライスト』 の鬼才、ラース・フォン・トリアー監督の新作 『メランコリア』。 なにやら世界の終末を描いた話らしく映画自体も楽しみなんだけど、サラに楽しみなのはキルスティン・ダンストが、 脱いでいるということ!(そればっかり) あまり彼女を可愛いと言う人はいないがボクはワリと好きで楽しみだなぁ〜、 早くオッパイ見たいなぁ〜と思っていたら…なんだ、とっくに脱いでたんだ。だったらソッチも観なきゃ!というワケで、 急遽予定を組んで観に行ったのが、... ...続きを見る |
2012/01/17 04:00 |
女装した替えダマホリに気をつけろ! 『デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-』
リー・タマホリといえば(タマホリってキミ!)、数年前に、女装姿で売春していたところを捕まったことで有名だけど、 その後、何をしているのかと思っていたら(思ってなかったけど)、なんとベルギー資本で、こんな映画を撮っていた。 捕まった時も、ある意味“玉を替えていた”んだね! というワケで、そんなタマホリ監督 『ネクスト』 以来の最新作、 『デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-』 は、往時、イラクの独裁者だったかのサダム・フセインの悪名高き長男、 ウダイ・フセインの替え玉、つまり、影... ...続きを見る |
2012/01/16 23:30 |
“かも”にする人生とされる人生、どちらが幸せか…? 『かも』@「盛り場最前線 男と女のブルース」
ボクなんかは元来お人好しなので100%される側の人生だ。実際にカモられ、身包み剥がされたことだってあるし、 向こうにはその気がなくたって何人かの女にい〜カモにされたこともある。それでも懲りないんだからしょーがない。 こればっかりは生まれ持った性分なんだ。でも、別にそれでいいと思っている。カモにするより、される人生の方が、 きっと後から笑えるし、死ねばすべて御破算よ。それにボクだって人知れず人をカモにしてるカモしれないんだから。 というワケで「盛り場最前線 男と女のブルース」、2本目は... ...続きを見る |
2012/01/15 16:30 |
なぜ今“五十六”なのか?を、ほかの戦争映画で考える 『日本敗れず』@「よみがえる日本映画 新東宝篇」
現在公開中で、ケッコウ客が入っているらしい、『聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-』。 「タイトル長ぇワ!」と思いつつ観ようか観まいか迷っていたら、名古屋で逢ったそのヘンの歴史に詳しい友だちが、 「全然面白くない」と一刀両断した上で全部解説してくれたので、じゃあいいかな、と観ないまま今に至るんだけど、 友だちに聞いた話やネット上のいろんな感想を読んで総合すると、映画は戦争物というよりも、対米戦反対論者で、 アメリカに勝てないとわかってたから真珠湾攻撃という奇襲を... ...続きを見る |
2012/01/14 07:00 |
ネタ枯れハリウッドの安易なリメイク3Dホラー 『フライトナイト/恐怖の夜』
これの一つ前に観た韓国映画の 『哀しき獣』 も案の定ハリウッドでリメイクされるみたいだけど、ここ最近はとくに、 『モールス』 や 『スリーデイズ』 や 『ドラゴン・タトゥーの女』 みたいに、なにしろリメイクされるスピードが早いので、 どんなタイトルになるか知らんが 『哀しき獣』 のリメイクもヘタしたらもう来年ぐらいには観られるんではなかろうか? とにかくネタ不足と言われ久しく、大ヒット作の続篇かアメコミかリメイクか3Dに頼るよりないハリウッドのお家事情。 そこでこの映画は安易なリ... ...続きを見る |
2012/01/13 23:30 |
男はみんな、狼と書いて“哀しき獣”なのよ 『哀しき獣』
映画に限らずデビュー作があまりに高評価されるとプレッシャーで次の作品は案外ショボかったりするものだけど、 この監督については、そんなこといっさい関係なかったみたいだ。2作目にして、早くも巨匠の風格さえ漂っている。 デビュー作 『チェイサー』 が世界中で絶賛された韓国映画の新鋭ナ・ホンジン監督待望の最新作 『哀しき獣』 は、 前作でも凄まじい大追走劇を繰り広げたハ・ジョンウとキム・ユンソクを再び主演に迎え、これまた臨界点ギリギリ、 圧縮“男汁”100%の呵責なきバイオレンスで社会の... ...続きを見る |
2012/01/12 04:00 |
“ダニ”はないけど女に“薄情者”と言われたことはあります… 『ダニ』@盛り場最前線 男と女のブルース
今年のラピュタ1本目は、レイトショー、「盛り場最前線 男と女のブルース」の皮切り、1965年の白黒映画 『ダニ』。 “夜の青春”シリーズなんて初めて知ったけど、この前に 『ひも』 と 『いろ』 の2本があるらしい(次が 『かも』 とな)。 それはともかくいきなり面白かった! 『誘拐報道』 も然りで、年の初めに観る映画が面白いと本当に気分がいい! 映画は、暴力団追放の煽りで組が解散し、ほかに食う道を探すハメとなった、梅宮辰夫演じるイケメンのヤクザが、 情婦ほか、自分になびいてくる夜の女... ...続きを見る |
2012/01/11 23:30 |
劇場でしか観られない映画を劇場で観る悦び! 『誘拐報道』@萩原健一映画祭
ノーザンライツでも同じなんだけど、旧作を中心とした映画祭や特集上映でより多くのお客さんを呼ぼうと思ったら、 その一つは、いかに“劇場でしか観られない映画”を集めるかが要となってくる。劇場でしか、というのは要するに、 なんらかのワケで今まで一度もソフト化されたことがないだとか、されていてもVHSだけでDVDになっていないとか、 VHSならあるけどとっくの昔に絶版で今やどこへも流通していないといった映画のことで、喩えばボクらの場合だと、 去年はラース・フォン・トリアーの 『イディオッツ』... ...続きを見る |
2012/01/10 00:30 |
年末に観て最高、年始に観て最高、今世紀最高のSF映画! 『宇宙人ポール』!
これ、観たのは去年のクリスマス・イヴなんだけど、も〜死ぬほど面白かったし、笑えたし、メチャクチャ泣けたしで、 ロクな年じゃなかった2011年の最後を明るく締め括るのに最適だと思い絶対ラストの記事にするべと思っていたら、 実はここ1ヵ月ほど前から体調があまりよくなかった95歳のばあちゃんがけっきょくそのまま老衰で他界したために、 ブログどころじゃなくなってけっきょく昨年ラストの記事はメチャクチャ暗いことを書いた、『無言歌』 になってしまった。 まぁこれも実はばあちゃんと逢うのも最後... ...続きを見る |
2012/01/07 01:30 |
祝!ワン・ビン劇場初公開! でも… 『無言歌』
華やいだ週末に人の気を惹くような映画じゃないということか、クリスマスのイルミネーション輝く駅前の上映館は、 外の賑わいがまるでウソのようになんとも侘しい入りだった……。駅前の広場ではチャリティー・イベントが開かれ、 過ぎゆく誰もがみな足を止め楽しそうにその様子をカメラに収めている。それが別に悪いというワケじゃないけれど、 しかし頭の隅じゃ「何か違う」という声がずっと聴こえて、ボクは居たたまれず、足早に劇場の暗闇へと逃げ込んだ。 もう一つの小さいスクリーンでやっているタイトルに“ク... ...続きを見る |
2011/12/27 03:30 |
レバノン内戦を題材にした現代のギリシャ悲劇、ねぇ… 『灼熱の魂』
今からちょうど10年前に観たカナダ映画 『渦』 は、なんともフシギな作品だった。ある女性の贖罪と癒しの物語は、 ハッキリいって面白くなかったけど、水をイメージした青ベースの映像や、なぜか要所でストーリーを語る“魚”など、 クローネンバーグのような、エゴヤンのような雰囲気もあって、内容はともかく奇妙な印象だけは今も残っている―。 で、そんな10年前に観たフシギな映画の監督の新作だというので、正月映画としては実に地味過ぎる印象ながら、 ちょっと興味を持ったので観に行ったんだけど…ウー... ...続きを見る |
2011/12/24 00:00 |
主人公の最後の百発にナデリの『駆ける少年』も入れてほしい! 『CUT』
アミール・ナデリ監督の映画は実は、1996年の「イラン映画祭」で観た 『駆ける少年』(’86)しか知らないんだけど、 しかしこの映画を観た時の衝撃は今でも鮮明に憶えているし、だからアミール・ナデリという名を忘れたこともない。 キアロスタミや、マジディや、ジャリリより、イラン映画といえばボクにとってはナデリなのだ。1本しか観てないけど。 ペルシャ湾沿岸の村で、ゴミ溜めを漁ったりビンを拾い集めたり靴磨きをしたりしながらなんとか生計を立てている、 天涯孤独な少年たちの姿を活写した物語は... ...続きを見る |
2011/12/22 01:30 |
エイゼンシュテイン・シネクラブって、知ってる? 『ジェシーを狙うのは誰だ?』
ボクも名前だけは聞いたことがあったんだけど、「エイゼンシュテイン・シネクラブ」とはその名の通り、世界的巨匠、 セルゲイ・エイゼンシュテイン(1898-1948)の作品と理論の研究を“基本”としている学会の名。で、その定例会が、 今回で数えてなんと228回目というのだから相当歴史が古いんだけど、12月は「東欧ファンタスチカの魅力」と題し、 「時間はだれも待ってくれない―21世紀東欧SF・ファンタスチカ傑作集」という本の編者の、高野史緒さんを講師に、 東欧のSFやファンタジーの魅力を知りつつ... ...続きを見る |
2011/12/20 08:00 |
もうこれ以上面白くするのは“不可能”じゃない? 『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』
小気味のよいアクション映画はもはや香港映画やフランス映画の方がハリウッド映画よりも面白いって感じだけど、 これが大人気シリーズの続篇にもなるとさすがに贅に贅を尽くした創りでやっぱハリウッドは凄い!と思ってしまう。 『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』 や、『ワイルドスピード MEGA MAX』 に並んで、この大ヒット・シリーズ、 5年ぶりの第4弾 『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』 も、本当に劇場の大画面で観てこそ楽しめると、 声を大にして断言できる、壮... ...続きを見る |
2011/12/19 22:30 |
逃げて、走って、恋はなし? フランス発快作“濡れ衣”サスペンス! 『スウィッチ』
観たことないけど一応、ジュリア・ロバーツの 『食べて、祈って、恋をして』 とかけています。いやぁーそれにしても、 公開は超地味だし、師走でこれから物入りなのに、お金損したらヤだな…と観ようか観まいか迷っていたんだけど、 これは思わぬ拾い物だった! 観て大正解! 『すべて彼女のために』 や 『この愛のために撃て』(未見だけど)など、 今日びのベッソン印とはまた違う骨太なフランス製サスペンス・アクションが好きという人なら絶対に楽しめる1本だ。 観る前はあまりピンとこなかったけどヒロイ... ...続きを見る |
2011/12/17 07:30 |
映画館でシエスタなんてしたくない? 『瞳は静かに』
ボクは子供の頃幼稚園じゃなく保育園に通っていたので午後にはやはりシエスタ(昼寝)の時間があったんだけど、 さァ寝なさいと言われても、ただでさえ落ち着きのないガキがそう簡単に眠れるワケもなく、起きてる時も多かった。 で、怒られるから目だけは閉じ、女の先生が枕モトを通りすぎる時に薄目を開けるとスカートの中がチラっと覗けて、 そんなドキドキを寝付けない時の楽しみにしていた。先生のスカートの内側に大人の世界を見ていたんだなボクは。 なんとも味気しない邦題だけど、この映画の原題は、“アンド... ...続きを見る |
2011/12/16 23:30 |
確かに人生、運と不運の確率は5分5分だと思う 『50/50 フィフティ・フィフティ』
そういえば数年前に高校時代からの親友に「鬱になった」と教えられた時には、どう言葉をかけていいかわからず、 散々悩んだ末にボクは中野の保健所に相談をしたんだけど(なぜ保健所?)、そうしたら、「フツーに接してください」 と言われたので「そっかフツーか」と思い直し、いつもの感じで呑みに誘うと、なるほど彼もフツーに応じてきたから、 彼は所帯持ちゆえそうしょっちゅうはムリだったけど、それからの数ヵ月、2週に1度は2人でどこかへ呑みに行った。 負のオーラは放っていたけど逢えば楽しかったし彼も... ...続きを見る |
2011/12/15 08:00 |
灯も色も失くした“トーキョー”へのレクイエム… 『トーキョードリフター』
この映画が撮影された5月27日(金)あたりといえば、確か菅内閣に対する内閣不信任案が出されてすぐ否決され、 こんな時にまで何を政治家ドモは茶番劇をやってんだ!と国民の怒りと疲れがピークに達していた頃だと思うけど、 要は震災後の過剰な自粛ムードがようやく薄れ始め、ソロソロ言いたいこと言ってもいいよねみたいな空気の中で、 政治家連中が“本来の仕事”である愚鈍な政争をまたゾロ始めた、とにかくモヤモヤと中途で半端な頃だったハズ。 松江哲明監督の今回の映画 『トーキョードリフター』 を観な... ...続きを見る |
2011/12/15 02:00 |
『ゾンビ処刑人』より『へんたい』(第3回学生残酷映画祭グランプリ)が観たいゾ!
話によれば、日曜に開かれた「第3回学生残酷映画祭」のグランプリは、『へんたい』 という映画が受賞したらしい。 「TRASH-UP!!」屑山編集長によると“ズバ抜けていた”そうなのでそれはぜひ一度観たい!と思っているんだけど、 思えば第1回映画祭は冷たぁ〜い雨がしとしとと降る中、高田馬場のよくわからない場所にある小さぁ〜な劇場で、 50人くらいの客を集めてちんまりやっていたのに、それがたった2年でこんなに成長するんだから大したものである。 純にホラー映画をこよなく好きな学生が、純に... ...続きを見る |
2011/12/13 00:30 |
“エストニアのシュヴァンクマイエル”、マッティ・キュットを知れ! 『空の歌』@バルト海の奇妙な果実
ボクがバルト三国を旅したのは10月後半だったから、確かに寒いとはいいつつも、まだそれほどじゃなかったけど、 もう12月半ばともなればさすがに彼の地も相当寒いんだろうな。というワケで、日本・バルト三国国交樹立90周年、 そして国交回復20周年を記念した企画の内の映画篇、「バルト海の奇妙な果実」で、惹句をそのまま引用すれば、 “エストニアのヤン・シュヴァンクマイエル”といわれているらしいマッティ・キュットという作家の短篇を鑑賞してきた。 2本で正味、1時間程度だったけど、面白かった。このテの... ...続きを見る |
2011/12/10 04:00 |
壁に耳あり障子に目あり、昭和の陰にフミキあり! 『三島由紀夫』&『赤報隊』@「第2回渡辺文樹映画祭」
「第2回渡辺文樹映画祭」の千秋楽に行ってきた。幕間で監督に「1週間でどれくらいお客さんが来たんですか?」 と訊ねたら、「ウ〜ん。初日はちょっと残念で35人ぐらいだったけど、あとは平均して70〜80人程度かな」とのこと。 確かに今日なんかも1本目、2本目ともに20人前後のお客が入っていたし、1週間ブッ通しで夜の部に上映された、 『金正日』 はもう少し入っていただろうと思われ、そして監督曰く土日はサラにもう少し賑わっていたみたいだから、 1日平均75人として、×7で525人。初日の40人を引... ...続きを見る |
2011/12/08 08:00 |
オレのルトガー・ハウアー、ベスト3! 『ホーボー・ウィズ・ショットガン』
ルトガー・ハウアー(オランダ出身)といえば、やはりその代表作は、『ブレードランナー』 のレプリカント役だろうけど、 しかし“ブレラン”に劣らず誰の心にもあるに違いない“オレのハウアー”、ボクの場合は以下の3本。マズ第3位は! ...続きを見る |
2011/12/07 22:00 |
イタリアだけにデ“アゴスティ”〜ニ♪ 「イタリア映画界の異端児 アゴスティの世界」
文化や情報の発信地といえばなんでもかんでも東京といっていた時代も今やもう昔の話。“地方発”という言葉が、 新時代のキーワードにもなっている昨今、そんな状況は“映画興行”の世界においても決して例外じゃないみたい。 というワケで、去年のGWだったか、帰省するし時間が空いたらシネマテークで何か観ようと思って事前に調べると、 コチラじゃ聞いたことのない特集名があったので、はて、こんなの東京でやったかな?と大いにソソられたんだけど、 なるほど。その時の特集が、今回のコレだったんだ(けっきょ... ...続きを見る |
2011/12/06 04:30 |
フミキとパルとエレファント? 『罵詈雑言』&『腹腹時計』@第2回渡辺文樹映画祭
またしても渡辺文樹にシビレた。そして今回は、あまりにコアな会場と、高円寺の街の人々の優しさにもシビレた! 映画は右翼を怒らせるようなものばかりだし、今日も今日とて公安が近くで入場者をチェックしているなど(監督談)、 物々しい話題が常につきまとうのに、どーして渡辺文樹の上映会に行くと、こうも心がホッコリとしてしまうんだろう。 まぁ柳下さんとかのオカゲで、とくに最近はボクみたいな思想等云々よりコアな映画をただコアに楽しみたいという、 フツーの映画好きも増えたから、という要因もあるだろうけど、... ...続きを見る |
2011/12/03 07:30 |
トラッシュ(廃棄)の中から宝を探せ! 『廃棄少女』ほか@「TRASH-UPLINK!!」
「TRASH-UPLINK!!」とは、今年の3月から始まった、今日本で最も熱く(厚く)ノリに乗っているサブカルチャー雑誌、 「TRASH-UP!!」と、ご存知、アップリンクが手を組んで隔月開催しているマニアックな映画と音楽のイベントのこと。 ボクが前に観に行ったのは栄えある第1回目の時で、そういやあれは震災の直前でしたねぇ〜早いですねぇ〜と、 開演前に久々にお逢いした編集長の屑山屑男さんと話していたんだけど、そんな風に屑山さんと話せているのも、 前にノーザンライツの記事を本に載せてもらえ... ...続きを見る |
2011/12/01 07:00 |
東村山一丁目?じゃなく… 『天使突抜〈てんしつきぬけ〉六丁目』
ちなみに客は五丁目(5人)までしかいなかった。なんの映画だったかの時に予告篇を観て、面白そうと思ったのと、 黒沢清監督のコメント、そしてなにより奇妙なタイトルに心惹かれて観に行ったんだけど…ウ〜ん。もう一つだった。 『堀川中立売』 につづく“京都連続(シリーズ)”の第2弾ということで、相当不可思議な映画だろうとは思っていたし、 実際観たらやっぱり相当摩訶不思議な映画で、薄っぺらい愛だの絆だのを描いた映画よりよほど観る価値のある、 話自体は独特で面白い映画だと思ったんだけど、しかし... ...続きを見る |
2011/11/30 23:30 |
今年はフィルメックス9日間7本勝負! 「第12回東京フィルメックス」
それに加えて、新作を3本、旧作を2本、イベントに行って短篇を5本観たのでもうここまでくると何がなんだか……。 なので忘れない内にまとめなくては! というワケで例年以上に盛り上がった今年の「第12回東京フィルメックス」。 最初に観たのはどん詰まりになって上映が決定した中国映画、『人山人海〈れんしゃんれんはい〉』。中国南部の、 貴州に住む男が弟を殺した犯人を追い都市や山村の裏街道を迷走するというハードボイルド・タッチのサスペンス。 冒頭の殺人シーンの乾いた質感が素晴らしく、追跡劇... ...続きを見る |
2011/11/29 07:30 |
カリーナの林檎は“フルーツ・バスケット”の中… 『カリーナの林檎 〜チェルノブイリの森〜』
今関あきよし監督、といえば、想い出すのは今でもやっぱり 『アイコ十六歳』 なんだけど、実は少々ご縁があって、 今から数ヵ月前に監督と都内某所でお逢いしたことがある。それはもちろんこの映画に絡んでのことだったんだが、 監督はとても話しやすい気さくな方で、ボクと、一緒に出かけた数人はすぐに打ち解け、映画にまつわる苦労話や、 撮影当時のチェルノブイリの状況、ベラルーシという国のこと、そして、監督は3.11の後に福島へも行っているので、 そうした話をする内に時間は瞬く間に過ぎていった。で... ...続きを見る |
2011/11/26 08:30 |
男なら拓ボンのように歌え、“負犬の唄(ブルース)”を… 「生誕70周年 川谷拓三映画祭」
「3年B組金八先生」なら誰でも知っていると思うし、そしていちばん最初のシリーズがその後「1年B組新八先生」、 「3年B組金八先生」、それから「2年B組仙八先生」とつづいたこともきっと多くの大人が知っている話だと思うけど、 しかし仙八先生からつづく当時のシリーズの最終作が「3年B組貫八先生」という作品だったことを憶えている人は、 実は意外と少ないんじゃないだろうか? その、貫八先生を演じていたのが、このお方、名優・川谷拓三(1941-95)。 で、ボクはこのシリーズが好きだったから子供... ...続きを見る |
2011/11/24 03:00 |
清武元GMの謀叛はこの映画を観たのがキッカケだった? 『マネーボール』
コチラは謀反というほど大ゲサなものではないんだけど、ボクもつい先日職場で、よかれと思ってやったことに対し、 あんまりに理不尽な、それこそ人格さえ否定されるようなことを言われたがためについに爆発。震災後から今まで、 チョットずつ溜まっていたものが一気に噴き出し感極まって涙すら流してしまった。恥ずかしったらありゃしなかった。 まァ結果的には相手(オーナー)の頭を垂れさせ少しは自分の主張も通り、改善されるべきところは改善されたから、 事態は一応丸く収まったんだけど、ったく、本当に“使わ... ...続きを見る |
2011/11/23 02:30 |
昔の女を見かけてびっくり映画が最高すぎて二度びっくり! 『新少林寺/SHAOLIN』!
本当にびっくりした。まぁ語呂の関係で“昔の”と書いただけで別に付き合っていたワケじゃないんだけど(見栄?)、 週末の、あの季節外れの台風みたいな雨の中、本作を観るべく有楽町へ出かけたら、駅前のイトシアのあたりで、 今から6年ほど前にイロイロ(艶々)とあった女の子を偶然見かけた。ま、見かけただけで話しかけたワケじゃないし、 なにより向こうは今のカレシかそれとも旦那かとにかく男性と、彼女のお母さんと思しき女性の3人連れだったから、 「あ、」と一瞬ドギマギしただけで、そのまま素通りした... ...続きを見る |
2011/11/22 01:00 |
今にもヤバいイタリアの暗部を抉ったヤバいほどの傑作! 『ゴモラ』
もうこういう映画を観ているとこの世界に人間が平穏に暮らせる場所なんてどこにもないんじゃないかと思えてくる。 評判通りのスゴい傑作だった。現在公開中のイタリア映画 『ゴモラ』 は、もちろん、そんな組織は初めて知ったが、 “カモッラ”という、かつてのマフィアを凌駕するほどの力を持つ巨大犯罪組織の、社会の隅々にまで支配を及ぼし、 そして邪魔者は蚤でも容赦なく潰すというその怖るべき実態を究極のリアルで描き切った超ハードな社会派ドラマ。 要は“21世紀版 『ゴッドファーザー』”もしくは“イ... ...続きを見る |
2011/11/19 08:30 |
針の振り切れた女優たちの熱演に男は勃きた子も寝る怪作! 『恋の罪』
結論からいうと、『冷たい熱帯魚』 より面白かった。アチラは人を不快な気持にさせようとする作意が幼稚というか、 全然ウマくないのに「ホラホラ、俺のテク気持好いだろ? もっと声出せよ」と独り善がりを強要されているみたいで、 本当に心底からウンザリだったんだけど(風俗嬢の気持で)、今回の映画に、そういう独り善がった作意は見られず、 粗っぽい中にも、確かに、キミとボクの間にはお金が介在してる。けど、それでもせっかくこうして出逢ったんだから、 2人で共に気持好くなろうじゃないか!とでもいう... ...続きを見る |
2011/11/19 03:30 |
油田開発を諦めない韓国の執念が生んだ怪獣映画? 『第7鉱区』
やっぱり油田当てたいよねぇ〜。日本も産油国ならよかったのになぁ〜。というワケで全然知らなかったんだけど、 “第7鉱区”というのは、九州の西側に位置する東シナ海で、石油とか天然ガスなどの資源が確認されたことから、 1970年代に日韓共同で開発が始まったという油田開発区域のことらしい。しかし、いろんな政治的大人の事情で、 日本が全然乗り気を見せず結果韓国だけがシャカリキになっているという、ケッコウ“きな臭い”海域であるみたい。 先の「第24回東京国際映画祭」でも招待上映された韓国映画... ...続きを見る |
2011/11/17 04:00 |
ウイルス・パニックの話だけど映画は“平熱”とはこれいかに? 『コンテイジョン』
奇しくも震災の1週間後に引っ越しで、もう予定は変えられなかったから、地震の翌日の土曜日も、次の日曜日も、 打ちのめされたような気持を抱えたままボクは引っ越しのための買い物をしていたんだけど、あの、人気も失せて、 まるで、『ゾンビ』 のショッピングモールみたくなっている家電量販店の風景も、逆に避難グッズを買いに走る人で、 パニック状態となったホームセンターの殺気立った光景も、この先一生、忘れることはできないんじゃないかと思う。 まぁボク自身は部屋に敷くカーペットを見に行っていたから... ...続きを見る |
2011/11/15 01:00 |
キミは、バルトの国々を知っているか!? 「バルト海の奇妙な果実」@バルト三国記念週間
バルト三国―。この、何度口にしてもカッコいい響きに憧れ実際に当地を旅したのはカレコレもう10年以上前の話。 北からエストニア、ラトビア、リトアニアと並び、その時はポーランドからリトアニアへ入りエストニアから船に乗って、 北欧フィンランドへ渡った。三国合わせちょうど3週間の旅だった。なかなか日本でバルトに往った人とは逢わない。 で、バルト三国といったら有名なのは、各国で4、5年ごとに開かれ、ユネスコの世界無形文化遺産にもなっている、 “歌と踊りの祭典”で、いちばん気候のよい夏に開催され... ...続きを見る |
2011/11/12 07:30 |
幸せは耕すもの、歓びも悲しみも四季のようにめぐり来る… 『家族の庭』
やっぱり上手だワぁ〜この監督。『家族の庭』 なんて面白くもなんともないタイトルに、物語だってごくごくフツーの、 どこにでもいそうなあるひと組の夫婦と、彼らのモトへと集まってくる身内や友人たちとの交流を描いているだけで、 これといったドラマチックな展開があるワケでもない話が2時間以上つづくという本当にただそんだけの映画なのに、 これが即興込みとはいいつつも実は緻密に計算され尽くした完璧な語り口と一級の役者たちによる見事な芝居で、 こうも描かれる人生のワビサビにグイグイ惹き込まれてし... ...続きを見る |
2011/11/11 23:00 |
主演女優がここまで脱いでいるのに全然エロくないのはなぜだ! 『スリーピング ビューティ〜禁断の悦び』
確っかに 『エンジェル ウォーズ』 のロリ系女優エミリー・ブラウニングはそれは汚したくなるような真っ白い柔肌と、 小ちゃなオッパイを惜しげもなく晒して頑張ってはいるんだけど…なんだろう? この、体よく騙されたような気分は。 そりゃスケベな話だから、エロいといえばエロいんだけど、なんかこう、視覚に届くだけでグッっとこないんだよなぁ。 で、フライヤーのデザインだけ見てなんとなし18世紀や19世紀が舞台の話かと思っていたら、思いっきり現代劇で、 現在公開中の、話題のオーストラリア製エロ... ...続きを見る |
2011/11/10 08:30 |
ジェニファー・アニストンの痴女上司って…最高じゃないか! 『モンスター上司』
おそらく兄貴が6つ上で子供の頃は兄弟ゲンカばっかりし、時には兄貴の友人ともケンカしていたからだと思うけど、 ボクはえてして、昔っから、歳上というか、目上の人間に対して気が強かったりする。歳下の方がよっぽど気を遣う。 だから、サラリーマン時代から(いや、その前から)、頭にくる上司には大方反抗して扱いにくそうな顔をされるという、 モンスター上司ならぬモンスター部下のようなタイプだったので、あまり酷い目に遭わされた上司というのはいない。 (ムカつくとすぐ態度に出して横柄な口を利いていた... ...続きを見る |
2011/11/09 23:30 |
祝! ジャッキー映画出演100本記念の歴史超大作! でも… 『1911』
その前にジャッキー、ゴメン。けっきょく「大成龍祭」、途中から全然行かなくなって……。言いワケは見苦しいけど、 夏前から日曜出勤が増えて、夕方に六本木というのが厳しくなっちゃったんだ。それにDVD上映だったんだけどサ、 毎回毎回画質があまりにヒドいモンだからテンション下がっちゃったんだよ。でも、『プロジェクトA』 は観たかったな。 というワケで、今年、日本になんと“全財産”を寄付してくれたジャッキーがそれを超えてこんなに盛り上がったのも、 ついにその出演作が、本作をもってめでたく1... ...続きを見る |
2011/11/08 08:00 |
くらげにゃ血もない恋もない、今の街にはロマンがない… 『ネオンくらげ』@「内藤誠レトロスペクティブ」
劇場に向かうべく地下鉄に乗って座っていたら、隣にウラ若い女のコの2人組がおり、聞くともなしに、その会話に、 ボンヤリ耳を傾けていると、なにやら合コンの話をしている。合コンかぁ〜もうカレコレ10年以上行ってねェなぁ〜と、 しみじみ思い返していたら、よく喋る片割れが、今度は“合コンにおける童貞の行動パターン”について語り始めた。 何を理由に相手を童貞と決め付けるのかがよくわからなかったし、大して面白くもなかったからもう忘れたんだけど、 なんか、とにかくウンザリした。おそらく女子大生だろう... ...続きを見る |
2011/11/07 23:30 |
やっぱりエイリアンは巨乳に限るよね! 『エイリアン・ビキニの侵略』
巨乳のエイリアンといえばアンタ、想い出すのはやはり、『悪魔のいけにえ』 のトビー・フーパーが撮ったSFホラー、 『スペースバンパイア』(’85)のマチルダ・メイである(当時20歳)。正直映画の中身に関してはほぼ憶えていないが、 日曜洋画劇場における淀川先生の「いや〜それにしてもあの女バンパイア、大きいオッパイ してましたね〜」 という映画の本質度外視の解説とともに、こんなエイリアンになら何されたって構わん! 全身吸われてみたぃ!と、 当時、中1のボクは完全にフル勃起しながら映画を... ...続きを見る |
2011/11/05 08:00 |
なぜ、かくも私たちは人喰動物映画が好きなのか? 『人喰猪、公民館襲撃す!』
人喰ザメ、人喰ワニ、人喰ヘビ、人喰ピラニア、そして人喰ダコ。かくも、ボクたち映画ファンの心を捉えて離さない、 この、“人喰○○”という魅力的な映画的響き。人間だって、普段動物や魚の肉を散々食べて生きているんだから、 せめて映画という虚構の中でぐらいあらゆる動物は一度人間を喰うべきだし、ボクはなによりもそれが観てみたい! たとえばシーシェパードが救出したクジラが実は人喰クジラで妻と娘を食べられてしまい、怒ったシェパード隊員が、 逆に復讐のホエールハンターとなって人喰クジラとマッコウ... ...続きを見る |
2011/11/04 23:30 |
きっとアメリカの“99%”にも入らない人々の現実… 『ウィンターズ・ボーン』
日本をはじめ、世界各地で相次ぐ自然災害に、11月に入ってもこの暖かさ、そして、世界総人口70億人突破…と、 そりゃ新しい命が生まれてくるのはめでたいしせっかく生まれ出でた命は等しく幸せに育ってほしいとは思いつつ、 しかしフカンで考えると本当にこの先人類はどうなってしまうんだろう…と、ガチで暗澹とした重い気分になってくる。 人口70億なんて甘い甘い。たとえば世界で最も人口の多いインドじゃ公式に数えられない、要は物乞いの人々が、 少なくても3億人はいると聞いたことがあるし、そんな人々... ...続きを見る |
2011/11/03 02:30 |
人生最期の“8分間”に何をする? ボクなら… 『ミッション:8ミニッツ』
デヴィッド・バウイの息子であり、デビュー作 『月に囚われた男』 が世界中で絶賛されると同時に大変面白かった、 ダンカン・ジョーンズ監督の長篇第2作 『ミッション:8ミニッツ』 は、列車を爆破させた、テロリストを見つけ出すため、 とある乗客の最期の“8分間”の意識に入り込み、爆破直前の列車内を何度も追体験するという任務を負った男の、 驚愕の運命を描いたSFサスペンス。昨日の映画サービスデーに観たんだけど新宿の劇場はビッチリ埋まっていた。 …シカゴで乗客全員が死亡するという列車爆破テ... ...続きを見る |
2011/11/02 23:00 |
♪アイスクリ〜ム、ユースクリ〜ムって次世代にわかる? 『スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション』
実は1997年6月21日に公開予定だった 『スクリーム』 が、その直前に起きたいわゆる“酒鬼薔薇事件”の影響で、 一旦公開延期の憂き目を見た曰く付きの作品だったということは、もはや知る人ゾ知る昔話。でも、その年の夏に、 大コケしたディズニー映画の穴埋めをするために急遽公開、しかも当初の規模よりずっと拡大して公開された時は、 映画業界とはなんとデタラメなところなのかと、当時名古屋の広告業界にいるボクは心の底から呆れたモンだった。 で、パート1はその時に観て、2は翌年会社の慰安旅行で... ...続きを見る |
2011/11/01 08:00 |
フィルム・ノワールの醍醐味とは、“板挟みのナルシシズム”… 『密告・者』
“フィルム・ノワール”なんていうといかにも通っぽいジャンルの呼称だけど、要するにフィルム・ノワールというのは、 犯罪映画の様式の中で、義理と人情とか、組織と個人の“板挟み”に遭いながら、主人公が自滅してゆくという話。 で、一見はまるで平凡なボクたちがなぜにそんなフィルム・ノワールの主人公たちに感情移入できるのかといえば、 それはやっぱり、たとえ犯罪や裏社会等とは無縁とはいえボクたちも日々、仕事と家庭、上司と部下、会社と顧客、 理想と現実、希望と打算などなど、大なり小なりいろーんな... ...続きを見る |
2011/10/31 23:30 |
今年のボクのサクラグランプリはこれだ! 「第24回東京国際映画祭」レポートA
といっても、けっきょく5本しか観られなかったんだけど。せめて10本ぐらいは観たかったなぁ〜でもムリだよなぁ〜。 しっかしそれにしても、毎年コンペ作品とは相性が悪い。2日前に観た 『プレイ』 も本当にツマラない映画だったが、 評判いいらしいから急遽観てみることにした中国映画の 『転山』 も、個人的にはいかがかと思うような作品だった。 物語は、台北に暮らすある若者が、急逝したお兄さんの夢を受け継ぎ、チベットを自転車で1人旅するというもので、 多くの出逢いや自然との格闘を経ながら彼が成長し... ...続きを見る |
2011/10/29 08:00 |
来年も完全に北欧映画祭をやります! でも、やっぱりその前に… 「第24回東京国際映画祭」レポート@
映画祭の定例会議というヤツをほぼ隔週末に渋谷の某所で開いているんだが、ケッコウ何回も開いているワリに、 そーそーオイソレと話が進んでゆくというワケでもなく、実はいまだにラインナップが決まり切っていなかったりする。 まぁどこの映画祭でも基本は似たようなモンだと思うけど、とくにウチは、資本力のないインディーズの映画祭ゆえ、 上映したい映画を見つけたからといってそれを上映できるとは限らず、またそこには著作権等の問題も絡んできて、 上映したいなぁ〜でもできないなぁ〜と、まるでランプが点いたり... ...続きを見る |
2011/10/27 07:00 |
あんまり面白くない西部劇&全然面白くないSF映画? 『カウボーイ&エイリアン』
この映画は3D作品じゃないけど予告篇を観る限り面白そうだし、せっかくだからユナイテッド・シネマとしまえんの、 IMAX上映で少々割高な料金を払って観てみようかなぁと一瞬考えたりもしたもののよかった新宿ミラノにしといて。 全然面白くなかった。今年はSF映画が例年より多く公開されたような気がするけれど何一つピンとくるものがない。 こんなんだったら早く家に帰って、映画祭のための映画を観るべきだった(つーか、初めっからそうすべきだよね?)。 つい最近まで、カウボーイ“VS”エイリアンとい... ...続きを見る |
2011/10/25 02:00 |
一部小さなお子様には適さない表現があるブラジル映画の二本立! 「ブラジル映画祭2011」
なので、ボクも一部小さなお子様には適さない表現がある文章を書きます。先日、久々に新文芸坐へ行ったので、 せっかく 『五番町夕霧楼』 を観るんだったら自分もそれに適したことをしてみようと、映画を観る前に真っ昼間から、 池袋界隈の“夕霧楼”、それもいわゆる人○専門の夕霧楼の暖簾をくぐってみたんだけど、どーせなら歳上がいい、 それもいかにも人○っぽい人がいいと思って、結果お相手いただいたのが昭和40年生まれの“大島智子”似の方。 で、何をしたかについてはさすがに全部省略するとして、なぜに彼... ...続きを見る |
2011/10/22 08:00 |
新作と旧作の俺のバランス最高! 『高校生番長 ズベ公正統派』&『穴場あらし』@大映ハレンチ青春白書
…か、どうかはわからないけど、1週間の始まりを多くの映画が封切られる土曜日とするなら、今週はマズ初めに、 『電人ザボーガー』 と 『アジアの純真』 という共に素晴らしい新作映画を立て続けに2本観て、その後に、文芸坐、 シネパトス、そしてラピュタとこれまた共に居心地が好い名画座をめぐって名作からレア物まで幅広く抑えるという、 映画好きとしてあるべき、非常にバランスの取れた映画の選び方をしたので、相変わらず私生活じゃなんもないし、 それ以外のことではストレスも溜まり放題なものの、映画的に... ...続きを見る |
2011/10/21 23:30 |
東映所属の彼女にも通ってほしい! 「最後のカツドウ屋 追悼・岡田茂 東映黄金時代を作った男」
現在公開中で東映の 『ツレがうつになりまして。』 を観たいなと思いつつもなかなか行けずじまいでいるんだけど、 なぜにまたそんな映画を観たがっているのかといえば、中に端役で“一木恵里花”という女優さんが出ているから。 数ヵ月前に確かスポニチのグラビアを見て彼女のことを知ったんだが(スポーツ新聞で、というのがもう中年臭いし)、 日本人とメキシコ人のハーフというラテン系の顔立も超美形なら目の醒めるような抜群のプロポーションをしていて、 サラにはこのお方、どこの所属かと思えばなんと東映俳優セ... ...続きを見る |
2011/10/19 23:30 |
たとえ世界が終ろうとも 二人の愛は変わらずに… 『アジアの純真』
単にある時フライヤーを手に取り、常の如く解説等をあまり詳しく読みもせず直感で「観たい」と思っただけなので、 正直、観に行く当日の朝に内容に関して調べるまで、本作がネット上で物議を醸しまくっている作品であることや、 上映してくれる映画館が、なかなか見つからなかった問題作であるということなど、チットモ知らずにいたんだけど、 時は2002年秋、“北朝鮮による拉致事件”で反朝鮮感情が渦巻く中で、日本人の暴漢に姉をなぶり殺しにされた、 孤独で負けん気の強い在日朝鮮人少女と、不良にからまれて... ...続きを見る |
2011/10/18 08:30 |
いくつになっても男の子の心の中にはヒーローがいる! 『電人ザボーガー』!
♪僕の日々にも一日ぐらい/こんなにいい日があったっていいよね♪ と、本当に心の底から、しみじみ思うくらい、 週末の“えいがやめぐり”はマコト素晴らしいものだった。「電人ザボーガー」といえばボクが2歳の頃にやっていた、 「スペクトルマン」とか「マグマ大使」と同じピー・プロという会社が創っていた特撮ヒーロー番組で、当然2歳だから、 ボクが番組を観るのはもう少し大きくなってから再放送でのことなんだけど、なにしろ、特撮物が大好きだったので、 ザボーガーも楽しく観ていたんだと思う。変身シー... ...続きを見る |
2011/10/17 23:30 |
エクソシストかと思ったら○ィッ○ー○○だった? 『ラスト・エクソシズム』
このブログにもアクセス解析という機能があるため、日々どういうサイトから自分のブログにアクセスがあったかや、 もしくはどんな検索ワードでヒットしたかがわかるようになっているんだけど、いまだ後を絶たないワードというのが、 “『パラノーマル・アクティビティ』 は実話?”みたいなもの。…実話なワケないじゃない。作り話に決まっとるでしょ! ソモソモ仮に実話としたってあんなモンよくある怪談話の類だしなぜそんなに気になるのかと、ワードを見るたびに、 少し辟易とした気分になるんだが、まぁオカゲで... ...続きを見る |
2011/10/15 03:30 |
散々気を持たせておいて全然面白くなかったのが“意外”? 『アクシデント』
銀髪だけどまだまだ堅強そうな男性が車を走らせていると、前を走っていた若い女の乗る車がパンクして立往生。 先を急ぐ男性は横道へ入るものの今度はトラックに進路を阻まれ迂回。すると挙句にはどこかのビルの壁面から、 垂幕がフロントガラスに落ちてきて彼はついに怒り爆発。しかし怒りにまかせて垂幕を引っ張ったら、あろうことか、 上から大量のガラスの破片が落ちてきて、彼は首を切られ出血多量で絶命する。男はマフィアの大物ボスだった。 という風に偶然の連鎖で人が死ぬというまるで 『ファイナル・デステ... ...続きを見る |
2011/10/14 23:30 |
「伊藤雄之助特集」って…いくらなんでもコアすぎないかラピュタ!? 『プーサン』
“伊藤雄之助”(1919年-1980年)と聞いてパッと顔の思い浮かぶ人なんて、よっぽどの映画好きとかじゃない限り、 40歳以下じゃ皆無に等しいんじゃないかと思うけど、しかしボクがその名を耳にして「あぁ! 雄之助!」と思うのも、 それはやはり、映画以上に、10代の頃にハマっていた「必殺」で、魅力的な悪役を演じていたからにほかならない。 といっても憶えているのはたった1話だけなんだが、昭和48年放送の「必殺」シリーズ第2弾「必殺仕置人」の22話、 「楽あれば苦あり親はなし」で雄之助は“野... ...続きを見る |
2011/10/13 07:30 |
キミは、ワン・ビンを知っているか!? 『名前のない男』
ウォン・ビンじゃありません、ワン・ビンです! 漢字で書くと“王兵”で、なんか強そうな名前だ。そして彼の映画は、 “面白い”とかじゃなく、本当に“強い”と表現するのが相応しい。そんなワン・ビンの映画をボクが初めて観たのは、 2004年のこと。もちろん映画は、彼の代表作であり“三部作計9時間”におよぶ大長篇ドキュメンタリー、『鉄西区』。 まぁ面白いだの強いだのと知ったようなことを言いながらアテネ・フランセと京橋時代の美学校との2日間に分けて、 第1部(4時間)、そして、第2部(3時間)&第3... ...続きを見る |
2011/10/12 23:30 |
驚愕の日独合作ピンク・ミュージカル! 『UNDERWATER LOVE おんなの河童』
撮影クリストファー・ドイルというとどーしてもウォン・カーウァイの映画で、最近名を聞かないなと思っていたんだが、 それはコチラが全然気にしていなかっただけで今もいろんな仕事をされており、『ラビット・ホラー3D』 もそうみたい。 そんな中、清水崇史監督につづき、今度はなんと今やピンク映画の枠を超えて大人気のいまおかしんじ監督作で、 ドイル卿が撮影を務めたというんだからびっくりだしそれならチョット気になってなおのこと観ないワケにはいかない。 しかも今回は日本とドイツの合作な上に、内容も... ...続きを見る |
2011/10/11 07:00 |
こんなサンタクロースは嫌だ!(でも楽しい!) 『レア・エクスポーツ 〜囚われのサンタクロース〜』
いったい何歳までサンタさんの存在を信じていたのか憶えてないし、だいたいそんなものを信じていたか否かさえ、 この歳となっては全然定かじゃないものの、まぁクリスマスだのサンタだの、中年にもなりゃ本当にどーでもいいし、 コッチはそんなものより時々イクお店で季節が来ると女のコが着る“ミニスカサンタ”の方がずっと好きだったりする。 そんな中(どんな中?)、まさにチョイと気の早いクリスマスプレゼントとばかりに、“サンタクロース発祥の国”である、 フィンランドからトビっキリ面白い映画がやって来... ...続きを見る |
2011/10/10 23:30 |
ノルウェー大使館を目指して広尾に行く 『フリチョフ・ナンセンの一生』@「第6回UNHCR難民映画祭」
映画祭をやる!なんていうと、いかにも華やかで楽しげな感じがするかもだけど、しかし映画祭を開くといったって、 そうそう簡単に映画が集まるワケじゃなく(我々のようなインディーズの場合はとくに)、上映したい映画をセレクトし、 そしてそれを実際にスクリーンにかけるまでには、実に様々な多くの“壁”を乗り越えなければいけなかったりする。 「楽しそうだね」なんてよく言われるけどやってることは往々に地味なのだ。(まぁ基本は楽しいからやってんだけど) で、ボクらが去年からやっていることの中に各国大使館... ...続きを見る |
2011/10/09 16:30 |
“宇宙猿人ゴリ”の創世記も観てみたい? 『猿の惑星:創世記〈ジェネシス〉』
『猿の惑星』 とか「猿の軍団」とか「スペクトルマン」の悪役“宇宙猿人ゴリ”(懐かしい!)とか、ボクが子供の頃は、 ヤタラとTVに猿系の着ぐるみが出てきたモンだけど、だからなのか、やはり映画等に猿系のキャラが出てくるなら、 よくできたCGだのモーション・キャプチャーだのより、着ぐるみの方がより味わいがあっていいよなと思ってしまうし、 そしてそう思ってしまうのは、何もボクだけではないと思う。しかしまぁ映画における映像技術もよく進化したものだ。 というワケで、「猿の演技が自然」とか「猿... ...続きを見る |
2011/10/08 03:30 |
『ブラック・スワン』 のヒロイン2人が揃ってセフレだぁ〜? 『ステイ・フレンズ』
面白いは確かに面白かったけどそんなに心には残らなかった、『ブラック・スワン』 でしかし強く印象に残ったのは、 ナタリー・ポートマンの妄想で、ライバル役のミラ・クニスがパンパンに怒張した男性ダンサーのいわゆるモッコリを、 イヤラしい手つきで上下に擦るシーンだった! あれ、大好き!…まぁそんなことはいんだけど、しかしポートマンが、 『抱きたいカンケイ』(なんだよこの邦題は!)という映画で“セフレ”をやっていたかと思ったら、今度はミラ・クニスが、 この映画でセフレとは…あのサぁ、こんな... ...続きを見る |
2011/10/07 23:00 |
来年も北欧映画祭をやります! でも、その前に… 「フィンランド映画祭 2011」
そうです!やるんです!いぃ〜んです!(もう古いコレ?) 今年の2月に、ユーロスペースとアップリンクで開催され、 なんとか盛況のウチに閉幕することができたアップリンクの“映画配給ワークショップの有志から始まった映画祭”、 「トーキョーノーザンライツフェスティバル」。初動期からのメンバーじゃなかったけど去年の今ぐらいに声をかけられ、 主にチラシやWEBの作品解説を書くライター担当としてボクは参加したんだが、映画祭本番じゃ、かの映画評論家、 柳下毅一郎さんのトークショーの聴き手を務めるとい... ...続きを見る |
2011/10/06 04:00 |
“面白くない”という運命からも逃れられなかった? 『ファイナル・デッドブリッジ』
同じ日に封切られた、『ワイルド・スピード MEGA MAX』 は、これまでのシリーズに登場したキャラがズラリと揃い、 映画的観応えも昂奮も快感もシリーズ中最高のデキで本当に大満足の1本だったんだけど、よくよく想い出したら、 『ファイナル・デスティネーション』 シリーズも(日本で)始まったのは 『ワイルド・スピード』 シリーズと同じ2001年で、 数えて5作目なのもまったく一緒。とはいえコチラは全然ダメ。まったくとは言わないまでもほとんど面白くなかった。 というより3D化した前作の... ...続きを見る |
2011/10/05 23:42 |
まさにアクション“メガ盛り”でシリーズ最高の面白さ! 『ワイルド・スピード MEGA MAX』!
思えば今はなき名古屋の毎日ホール劇場で観た第1作目の、『ワイルドスピード』 は、ボクをこの街へ追いやった、 あの悪魔のような女と初めて観に行った映画だった。まだ付き合いだして2週間ぐらいだったけど、口説いたことを、 すでに後悔し始めている頃だったな。あれからちょ〜ど10年。逃げて正しかったのかどうかはいまだにわからぬが、 そんなボクの気持を、劇中のドミニクの台詞が代弁してくれた。「どこに逃げても自由はない」 仰る通りであります! というワケで、シリーズ10周年にして栄えある第5作... ...続きを見る |
2011/10/04 06:30 |
“スリーデイズ”、“4デイズ”とくれば次はもちろん…? 『5デイズ』
『スリーデイズ』 と 『4デイズ』 が同じ日に始まったかと思ったら、今度は 『5デイズ』 というのはなんの因果もない、 まったくの偶然。そしてこの3本が揃ってヒットしていないというのも偶然だ。しかし、『スリーデイズ』 か 『4デイズ』、 どちらかのチケットを提示すればこの 『5デイズ』 はいつでも1,000円だそうなのでチケットは棄てずに取っておこう! というワケでこの映画は、2008年8月8日、北京五輪が開催される陰で起きた、南オセチア独立問題に端を発する、 グルジアとロシアの... ...続きを見る |
2011/10/03 23:30 |
ドニーの心の原風景がここにある! 『レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳』!
本作で我らのドニー・イェンが演じている“チェン・ジェン(陳真)”というキャラクターは、映画ファンなら御存知の通り、 そう! あの歴史的名作、『ドラゴン怒りの鉄拳』(’71/原題:『精武門』 )でブルース・リーが演じた主人公の名前で、 中国に実在した武道家“霍元甲(フォ・ユァンジア)”(ジェット・リーが、『SPIRIT』 で演じた人)の“架空の弟子”という、 映画的設定のヒーロー・キャラ。『ドラゴン怒りの鉄拳』 の大ヒットによって中国で知らぬ人なんていないというほど、 人気キャラと... ...続きを見る |
2011/10/01 07:30 |
『ホステル』よりも身の毛がよだつリアルでヘビーな拷問映画! 『4デイズ』
“拷問”といえば、『ホステル』 や 『ソウ』 シリーズのようにホラー映画においては一種の娯楽的要素ともなりえる、 いわば映画を盛り上げるための見せ物だけど、これがホントに世の中にありえそうな拷問だったらそうはいかない。 確かに、「痛い」を追求した拷問描写なら上記の映画の方がエグいかもしれないけど、コチラは内容が内容だけに、 見た目の「痛い」を超えて心や理性がどんどん痛くなってくる。実はこれまた震災の影響で一旦公開が延期になり、 このほどようやく陽の目を見ることになった映画、『4デ... ...続きを見る |
2011/09/30 23:00 |
ボクの人生最大のモテキは小学校1、2年の時でした… 『モテキ』
藤本幸世は、金なし夢なしカノジョなしの29歳の派遣社員……あーびっくりした。オレのこと言ってるのかと思った。 よかったオレ39歳だし(もっとダメじゃないか)。それにしてもなんでこんな情けない役に限って苗字が同じなんだろ? 『崖の上のポニョ』 も人間になりたいのになれなかった憐れなオッサンのキャラクターの名前が“フジモト”だったし。 今まで気にしたことなかったけど、もしかしたらフジモトってダメな響きがする苗字なんだろうか? 改名しようかしら。 それに藤本幸世のユキヨってどこかで聞い... ...続きを見る |
2011/09/29 04:30 |
最近のハリウッド・リメイクは“3日間”で創ったような素早さ 『スリーデイズ』
もしかしたら今に始まったことじゃないのかもしれないけど、最近は本当にリメイクが早い。いくらなんでも早すぎる。 『モールス』 もそうだが、これのオリジナルも去年、観たばっかだモンな(まぁ日本での公開が去年という話だけど)。 ただ 『モールス』 のオリジナル 『ぼくのエリ 200歳の少女』 は単館でもかなりヒットしたから広く知られているけど、 コチラのオリジナルはヒットもしなければ話題にさえ上らなかった作品なので(傑作なのに!)、こうしてハリウッドで、 リメイクされれば多少はオリジナ... ...続きを見る |
2011/09/28 23:30 |
戦え!ウルトラマンハレンチ! 『高校生番長 棒立てあそび』&『十代の妊娠』@「大映ハレンチ青春白書」
とにかくガキの頃は、ウルトラマンや仮面ライダーや東映のスーパー戦隊シリーズ、そして中学に上がってからは、 「必殺」シリーズを夢中になって観ていたので、主に60年代から70年代の日本映画を観ていると、思わぬところで、 かつてヒーローを演じていた俳優や必殺で悪役に扮していた俳優たちに出喰わし「オ!」とうれしくなることが多い。 その最たるは、やはり、ひし美ゆり子で、まさかあの“アンヌ隊員”がこんなにエロすぎるオッパイをしていたなんて、 ガキの頃には夢にも思わず(いや夢なら思っていたかも…)... ...続きを見る |
2011/09/27 06:30 |
アメリカ人の愛国心、というより被害妄想を心地好く煽る映画だとは思う 『世界侵略:ロサンゼルス決戦』
これも震災の影響で一旦公開が延期になった1本で、だから前々から楽しみにしていたんだけど、なんだこれは? イザ観てみればただのツマラない戦争映画じゃないか。本当にアメリカ人は戦争が好きだよな! ただ、ここ最近、 戦争映画というとその描き方は、喩えば“硫黄島二部作”みたいに戦う双方とを描くという複層的なものが主流で、 単なるドンパチ的なものは少なくなってきたと思うんだが、けっきょくそれはアメリカ人にとって邪魔臭いというのか、 やっぱり今回のように攻めてくる相手は徹底的に“悪”でそれを... ...続きを見る |
2011/09/26 23:30 |
10年のブランクを感じないこれゾ“昔ながらの”カーペンター節! 『ザ・ウォード 監禁病棟』
“ジョン・カーペンター”の新作と聞いて胸がワクワクしないなんて人は本当の映画好きじゃないと思うし、ましてや、 それが、『ゴースト・オブ・マーズ』(’02)以来10年ぶりの最新作とくれば襟を正して公開を心待ちにするというのが、 映画好きの正しいあり方というもの。でも、だからってじゃあどんな凄ェ映画なんだ!?と、過度に期待するというのも、 それはそれでカーペンター映画をあまりよくわかっていない証拠であるような気がして、とにかく、我々映画好きが、 カーペンター映画に求めるのはある種の“... ...続きを見る |
2011/09/24 07:00 |
息が咽るほど面白く、泣ける、究極のエンターテインメント! 『アジョシ』!
す、凄い…本当に素晴らしすぎる……。ただボコボコ殴り合い、バンバン撃ち合い、バタバタ斬り合うワケじゃなく、 その一撃が、一蹴が、一発が、一太刀が、心のヒダにビンビンと響いてくる途轍もなくエモーショナルなアクション、 子供を確かな個性を持った、1人の人間として描くからこそ、なんの因果か、不幸な境遇に生まれた孤独な少女と、 自らの宿業によって愛する者を失ってしまった男との心の交感がひしひしと胸に迫ってくるという号泣必至のドラマ。 パッと聞きハングルっぽいけど別にインパクトは感じないし... ...続きを見る |
2011/09/23 23:30 |
名画座めぐりでトゥルー・ロマンス?…あるよ 『東京-ソウル-バンコック 実録麻薬地帯』 ほか1本
大学生の時以来、実に10数年ぶりに観直して、いろんな意味で懐かしかったんだが、タランティーノが脚本を書き、 ドドスコスコスコトニー・スコットが撮った、『トゥルー・ロマンス』(’93)は、クリスチャン・スレーター演じる映画好きが、 名画座で、千葉真一主演のアクション映画 『激突!殺人拳』(’74)を観ている時に、パトリシア・アークエット演じる、 巨乳でカワイいコールガールの女のコと運命の出逢いを果たし、そこから危険極まる愛の逃避行へ繰り出すという、 オタクの妄想炸裂でこっ恥ずかしい物語... ...続きを見る |
2011/09/22 03:30 |
アルモドバル×イグレシアで今年はグラシアス! 「第8回 ラテンビート映画祭」!
去年の「ラテンビート映画祭」に行った時のブログを読み返したら「来年からも行こう!」とか書いてあったワリには、 直前までまるで行く気はなかったんだけど(ど〜にもバルト9が苦手で…)、気なしに、スケジュールをチェックしたら、 ワリと都合のよい日時に「オォ、これは観たい!」と思う映画の上映が組まれていたため急遽、観に行くことにした、 今年の「第8回 ラテンビート映画祭」。2作品観て1本目はティーチイン付きだったから大いに賑わっていたんだけど、 ツブラな瞳の映画祭ディレクター、アルベルトさん... ...続きを見る |
2011/09/20 01:00 |
現在を生きることを問いかける久我山の街なる音を聞け! 『パレルモ・シューティング』
今から12年前に、京王井の頭線の久我山に棲んでいた頃は、よくバウスシアターでカルトな映画を観ていたので、 逆にあんまり行かなくなった今、タマに吉祥寺に行くとなるとつい映画を観る前後に久我山に降りたくなってしまう。 まぁ降りて何があるという街でもないし、駅がずいぶんキレイになってしまったので面影も少し薄れているんだけど、 この電気屋でビデオデッキ買ったなぁーとか、このビルの2Fにあったビデオ屋で1年で200本ほど借りたなぁ〜など、 そんなことを想い出しながら歩くだけでも、キュンとす... ...続きを見る |
2011/09/17 00:30 |
情報社会をアテにせず渡辺文樹を追いかけろ! 『金正日』!
最新作 『金正日』(しかし凄ぇタイトル)だけを夕方ぐらいにやるのかと思っていたら、午前10:30より 『三島由紀夫』、 そして12:20より 『赤報隊』 をやって 『金正日』 を2回という前情報を得たので、夜勤明けだから午前はムリだけど、 次にいつ観られるかわからないんだし 『赤報隊』 も観たいな…と、仕事終わりで、寝ないまま出かけることに……。 で、一旦家に帰って新宿まで自転車で行き、京王線で千歳烏山に向かったんだが、やっと会場の入口に着いたら、 貼紙があって、「『三島由紀夫』 と 『... ...続きを見る |
2011/09/15 07:30 |
ススキノにイケない代わりに新橋にイキました! で、探偵はどこにいる? 『探偵はBARにいる』
丸の内TOEIで映画を観るなんてホント久しぶりで、日頃自分がよく行っている映画館とは心なしか雰囲気が違い、 すっかりアウェイ気分満載での鑑賞だったんだが(日曜で混んでいたし)、それよりも、事前に劇場HPを見ていたら、 今回の映画と、入替えに終わったようだけど 『劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル』、 なんて映画をやっていて驚いた。別に仮面ライダーがいまだにつづいていることに驚いたワケじゃない(知ってるし)。 副題にひっ掛かったのだ。“将軍と21... ...続きを見る |
2011/09/14 23:30 |
武侠活劇×韓流ドラマ!? 私の頭の中の殺し屋! 『レイン・オブ・アサシン』
タイトルに“剣雨”と出てくるのでひっ掛けてあるんだろうけど、“レイン”はいわゆる雨の“Rain”ではなく“Reign”で、 “治世・統治”といった意味。“殺し屋の治世”というのも妙だから“殺し屋の跋扈する世”みたいな訳でいいのかな。 というワケで、『レッド・クリフ』 2部作の特大ヒットもまだまだ記憶に新しい、アジアが世界に誇るフィルム・メーカー、 御大ジョン・ウー監督の製作による武侠アクション巨篇、『レイン・オブ・アサシン』 をやっとで先の週末に観てきた! で、御大は今回、共同監... ...続きを見る |
2011/09/13 01:00 |
話の面白さもさることながら、映画の“いい薫り”こそ堪能すべきサスペンス! 『ゴーストライター』
ポランスキーの久々の新作だし、大ヒットしているみたいだし、せっかくなら、混んでいるサービスデーとかじゃなく、 もう少しユッタリ鑑賞できそうな日を選んで行こうと、平日の、それも、人の最も少なさそうなレイトショーに行ったら、 …あれれ? ボクを含めて客はたったの10人だった。『アザー・ガイズ』 を1週間前に観に来た時は満席だったのに。 もうみんな観てしまったの? まぁ前の席にドッカと足を掛けたりしながら、ホントにユッタリ観れてよかったんだけど。 それはともかくこれは評判通り大変面白い... ...続きを見る |
2011/09/10 07:30 |
メイドもいいけどやっぱりナースでしょ♪ 『ある見習看護婦の記録 赤い制服』@「大映ハレンチ青春白書」
男らしく看護服だけは大好きながら、あまり病院へ行かないので実際に看護婦さんに逢う機会は少ないんだけど、 花粉症ゆえ、毎年春先に耳鼻科にだけは通い、そこで鼻をムズムズさせつつも、薄いピンク生地の看護服を着た、 若い看護婦さんたちをイヤラしい目で見るのが春の苦しさを和らげるなによりの特効薬(耳鼻科も“看護婦”さん?)。 とくにボクのかかりつけの医院はそんな広くもないのに常時5人は看護婦さんがいるので(容姿はそれぞれながら)、 まぁ治療なんて予約して行けば正味10分程度なんだけど、その10... ...続きを見る |
2011/09/09 23:30 |
“表現”に生きる者の宿業に裏打ちされた究極の創作品、それが… 『監督失格』
2005年の6月26日に林由美香が亡くなった後(テッキリ27日だと思い込んでいたら、それは彼女の誕生日だった)、 追悼上映や何かで、ひとしきり彼女について盛り上がった時に(ヘンな言い種だが)、ボクも少々知った風な感じで、 ブログにイロイロ書いたんだけど、あれからもう6年が経って、よもやこんな凄まじい映画を観られる日が来ようとは、 それこそ、夢にも思わなかった……。果たして本作をいつもみたいにやれ「傑作だ!」とか、「必見の1本」だなどと、 安易に語ってしまっていいものなのか、鑑賞し... ...続きを見る |
2011/09/08 03:30 |
♪ハンナ〜ぁ クリスマス・キャンドルの灯は ゆれているかい 『ハンナ』
そりゃ「安奈」だ(by甲斐バンド)。『つぐない』 や 『ラブリーボーン』 といった作品で注目されたシアーシャ・ローナン。 若手女優の筆頭株として今後の活躍がますます期待されるワケだけど、ボクにとっては妙に親近感の湧く女優だ。 それというのも、以前、仲のよかった女のコと、鼻のあたりを中心に顔全体の面影がほんのチョット似ているからで、 とある学校へ通っていた時に知り合い、仲よくなる内にマコト手前ミソながら、ボクのことを好きになってくれたらしく、 一時は積極的にアプローチもされたんだけ... ...続きを見る |
2011/09/06 02:00 |
あの韓国映画史上屈指のカルト作がまさかのリメイク!? でも… 『ハウスメイド』
いわゆる人気のメイド服には、まるで萌えたりしないんだけど(ビキニとかレースクイーンの恰好の方がいいじゃん)、 なにやら映画のための特注だという本作でヒロインが着ているメイド服はいいなと思った(水のかけっコとかしたい)。 というワケでこの映画は知る人ゾ知る韓国映画史上屈指のカルト作、キム・ギヨン監督の、『下女』(’60)のリメイク。 なんだけど、観た感じだと設定を借りているという程度なので、別にオリジナルを知らなくてもとりあえずいいと思う。 ただ、これはハッキリいって駄作。『下女』... ...続きを見る |
2011/09/03 04:00 |
社会に本当に必要なのは“その他大勢”の人たち! 『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!』
日本人はさほどコメディ映画を好きじゃないので、2週目だしもうあまり入ってないんじゃないかな〜と思っていたら、 さすがにサービスデーだけあってケッコウな客入り具合。とはいえ、そのウチの何割かは案の定連日大入りらしい、 ロマン・ポランスキーの最新作、『ゴーストライター』 を満席で観れずに仕方なく流れてきた人なんじゃないかと思う。 でも、そんな人でもこのコメディには思わぬ拾い物的感覚で満足できたんじゃないだろうか? ま、ボクにしてみりゃ、 日本での知名度は今一つでも、今やある意味ジム・... ...続きを見る |
2011/09/02 23:30 |
2011年夏、最も生きる勇気が湧き、明日への活力がもらえるサイコーの1本! 『ピラニア3D』!!!
質問です。ここしばらくデートで映画を観たことがない…イエス。デートで六本木ヒルズに来るようなカップルなんて、 みんな不幸になればいいと思っている…イエス。犬や猫の映画よりサメやワニが出てくる映画が好きイエス(即答)、 海の想い出が、あまりない……イエス! そ〜〜〜んなキミが絶対に観るべき映画がコレ!『ピラニア3D』! いやぁ〜これゾ噂に違わぬ傑作ぶり。面白かった。ホント面白かった。面白すぎて何を書けばよいのかわからない。 日本じゃ到底見られない水着の巨乳美女がビーチを埋め尽くす酒... ...続きを見る |
2011/09/01 07:00 |
18歳以上は観てはいけませんの“逆R18”指定にしてほしいお化け屋敷ホラー? 『インシディアス』
六本木で観たんだけど、ずいぶん若い衆が目立つなぁ…と思っていたら、本作は高校生、いつでも1,000円だって。 ウん。それ自体はとてもいいことだと思う。いいことだと思うし、予告映像を観ると、なかなか巧く煽れている感じで、 暑気払いに最適のホラーとして、大いに鑑賞意欲をかき立ててくれる作品だと期待していたんだけど…フザケるな。 こんなモン、いい大人がよろこんで観るような代物じゃない。金返せっ! 会員割引+ネット割引で観たって高いワ! というワケで、『パラノーマル・アクティビティ』 の... ...続きを見る |
2011/08/31 23:30 |
シュヴァンクマイエル式うつし世は夢、夜の夢こそまこと 『サヴァイヴィング・ライフ-夢は第二の人生-』
さすがにそのまま若い頃みたく夢精したりはしないものの、この歳になってもいまだに時々スケベな夢を見るので、 よっぽど欲求不満が溜まっているのか、あるいはやっぱりカノジョもいなくて無意識的には寂しく思っているのかと、 目醒めた時には虚しいような、それでいて少し「イイ夢見たなぁ〜」と甘酸っぱいような、とにかくヘンな気分になる。 本当に、自分の好きに夢を見ることができたなら、毎日寝るのがどんなに楽しいか、別に、好きに夢を見れなくとも、 脳に電極か何かをつなげて“夢を録画する”ことができた... ...続きを見る |
2011/08/29 23:30 |
バカは死んでも治らない、だからアメリカも治らない? 『ナッシュビル』
アメリカという国があり、そしてアメリカが野蛮な国だからこそ、きっと自分が好むようなアクションやホラー映画は、 面白く発展して世界中に広まったんだと思うし、映画だけじゃなく、ロックに、スポーツ、車にコーラにリーバイスに、 そしてフーターズ。アメリカがあったからこそいろんな文化は発達しボクらは日々その恩恵を受けているんだと思う。 しかし、そうは言いつつも、一方じゃ“アメリカさえなければ”世界はもしかしたらもう少し平和だったんじゃないかと、 そんな幼稚なことを考えたって意味ないのに、今... ...続きを見る |
2011/08/27 08:00 |
だけど、ミニシアターが衰退したのはミニシアター自身の責任でもあると思う… 「三大映画祭週間2011」
三大映画祭というのは、言わずと知れた、カンヌ、ベルリン、ヴェネチアの3つの映画祭のこと。まぁだからといって、 それらの映画祭で受賞したらその映画が誰が観ても素晴らしいものだなんて保証は、ハッキリいってどこにもない。 だいたい、この特集の前口上に、経済の停滞とともに近年多くのミニシアターが閉館し、その結果、三大映画祭で、 有力な賞を取った作品さえ日本で観られる機会が少なくなった、云々と書いてあるけど、しかしコチラに言わせりゃ、 単に映画祭で受賞したというだけでクソ面白くもなんともない眠... ...続きを見る |
2011/08/26 23:30 |
もうすぐ四十代でも青い性じゃダメですか? 『フリーセックス 十代の青い性』@「大映ハレンチ青春白書」
とにかく、10代は暗かった。藤圭子張りに暗かった。学校じゃ笑っていても家じゃ乱歩や宮本輝を貪るように読み、 筋肉少女帯や人間椅子を大音量で聴きながら、オレは童貞のまま朽ち果ててゆくんだ…さもなきゃ親父のように、 酒浸りで死んでゆくんだと毎日みたく考えていた。あ〜よかった。衝動に任せて無軌道なマネをする度胸がなくて。 まぁだからといってこの先どうなるかはまだわからないんだけど……。10代のリビドーは、今でも体に残っているし。 というワケで(何がというワケかよくわからないが)、ラピュタ阿... ...続きを見る |
2011/08/24 02:30 |
ワニ、サメの次はヘビ映画を3Dで! 『赤い珊瑚礁 オープン・ウォーター』
この歳になっても映画にサメとかワニとかピラニアが出てくると心がワクワクと躍ってしまうのは、やはり子供の頃、 TVの洋画劇場で 『ジョーズ』 とか 『アリゲーター』 とか 『ピラニア』 といった動物パニック映画に散々慣れ親しみ、 結果、幼な心に、“サメとかワニとかピラニアが出てくる映画は楽しい”という刷り込みがなされたからだと思うけど、 今週末からは、いよいよ待ちに待った 『ピラニア 3D』 も公開されることだし、今からはもう、ピラニアだけじゃなくて、 サメとかワニとかヘビが出てく... ...続きを見る |
2011/08/23 01:30 |
地獄に咲いた花一輪、みたいな爽やかな青春映画! 『あぜみちジャンピンッ!』
丸2年間、隔週木曜日に通ったアップリンク主催の「映画配給ワークショップ」に一旦ひと区切りを付けたんだけど、 オカゲで「トーキョー ノーザンライツ フェスティバル」という新たな関わりを見つけることもできたし、知り合いも増え、 せっかくだから今後もそうした縁は大切にしていきたいなと考えているところ(基本的に人間関係がドライなもので)。 で、この 『あぜみちジャンピンッ!』 という映画を撮った西川文恵監督も、ワークショップで知り合ったウチのお1人。 オマケに雰囲気のホンワカしたとても可... ...続きを見る |
2011/08/19 23:30 |
親父の想い出よりお袋に肩を揉んでもらった里帰り… 『ツリー・オブ・ライフ』
盆休みで束の間実家に帰ったので、今年も例年通り親父の墓参りに行こうと思っていたんだけど…行かなかった。 というより、軽い熱中症にでもかかったのか、途中から体調を著しく崩してしまい行けなかったのだ。墓参りもせず、 友だちとの約束も反故にし、夜のお楽しみも流れて…丸一日半ずぅーっと伏せていた。何しに帰ったのかわからん。 だけど、そこがやはり実家のいいところなのか、いつもと違い近くには常にお袋がいたので、チョイとお腹が空けば、 軽くお粥を炊いてもらったり、あまつさえ、肩を揉んでもらうな... ...続きを見る |
2011/08/18 06:30 |
ボクも高校生の頃は本気で詩人になりたいと思っていた… 『ミルク』
卒業文集にも夢は「詩人」と書いたぐらい。で、中原中也みたく30歳で死んだらカッコいいなと思っていたんだけど、 気づけば来年40歳だし(橋本真也が死んだ歳か…)、30歳で死ななくてよかったと当たり前だが今では思っている。 まぁ中也を知ったのも実はオーケンの影響で、そんな風にボクが詩心を持ったのも要はその個性的な楽曲以上に、 いまだに好きで聴いている、筋肉少女帯や、人間椅子の他にはない“詩の世界”に強烈に惹かれたからなんだが、 そのワリに初めて書いた詩は、「昼寝男」という、筋少や人間... ...続きを見る |
2011/08/13 02:30 |
六本木なんだからオリジナルを無修正で見せてほしかったよね 『モールス』
ホントだよ。『ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える』 だって無修正のR18版で上映したんだから、 これもただリメイク版をフツーに公開するだけではなく、それに併せてオリジナルの 『ぼくのエリ 200歳の少女』 を、 特別に無修正で上映するぐらいの粋な計らいをしてほしかったよね。(まぁ配給会社が違うから難しいだろうけどサ) それにしてもオリジナルの邦題はイマイチなんだけど、“モールス”ってのもなぁ〜と思ったら、原作の英題なのか? というワケで、昨年夏、単館公開ながらス... ...続きを見る |
2011/08/12 22:30 |
一句。騎乗位で 合体したまま 銃撃戦 『ドライブ・アングリー3D』
3D映画なんか、目は疲れるしたかが1本映画を観るのに小2枚も取られるしで極力観ないようにしてきたんだけど、 最近はもう、そんな感覚も薄れてきた。それに、TOHOシネマズなら火曜の会員サービスデーにネット購入すれば、 1,600円とかなりオトクになるし、サラに3Dメガネ持参なら1,500円で単館映画の前売価格とまるで変わらないなど、 そうなるともう、映画によってレイト割引をしないなどとホザくどこかの劇場よりよほど良心的に思えてくる(しつこい)。 (ただし、↑の値段はネット購入すると... ...続きを見る |
2011/08/11 03:00 |
男独り、今日もネオンを食べて生きてゆく… 『ネオンくらげ 新宿花電車』
くっそォ〜またラピュタでいい映画を1本観逃した……。ラピュタはほとんどレイトショーくらいしか行かないと思って、 一度に払うには会員費も意外に高いしだから会員証の有効期限が切れたままホッたらかしにしておいたんだけど、 やっぱ上映情報をマメにメールしてもらわないとフォローし切れないワ(メール会員)。というワケで、会員に入り直し。 1回切れたのに前のポイントもちゃんと繰り越してくれたし(やさしいな)、牧口雄二の時に入り直しておきゃよかった。 それにしても、癒される……。もしかするとボクは、... ...続きを見る |
2011/08/10 23:00 |
俺のクジを誰が引いた? 老匠の熱い遺言状に心せよ! 『一枚のハガキ』
8月6日の平和記念式典で、広島市長が読んだ今年の“広島平和宣言”には、原発事故の話も盛り込まれるなど、 今の日本の現状を広く見据えた、なかなかいい文章だったと思うんだけど(なかなか、という言い方も失礼ですが)、 事前には原発の話を盛り込むことに対して異論等もあったらしい。なんで? ソレとコレとは話が別だとでも仰るの? 戦争だって、一部のイケイケドンドンな連中に、日本中引きずられた挙句に原爆を落とされたんだから、同じように、 一部の人間がイケイケドンドンで推し進めてきた原発政策の影... ...続きを見る |
2011/08/09 02:00 |
“反核”捜査線とも言うべき骨太な社会派アクション! 『復讐捜査線』!
ボランティアではないんだけど、6月あたりからずっと、職場で震災被災者や原発避難者の生活支援を行っている。 で、被災者や避難者も、ピンな人からキリな人まで本当に様々で、彼らにもイロイロと言いたいことはありながらも、 やはり、とくに、クソ原発から着の身着のまま避難してきて、一度も家に帰ることができないなんて人を見ていると、 なぜ、こんな目に遭わなきゃいけない人がいるんだろう…とその複雑な要因を悪い頭で考え、「もう疲れたよ…」と、 怒る気力もとっくに失せて半ば諦めムードとなっている当人... ...続きを見る |
2011/08/06 07:30 |
これはぜひ、UCとしまえんの“都内初”IMAX3Dで! 『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』
とはいえ“IMAX”と言われてもただの3D映画さえ数える程度しか観たことがないので( 『アバター』 すら観てない)、 フツーの3Dと較べていったいどれほどレベルが違うのか、イマイチよくわかっていないというのがホントなんだけど、 なにしろよく出かけるUCとしまえんが都内で初めてIMAXを導入したというから(8月現在はほかに池袋と木場にも)、 それじゃここは一つタメしにそのIMAX3Dを初体験してみるかと観に行ってみたら…なるほど! これは確かに凄ぇ! まぁフツーの3Dと較べてどこが... ...続きを見る |
2011/08/05 23:30 |
映画は最高! だけど新宿武蔵野館には気をつけろ!(怒) 『スーパー!』
久しぶりに映画館に対し激しく憤りを覚えた。本当はこれはシアターNで観るつもりだったんだけど、都合もあって、 一方の武蔵野館であれば“レイトショー割引”があるしと思い今回は向こうで観るかと日曜の21時の回に行ったら、 フツーに料金1,800円だという。劇場サイトの注意書きをコチラが見落としていたのなら、そこは素直に謝るとしよう。 でも、映画ファンにはすっかり定着しているレイトショー割引をなぜこの映画に限り適用外にする必要があるのかと、 一旦怒りを鎮め、受付の人に対し「適用外にしたの... ...続きを見る |
2011/08/03 22:30 |
原発なんて造らなくていいからもっとトルコ映画を! 『蜂蜜』&『卵』
もう子供にはこれからこう言おう。“ウソつきは原発の始まり”と―。原発に関してはホントにもう誰も信用できない。 こないだ東電がトルコの原発計画から撤退するとニュースで言っていたけど、トルコだって存外地震は多いんだし、 これからどんどん人口が増えそうで電力が要るのはわかるけどこれ以上原発を増やそうなんて思わないでほしい。 というワケで、魅力的な街が多く、料理が旨く、人もよくって、なにより世界で最も女性が美しければ(個人的印象)、 その推定7割が巨乳じゃないかと思われる(サラに個人的印... ...続きを見る |
2011/08/02 01:00 |
臨場感はあるけど緊張感のない怪獣映画 『モンスターズ/地球外生命体』
一昨日の水曜サービスデーに行ったらシアターNはほぼ満席の状態で、大変よろこばしい話とは思ったんだけど、 この映画は前売券を作っていないので割引日に人が集中するのも当然といえば当然。いいんだか悪いんだかネ。 それにしても、観終わって、確かに怪獣が街を壊しまくったり人を襲ったりするばかりが怪獣映画じゃないのかも? とは思いながらも、しかしこうディテールばかりこだわられて焦らされたらフラストレーションが溜まるのもまた事実。 『スカイライン』 は問題外にしても、『SUPER 8』 は怪獣... ...続きを見る |
2011/07/30 01:00 |
“薬草”だけに効能が後からジワジワ効いてくる良作 『グッド・ハーブ』
アロエといえば今はもうヨーグルトを食べる時にお目にかかるくらいだけど、子供の頃は母親がいつも育てていて、 蚊に喰われたと言っちゃ「アロエを塗れ」、歯が痛いと言っちゃ「アロエを噛め」と切って与えられていたモンだった。 実際、アロエがそんな虫刺されや歯痛にどれほど効いていたのかは今となってはあんまり憶えていないんだけど、 しかし効いていたとしたらそれはアロエの効能以上にお袋に与えられたという“安心感”こそだったような気がする。 塗るとヌルヌルするし噛むと苦いしで昔はアロエを薬だと思っ... ...続きを見る |
2011/07/28 01:30 |
シャマランは監督よりプロデューサーに徹した方がいい? 傑作! 『デビル』
日劇なんてフィルメックス以外に普段行ったことないんだけど、なにやら“日劇サマーナイト・ロードショー”と題して、 今後夏の間はこういったB級の娯楽作もかけてゆくつもりらしい。ひと昔前はこのテの小味の利いた作品といえば、 なんといっても単館系の十八番だったのに、こういうのまで大手にやられちゃあもうミニシアターも立つ瀬がないね。 というワケでそんな夏企画の第1弾に選ばれた、『シックス・センス』 や、『サイン』 などヒット作を何本も撮りながら、 最近は“ラジー賞”の常連のようになってしま... ...続きを見る |
2011/07/26 02:00 |
もう一度バンコクに囚われたい! 『ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える』(R18版)
別に根拠はないんだが、男は一度は絶対、バンコクへ往くべきだと思う。ボクも25歳の時に初めてバンコクへ往き、 そして間もなくしてハッキリいって“ハングオーバー(二日酔い)”で記憶をなくすぐらいどーってことはないというほど、 それこそ頭を抱えて布団の中にウズくまってしまうほどイっタイ目に遭い、それで180度正反対とまではいかずとも、 人生を大きく方向転換させられたクチなので、この映画はある意味ボクにとって全然人ゴトという感じではなかった。 だけど、そんな経験をしたにもかかわらず、いや... ...続きを見る |
2011/07/23 04:00 |
今日もドニーで天国行きさ! 『導火線 FLASH POINT』!
「そこじゃねえだろ ガニ」 ...続きを見る |
2011/07/22 23:30 |
(不謹慎を覚悟で)これがホントの“つながろうJAPAN”! 『ムカデ人間』
久しぶりに最後の最後まで頭のオカしな映画を観ることができて大満足。雰囲気的には12年前に観たカルト映画、 『キラー・コンドーム』 を想い出すけど、内容的にはアイデア一発だけでただのツマラない映画だったあれとは違い、 コチラはアイデアを超えたイカレたテンションを最後まで一瞬も緩めることなく見せ切ってくれて本当に頼もしい限り。 難しいことなど何も考えず、究極のバッド・テイストにただ身を委ねることの映画的快感! これが映画の醍醐味よ! 『ドリーム・ホーム』 のパン・ホーチョンと同じくホ... ...続きを見る |
2011/07/21 07:30 |
アート・バブルもひと頃のミニシアター・ブームと本質は同じ 『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』
だいたい“アート”なんて、言えばなんでもゴマかせるような気どった言い方が嫌いだし、外人のヘタなマネをして、 電車や壁に落書きし、それでアーティストや反体制を気どっている輩ぐらい、ミジメなヤツはいないと思うんだけど、 そんな向きにまさにうってつけの映画が現在渋谷で大ヒット中の話題作、『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』。 まぁ、何を隠そう今まで“バンクシー”を知らなかった人間に、↑のようなことを言う筋合いもない気はするんだけど、 とにかくこれは世界的に有名なイギリス出身のスト... ...続きを見る |
2011/07/20 23:30 |
親父を本気で超えたいならもっとヤマっ気が必要だと思う… 『コクリコ坂から』
今やコクリコより“なでしこ”。現実の方が映画よりも100倍感動的な今、もう映画なんて観る必要あるのだろうか? というワケで、難点は多いながら、それを超えて個人的には全然悪くなかったものの世間的には酷評の嵐だった、 初監督作 『ゲド戦記』 より5年ぶりになる宮崎吾朗監督最新作 『コクリコ坂から』 をなでしこ決勝の前に観てきた。 で、コクリコ坂ってどこの坂ですのん? なしてカタカナ? という疑問は映画を観ても全然解消されなかったんだが、 それはともかく、退屈だった。ジブリは大人が観て... ...続きを見る |
2011/07/19 03:30 |
これが本当にグランプリなのかフィルメックス!(怒) 『ふゆの獣』
もう映画が終わる頃にはただただ虚しく、悲しい気持になっていた。もしもこういう映画が邦画の最先鋭というなら、 自分はもう、今の日本映画にはまったく必要とされない、古臭くて、心にカビの生えた映画ファンなんだろうな…と。 …始まってほんの5分でウンザリした。これ見よがしの即興演出に、ダラダラした長廻し、必要以上に揺れるカメラ、 もう本当にこういう映画は勘弁してほしい。観たくない。それでも中身が面白ければそれなりに惹き込まれもしよう。 まがりなりにも去年の東京フィルメックスで最優秀作品賞... ...続きを見る |
2011/07/18 23:30 |
ロ○コンイーモウがまた見つけた! 『サンザシの樹の下で』
久しぶりに新宿ピカデリーで映画を観たんだけど、相変わらず落ち着かないというかあそこは本当に好きじゃない。 エスカレーターあたりはポップコーンが散乱しまくりで常に汚いし、だいたいあんな上階までスクリーンがあるのに、 エレベーターが1基しかないというのが信じられん! TOHOも新宿に参入するならちゃんと考えて建物造ってよね! というワケで観てきたのは今や北京五輪の開・閉幕式さえ演出して中国最大の巨匠の名をほしいままにしている、 チャン・イーモウ監督の最新作 『サンザシの樹の下で』。3... ...続きを見る |
2011/07/17 15:30 |
ゴー!ゴー!スパニッシュ・ホラー!B 『エクソシズム』
は〜久しぶりに風邪をひいた。誰が労わってくれるワケじゃなし風邪をひくと本当に独り身の侘しさが身に沁みる。 まぁこうしていつも通りブログを書いているワケだから、とっくにヤマは越えたんだけど、休みは月に2回ぐらいだし、 仕事を通じて被災者支援をしている関係で諸々心労も絶えず、かといって、家でゆっくり休んでいるのかといえば、 充分な睡眠も摂らぬまま映画観て廻ったりライヴで騒いだり遅くまで呑んだりしてるんだから体壊すのも当たり前。 これの前にユーロでグラウベル・ローシャを観ている時からも... ...続きを見る |
2011/07/15 23:30 |
ゴー!ゴー!スパニッシュ・ホラー!A でも… 『スペイン一家監禁事件』
『スズメバチ』 『ロルナの祈り』 『96時間』、そしてこの映画。共通するキーワードってなんだかわかるだろうか…? 答えは“アルバニア”。アルバニア系移民やアルバニア・マフィアというキーワードが、いずれの作品にも出てくる。 で、確かにボクが10年前に訪ねた(というより通った)アルバニアという国は少々びっくりするくらい雑然としていて、 とても日本人が安易に想像するヨーロッパとはかけ離れたイメージだったし、だから冒頭に列挙した映画を観ても、 妙に納得するものがあったんだけど、しかしだか... ...続きを見る |
2011/07/12 02:00 |
ブラック・スワン〜? これが本物のバレエ映画だ! 『赤い靴 デジタルリマスター・エディション』
『ブラック・スワン』 は確かに傑作だし、ナタリー・ポートマンのオスカー受賞もホントによろこばしい話だと思うけど、 じゃああの映画を好きかと訊かれれば、ハッキリいって好きじゃない。まぁグッタリするような話ということもあるが、 オ○ニーシーンやレズシーンを演らなかったらポートマンは受賞してたかな?という、ヘソの曲がった疑問もあるし、 なにより今、映画を想い返してみて、肝心、要であるハズのバレエシーンが、そんなに記憶に残っていないからだ。 そこで、この映画である。果たして 『ブラック・... ...続きを見る |
2011/07/09 09:00 |
特撮で疲れた体をまぼろしの官能女優たちが癒す? 『情欲の鞭』&『広域重要指定犯 108号 嬲りもの』
我らのオーケンが筋肉少女帯のほかに演っているバンド、というより筋少の再結成以来逆に活動を休止していた、 「特撮」の実に6年ぶりとなる復活ライヴに週末行ってきた。会場は歌舞伎町のロフトで、記憶力のよいボクでさえ、 前に来たのがいつで誰のライヴだったかまるで想い出せないぐらい久々だったんだけど、一緒に行った4人のウチ、 プライベートがグっチャグチャで、人生に迷っているコが歌舞伎町でも迷子になるというミニハプニングがありつつも、 なんとか4人揃って前から3列目ぐらいの真ん中あたりに陣取るこ... ...続きを見る |
2011/07/07 06:30 |
ゴー!ゴー!スパニッシュ・ホラー!@ 『ロスト・アイズ』
先のカンヌ映画祭のコンペでも上映されたスペインのペドロ・アルモドバル監督最新作 『La Piel Que Habito』 は、 詳しいストーリーはよく知らないんだけどなにやら“監禁”だとか“皮膚手術”といったエグそうな要素が絡んでくる、 かなり“イッちゃってる”内容らしい。まぁアルモドバルなんて、日本じゃ女性映画の巨匠とか思われているけれど、 元はヨーロッパ屈指の変態監督だし、それに加えて、最近のスペイン映画は 『REC/レック』 に代表されるように、 なんといっても“ホラー映画... ...続きを見る |
2011/07/06 23:30 |
小4の時に『E.T.』を2回続けて観たけどこれは… 『SUPER 8/スーパーエイト』
おそらくボクがお袋と一緒に、生まれて初めて映画館で観た映画は、『典子は、今』(’81)という、サリドマイド病で、 先天的に両腕がない状態で生まれてきた1人の少女(“白井のり子さん”ご本人)がヒロインの映画だったんだけど、 次に確かそれもお袋に連れられて高山の京極大映か有楽座に観に行ったのが小学校4年生の時の 『E.T.』(’82)。 当時のボクはそれはもう落ち着きのない子供で、映画館のイスに2時間も黙って座っていられるようなガキじゃなく、 行く時は相当渋ってたのを、お袋にムリヤリ... ...続きを見る |
2011/07/05 08:00 |
呑めば呑むほど強くなる!といえば? 『酔拳 レジェンド・オブ・カンフー』
ちなみにボクは呑めば呑むほどエロくなるタイプです。だけど最近は呑むとすぐに眠くなります。今も少し眠いです。 というワケで、呑めば呑むほど強くなるといえば、思いつくのはもちろん、ジャッキーの 『ドランクモンキー/酔拳』! で、タイトルに“酔拳”とつき、監督が 『スネーキーモンキー/蛇拳』 と 『酔拳』 でジャッキーをスターへと押し上げ、 『マトリックス』 や 『キル・ビル』 といったハリウッド映画でもアクション指導を務めた巨匠ユエン・ウーピンとなれば、 オ、ついに30数年越しの続篇... ...続きを見る |
2011/07/04 23:30 |
実話としては感動的だけど映画にする必要ある? 『127時間』
(ネタバレしませんが観る予定の人は読まない方がいいかも) ...続きを見る |
2011/07/02 07:00 |
作者の生い立ちから浮かび上がる激動の東アジア史 『遙かなるふるさと 旅順・大連』
遙かなるふるさと―。使い古された言い廻しだけど、やっぱりこの表現には日本人の心を甘くくすぐる響きがある。 でも、多くの人にとっては単に「懐かしい」と振り返るに相応しい故郷も人によってはそれだけじゃない場合もあり。 前作、『嗚呼 満蒙開拓団』 も素晴らしかった日本を代表する記録映像作家、羽田澄子監督は、1926(大正15)年、 旧満州・大連に生まれ、成人するまでの時期を主に大連から近い旅順で過ごしたという。その頃の日本といえば、 満州事変、日中戦争、太平洋戦争と戦争に明け暮れている最中... ...続きを見る |
2011/07/01 23:00 |
おいしいコーヒーの国の真実… 『テザ 慟哭の大地』
アフリカを“貧困”というイメージでひと括りにしてしまうことほど愚かな話はないと今では重々承知しているけれど、 しかし子供の頃、アフリカといえばそのイメージは常に貧困で、そして“エチオピア”はその象徴みたいな国だった。 エチオピアは東アフリカにあり、そして、東アフリカといえば、アフリカの中でも最も発展した地域という印象なので、 アジスアベバなんかは相当の都会だと今じゃ聞いて知っているけど、やはり遠くて、もう一つイメージは湧きにくい。 そこで、この 『テザ 慟哭の大地』 である。本邦... ...続きを見る |
2011/06/30 23:30 |
征服されそうになりつつもTOHOシネマズに救われた? 『スカイライン-征服-』
ま〜東京は人身事故で電車がホントよく止まる。御茶ノ水で映画を観た後、豊島園でこれを観る予定だったので、 水道橋から三田線に乗り春日で大江戸線に乗り換えて行こうと思っていたんだけど、三田線がエラい混みようで、 乗った途端事故の放送があり「乗ってから言うな!」と春日で束の間放心状態。新宿じゃやってないと思ってたし、 今日はもう1本で諦めて風俗にでもイクか!と一瞬迷ったものの、いや、ここで諦めたらまた“テトリス状態”になる、 大江戸線も南廻りは動いてるみたいだから、なんとか乗り継いで行... ...続きを見る |
2011/06/23 07:30 |
“前貼り”の由来はデコ隠しだった…? 『美しき悪女』@「60年代まぼろしの官能女優たち PARTU」
よく見ればチラシに書いてあるんだけど、自分の都合に合わせて日曜日に行ったらいつにもまして人が多いので、 「オ、今日はエラくにぎわってんなぁ〜」と思っていたら、今回の映画にも出演しており、60年代のピンク映画には、 マコト欠かせない存在である俳優の椙山拳一郎氏のトークショーが上映前にある日で、凄いトクをした気分だった。 で、若かりし頃の顔はいかにも善良そのものという感じだった椙山氏も、今はチョイ悪(もう古い?)な雰囲気もある、 超シャレオツな77歳の演出家。オマケに記憶力がバツグンなら... ...続きを見る |
2011/06/21 04:00 |
松ちゃんはけっきょく、映画で何がやりたいのだろう…? 『さや侍』
今回は松ちゃんは監督に専念したというし、時代劇かつ父娘物ということで、前の2本とはだいぶ違うのかな?と、 邦画の新作を軒並みスルーしている状況ながらもこれだけは観なきゃと妙な義務感も感じて観に行ったんだけど、 結果的には 『しんぼる』 よりは幾分マシという程度で退屈なこと極まりないホントにガッカリするような映画だった。 『大日本人』 以降、何を撮っても酷評されるという風潮にあるので、なるべくなら…と思っていたんだけれど…ムリ。 松ちゃんがいったい映画で何をやりたいのか、スクリーン... ...続きを見る |
2011/06/20 23:30 |
幸福度は高いのに北欧映画はなぜ暗い? 『光のほうへ』
いったいどんな機関が調査しているのかイマイチよくわからないんだけど、タマに聞く世界の“幸福度ランキング”。 こんなに豊かなのに日本の幸福度が低いというのは毎回取り沙汰される通りだが、逆に毎回上位に挙がるのが、 いわゆる北欧。中でもデンマークとスウェーデンはブッチ切りで、フィンランドもたいていベスト10圏内に入っている。 だけど、それなのに、北欧映画はなぜか暗い。まぁ明るいよりも暗い映画の方が映画祭とかでは評価されがちで、 そうした映画ばかりが日本にくるという事情もあるんだろうけど... ...続きを見る |
2011/06/19 14:00 |
香取環はエミリー・ワトソン? 『肉体の誘惑』@「60年代まぼろしの官能女優たち PARTU」
早くも5本目ということで、「60年代まぼろしの官能女優たち PARTU」も折り返し地点! 正直、2年前と較べると、 全体的にパンチが弱いような気は若干するものの、ここまで来たらやはり9作品全部観ないワケにはいかない―。 ただラピュタまでは自転車で20分強なので(電車はイヤ)、なるだけ雨の降らない日を選ばなきゃいけないのが難。 今週観たのは、西原儀一監督、1967年の作品 『肉体の誘惑』 で、ヒロインは、フィギュアの村上佳菜子ちゃんを、 ポッチャリ巨乳にしたような初代“ピンクの女王”香... ...続きを見る |
2011/06/18 01:30 |
いまおかワールド全開の切なエロいロード・ムービー 『若きロッテちゃんの悩み』
“お口の恋人”といえば誰もが知ってるロッテのキャッチコピーだけど、“お口”という一見可愛らしい響きを聞いて、 逆にイヤラし〜想像をするようになってしまったのは果たしていつからだっただろう。口に“お”が付くと妙にエロい。 そういえばボクは、ヘルスやソープに行ったことはあってもピンサロに行ったことはない。だけど風俗嬢の女のコと、 お店の外で逢ったことはある。一緒にメシを食って家にも泊めてもらったけど、最後までヤラせてはもらえなかった。 ボクは女を口説くのがヘタだからなぁ……。今じゃそ... ...続きを見る |
2011/06/17 22:30 |
イラクの絶望、被災地の混沌、世界は“悲劇”でつながっている… 『バビロンの陽光』
とくにインドからパキスタン、イラン、トルコにかけて旅をした時に現地の子供たちを見ながらよく思ったモンだった。 ど〜してここいらの子供たちは、みんな目がクリっと大きくて黒眼もパッチリしていて彫りも深くてハンサムなのに、 (今度は大人たちを見ながら)大人になると揃いも揃ってこんな暑苦しいヒゲのオッサンになってしまうのかしら、と。 きっとこの映画の男の子も今はいかにもハンサムだけど、大人になったらやっぱ暑苦しいヒゲ面になるんだろうな。 で、写真の通り主人公が愛らしい少年とおばあちゃんで... ...続きを見る |
2011/06/13 23:30 |
独立プロの映画に闘う術を学ぶ! 『肌のもつれ』@「60年代まぼろしの官能女優たち PARTU」
劇中の季節は夏真っ盛りで、冒頭からウラ若い男女が汗だくになりながらチョメチョメ(山城新伍)をしてるんだけど、 扇風機が弱々しく廻っているだけの部屋はいかにも暑そうというか昔の日本映画の夏は本当に夏だ!という感じ。 で、連日言われている通り、今年の夏は電力不足が予想されるそうだから、部屋にクーラーがあってもガマンして、 劇中のセリフみたくせめて「冷房の効いた映画館で西部劇でも観ようよん」ってなことになりそうな具合なんだけど、 ふんっ! 電力不足だぁ? ホントかよ? 今日の大阪の橋本知事... ...続きを見る |
2011/06/10 23:30 |
女が「うんうん」頷く話かと思いきやラストは男が「うんうん!」? 『ビヨンド・アワ・ケン/公主復仇記』
「パン・ホーチョン、お前は誰だ!?」、2本目は、『ビヨンド・アワ・ケン/公主復仇記』(’04)。『イザベラ』 と較べれば、 DVDが出てないし(出てる?)、“香港の川野太郎”こと(勝手に命名)イケメン俳優ダニエル・リーが出ているからか、 “韓流”ならぬ、“華(ホア)流”好きらしき女性の2人組がチラホラいたりして、マズマズの入りだったと思うんだけど、 しかしこれ、今サラ触れるのもあれながら、やはり話の内容がシャレになっておらずソッチの方が気になってしまう。 物語は、ダニエル・リー演... ...続きを見る |
2011/06/07 06:30 |
これがイタリア系“肉食”女の生き様か!? 『愛の勝利を ムッソリーニを愛した女』
若き日のムッソリーニが「神に5分間だけ時間を与える。その5分で自分を殺さなかったら神などいない証拠だ!」 とかなんとか演説をぶって、聴衆を怒らせまくっているその片隅で、イーダが、艶めかしい微笑みを浮かべながら、 モミクチャにされるムッソリーニを見やっているあの冒頭のシークエンスだけでもうグイグイと画面へ惹き込まれる。 『ドリーム・ホーム』 には本当に大ハシャギだし、『処刑剣』 も最高だけど、本作にもまた「これゾ映画だ!」という、 映画好きだからこそ得られる快感と昂奮がギュウっギュ... ...続きを見る |
2011/06/05 15:00 |
この国のバカな政治を“アジャストメント”してほしい! 『アジャストメント』
もはや国民の怒りが殺意に変わりつつあることを、いかに愚鈍極まりない頭と神経でもいい加減感じ取ったのか、 可決するのかと思いきやギリギリのところで“アジャストメント(調整)”されて内閣不信任案はお流れになったけど、 もう本当に、この際誰だっていいから一度政治家をボコボコに殴りたい。被災地にいる人たちに殴らせてあげたい。 とりあえず、血税でキャバ嬢の乳揉んでる水野真紀の旦那ぐらいは血祭りにして永田町に吊るしたっていいよね? あ〜モ〜イヤだイヤだ! 家でTV観ていても腹の立つ話ばかりだ... ...続きを見る |
2011/06/04 08:00 |
今度のドニーは1人で“セブンソード”の2倍だ! 『処刑剣 14 BLEDES』!
なかなかウマい具合に時間が合わなくてけっきょく行けなかったんだけど、G.W.から今日までの約1ヵ月にわたり、 香港映画が最も熱かった80年代より90年代前半までの傑作群を集めて開かれた、シネマートの開館5周年企画、 その名も「香港電影天堂」。やっぱり無理してでも1本ぐらいは観に行きたかったな。(もうジャッキーで手一杯で…) タマに“香港映画”と言うべきなのか“中国映画”と呼ぶべきなのか迷う時もあるんだけど…どっちだって構わない。 本当に中華圏の、とくに娯楽作は近年、凄まじい“進化... ...続きを見る |
2011/06/03 23:30 |
アマンダ・セイフライドがちゃんと脱いでいるだけで上出来! 『クロエ CHLOE』
そうなんですよお父さん! まぁ一方のジュリアン・ムーアはまるでカメラがないかの如く脱いでくれる女優なので、 濡れ場になれば(濡れ場じゃなくたって)今回も確実に脱ぐと安心していたものの、どーせアマンダ・セイフライドは、 現在赤丸急上昇中の若手筆頭株だし、脱ぐといったってせいぜい“下乳”か“横乳”をチラっと見せる程度だろうと、 だけどそれでもいいやと思っていたんだけどそうじゃなかったんです!(まぁムーアと較べたらやっぱ控えめだけど) というワケで昨日の映画サービスデーに観に行ったら、... ...続きを見る |
2011/06/02 07:00 |
「映画秘宝」にも選ばれた新進気鋭の難産的力作! 『先生を流産させる会』
ホントの話。先日ジャッキー・チェンの映画を観ようと思って六本木へ行った際、開映までまだ時間があったので、 映画館近くの本屋へ入って映画雑誌をアレコレとめくっていたら、隣にいかにも映画好きっぽい(オマエもだよ!)、 2人組の男がやって来て「映画秘宝」をパラパラと読み始めた。で、映画談議に花を咲かせているようだったので、 聞くともなしにその会話に耳を傾けていると、あるページまで来たところで1人がもう1人にこんなことを言い出した。 「今サ、自主映画の世界で“信頼できる”監督って、この人... ...続きを見る |
2011/05/31 07:30 |
梅雨のジメジメとイライラは“R18”映画でスッキリ解消! 『ドリーム・ホーム』!
あ〜モ〜本当に細かく細かくイライラすることばっかりで、街へ出るたびに、“キラー・インサイド・ミー”が疼き出し、 30人ぐらいは人を××したくなる…なぁ〜んて書くとコイツはいかにも世をすねた不穏分子かと思われそうだけど、 しかしどーせボクだって人ゴミで誰かとぶつかったりすれば相手に「死ね」とか「殺すゾ!」とか思われてんだから、 世の中っていうのはだいたいなんでもお互い様なのだ。だから梅雨のジメジメや日々のクサクサにイライラせずに、 そんな気分の時には一緒に観ようじゃないか! 人がバ... ...続きを見る |
2011/05/29 15:30 |
俺も“栗本東樹と女たち”って言えるような人生を送ってみたい… 『ゲンスブールと女たち』
ゲン“ズ”ブールじゃなくてゲン“ス”ブールが正しい発音なの? で、セルジュ・ゲンスブール(1928〜91)といえば、 シャルロット・ゲンスブールのお父ちゃんで、生涯通し名だたる美女たちにモテまくったフランスきっての伊達男で、 タバコの紫煙が似合う頽廃を絵に描いて日展に出したような、『ジュ・テーム・モア・ノン・プリュ』 『ガラスの墓標』、 『スタン・ザ・フラッシャー』 の人…という程度しか、ハッキリいって彼についての知識はボクにはなかったんだけど、 本作を観て少なからず彼の人となり... ...続きを見る |
2011/05/26 02:00 |
“人間の條件”を充たす人ほど野垂れ死ぬ… 『人間の條件第5部〈死の脱出篇〉/第6部〈曠野の彷徨篇〉』
辛い…切なすぎる……。映画史上、最もヘビーなラストだった。マジメに生きた人間ほど野垂れ死にだなんて……。 ボクがガキの頃はまだ近しき人の中に戦争経験者がいたりして、戦争が今よりは身近に感じられたと思うんだけど、 それでも世界を知らない子供心に、戦争は遠い昔の話だと思っていた。でも、あれからすればだいぶ歳を取った今、 今度は逆に、60数年前というのがそれほど昔の話には感じられなくなった。そしてこうした戦争映画を観るたんびに、 どうしてたかだか60数年前にこんなアホなことをしていたん... ...続きを見る |
2011/05/24 07:30 |
祝・入籍! で、映画もますます絶好調! 『富江 アンリミテッド』!
ボクにとっては北野や三池崇史や園子温よりも日本が世界に誇るべき異能の映画作家、敬愛する井口昇監督を、 映画の上映に併せたトークショー以外でも時に見かけることがあるんだけど、今年も初め頃に2週ほど立て続けて、 都内の某映画館でその姿をお見かけした。そして2回ともに隣に女性を連れておりいかにも仲睦まじげだったので、 なんだかコッチまで微笑ましい気分になっていたらほどなくして入籍のニュースを知り実にめでたい!という感じに。 井口監督の映画といえば、やりすぎて笑えるスプラッター描写などキ... ...続きを見る |
2011/05/20 21:30 |
この名作に見る、今と昔の日本映画の相違点 『人間の條件 第4部〈戦雲篇〉』@「巨匠・小林正樹の足跡」
『劔岳』 の後に何を今サラ登山映画なんて撮る必要があるのかとフシギで仕方がないんだが、現在大ヒット中の、 ガックリ…じゃなくてガク。TVに出ている時とまるで顔付きの変わらない小栗旬が「生きろォーっ!」と叫ぶ後ろで、 エモーション全開と言わんばかりのコブクロの歌が、いかにも「泣かせまっせー!」という感じで朗々と流れている、 あの白々しいクソCMを観ただけで本篇など観る気が失せる、というより観たも同然の気分になってしまうんだけど、 だいたい、自分の身もどうなるかわからんような危機的状... ...続きを見る |
2011/05/19 01:30 |
人間の隣には必ず人間がいる… 『人間の條件 第3部〈望郷篇〉』@「巨匠・小林正樹の足跡」
「人間の隣には必ず人間がいる」というセリフは、全6部作、合計9時間31分にも及ぶ邦画史上屈指の大河ドラマ、 『人間の條件』 の劇中に出てくる言葉で、その意味するところについては、人により変わってくるとも思うんだけど、 少なくとも、「アナタは独りじゃない」なんていかにも相手を気遣っているようでありながら、その実“上から目線”で、 人と自分を区別しているような言葉よりは、ずっと重々しく、「そうだな」と思える響きを持った言葉じゃないかと思う。 召集免除を引き換えに中国人工人たちを取りま... ...続きを見る |
2011/05/18 23:30 |
2時! 悪い白鳥の夢! 『ブラック・スワン』
ナタリー・ポートマン演じる優等生バレリーナが、エロ振付師から新作「白鳥の湖」のプリマに大抜擢されるものの、 上品な白鳥はまだしも妖艶な黒鳥を演じるにはセックスアピールが乏しいために悩み、そこへ仲間への嫉妬心や、 ドロドロの男女関係、そして、バレリーナだった母親からの過剰な重圧が加わってしだいに精神を病んでゆくという、 ウマくいけば、『英国王のスピーチ』 ぐらいロングラン・ヒットしそうな、話題の神経症ホラー映画 『ブラック・スワン』。 ハッキリいって前評判通りの傑作としか言いようの... ...続きを見る |
2011/05/17 07:00 |
妻夫木くんと深津絵里さんにも観てほしい! 『超・悪人』
主人公カップル(妻夫木と深津が演じた2人)を端から怯えた小動物の如く描いて観客の同情を呼んでおきながら、 それで“悪人”とか言われてもねぇ〜。というワケで、本家 『悪人』 を観て(便宜上この項では“本家”と呼びます)、 「ウソ臭ぇ〜」と鼻白んだなんて人は、コチラの“悪人”を観ればきれいサッパリ溜飲が下がることかと思われます。 なにしろこの映画には本物の“悪人”が出てくるし、その上で共感できる(できないかもしれない)ドラマがあるので、 自分の中の倫理観とも照らし合わせながらスクリー... ...続きを見る |
2011/05/16 23:30 |
フィルムセンターがあれば日本映画は大丈夫! 『千両獅子』@「よみがえる日本映画vol.2[東映篇]」
時が経てば古いものはどんどん忘れられてゆくのが世の理なんだけど、しかし映画に関しては少々逆というのか、 映像技術が進化すればするほど一方では古い映画に人気が集まるという傾向もあるようで、新作を追いながらも、 いわゆる名画も好きというコチトラにしてみたら、今回、出かけたフィルムセンターや、新文芸坐、ラピュタ阿佐ヶ谷、 神保町シアターなど名画の保存に使命を懸けている劇場なり施設があれば、新作と同じくずっと名画も楽しめると、 何かホッと胸をなで下ろすような安心感が得られ、劇場のイスにただ座... ...続きを見る |
2011/05/15 16:00 |
昼間から呑むを昼間から観た後は昼間から…? 『昼間から呑む』
仕事を基本とした生活をしていると、昼間から酒を呑むなんてことはフツーはできないので(たとえ夜勤であっても)、 自ずとそれをやるならやっぱり休みの日、ということに誰しもがなるんだろうけど、しかし、タマにしか来ない休日を、 酒だけ呑んで潰すというのも少々モッタイない気はするから、となると昼間から呑むとすればそれは旅の途上にて、 道すがら出逢った人といつしか話し込むウチにじゃあ1杯やりながら…というのが最も理想的なんじゃないかと思う。 (そういえば、昼夜関係なくボクが本格的に酒を呑む悦... ...続きを見る |
2011/05/14 01:30 |
カンガルーを喰うんならクジラも喰ったっていいじゃん! 『共喰山』
捕鯨やめろ!捕鯨やめろ!ってウルせぇな〜! というワケで、6月に入ると日本と同じく捕鯨国のアイスランドで、 捕鯨を禁じられた漁師の一家が世界中から“ホエール・ウォッチング”のために集まった観光客を殺しまくるという、 彼の国初のスラッシャー映画 『レイキャビク・ホエール・ウォッチング・マサカー』 がいよいよ封切りされるんだけど、 その前にぜひとも観ておきたいのがオーストラリア人がカンガルーをバリバリと食べる、ついでに人もバリバリ喰う、 コチラの陽気なオージー・ホラー 『共喰山』! ... ...続きを見る |
2011/05/13 22:00 |
『切腹』もいいけどこれをリメイクすべきだと思う 『人間の條件 第1部〈純愛篇〉/第2部〈激怒篇〉』
『十三人の刺客』 は、アクション一辺倒でも許されたかもしれないけど、『切腹』(’62)はそんなワケにはいかない。 “時代劇で初の3D”とか言われたってな…ふぅ。数年前に 『戦争と人間』 3部作を観た時にも思ったことなんだが、 お盆の頃になってヤタラと終戦ドラマやドキュメンタリーをやるぐらいなら、一度大河の枠でじっくりと時間をかけて、 こういう反戦ドラマをリメイクしたらいいのに…と本当に思う。「坂の上の雲」みたいな感じでも構わないんだけどサ。 というワケで、名画座路線を堅調に続けて... ...続きを見る |
2011/05/11 22:00 |
祝・22歳年下と婚約! リーアム・ニーソン主演のサスペンス! 『アンノウン』!
22歳年下かぁ〜。リーアム・ニーソンは今58歳だから相手の女性は36歳。もしも俺なら16歳…高橋ジョージだな。 22歳は年下過ぎだけど、22歳だったらいいのに。というワケで、前妻を亡くした悲劇を乗り越えこのたび婚約した、 近年すっかり“娯楽映画づいてる”印象も強い名優リーアム・ニーソン主演のサスペンス・アクション 『アンノウン』。 個人的にはあんまり面白くなかった 『特攻野郎Aチーム』 というより予告篇の雰囲気から2年前の快作アクション、 『96時間』 を彷彿として観に行ったんだ... ...続きを見る |
2011/05/10 02:30 |
キミは、リュ・スンワンを知っているか!? 大傑作! 『生き残るための3つの取引』
こんなにエキサイティングでクソ面白い映画が休日のいい時間でもたったの10人チョットしか客が入らないなんて、 日本の映画ファンは映画を選ぶ眼がないんじゃないか!? とにかく! “男が絶対に観逃してはならない韓国映画”、 『クライング・フィスト』 や 『シティ・オブ・バイオレンス-相棒-』 などで知られる(まぁこの2つしか知らないんですが)、 リュ・スンワン監督(1973年生まれ!)の最新作 『生き残るための3つの取引』 は、弱肉強食の韓国社会を背景に、 ギリギリに追い詰められた男た... ...続きを見る |
2011/05/09 23:30 |
ある意味、好いた女の男遍歴をどう受け入れるかって話? 『スコット・ピルグリムVS.邪悪な元カレ軍団』
ボク自身は、好きになった女の過去の男性遍歴なんてほとんど気にしないタイプなんだけど、それは逆にいえば、 そんなの気にし始めたらキリがないからだし、自分だっていい歳こいて、まぁまぁ薄汚れた下半身をしているのに、 相手の過去をアレコレ気にするのも悪い話だよなぁ…と思うワケで、というよりそれがまぁフツーなんじゃないかと。 しかし、そうは言いつつもそこは男。せっかく新しく女と付き合うんならやっぱり今までの男よりもよく思われたいし、 とくに金や車は持っていなくても、前の男より「ヘタ」だとは... ...続きを見る |
2011/05/08 02:00 |
音楽映画かと思って観たら“救い”についての寓話だった 『シンパシー・フォー・デリシャス』
3連休真ん中の水曜日に、本当は 『ミスター・ノーバディ』 と 『ザ・ホークス』 をつづけて観るつもりだったんだけど、 前日、帰省先の名古屋から16時15分に出るハズのバスが、なんと2時間15分も遅れて出発し(こんなこと初めて)、 けっきょくコチラに着いたのが日も変わった午前1時前だったため、疲れ果ててとても昼すぎには起きられなかった。 で、二度寝して夕方に起き 『ザ・ホークス』 だけは観ようと渋谷に参じたんだが、ここらヘンが貧乏臭いというのか、 “休日に映画を観るべく街まで出かけ... ...続きを見る |
2011/05/07 02:00 |
世の中み〜んな“でっち上げ(ザ・ホークス)”! 『ザ・ホークス ハワード・ヒューズを売った男』
現在原発が担うのは総電力量の30%と言われているけれど、ホントにそうなのか? 実は10%ぐらいじゃないの? 夏場の電力不足にしたってそりゃ不足は不足だろうけど、でもそれって実は原発がなくても社会は廻るってことを、 ボクたち下々の人間に気づかせないよう政府と電力会社と大企業がグルになった“でっち上げ”なんじゃないかと、 最近本気で思ったりする。確かに今経済は停滞しているけど、だからってそれは電力不足のせいではないんだし。 本当にもう何を信じ、誰を信じればいいのかわからない―。しかし... ...続きを見る |
2011/05/06 23:30 |
“子供たちは大丈夫”というより大人たちは大丈夫? 『キッズ・オールライト』
リサ・チョロデンコという監督の名前はチョット笑えるんだけど(チョロデンコて!)この映画にはあまり笑えなかった。 ボクには“同棲婚”という題材が気を惹くだけで、後は全然面白くないホームコメディにしか見えなかったんだけど、 何かこのテのネタを気軽に楽しむことが“リベラルの証”みたいな“おまじない”にかかりすぎてはいないだろうか? というワケで、最初は「アメリカってやっぱ進んでるんだなぁ…」と思いながら観ていた同棲婚家族をめぐるコメディ、 ただ今公開中の 『キッズ・オールライト』。監督... ...続きを見る |
2011/05/05 04:00 |
その節は大変お世話になりましたキングレコード様 『アンチクライスト』
つくづく今、思い返してみても、よく映画興行など一度もやったことのない素人が数だけ集まって始めた映画祭で、 こんな映画をプレミア上映できたものである(にしてもイロイロとありすぎて、映画祭がもうずいぶん昔の話みたい)。 ボクも、去年の秋に映画祭スタッフに参入することを決めたのは、本作をプレミア上映することになったのを知って、 楽しそう、と思うと同時に映画祭の企画力を見直したからだし(初めは旧作ばっか集めてなんだかなと思っていた)、 実際、これを目玉の一つにできたからこそ、映画祭が広く... ...続きを見る |
2011/04/30 01:00 |
瑛太や龍平みたいな雰囲気の男になりたかった… 『まほろ駅前多田便利軒』
ユーロスペースで映画祭をやっている時からロビーにポスターが貼ってあったので小さく気にはなっていたものの、 今一つ記憶に残らないタイトルだし、ジャンルもよくわからないから観なくてもいいやと直前まで思っていたんだが、 意外に世間の評価が高いのと、「もっと日本映画も応援しなきゃな」という義侠心(?)で、急遽観ることにした本作。 というよりもホントはナタリー・ポートマンがセフレになるとかいう、『抱きたいカンケイ』 を観るつもりでいたんだけど、 『ブルーバレンタイン』 を観たら男女ものに萎... ...続きを見る |
2011/04/29 23:00 |
愛やロマンだけで結婚なんてつづくワケがない… 『ブルーバレンタイン』
ボクがこの歳になってもいまだに「結婚したい」と思わないのは、ズバリ結婚しても「離婚する」自信があるからだ。 親父とお袋が究極に険悪な夫婦だったので、それを小さい頃からツブサに見てきたのも要因の一つだと思うけど、 ひと組の男女がずっと一緒にいるなんて、どちらかが半永久的な我慢をしない限りありえないんじゃないかと思う。 それに、この年齢(39)で“結婚”の2文字を考えずに女性と付き合うことなどできず、とすると結婚だけならまだしも、 子供を儲けて、立派な家庭を築いてゆきたいとビジョンを... ...続きを見る |
2011/04/28 02:00 |
「つながろう」「ひとつになろう」が苦手なヒネクレ者でも絶対泣ける傑作アニメ! 『メアリー&マックス』
何もそれが悪いと言いたいワケではないが、しかし「頑張ろう」「ひとつになろう」とTVで芸能人が言えば言うほど、 なんだか逆に、被災地とそうじゃない地域との距離が開いてゆくような気がするのは何もボクだけではないだろう。 おそらく思うに、そうした言葉が浮付いて聴こえるのはそこに“人間は孤独である”という前提が抜けているからだ。 被災したってしてなくたって人は誰もみな孤独。それなのにこんな事態になったからといって急に「1人じゃない」と、 ヤタラ毎日言われても、なんか上から憐れまれているよ... ...続きを見る |
2011/04/27 22:00 |
ヒロインが91歳の映画にアクション映画と同じくらい感動した理由、それは… 『木洩れ日の家で』
それは…と言いつつネタバレになるからモッタイないので言わないが、とにかく騙されたと思って一度観てほしい。 そして驚いてほしい。これはマジで 『イップ・マン』 や 『ザ・ファイター』 といった映画と並べてもオカしくないぐらい、 まるで、アクション映画を観た時と同じような映画的カタルシスを得られること間違いなしの今年必見の1本である。 昨年秋同じ劇場で公開された 『冬の小鳥』 に熱く感動した向きであればなおのこと気に入ってくれるのは確実だ。 ボクも、もしこれがこのビジュアルで、アメリ... ...続きを見る |
2011/04/23 07:30 |
誰の心の中にも殺人者はいる… 『キラー・インサイド・ミー』
見た目が温和というかいかにも弱そうな顔をしているので、友だちにも「栗本くんが怒るところは想像できない」と、 タマに言われたりするんだけど、なんのなんのホントのボクは極めて気が短い方だし(職場じゃそれがよくわかる)、 心は常に荒んでいるというか、酷く暴力的だったりする。頭の中でだったら今まで5万人は人を殺していると思うし、 もしかしたらキミのことも一度ぐらいは鈍器で頭を殴ったり首をカキ切ったりして殺しているかもしれない。赦してね。 まぁこんな何を信じたらいいのかわからない荒んだ世の... ...続きを見る |
2011/04/22 23:30 |
平凡なタイトルでスルーすると損をする快作! 『素晴らしい一日』
なにしろ今日びは、劇場公開される映画の数も半端じゃないので(それでもひと頃よりはだいぶ少なくなったけど)、 あんまりタイトルが地味だったりすると映画の存在すら気づかずにスルーしてしまうようなことが時にあるんだけど、 今回の映画なんてそのいい典型。最初はテッキリ「映画会社め、またやる気のないテキトーな邦題付けやがって」 と半ばなじるような気持でいたんだが、そしたらこれは日本人作家の小説が原作らしく、タイトルも原題通りだった。 ゴメンなちゃい。というワケで、なんでも「オール讀物」新人... ...続きを見る |
2011/04/21 08:00 |
2011 ドニー・イェン四番勝負! 3本目も圧勝! 『孫文の義士団』!
39年(厳密には38年と9ヵ月)、なんの役にも、誰の役にも立つことなくなんとなしに生きてきた。震災からひと月半、 自分にできることは今まで以上に映画を観る、つまり“映画が死なないよう”劇場に金を落として廻ることだと思い、 以前にも増して気合の入った映画めぐりをつづけているんだけど、しかし、どーせいつか死ぬんなら、一度くらいは、 何か世の中の役に立ってから死にたいと、ボンヤリながらも時々考えるようになった。ま、何もできんヤツに限って、 悲愴な考えを胸に秘めたがるというボクはその典型... ...続きを見る |
2011/04/20 23:30 |
名作『太陽に灼かれて』の続篇は、死屍累々の地獄絵図! 『戦火のナージャ』
ロシアの代表的な巨匠の1人ニキータ・ミハルコフ監督の 『太陽に灼かれて』(’94)を観たのは社会人1年目の時。 マニア志向だった映画鑑賞の裾野を平たくしようとあらゆるジャンルに挑戦していた頃で、フライヤーを見るからに、 自分の嗜好とは方向性が違う気がしたんだけど観に行った。でも…憶えていない。内容を皆目憶えていないのだ。 もちろんそれは案の定寝ていたからだが、主役の父娘が監督とその実の娘さんだということも少しも知らずにいた。 あれから16年、そんな想い出深い?映画の続篇がついにで... ...続きを見る |
2011/04/19 08:00 |
ロマンはなくとも愛がある? 『ロマンはない』@「花開くコリア・アニメーション2011」
思えばボクの親父とお袋もその道行きにたったひとカケラのロマンもないであろう夫婦だった。当然お見合いだし、 物心のついた頃から一家揃って食卓を囲んだ記憶などあんまりなく、だいたい2人が仲良く会話しているところや、 仲睦まじく向かい合っている場面を見たことすらなくて、思春期に入り、どうすりゃ子供ができるかを知った時には、 あまりのショックに「俺は絶対、中橋(地元の有名な橋)の下で拾われたんだ」としばらく悩んだものだった(本当に)。 まァ、そんな少し殺伐としていたボクん家に限らなくても... ...続きを見る |
2011/04/18 23:30 |
ザック・スナイダーの空想ルンバと絶望少女たち 『エンジェル ウォーズ』
かつてアニメをよく観ていた頃に“声”に惚れた声優といえば、やはり筆頭は「うる星やつら」ラムちゃんの平野文、 「銀河鉄道999」メーテルの池田昌子、「機動戦士ガンダム」キシリア・ザビ、「アラレちゃん」の小山まみ(茉美)に、 あとはやっぱり、「ルパン三世」峰不二子の増山江威子あたりじゃないかと思うんだが(不二子は声だけでイケる)、 昨今の女性声優のアイドル的人気といったら、それはもうスゴいことになってるみたいで、近頃の吹替えといえば、 アホな客寄せによるお茶の間タレントの起用ばかりが... ...続きを見る |
2011/04/17 04:00 |
映画は駄作ながらミーシャ・バートンの堕ちっぷりにやや萌え 『処刑教室』
『キャメロット・ガーデンの少女』 という映画をご存知だろうか? この世に巧く生き場所を見出せない寂しい青年と、 偽善的な大人社会に背を向ける少女との精神的な逃避行を繊細に綴ったファンタジー映画で、切なく哀しく美しく、 観た年のベスト1に挙げるほどメロメロにハマった作品なんだけれど、この映画で可憐なヒロインを演じていたのが、 まだ幼い頃の彼女、ミーシャ・バートンだった。その後 『シックス・センス』 あたりにも出演、TVドラマでもブレイクし、 ナタリー・ポートマンみたくなるのかなァ…... ...続きを見る |
2011/04/16 02:30 |
逝ってなお、シャブロルは新鮮な肉を好む 『引き裂かれた女』
どーして我ら男はかくもTVの中のいわゆる“お天気お姉さん”に惹かれてしまうのか(それはもう女子アナ以上に)、 その理由は決して定かじゃないけれど(いや、ハッキリしている)、あんまり魅力的だとソッチばかりに気をとられて、 肝心な明日の予報をつい見すごしてしまったりすることもしばし(今はNHK「おはよう日本」の渕岡友美さんが好き)。 ただでさえそんな風なのに、よりによってそのお天気お姉さんが、個人的にはフランスで最も“エロ・カワイイ”女優、 リュディヴィーニュ・サニエ嬢だったとしたら... ...続きを見る |
2011/04/15 23:30 |
今、日本で“映画女優”と呼べるのは吉高由里子だけかもしれない 『婚前特急』
ホントにそう思う。やや小ぶりながらもカタチのほどよい美乳を惜しげもなくバンバン晒して挑んだ3年前の主演作、 『蛇にピアス』(どうしても“蛇とピアス”と言いそうになる)にしたって、何もその、堂々とした脱ぎっぷりだけじゃなく、 巨匠・蜷川に応えた芝居が内容ともども評価されたからこそ、いまだ作品がレンタルで高回転を示しているんだし、 車のCMを見て「あ〜こんなコと一緒にドライヴしたいなァ…」と思うのも(ペーパーなのに)、ウイスキーのCMを見て、 「あ〜こんなコと一緒にハイボールが呑みた... ...続きを見る |
2011/04/14 02:00 |
誰もが何かに“取り憑かれている”ような気がする… 『ザ・ライト -エクソシストの真実-』
いくら今、日本がこういう状況下で誰もが不安だからといったって、年寄りだろうが、震災を“天罰”と表現しようが、 原発推進派だろうが、経験豊富な人の方が安心という、その安心の意味がボクにはまったくわからないんだけど、 東京都民約1300万人の内の約260万人があの御方を支持して当選を果たしたのだから、それに従うほかはない。 (本気でもう東京には住むべきじゃないとか思ったけど、引っ越したばっかだし、愛知は愛知で混沌とし始めたし…) 本当は何か腹癒せに悪態でも吐こうかと考えていたんだけれ... ...続きを見る |
2011/04/12 02:30 |
もう“エプロン”と聞いただけでイヤラしい想像ができる 『ホッテントットエプロン-スケッチ』
なんでも内閣府の調査によると、既婚、もしくは恋人のいる男性の内4人に3人が、パートナーには帰宅した際に、 いわゆる“裸にエプロン”姿で出迎えてほしいと望んでいるという(ウソ)。だけど、お好きですよね? 裸にエプロン。 なんででしょーね? 男が女性に求める二極的願望、“母性”と“性”が見事同時に表現されているからですかね? というワケで、こんな話をフったからといって何も裸にエプロンをした女性が出てくるというワケじゃあないんだけど、 しかしタイトルに“エプロン”とつく映画も珍しく、前... ...続きを見る |
2011/04/09 00:30 |
旅が教えてくれる、地球との付き合い方 『180°SOUTH〈ワンエイティ・サウス〉』
映画の鑑賞ペースは、完全に以前通り復調したとはいえ、けっきょくどんな映画を観ても想いは多かれ少なかれ、 地震や原発のことへと至ってしまうんだけど、まぁ今はそれがフツーなんだと思うし逆にそうであるべきだとも思う。 つい先日観に行ったドキュメンタリー映画 『180°SOUTH〈ワンエイティ・サウス〉』 は、有名なアウトドア・ブランド、 “パタゴニア”と“ザ・ノース・フェイス”の創業者たるイヴォン・シュイナードとダグ・トンプキンスの2人が、1968年に、 南米のパタゴニアを旅した時の記... ...続きを見る |
2011/04/07 01:30 |
ファンタスティックに生き残れ! 『ファンタスティックMr.FOX』
週末の夜、地震以来久しぶりに呑みに出かけたんだけど、その時に友だちから聞いた話で、彼の職場の同僚が、 石巻市の出身らしく、やはり実家が被災に遭って半壊したんだという。で、つい最近、やっとの想いで地元へ帰り、 避難所にいる親御さんに無事に逢うことができたらしいんだが、そしたら同僚氏のお父さんは子供の心配をヨソに、 避難所暮らしも慣れれば快適だといって昼間から旨そうにビールを呑んでいたんだという……。お父さんによれば、 選べなくとも支援のオカゲで食事には困らないし、働かなくても酒が呑... ...続きを見る |
2011/04/05 01:00 |
人生はヘッドボディ!ヘッドボディ!ヘッドボディ! 『ザ・ファイター』!
「感動する」なんて生易しいレベルじゃない。ラストはもう映画に入り込みすぎて、そしてここ最近ずっと感じていた、 緊張感から束の間解放されるようなカタルシスがあって後から後から溢れる涙を堪えるのにホントひと苦労だった。 『ロッキー』 は、挙げるに及ばず 『チャンプ』 『レイジング・ブル』 『ボクサー』 『ALI アリ』 『ミリオンダラー・ベイビー』 『シンデレラマン』 『キッズ・リターン』 『クライング・フィスト』 と、古今東西に、ボクシング映画の名作は数々あれど、 近年こんなによく... ...続きを見る |
2011/04/02 02:00 |
なぜ、かくも私たちは70年代の映画にシビレるのか? 『マイキー&ニッキー』
『ダーティハリー』 『ロング・グッドバイ』 『ゲッタウェイ』 『スーパーフライ』 『チャイナタウン』 『オープニング・ナイト』 『セルピコ』 『フレンチ・コネクション』etc.……。ジャンルはメチャクチャだし、思いつくまま列挙しただけなんだけど、 しかしただ一つ共通して言えることは、「70年代の映画(とくにアメリカ映画)は無条件にカッコいい!」ということだ。 登場人物の無造作な髪型、ヨレたトレンチコート、くゆらすタバコの紫煙(←映画の中でのみタバコが許せるタイプ)、 建物のくすん... ...続きを見る |
2011/03/31 01:00 |
オパブンミ一家の森? 『ブンミおじさんの森』
最近よく、それもマジメに考えるんだけど、60、いや70歳ぐらいになったら(そこまで無事に生きられると仮定して)、 タイとかカンボジア、ラオスやビルマの田舎町に移住し、そこで小さな家でも建てて残りの人生を過ごしてみたい。 この国で老いて、そして死なねばならないと思うから辛いのだし、ボクは一応、敬虔な仏教徒のつもりなんだから、 (なぜ、自分を敬虔な仏教徒と思うのかというと、過去に、こういう経験があるため。「釈迦はいい人だったから!」) 同じ仏教国なればどこで死んでも一緒かな…と。これ... ...続きを見る |
2011/03/29 00:00 |
かつての名子役がこんなエッチなお嬢さんになりました♪ 『ランナウェイズ』
チョット前までダコタ・ファニングって全然成長しねぇな…なんて思っていたら、その出演作をしばらく観ないウチに、 こ〜んなにセクシーなカッコが似合う大人のお嬢さんに育っていらっしゃった。やっぱり外人は発育がいいなぁ〜♪ で、ボクは洋楽にはとんと疎いので、ガールズ・バンドといえばやっぱり、プリプリとか、SHOW-YA、GO-BANG'S、 ノーマ・ジーン、少年ナイフ、ロリータ18号、そしてピンク・サファイアぐらいしか思いつかず(もう世代がわかるよね)、 「ザ・ランナウェイズ」と言われて... ...続きを見る |
2011/03/26 01:00 |
原発で危険な任務に当たっている人たちこそ“本物の勇者” 『トゥルー・グリット』
残念だが地震に復讐はできない―。だけど、災害に乗じて人の物を盗んだり女性を狙ったりするような卑劣漢や、 チェーンメールを流したり義援金詐欺をやるようなクダラナイ連中はたけしも言っていたけど全員殺していいと思う。 そういう災害特別法を作るべきだ。ついでに映画の上映中にケータイ見るようなヤツも殺しはせずとも死ねばいい。 というワケで、震災の前日以来ほぼ2週間ぶりに観たのは(一度観に出かけたんだけど“節電”でやってなかった)、 先のアカデミー賞でも実に10部門でノミネートされた 『ノー... ...続きを見る |
2011/03/24 01:00 |
こんな時こそなんの緊張感もないバカ映画を観てリラックス! 『ツーリスト』
ヒドいヒドいと評判を聞けば、逆に観たい観たいと思うのが人の情というヤツで、サラにヒネクレ者のコチラとしちゃ、 酷評されている映画ほど弱い者いじめをするな!と擁護したくなったりするモンだけど…これはヒドい。ヤバすぎる。 これが本当に21世紀のハリウッド映画なのか?これが本当にアメリカ映画を代表する2大スターの共演作なのか? 思えばこんな映画を呑気に観ていた1週間前にまさか日本がこんな未曾有の事態に陥るとは夢にも思わなかった。 しかし、こうして日本中がある種のストレスによりヒリヒリと... ...続きを見る |
2011/03/15 03:00 |
“冷たい熱○魚”よりエグい?韓国製エログロ復讐劇! 『悪魔を見た』
園子温監督の 『冷たい熱帯魚』 に、「トーキョーノーザンライツフェスティバル」でも上映した 『アンチクライスト』 と、 まぁ理由は決してそれだけじゃないだろうけど、最近ヤタラと残酷描写の凄まじい映画がヒットしているようなので、 予告篇の限りだとこれも相当エグそうだしケッコウヒットしているんじゃないのかな…と思っていたらガラガラだった。 (しかし 『男たちの挽歌』 『戦火の中へ』 と最近観た韓国映画はみなコケてるのになぜかブログのアクセスは多め) というワケで 『冷たい〜』 『アン... ...続きを見る |
2011/03/10 02:30 |
マッド探偵もいいけどマッ○ル探偵が観たかった? 『MAD探偵 7人の容疑者』
ボクとて所詮ジョニー・トーに詳しいワケじゃないが、それでもこの作品のチラシ等を見て「オォ! トーの映画か!」 と人気作の 『ザ・ミッション』 や 『エグザイル』 を思い出したってな人はおそらくジョニー・トー初心者ではないかと。 チョット待った。これは確かにジョニー・トー監督作でもただのジョニー・トー監督作ではない。そのクレジットの隣に、 「×ワイ・カーファイ監督作」とある。ときたら当然思い出すのは、『エグザイル』 よりも 『フルタイム・キラー』 だとか、 『ターンレフト ターンラ... ...続きを見る |
2011/03/08 01:30 |
ホラ、あの、ゾンビじゃない方のコリンが出てるヤツ… 『英国王のスピーチ』
なんていう人はさすがにいないと思うんだけど、しかし、ツイッターなどでタメしに“コリン”と入れて検索してみると、 ゾンビ映画の 『コリン』 よりも(本日より公開の傑作!)、“コリン・ファース”の方が多く出てくるというのもまた確か。 そんなワケで先の映画サービスデーに、今年の“アカデミー作品賞”受賞作、コリン・ファース主演のイギリス映画、 『英国王のスピーチ』 を観てきたんだけど、発表がくしくもその前日だったこともあり、劇場は案の定、す〜ごい人! その前にもう1本観る都合で上映3時間... ...続きを見る |
2011/03/05 08:30 |
前世も来世も死後の世界も映画の中ではみ〜んな娯楽! 『ヒア アフター』
個人的には前世だの来世だの死後の世界だのそんなものはいっさいない!人間は死んだら灰になるだけだ!と、 現世を生き抜くことのみを信条としているので、いわゆるスピリチュアルな話には、つい眉をひそめるクチなんだが、 しかしだからといってそれらを題材にした映画まで頭ごなしに否定する気はないし、それは戦争なんか大っ嫌いで、 戦争のニュースを見るのも聞くのも辛いと思っていても“戦争映画”は面白いって理屈と同じなんではないかと思う。 要するに映画においては戦争も死後の世界もみ〜んな等しく“エン... ...続きを見る |
2011/03/04 23:30 |
この男臭い韓国製戦争映画に相応しい邦題は…? 『戦火の中へ』
“戦火の中へ”か。確かに原題を日本語に訳したらその通りだし、劇中にも出てくる重要な言葉じゃあるんだけど、 しかしイカンせんこれじゃ曖昧というのか、いかにも配給会社が苦し紛れにつけたテキトーな邦題のように思えて、 イマイチ鑑賞意欲をソソらないし、また韓国の南北分断物かぁ…という程度でスルーされてしまうのも仕方がない。 というワケで劇場に行ったら案の定、あんまり人が入っていなかった韓国製戦争映画 『戦火の中へ』 なんだけど、 しかしこれ、そんな、パンチの弱い邦題で見過ごしてしまうのは... ...続きを見る |
2011/03/03 08:30 |
映画祭だって超低予算で開ける!? 『コリン LOVE OF THE DEAD』
とはいってもさすがに6,000円で開くのはムリだけど、ボクが関わった「トーキョーノーザンライツフェスティバル」は、 いわゆるスポンサーの付いていない完全な自主映画祭なので、会場費や各映画会社さんから素材を借りるお金、 そしてトークショーのギャラなどはすべて入場料でまかなうというカタチをとった。オカゲ様でなんとかなりそうです! (詳しい映画祭の開き方については、現在発売中の雑誌、「TRASH-UP!! Vol.8」の「DIY映画祭のススメ」をゼヒ!) WEBサイトもチラシもポスター... ...続きを見る |
2011/03/02 23:30 |
全国映画祭めぐりをしてみたい! 「アジアフォーカス 2006-2009 福岡観客賞受賞作品上映会」
できれば「アジアフォーカス・福岡国際映画祭」や「山形国際ドキュメンタリー映画祭」など、全国各地で開かれる、 いろんな映画祭をめぐりながら、土地土地の美味いものを食べ、そして夜は歓楽街に繰り出してハメを外すという、 そんな旅がしてみたいと前々から思っちゃいるんだけれど、金もなければ暇もないゆえ多分これから先も思うだけ。 まぁ東京ほど世界中のありとあらゆる映画を観られる街も少ないから、現状さほど不満があるワケじゃないものの、 そんな中、毎回毎回、アジア映画ファンにはタマらない充実のラ... ...続きを見る |
2011/03/01 09:00 |
生活に緊張感を与えるべく引っ越しとドニー・イェン! 『イップ・マン 序章』!!!
9年ぶりに引っ越すことにした。といっても、今住んでいる街を気に入っているから近所に引っ越すだけなんだけど、 その代わり家賃は今の“倍”。収入が増えたワケでもないのにハッキリいって自分でもずいぶん思い切ったと思う。 9年前にコチラへ引っ越してくる時の、“事情が事情”だったため、風呂なしの安いアパートしか借りることができず、 だけど住めば住んだでそれなりに居心地が好いのと、家賃を低く抑えておけば仕事をクビになってもなんとかなる、 という元来の保守的な性格から、東京“底辺”ライフを今ま... ...続きを見る |
2011/02/26 02:00 |
ボクが唯一行ったことのある海外の映画祭は…? 『サラエボ,希望の街角』
今から10年くらい前、ボスニア・ヘルツェゴビナを旅行した時にタマタマ街で開かれていた「サラエボ映画祭」です。 いわゆるマーケットというよりは地域振興的な映画祭だったので、今もやっているか否かわからなかったんだけど、 調べたら以降もつづいているらしくそれもバルカン半島最大レベルの映画祭にまで成長しているというから驚いた。 その時3本ほど観て、映画祭も楽しかったんだけど、なによりボクはサラエボという街自体をことのほか好きになり、 なんでこんな美しくて品の好い街が戦禍に呑み込まれるのか... ...続きを見る |
2011/02/24 02:00 |
映画祭の挽歌 ア・ベター・フェスティバルへ… 『男たちの挽歌 A BETTER TOMORROW』
あ〜あ映画祭、アっという間に終わっちゃった。途中、軽いストレスで湿疹できたけど、映画の解説山ほど書いて、 雑誌に寄稿して、柳下さんとトークショーして、チケットの“モギリ”までやって、本当に充実した4ヵ月あまりだった。 “映画観人生20年”で蓄えてきたものをほんの少しとはいえ出せたような気がするし、誘ってくれた主催者氏には、 本当に心より感謝してます。今後もできる限り協力していきたいし、いつかボクの考えた企画も実現させてみたい。 なぁ〜んて熱いこと語っておきながら、実は会期中コッソ... ...続きを見る |
2011/02/22 00:30 |
女と出逢って銀行強盗をやめる決意をした男と、女に貢ぐために銀行強盗をした男!? 『ザ・タウン』
「ノーザンライツ」初日のトリのアイスランド映画、『レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー』 の上映前に、 ボクが最も尊敬する映画評論家のお一人である柳下毅一郎さんをゲストにお招きしてなんとトークショーを行った。 柳下さんの本やブログを読んで、今までどれだけの映画を観たか知れず、そんな方と同じ壇上でお話できる上に、 当日は柳下さん効果もあってほぼ満席状態だったためにいったいどうなることかと不安でタマらなかったんだけど、 開場時の入場整理でずっとデカい声を張り上げていたモン... ...続きを見る |
2011/02/19 02:00 |
「トーキョーノーザンライツフェスティバル」の大穴は!? 『ウォール・ストリート』
けっきょく“株”のことはよくわからないのでそこからチョイと外れた話をするんだけど、去る2月13日に小倉競馬で、 JRA史上最高の大穴馬券が出たんだという。配当額、なんと1950万円! まったく、羨ましい限りでございますな。 しかし、そんな競馬界がどよめいている最中、奇しくも同じ日に我がトーキョーノーザンライツでも大穴が出ました! 日曜日は朝からアニメ作品を連続上映するなど、ケッコウ好調な入り具合だったんだけど、大穴だったというのは、 19時より上映した 『100,000年後の安全... ...続きを見る |
2011/02/17 01:30 |
いい大人が集まって金にもならないことをやる。だから面白い! 『RED レッド』
先週土曜日より始まった、ボクもスタッフとして参加している映画祭、「トーキョーノーザンライツフェスティバル」は、 いわゆるスポンサーが後ろに付いていない完全なる自主開催、要は“インディーズ”の映画祭。劇場を借りるのも、 映画を借りるのも、雑誌やWEB媒体に宣伝交渉をかけるのもすべて自分たちしだい。よく言う“手弁当”というヤツ。 実行メンバーは10人前後だけど、みんなそれぞれに働いていたり主婦だったり、日々の生活の合間を縫いながら、 約1年をかけてこれまで準備を進めてきた(ボクは途中... ...続きを見る |
2011/02/15 02:00 |
捕鯨船で“ポケベル”は鳴らなかった!? 『レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー』!
裕木奈江といえば、ひと頃はヤタラと女性受けが悪いなどなど、初代“バッシングの女王”よろしく散々叩かれて、 とかくネガティヴな印象で記憶されている女優と一般には思われがちだけど、しかしその後活路を海外へ見出し、 クリント・イーストウッド監督の 『硫黄島からの手紙』 やデヴィッド・リンチ監督の 『インランド・エンパイア』 ほかに、 決して小さくない役で起用されているんだから、肝が据わっていると思うし、人としてなかなか大したモンだと思う。 エリカ様もいつまでも“ウソ泣き”してワケわかんない... ...続きを見る |
2011/02/12 01:00 |
こういうのを“絶望”とか“救いがない”とは言わないと思う… 『冷たい熱帯魚』
確かに凄い映画だと思うし、これは今、最もノリに乗っている監督にしか到底創りえない、パワフルで、挑発的で、 毒気と悪意に充ちた怪作だとは素直に思う。だけど、それでも、ボクはこの映画をとくに面白いとは思わなかった。 よく“救いがない”とかいうけど、ここまでやりすぎたらかえってわざとらしくなってシラケてしまうのは当たり前だし、 家庭不和を抱えつつも小さな熱帯魚店を営んでいる男が、娘の万引きをキッカケに知り合ったある同業者夫婦の、 身の毛のよだつような犯罪に巻き込まれてゆくという実話をモ... ...続きを見る |
2011/02/10 02:30 |
バチ当たり“愁月院”の最期! 眩暈がするほど大傑作! 『女獄門帖 引き裂かれた尼僧』!
年を跨ぎ2ヵ月余りにわたって追いかけてきた知る人ゾ知るカルト監督「牧口雄二の世界」。ついにラストの1本は、 観たい観たいと前から切望しながらもなかなかタイミングが合わず観逃してきた 『女獄門帖 引き裂かれた尼僧』。 …面白かった…面白すぎて本当に手が震えた。もうなんでこんな面白い映画が世に存在するのか理解できない! 牧口雄二といえば 『玉割り人ゆき』 がベストだとずっと思ってきたけど…よもやこれほどの傑作とは思わなかった。 猥雑、俗悪、グロテスク、そんな言葉がすべて当てハマるのにどこかユ... ...続きを見る |
2011/02/08 04:00 |
大学の後輩の小森君が(確か)嘉門洋子のファンでした 『不倫純愛』
嘉門洋子といえばボクが大学生の頃のグラビアアイドルで、ボクも正直、何度かお世話になった憶えがあります! そんな方の裸身が時を経てこうして拝めるのですから、いやぁ〜映画って本当に素晴らしいですね。というワケで、 嘉門洋子が渾身フルヌードで挑んだ話題の映画、『不倫純愛』 を観てきたんだが、新宿の劇場は連日満席状態! 佐藤寛子の 『ヌードの夜』 を同じ劇場で観た時に、両脇をオッサンに挟まれてモノすご〜く不快な想いをしたから、 今回は早めに行って端っコの席を取って観たんだけど、それでも窮屈で... ...続きを見る |
2011/02/05 06:30 |
キミは、ヨヨチュウを知っているか? プロジェクトSEX! 『YOYOCHU SEXと代々木忠の世界』
ボクが思春期の盛りを迎える頃にはもう村西とおるが全盛だったので、ヨヨチュウ作品はあまり知らないんだけど、 それでも氏の提唱による“チャネリングFUCK”には大いに衝撃を受けて当時よく学校で友だちとマネをしていたし、 「プラトニック・アニマル」と「オープン・ハート」の2冊は20代の頃に読んで、多大な感銘と影響を受けたモンだった。 本作は、そんな日本のAV史、というよりエロ映像史にとって計り知れないぐらいの功績を持つ唯一無二の大監督、 “ヨヨチュウ”こと、代々木忠氏の人となりと破天荒... ...続きを見る |
2011/02/05 02:30 |
いよいよ開幕間近! 「トーキョーノーザンライツフェスティバル2011」“おススメ” 作品レビュー
来る2月12日(土)より渋谷ユーロスペース&アップリンクにて開かれる、東京では実に14年ぶりの北欧映画の祭典、 「トーキョーノーザンライツフェスティバル2011」の公式サイトで「作品紹介」と称し何作品かレビューを書いています。 さすがにかしこまった文章を書いていますが、よかったら覗いて、そして興味が湧いたらぜひ、会場に来てください! ...続きを見る |
2011/02/01 07:30 |
エロ・グロだけじゃない! 今度は泣ける牧口雄二! 『毒婦お伝と首斬り浅』
やっぱり牧口雄二はロマンチックだ。もちろんベストが、『玉割り人ゆき』(’75)であることに変わりはないんだけど、 しかし牧口で“泣ける”1本と言われたら迷わず 『毒婦お伝と首斬り浅』(’77)を挙げる。(え?信用できないって?) タイトルを見ればわかる通りで、本作は有名な“高橋お伝”をネタに、しかし、女の情念を猟奇的に描くのではなく、 彼女とその恋人だった小川市太郎との逃避行をニューシネマ調に描いた 『俺たちに明日はない』 風の青春活劇、 もしくは牧口版の 『ゲッタウェイ』。決して事実に... ...続きを見る |
2011/01/29 07:30 |
さよならシネセゾン、また近いうちに 『デュー・デート 〜出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断〜』
@『悪夢探偵2』 A『ディセント』 B『リンダリンダリンダ』 ...続きを見る |
2011/01/28 23:30 |
トランスフォーマー×鉄腕アトム×ブルース・リー!? 『カンフーサイボーグ』
チャウ・シンチー、ジョニー・トー、そしてドニー・イェンと、近頃の香港映画といえばどれもこれも傑作ばかりだから、 それを観るコチラとしても毎回相応の気合を入れて鑑賞へと挑むワケだけど、久っしぶりに何も考えずに楽しめる、 ただひたすらバカなだけの映画を観て実にホッコリとした気分に浸れた。だから香港映画って好きなんだよなァ〜。 それがコレ、『カンフーサイボーグ』!(客が全員男だった!) もうパクれるものはなんでもパクれと言わんばかりの、 確信犯的中華式海賊精神映画だ。時は、西暦2046... ...続きを見る |
2011/01/27 08:30 |
今まで甘ったるい邦題に彼を敬遠してきた人も必見! 『ソウル・キッチン』
『太陽に恋して』 『愛より強く』 『そして、私たちは愛に帰る』 と、ど〜頑張ったってコチラの鑑賞意欲を殺ぐような、 なんならボクのようなタイプの映画好きは、ハナっから相手にしていないと言わんばかりの邦題がいつもつくので、 けっきょく 『愛より強く』 とドキュメンタリーの 『クロッシング・ザ・ブリッジ』 2本しか今のところ観ていないんだけど、 今回は原題通りだったため安心して(?)すんなり観る気になったら(まぁその2本で優秀な監督とはわかってたが)、 このトルコ系ドイツ人映画作家フ... ...続きを見る |
2011/01/26 23:30 |
3D映画を観るならユナイテッド・シネマとしまえんで! 『グリーン・ホーネット』
予告篇を観るとずいぶん面白そうなんだけど、全然ダメ。それはともかくなぜ3D映画を観るならUCで!かというと、 多分、ボクがよく行く豊島園だけじゃないと思うんだが、現在、劇場配布中の割引券を使えば(3月31日まで有効)、 クソみてぇに割高な3D映画がオトクな1,300円で観られるからである。だから 『ソーシャル・ネットワーク』 でも観て、 その時にもらう割引券で本作を観れば、別にサービスデーじゃなくても最大3,100円、最少2,500円ですむってワケ。 ボクは、『イップ・マン』(大... ...続きを見る |
2011/01/25 04:30 |
キミは、ドニー・イェンを知っているか!? 『イップ・マン 葉問』!!!
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地大乱』 『ドラゴン危機一発'97』 『ドラゴン電光石火'98』 『精武門』 『新ドラゴン危機一発』 『COOL』 『HERO』 『セブンソード』 『SPL/狼よ静かに死ね』 『エンプレス/運命の戦い』 ボクなど所詮ディープと言えるほどの香港映画通じゃないので、ドニーについてケして詳しくは語れないんだけど、 しかし、それでも、彼が出ている映画をただの1本でも観たことがあるならば、そのアクションがどれだけハードで、 どれだけ熱くエモー... ...続きを見る |
2011/01/24 23:30 |
イエス! フェイスブック! 『ソーシャル・ネットワーク』
先のチュニジア政変に、ツイッターやフェイスブックが大きく影響したと伝える話の中で、アメリカのTVじゃそれを、 “ツイッター革命”と呼んでいると話していたんだが、なぜそこでツイッターだけなのか?と、よもや映画の影響で、 フェイスブックはイメージが悪くなっているからか?とチョットだけ不思議に思ったりした。というワケで話題の映画、 『ソーシャル・ネットワーク』 を観てきたんだけど、なるほど、ゴールデングローブ賞受賞とかオスカー最有力という、 巷の評判も納得の傑作である。映画を観る前はも... ...続きを見る |
2011/01/22 03:30 |
内モンゴルの冷んやりとした空気が伝わるロード・ムービー 『ジャライノール』
かつて、中国映画の監督というと、チャン・イーモウやチェン・カイコーなら第五世代、ジャ・ジャンクーやロウ・イエ、 ワン・シャオシュアイなら第六世代というように“世代”による括り方をしたモンだけど、最近はそうでもないみたい。 第六世代以降、デジタル技術の普及で、映画の創り方もどんどん多岐に広がっている今、若い監督たちにとって、 そうした世代云々なんてことはなんの意味もない話なのかもしれない。この映画の監督も、何かのインタビューに、 自分は“新世代”だと実に軽い感じで応えている。確かに... ...続きを見る |
2011/01/20 02:30 |
煙草とコーヒーとおしゃべり、キミとボクと牧口雄二の世界… 『徳川女刑罰絵巻 牛裂きの刑』
学生時代の終わり頃に観た、ウィノナ・ライダーとイーサン・ホーク主演の 『リアリティ・バイツ』 という映画の中に、 こんなカッコいいセリフが出てくる。「煙草とコーヒーとおしゃべり、キミとボクと5ドル、それがあればボクは満足だ」 あれから16年、ならば今のボクはこう言おう。チョコ(煙草大嫌い!)とコーヒーとおしゃぶり、キミとボクと牧口雄二、 それがあればボクは満足だ。本当に満足! というワケで映画ファン待望の企画(な?)、ラピュタで現在開催中の、 「エロ・グロ・純情 東映カルトプリンス 牧口... ...続きを見る |
2011/01/15 23:30 |
ドドスコスコスコトニー・スコット! 『アンストッパブル』!
あ〜ボクもこの映画をフーターズガールと一緒に観たいなぁ〜! 赤木くん(友人・仮名)早くフーターズ行こうよー! …というワケで何年かに1本、どえらい傑作を撮る男、トニー・スコット監督の 『アンストッパブル』 を観たんだけど、 これがその1本。メッチャクチャ面白かった! 文句なし! 今年2011年の幕開けを飾るに相応しい大快作だと思う。 物語は至ってシンプル。東京都内の119番がつながらなくなった先日の騒ぎと同じくらいチョットした人為的ミスで、 ある日大量の化学薬品とディーゼル燃料を... ...続きを見る |
2011/01/14 23:30 |
科学と人間、男と女、製作と演出、“結合”するのは難しい? 『スプライス』
『CUBE』(’97)での成功も、つづく 『カンパニー・マン』(’02)と 『NOTHING ナッシング』(’03)ですっかりオジャンに、 というより、マイナスにしてしまった感のあるカナダの奇才、ヴィンチェンゾ・ナタリ監督の最新作 『スプライス』 は、 製作総指揮に 『ヘルボーイ』 や 『パンズ・ラビリンス』 のギレルモ・デル・トロ監督を迎えた異色のSFサスペンス。 単にナタリの最新作だったらスルーしていたかもしれぬところを、製作がデル・トロで“クリーチャー物”と聞いては、 こり... ...続きを見る |
2011/01/11 02:00 |
岩登りもいいけどボクが登りたい2つの山は…? 『デッドクリフ』
クロアチアまでロック・クライミングに出かけた若い男女5人が、山の頂上で正体不明の殺人鬼に襲われるという、 『クリフハンガー』 に 『ディセント』 を足したようなフランス製の山岳ホラー。『レッドクリフ』 にかけて、デッドクリフ? ダジャレやん! で、アルプスとピレネー山脈でオール・ロケをしたというこのホラー。前半のロック・クライミングは、 高所恐怖症の人は卒倒必至のハラハラ場面が連続で、思わず身を乗り出してしまうようなスリル感と面白さだし、 ヒロインを間に挟んだ元カレと今カレのカケ... ...続きを見る |
2011/01/10 23:00 |
ブログ開設丸6年! 2011年1発目は… 『トロン:レガシー』
正月中、呑むか寝るか「笑ってはいけないスパイ24時」を見ているか以外は、来月(予定)、あるカルチャー雑誌に、 映画祭の記事を載せてもらうための原稿書きをずぅ〜っとやっていたので(軽いコラムのつもりが8000字も書いた)、 こうやってブログに戻ってくると、なんというか…気楽でいい。何を書いたって自由だし、誰にもケチつけられないし、 ブログ最高! ブログ大好き! これからもずっと一緒だよ! スリスリ、スリスリ。(←ブログ画面に頬ずりをしている) なぁ〜んて思っていたら、ボクが5年ほど... ...続きを見る |
2011/01/08 00:00 |
極私的・2010年公開映画ベスト10&ワースト10!【洋画篇】
【タイトルをクリックすると記事へ飛びます】 ※「邦画篇」はコチラ≫≫≫ ...続きを見る |
2011/01/06 07:30 |
極私的・2010年公開映画ベスト10&ワースト10!【邦画篇】
【タイトルをクリックすると記事へ飛びます】 ※「洋画篇」はコチラ≫≫≫ ...続きを見る |
2011/01/06 07:00 |
ボクはよく歌舞伎町に散ります。2010年ラストは… 『モンガに散る』
12月に入って鑑賞本数はガタンっと減ったものの、まぁ今年も1年、よく映画を観た。そんな2010年ラストの1本は、 近年、復調目ざましい台湾映画で、今年、最高の観客動員数を記録したという(歴代第2位)映画 『モンガに散る』。 モンガとは、浅草+歌舞伎町みたいな台北の下町的な繁華街。本作は、戒厳令が解かれる1987年前後を背景に、 その街で極道に身を捧げた若者たちの友情や破滅への疾走をエモーショナルに描いた、台湾式任侠青春映画だ。 テイスト的には去年の 『九月に降る風』 に香港映画の... ...続きを見る |
2010/12/27 23:00 |
連日立見の大盛況も納得の変種ヒーロー映画、でも… 『キック・アス』
いくらサービスデーとはいえシネセゾンが昼間っから立見の大盛況だなんて本当に驚いた。どんな宣伝をしたの? オ○ニーばかりしているボンクラ小僧が、“キック・アス”という自前のヒーローの恰好で自警団ゴッコをしていたら、 その姿を動画サイトに流され、人気者となり、やがてともに闘う仲間を得るという内容の話題作 『キック・アス』 は、 観れば立見の大盛況も頷ける、脚本、演出、映像、音楽、あらゆる面においてセンス抜群の変種的ヒーロー活劇。 ボクもオ○ニーだけは欠かさなかった中学生の頃は本気で必... ...続きを見る |
2010/12/25 00:00 |
不遇の作家の小説を完璧な語り口で映像化した珠玉の傑作 『海炭市叙景』
とくに好きな監督の新作というワケでもなかったし、地味で静かな印象の上に2時間半もある長い映画だったから、 観ようか観まいかずっと迷っていたんだけど、我がTNLFの隊長がヤタラ推してくるのでそれならと観に行ったら…、 びっくりした。こんなにいい映画だとは思わなかった―。『海炭市叙景』 は、ボクは初めてその名を知ったんだけど、 村上春樹らと並び称されながらついゾ文学賞には恵まれず、’90年に自らの命を絶った不遇の作家、佐藤泰志の、 18の短篇からなる未完の同名小説より5つのドラマを選... ...続きを見る |
2010/12/24 21:30 |
スウェーデンの森? フィンランドの森? アイスランドの森? 『ノルウェイの森』
この 『ノルウェイの森』 の原作といえば、ボクも高校時代、半ば流行に押し流されて一生懸命読んだモンだけど、 そのワリにはこれが小説として面白いのかどーか、ホントのところはよくわからず、ただ「エロい小説だなぁ〜」と、 主人公のワタナベくんを羨ましいと思っただけだった。映画を観るまで、内容なんて微塵も憶えちゃいなかったが、 ただ一つ、ワタナベくんが直子(だったかな?)とベースケなことをした時に、ティッシュがその辺りになかったのか、 「パンツに出して」だとか言われて素直に彼女の下着をテ... ...続きを見る |
2010/12/23 07:30 |
戦車のスコープ越しに戦場のリアルを描いた体感型戦争映画 『レバノン』
先週水曜のサービスデーに観に行ったんだけど、年配の人が多かった。シアターNは 『氷雪の門』 の大ヒットで、 シルバー層をガッチリとつかんだ…ような気がする。というワケでこれまた現在、同劇場で大ヒット中の戦争映画、 2009年ヴェネチア映画祭、金獅子賞受賞作 『レバノン』 は、1年前の傑作、『戦場でワルツを』 でも題材となった、 1982年のイスラエル軍による“レバノン侵攻”を斬新な手法で描いた作品だ。舞台は“戦車の中”だけに限定して、 そして外部の状況をスコープ越しに追ってゆくと... ...続きを見る |
2010/12/22 23:00 |
「グランプリ該当作なし」で感動した理由、それは… 「学生残酷映画祭2010」!
先の日曜に、前から楽しみにしていた「学生残酷映画祭2010」へ行ってきた。今年で2回目となるこの映画祭は、 名前の通り、映像系の専門学校や大学の映画研究部などでスプラッターを創っている学生の作品だけを集めた、 日本で唯一の学生ホラー映画祭で、ある大学に通う学生が、誰からの援助も受けずに、たった1人で立ち上げた、 規模は小さくとも志の立派な映画祭。高田馬場の小さなハコで慎ましく開かれた第1回が好評だったということで、 今年も無事に開催と相なったんだけど、会場も、阿佐ヶ谷のロフトAにグレ... ...続きを見る |
2010/12/14 09:00 |
ポーランドから北の方もよろしく! 「ポーランド映画祭2010」
今から10年前に、10日間ほど旅をしたポーランド。チェコに1ヵ月間滞在した後、プラハから古都ヴロツワフに入り、 そこからいわゆるポーランドの京都、映画好きにはキェシロフスキの、『ふたりのベロニカ』 の舞台として知られる、 南のクラクフへ往って、後はカトヴィツェ、ワルシャワとめぐりリトアニアのヴィリニュスへと抜ける旅だったんだけど、 クラクフで野宿した想い出はこの記事に書いたし、ワルシャワでサーカスを観劇に行った時の話はコチラへ書いて、 カトヴィツェからかのアウシュヴィッツ収容所へ出か... ...続きを見る |
2010/12/11 07:30 |
牧口雄二と、ナイナイのプロ魂に震えた夜… 「エロ・グロ・純情 東映カルトプリンス 牧口雄二の世界」
「オッケーイ! ナインティナインの、オールナイトニッポン」と、いきなり鳥肌が立つような名物“怒鳴り”で始まった、 昨日の夜の「ナインティナインのオールナイトニッポン」。休業から、実に5ヵ月ぶりに2人揃っての放送ということで、 青天の霹靂のような先週の復帰発表より1週間、昨日の放送をどんな映画よりもずっと楽しみにしていたんだけど、 「めちゃイケ」を観たも、岡村くんとやべっちが抱き合う場面じゃ思わず泣いてしまったし(やべっちの照れ方がいい)、 ラジオの方も決して湿っぽい放送になどせず、生粋の... ...続きを見る |
2010/12/04 08:00 |
映画のミライへ逆回転!? 「第11回東京フィルメックス」雑感
先の日曜日に閉幕した「第11回東京フィルメックス」。今年のコンペのグランプリ作品は、内田伸輝という監督の、 『ふゆの獣』 ということで、去年のフィルメックスでグランプリを取り、今年春に公開されて話題を呼んだ韓国映画、 『息もできない』 は実に素晴らしい映画だったし、受賞はなかったけど、同じく去年のコンペ作品で現在公開中の、 中国映画 『スプリング・フィーバー』 も本当に息を呑むような傑作だから、『ふゆの獣』 も、早々に配給が決まって、 劇場で観れたらいいなと切に願っているんだけど、し... ...続きを見る |
2010/11/30 07:00 |
北欧もいいけどアフリカもね! 「シネマアフリカ 2010」
映画祭の実行メンバーの中に1人、その昔ケニアに留学してナントカ語(忘れた)を学んでいたという人がいるので、 折りに触れては現地がどんな様子だったかアレコレと聞いているんだけど、ボクもかつて、アジアを横断した際に、 トルコより南下して中東を抜け、アフリカに渡るのもいいな…と思いながらも、やっぱり、当時の憧れだった東欧や、 北欧を目指して北上したという経緯があるから、アフリカはいまだ憧れ、おそらく、永遠に憧れの大地だったりする。 で、そんなアフリカを体感したくて映画を探してみても、やはり... ...続きを見る |
2010/11/25 05:00 |
「トーキョー ノーザンライツ フェスティバル」もよろしく! 「フィンランド映画祭 2010」
今からちょうど10年前の今日、くしくもボクはフィンランドにいた。2000年の10月31日から11月6日までの6泊7日、 ボクはフィンランドのヘルシンキに滞在していたのだ。その前年の12月に日本を発ってタイのバンコクから始めた、 ユーラシア大陸横断、途中から縦断の旅の、栄えある20ヵ国目、最後の目的地だった。6日間泊まっていたのは、 1泊65FIM(フィンランド・マルッカ)、当時1FIMが約16円だったから1000円くらいのユースホステルで、旅の予算は、 もうすっかり底を尽きかけていた... ...続きを見る |
2010/11/04 07:30 |
やっぱり韓国映画は泣かせ方がウマいよね? 『義兄弟』&『国家代表!?』
何を隠そう、実はボクは“日本語教師”(外人さんに日本語を教える先生。そのまま)の資格を持っており、数年前、 ソチラの方へ人生の活路を見出せないかと、“日本語教師養成講座”というものに1年ほど通って取ったんだけど、 その時の講師陣に、日本語の研究をしている韓国人女性の先生がいて、週に1回はその人の授業を受けていた。 韓国の人に日本語を教わるというのも少し妙な気がするかもだけど、要は、日本語の教え方を教わる授業だから、 韓国語と日本語の両方に精通していれば、韓国人には、いったいどんな日本... ...続きを見る |
2010/11/02 07:00 |
妻にも友にも言えないような話はブログに書くべし? 『ブロンド少女は過激に美しく』&『ナイト&デイ』
「妻にも友にも言えないような話は、見知らぬ人に話すべし」という映画の冒頭に現れる思わせぶりなフレーズが、 そのままこの映画のキャッチコピーでもあるんだけど、ボクに妻はおろか恋人すらいないという事実はまぁともかく、 確かに近しい人たちには言いにくい、もしくは言いたくないような話は、見知らぬ誰かに話すというのがイチバンで、 他人に自分をどう思われたって全然平気だから、なんでも話せるし、それで誰かを傷つけるなんて心配もないから、 いいことも悪いことも思っていることがスラスラと言えてひいては... ...続きを見る |
2010/10/19 08:00 |
超オシャレなメガネ男子のブラジル人監督、その名は… 「ブラジル映画祭2010」
ただ今、渋谷で開催中の、「ブラジル映画祭2010」で紹介されている1本 『ザ・フェイマス・アンド・ザ・デッド』 は、 ブラジル南部の小さな町を舞台に、母親と2人で暮らし、日々、閉塞的な感情を抱きながらネットに没頭している、 1人の少年の青春の彷徨をそれは肌理細やかに描いた秀作なんだけど、この映画の、大きな観どころの一つは、 なによりボクたちが普段ブラジルという国に対して抱いているサッカーやサンバなどのキーワードから想起される、 熱くて賑やかなイメージとはおよそほど遠い、まるで北欧かと... ...続きを見る |
2010/10/16 06:30 |
nudeになれる女優原理主義! 『nude』&『ヌードの夜 愛は惜しみなく奪う』
まだ名古屋でサラリーマンをやっていた若かりし頃、友人を頼って東京を訪れ、その時に浅草の老舗ストリップ、 「ロック座」へ遊びに行ったのがボクの人生初にして唯一のストリップ体験なんだけど、せっかく乏しい財布から、 小札6枚も出したんだからと、そこは恥ずかしがらず浅草は俺の庭みたいな風体のオッサンたちと仲良く並んで、 友人とほぼ最前列にて老舗らしい艶やかなショーをガッツリと堪能。ショーの細かい内容まで憶えちゃいないが、 踊り子さんと目が合うとニッコリ笑い返してくれるなど、事前に想像していた... ...続きを見る |
2010/10/07 09:00 |
肉食男子時代劇VS草食…というよりお子様ランチ時代劇 『十三人の刺客』VS『大奥』
気質を指して“草食○○”や“肉食○○”という言い方も今やすっかり一般的になった感があるけれど、その2つを、 たとえば映画の趣味を見て分けることは果たして可能なんだろうか? まぁボクあたりは、『ゾンビ』 が好きなので、 まさしく映画の内容通り“肉食”男子と区分できると思うんだが(意味が違うか?)、ヨーロッパ映画が好きですとか、 アテネ・フランセで小難しい映画を観るのが好きってタイプはどっちかといえば草食系と分類できるような気がする。 な〜んていいながら、年がら年中映画館にこもっては幕間... ...続きを見る |
2010/10/05 07:00 |
海○より面白い!? 東アジア災害映画対決二本立! 『TSUNAMI ツナミ』&『超強台風』
アイスランドで火山が噴火しヨーロッパへ飛行機が飛ばなくなったり、日本の裏側のチリで起きた地震の影響で、 日本にまでケッコウ大きな津波がやって来たり、自然災害は本当に怖ろしいし起きてはほしくない話なんだけど、 しかし一方で、それら地球規模の大災害は自然の前に国境はなし、つまりやはり世界は一つなんだということを、 荒っぽい方法で教えてくれてるような気もして、忌避するだけじゃイカンのじゃないかとそんな風に思ったりもする。 今年は、4月となっても雪が降るような寒い冬がつづいたかと思っていたら... ...続きを見る |
2010/09/28 08:00 |
見事な中継と抑えで完封勝利? 『ミレニアム2 火と戯れる女』&『ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士』
“ミレニアム”といえば、90年代後半に、「ミレニアム」というアメリカの犯罪TVドラマがあったのを御記憶だろうか? 「Xファイル」のクリス・カーターが製作していた作品で、『殺人魚フライングキラー』 だとか 『エイリアン2』 といった、 ジェームズ・キャメロンのいくつかの映画に出ていた、ランス・ヘンリクセン主演だったんだが、ヘンリクセン扮する、 犯罪加害者の記憶の断片や、心象風景を見ることができるという、特殊な能力を持った元FBI捜査官の主人公が、 特殊犯罪捜査組織“ミレニアム”と協力し... ...続きを見る |
2010/09/25 08:00 |
映画祭で世界を知れ! 「第7回ラテンビート映画祭」&「ポルトガル映画祭2010」&『ヤクザガール』?
なぜだか毎年これぐらいの季節になると都内各地で映画祭がドドドっと開かれるので、映画好きは何を観ようか、 どれを観ようかとスケジュール調整及び資金繰りに本当に頭を悩ますワケだけど、そんな最中、現在通っている、 映画配給のワークショップの中にも映画祭を企画している人がいて、毎回ワークショップ終わりに1杯呑みながら、 その進捗状況について聞くのが通例のようになっている。ボクは実行メンバーと違うけど陰ながら協力するつもり。 やっぱり、映画祭は楽しい。そりゃもちろん、新作を追いかけるのだって楽しい... ...続きを見る |
2010/09/23 08:30 |
東京から始まるゾンビと女体盛り? 『ナイト・トーキョー・デイ』&『バイオハザードW アフターライフ』
ずぅ〜っと前にバングラデシュを旅した時、街中にある博物館を見学していたら、ヤケに馴れ馴れしいオッサンに、 「オイ、そこのキミ、ちょっとコッチに来たまえ」と不躾に呼び止められた。まぁだいたいバングラ人は馴れ馴れしく、 オマケに過剰なほど“親日”でボクも連日のようにイジり倒されていたから、「またか」と思ってオッサンへ近づくと、 なんとその御仁、ボクにイスをススメるなり、「キミは日本人だよね? 日本は“フリーセックス”の国って本当か?」 と、とんでもないことを訊いてきた。「はぁ?」と一瞬面... ...続きを見る |
2010/09/16 07:30 |
企画物AVの女たち 『名前のない女たち』&『東京漂流 あなたのお部屋で犯らせてもらえませんか?』
〜安っぽい裸の女が40人 夜の道をヨロヨロとさ迷っている 幻覚ではない 企画物アダルトビデオ 「素っ裸ギャル 40人で冬山登山」の撮影中に遭難したのだ 11月 氷点下 震える肌は 白く青く白く青く白く青く… 霧だ 霧だ!! ...続きを見る |
2010/09/14 07:00 |
東京島がツマラない眞相はこれだ!! 『東京島』&『怪談新耳袋 怪奇』
アナタは、“アナタハン島事件”をご存知だろうか? 太平洋戦争末期、マリアナ諸島のアナタハン島という島で、 1人の女性と32人の男性が共同生活をするウチに、その女性をめぐって男たちが醜い争いを始め、行方不明や、 死者が何人も出たという、戦後の混乱期に発生したこともあっていまだに多くの謎が残されているという怪事件。 マレーネ・ディートリッヒの映画で知られるハリウッドの古典的巨匠ジョセフ・フォン・スタンバーグが事件をモトに、 『アナタハン』(’53)という映画を創っていたりもするんだけれど... ...続きを見る |
2010/09/07 07:00 |
『花と蛇3』 もぜひバリアフリー上映で! 『花と蛇3』&『私の調教日記』
最近、映画を“バリアフリー仕様”で上映、つまり体に障害のある人とか高齢者でも映画を存分に楽しめるよう、 邦画に字幕を付けたり副音声で解説を入れたりしながら上映するという機会が増え始めているようなんだけど、 そんな中、いくつかの映画会社と、早くから劇場内にバリアフリーな設備を導入していた我が街中野の映画館、 ポレポレ東中野とがタッグを組んで今回始めたというのが、ピンク映画をバリアフリー上映するという、その名も、 エロチック・バリアフリー・ムービー、略して「エロバリ」なる企画。なるほど、... ...続きを見る |
2010/09/02 07:30 |
アジアの優しい映画作家たち… 「ヤスミン・アフマド監督作品特集」ほか
もうひと月以上前の話なんだけど、御茶ノ水のアテネ・フランセで、中央アジアはカザフスタンの映画を集めた、 「フォーカス オン カザフスタン」という企画があり、映画的興味はモトより中央アジアは“憧れ”の地だったから、 これはシメた!とそう思って、1日だけ観に行った。まぁなぜ今カザフスタン?と疑問に思う部分もあったものの、 80年代末から90年代にかけて起こったいわゆる“カザフ・ニューウェーブ”と呼ばれる映画的潮流の代表的1本、 『僕の無事を祈ってくれ』(’88)をはじめ、長篇から短篇、そ... ...続きを見る |
2010/08/26 07:30 |
酷暑の名古屋で若松孝二と鯨捕り! 『キャタピラー』&『鯨捕りの海』
金曜の夜勤が明けた14日〜17日の日程で今回のお盆休みは実家のある名古屋方面へと帰省したんだけど、 周知の通り14・15日は高速道路の割引制度で過去最大の渋滞になるだなんて事前に散々と煽っていたから、 こりゃそんな日に予定入れたらドツボだと思って、呑みに行く約束ほか用事はみな15と16日だけにしておいた。 で、今回はお休み中にも映画を観るつもりで、もちろん今名古屋で映画を観るといったら名駅西の老舗優良館、 巨匠・若松孝二がプロデュースしたシネマスコーレで14日封切の氏の新作 『キャタ... ...続きを見る |
2010/08/19 08:30 |
シルビアズ・ボディ、またはジェニファーのいる街で 『シルビアのいる街で』&『ジェニファーズ・ボディ』
何年経っても忘れられない女なんて“プロ・アマ問わず”いくらでもいるし(忘れたいのに忘れられてくれない女も)、 なんならそうした女の多い方が男の人生、実は幸せなんじゃないかと近頃はそんな風に思ったりもするんだけど、 まぁボクなんか典型的な恋愛ベタなので、もう少し要領よく立ち廻っていたら、というところで逃した女も数いれば、 プロを相手に深情けにハマったことも何回かあるなど、そうした女はコトサラに、忘れられなかったりするワケです。 で、そんな“忘れられない女・プロ篇”だと、今もって、あんな... ...続きを見る |
2010/08/14 05:30 |
地獄で石井組のエキストラに出てみたい! 『石井輝男映画魂』&「石井輝男 怒涛の30本勝負!」
週末に生まれて初めて映画のエキストラというものを体験してきた。といってもいわゆる一般の商業映画と違い、 映画美学校制作の自主映画で、作品は、『牛乳王子』 というそれはそれは面白い短篇ホラーなどを撮っている、 期待の新鋭・内藤瑛亮監督の新作 『先生を流産させる会(仮)』(いくら仮とはいえ凄ぇタイトル…)だったんだけど、 思うようにエキストラが集まらなかったらしく、それで前に記事を書いたことでつながったボクにも話が廻ってきた。 映画の配給に関しては現在、ワークショップに通って勉強中だし、... ...続きを見る |
2010/08/10 07:00 |
ブログつながりで観た映画レビュー@ 『食卓の肖像』&『怪談新耳袋 百物語』(DVD)
ボクにもブログを通じて知り合ったという人が何人かはいるんだけど、中には、単に映画好きというだけじゃなく、 実際に映画を創っている、つまりは映画監督もいて、今から感想を書く2つの作品の監督はまさにそんなお2人。 マズ1人目は、コチラのブログを通じて知己を得た、金子サトシ監督で、彼が5年がかりで渾身撮り上げたという、 ドキュメンタリー映画 『食卓の肖像』 は、お恥ずかしくもボクはそんな事件があったことすら知らずにいたんだが、 “カネミ油症事件”という、1968年に起こった戦後最大と言われる食... ...続きを見る |
2010/08/07 08:00 |
今に日本映画も中国映画に呑み込まれる!? 「中国映画の全貌2010」
職種柄、ボクの仕事場にはタマに中国の人もやって来るんだけど、つい先日もひと組の中国人一家が訪れた。 コチラの大学へ通っていてほぼ日本語が堪能な27、8歳の娘さんとそのご両親という3人の家族だったんだが、 いかにも親孝行で日本を両親に見せてあげようとしている体の娘さんがホントに利発そうな女性で、よく見ると、 黒の長髪にドすっぴんメガネというその面立ちは、一見“アラレちゃん”のようながらとても整っていて可愛らしく、 しっかりと化粧したら相当美人になるだろうな…と思うような子で、オマケにそ... ...続きを見る |
2010/08/01 23:30 |
こんな“ランド”なら行ってみたい!(かも) 『ゾンビランド』&『ザ・ホード 死霊の大群』
こないだとある呑み会の席でこれを言ってやっぱり多少引かれたりしたんだけど、ボクは生まれてこの方38年、 TDL、いわゆる東京ディズニーランドへ一度も行ったことがない。言うと必ず驚かれるんだけどそんな珍しいか? 因みにボクが今まで行ったことのある“ランド”はポーランドとフィンランドとソープランドの3つである。 別に行きたくないというワケじゃなく、単純にただ行ったことがないってだけなんだが、だいたいボクの田舎じゃ、 中学か高校の修学旅行でTDLに行くパターンが多いものの、ボクは、中高のど... ...続きを見る |
2010/07/29 08:00 |
どんな映画も自由に創られ、観られる社会へ 『樺太1945年夏 氷雪の門』
シャガールといきなり言われたって画家であること以外、何一つとして知識は持ち合わせてはいないんだけど、 なんでも現在、上野の東京藝術大学大学美術館じゃ「シャガール ロシア・アヴァンギャルドとの出会い」という、 シャガールの代表作と、その祖国ロシアの芸術家たちの作品を一堂に集めた展覧会が開催されているとかで、 その企画に関連し、御茶ノ水の我らがアテネ・フランセでもロシアのアヴァンギャルド映画11本を連続上映する、 「特集 ジガ・ヴェルトフとロシア・アヴァンギャルド映画」をやっており、どこ... ...続きを見る |
2010/07/27 07:30 |
愛だ恋だの嘘臭ぇ!と思ってる人のための… 『ぼくのエリ 200歳の少女』&『ハロルドとモード』
実際にはもうカレコレ10年近く逢っていないものの、年に2、3回ほどは必ず電話をくれる10歳下の友だちがおり、 彼は身寄りが全然おらず、2児の親の、しかしバツイチで、祖父が遺してくれた一軒家に1人で住んでいるという、 なかなか複雑な人生を送っている若者なんだが、独りへ戻った後ぐらいからずっと付き合ってきた歳上の女性と、 最近になって別れた、辛くて寂しくて飯も食べれなきゃ夜も眠れず4キロ痩せた、栗本くん俺死ぬかもしれん…と、 ついこないだも悲愴な声で電話してきたモンだから、「死ぬかもしれ... ...続きを見る |
2010/07/24 08:30 |
主水亡き後の「必殺」に想う… 「必殺仕事人2010」&『必死剣 鳥刺し』
ずっと前から放送日がわかっていたにもかかわらず当日はつい友だちと呑みに行く約束を入れてしまったため、 残念ながらもリアルタイムで観ることはかなわなかったんだけど、後日録画したもの(いまだビデオです)で観た、 名優・藤田まこと亡き後の新シリーズ、ついにあの中村主水を欠いての再出発になった「必殺仕事人2010」は、 まぁ諸所の問題点についてはまた後で述べるとしてもマズはなかなかのデキ、それはやっぱりTVドラマだもの、 TV局にとっては視聴率が第一とはいえ、しかしそれ以上にいいものを創って... ...続きを見る |
2010/07/17 07:30 |
洋楽に疎くても楽しめる音楽ドキュメント二本立! 『ソウル・パワー』&『ストーンズ・イン・エグザイル』
昔から洋楽にはトンと疎く、どれぐらい疎いかといえば↑の写真を見てもヘタしたら「ん〜黒い丹古母鬼馬二?」 と答えかねないぐらいなにしろボクは基本洋楽には疎いんだけど(少しウソ。さすがに↑が誰かぐらいはわかる)、 だから洋楽に詳しい人って本当にそれだけで尊敬してしまうし、洋楽に多少でも詳しければもっと楽しめた映画、 あるいは評価自体が根底から変わっていた映画がケッコウあったんじゃないかと思うと、は〜若い時分にもっと、 洋楽に触れておくべきだったといつも思ってしまう(まぁ洋楽、洋楽と何を範... ...続きを見る |
2010/07/15 08:00 |
女優よければすべてよし? 『ガールフレンド・エクスペリエンス』&『アデル/ファラオと復活の秘薬』
1週間前、友だちがやっているバンドのライヴを久々に観に行き、彼らと逢うこと自体かなり久しぶりだったので、 そのままの流れで打ち上げにもチャッカリと参加したんだけど、輪の中にはヴォーカル氏のカノジョちゃんもおり、 そうしたら彼女がちょうど誕生日だったらしく、「今日で26歳になりました♪」なんて照れ臭そうに言うモンだから、 「そうかぁ〜○○ちゃんはおじちゃんと干支がひと廻りも違うのかぁ〜」と(もうすぐ38歳になります…。あ〜あ…)、 ひとしきり誕生日話で盛り上がった。で、そのカノジョちゃ... ...続きを見る |
2010/07/10 06:30 |
やっぱり遊ぶなら男同士が最高!? バカな大人必見! 『ハングオーバー!』&『バード★シット』
こないだの週末に観てきた、今は亡き巨匠、ロバート・アルトマンが 『M★A★S★H』(’70)の後に撮ったという、 『バード★シット』 は、テキサスはヒューストンにある天蓋付野球場アストロドームの地下の一室に住みついて、 いつか鳥のように空を飛ぼうとひたすら人工の翼の研究に没頭するオカしな童貞メガネ少年の物語なんだけど、 そこで話は変わりドーム球場といえばボクはその前の週末、東京ドームに初めてプロ野球の試合を観に行った。 水道橋にはアテネ・フランセがあるので、その横なら何度も通り過ぎた... ...続きを見る |
2010/07/08 08:30 |
今もジャッキー似だと言われます 『ダブル・ミッション』&『ザ・ウォーカー』
こないだ久しぶりにとある場所で「ジャッキーに似ている」と、しかもまだ20代前半の女のコに言われたんだけど、 ただの芸能人じゃなくて昔から憧れの大スターに顔が似ていると言われるのは、畏れ多くも本当にうれしいもの。 まぁ似ているのは顔だけで運動神経は似てないどころかゼロに等しく、実物を見れば「似てない」と思う人だって、 そりゃいるだろうけど、しかし少なくとも“清原和博のデンゼル・ワシントン”に較べたら似てる率は高い気もするし、 なによりボクはかつてバックパッカーでアジアを旅していた頃、そ... ...続きを見る |
2010/06/22 07:00 |
ギリシャ危機で映画どころじゃ? 「EUフィルムデーズ」&「イエジー・スコリモフスキ’60年代傑作選」
昨年秋に、17年ぶりの監督作、『アンナと過ごした4日間』 が単館ながら大ヒットしたポーランドの伝説的巨匠、 イエジー・スコリモフスキ監督の代表的名作、『出発』(’67)をボクが劇場で観たのはカレコレともう11年前の話。 2度目の長いバックパッカー旅行の資金を貯めようと、久我山のパチンコ屋で住み込みで働き始めた頃の話で、 上映していたのは確か渋谷にある今のシネクイント、昔のパルコパート3だったんだけど、その当時はまだまだ、 “ミニシアター”が元気なら、ボク自身東京の映画館めぐりが新鮮であそ... ...続きを見る |
2010/06/05 04:00 |
上野でピンク映画観てアメリカン・ニューシネマな人生… 『ヒーローショー』
ピンク映画を観る時はいつも新宿南口にある新宿国際劇場か国際名画座のどちらかへしか行かないんだけど、 ワケあってこないだの日曜に初めて都内の成人映画館の性地的存在である上野オークラ劇場まで行ってきた。 タマの日曜に、それも動物園や不忍池じゃなく、なぜにピンクを観るために俺はワザワザ上野まで行くのか!?と、 やや自嘲気味に出かけたんだけど、上野なんてそういえば行ったことないかもだし遠いよなぁ〜と思っていたら、 丸ノ内線と銀座線を乗り継いで約40分弱と意外と遠くでもなく、劇場もJR上野駅の... ...続きを見る |
2010/06/03 07:30 |
熱き“鉄”の心をもって内なる“やつ”と戦え! 『鉄男 THE BULLET MAN』!
とくに夜、映画を観た帰りなどに独りで道を歩いていると、我知らず体のアチコチが強張ってきて、歩きながら、 ヘタすりゃ息切れさえする時がある。1人じゃ何もできないクセに、徒党を組むや嬌声を挙げているガキどもや、 ヒールの踵を削るみたいに歩きながら人目もはばからず下品な声でケータイで喋っている薄らバカそうな女や、 夜更けというのに、平気で小さな子供を連れ廻している親とかを見てたりすると、どんどん心が殺伐としてきて、 同時に街自体が暴力を振るってくるような錯覚を覚えるなど、なにしろ人とすれ違... ...続きを見る |
2010/05/25 08:30 |
けっきょく最後はゼブラより手ブラ? 『ゼブラーマン2 ゼブラシティの逆襲』
帰省ラッシュのピークだと朝から散々ニュースで煽っていたので、いったいバスは何時に名古屋へ着くのかと、 新宿を出るのが12時半だからヘタすれば夜の9時頃になってしまうんじゃないかと相当危惧していたんだけど、 けっきょく渋滞したのは高速じゃなしに、バスターミナルから首都高へ乗るまでの間ぐらいで以降はス〜イスイ。 予定より40分ほどの遅れでバスが無事名古屋駅のバスターミナルへ到着すると、2日後に学生時代の友人と、 今回の 『ゼブラーマン2 ゼブラシティの逆襲』 を観に行く予定になっていたか... ...続きを見る |
2010/05/06 07:00 |
「男泣き。ナインティナインの、オールナイトニッポン」 『てぃだかんかん 〜海とサンゴと小さな奇跡〜』
毎週木曜深夜1時から放送中のラジオ番組、「ナインティナインのオールナイトニッポン」を聴いている人だったら、 ↑のタイトルが番組のオープニング名物、“怒鳴り”風であることをすぐにわかってくれるんではないかと思うけど、 中学や高校の頃は、あれだけ夢中になって聴いていたラジオも、大人になるにつれてあまり聴かないようになり、 だから、放送開始以来カレコレ16年もつづいているっていう(番組最長記録)ナイナイのオールナイトも初めの頃は、 タマ〜に聴くぐらいで、というより、ほとんど聴いた試しはなか... ...続きを見る |
2010/05/01 07:30 |
山崎さんにロボットアームで囚われてみたい! 『月に囚われた男』
スペースシャトル・ディスカバリーで宇宙へと飛び立ち、現在国際宇宙ステーションの組立作業に従事している、 日本人女性で2人目の宇宙飛行士・山崎直子さん。キレイだし頭いいしだけどそれをひけらかす感じもないしで、 俺もああいうできる人と結婚して主夫になりたいと思っている男も多いんじゃないかと思うけど(ボクは思います)、 しかし最近、ニュースより伝わる山崎さん情報といえば、確かに日本文化を発信したいという想いは当然ながら、 着物姿で手巻き寿司を作ったり琴を弾いたりと、何もそこまで…と違う意味... ...続きを見る |
2010/04/17 05:30 |
から笑う“閉ざされた島”の鬼 『シャッター アイランド』
世の中には人に武勇伝を聞かせるのが好きというタイプがままいるモンだけど、ボクのワリと近しい人の中にも、 酔っ払うと必ず「オレは若い頃にな…」みたいな感じで訊いてもいないのに武勇伝を語り出す鬱陶しい人がいて、 話によればなんでも彼はかつて4人ほど人を殺したことがあるんだという。こうして書くのも恥ずかしいような話で、 確かに仕事はできるんだろうし、普段の勢いからして血は熱そうだから、若い頃に喧嘩ぐらいはしたんだろうけど、 だからといって、何も人を殺しただなんて吹かなくてもいいんじゃないか... ...続きを見る |
2010/04/10 06:00 |
「必殺」は和製マカロニ・ウエスタン! 「マカロニ・ウエスタン50周年 ディ・モールト映画祭2010」
♪ 風吹き荒れ 雨が降りつぐ 恋をなくした 男の背中に 広い荒野の果てを どこまで行くの 孤独をかついで 時は虚しく流れ 愛する人も想い出も 遠くすぎる 愛ひとすじ賭けてゆけない 俺の心に風が吹き荒れる 荒れる ...続きを見る |
2010/04/08 08:30 |
ボクの人生にこんなマイレージを! 『マイレージ、マイライフ』
ボクの場合は“なるべく”ながら、“人生の荷物を増やさない”という主人公の哲学には実は共感するものがあり、 つまりその荷物というのは、言い換えるとしたらあらゆることに対しての“責任”て意味じゃないかと思うんだけど、 家を持ちたいなんて思ったこともなければ、出世して大きな社会的責任の伴う地位へ就きたいと思ったこともなく、 なによりこの歳になってもいまだ結婚したいとすら思わないボクは、とにかくその責任という2文字を大の苦手とし、 それをなんとか回避しながらこれまで生き永らえてきたといっても... ...続きを見る |
2010/04/03 07:00 |
ピンク映画を男が管理するのは間違っている! 「R18 LOVE CINEMA SHOWCASE 7」
4年前から不定期で開催され、毎回好評を博している我が街中野のミニシアター、ポレポレ東中野の人気企画、 「R18 LOVE CINEMA SHOWCASE」。今回で早くも7回目ということで個人的には久々に出かけてみたんだけど、 会場は相変わらずシネフィルっぽい人々を中心に、女性のお客さんなんかもチラホラいてケッコウな賑わいぶり。 この企画は言わずもがな、“R18”とある通り普段は成人映画館でかかっているいわゆる“ピンク映画”の中から、 これは傑作と思われる作品を集め、一般の(という言い... ...続きを見る |
2010/04/01 06:30 |
命知らずのお笑い過激派! その名は… 『ブルーノ』
基本人見知りをしないせいか、子供の頃はとくに不用意な発言をして人を怒らせるってことが多かったんだけど、 要は何かにつけて“ひと言”多い、言わなきゃ万事すむことを、ペロッと言ってしまう、ボクは厄介なタイプなのだ。 たとえば中学生の時、担任の三谷先生がダルマの絵の切り抜きを生徒全員に配って、そのお腹の空白部分に、 それぞれの学習目標を書かせ、目標が達成できたら政治家が当選した時みたく片方の目を黒く潰そうみたいな、 まぁありがちといえばよくある企画を発案した時があるんだけど、そんなこんなで... ...続きを見る |
2010/03/30 07:00 |
まさに息もできなくなるほど胸に迫る傑作! 『息もできない』
とにかくアル中は嫌いだし、今でもひと目でそれとわかるヤツや普段は人の目を見て話すこともできないクセに、 酔っ払った途端、気が大きくなって人にカラんでくる、もしくはカラんでいるヤツを見ると無性に殴りたくなってくる。 まぁ人をグーで殴ったこともなければ殴られたこともないから、あくまで心の中でそう思うっていうだけなんだけど、 やっぱり、酒に呑まれるタイプの人々に瞬発的な怒りや暴力衝動を覚えてしまうのは、なによりボクが20歳の時、 病院で全身チューブだらけのまま死んでいった親父が重度のアルコ... ...続きを見る |
2010/03/23 07:30 |
この、史上最悪の物語を映画館で観る意味、それは… 『隣の家の少女』
あれは確か、小学2年生の、ちょうど夏休みが始まるか始まらないかぐらいの土曜日のことだったと思うんだが、 ボクはその夕方、同じ町内に住む上級生2人に呼び出されたため、酒屋を営んでいるその1人の家の酒蔵まで、 妙な胸騒ぎとともに出かけていった。想い返すと、次はボク、みたいな体で誰かが呼びに来たんだったと思うが、 薄暗い路地へと入り、酒蔵の入口をくぐって急な階段を上ってゆくと、件の上級生2人がボクのことを待っていた。 1人は述べた通り酒屋の息子だったが、もう1人は女で、6年生で集団登校のグ... ...続きを見る |
2010/03/20 08:00 |
悪いケイジが歌います。「何も言えなくて…薬(ヤク)」 『バッド・ルーテナント』
相変わらず覚醒剤だなんだでとっ捕まるヤツが芸能人、一般人関係なしに後を絶たず呆れるばかりなんだけど、 いくら捕まえたって大した報いも受けず(まぁ芸能人は嫌というほど衆目に晒されるという報いは受けるだろうが)、 すぐにフツーの生活を送れるんだから、どんなに躍起になったってドラッグの撲滅なんてムリな話に決まっている。 ま、ドラッグで捕まったからって「ふ〜ん」てなモンで、別にコチラに恨みはないし、とにかく押尾さえ実刑を喰らい、 刑務所にブチ込まれりゃ一応溜飲は下がるので、捕まった人はしっか... ...続きを見る |
2010/03/13 04:30 |
『アバター』 はバンザ〜イなしよ、も当然の力作! 『ハート・ロッカー』
『タイタニック』 を上廻る史上空前の世界的大ヒットを背景に 『アバター』 のブッチ切りじゃないかと予想された、 今年のアカデミー作品賞もフタを開けてみればもう周知の通り、ジャームズ・キャメロンの元奥さんで(2番目の)、 『ハートブルー』(’91)や 『K-19』(’02)などの作品が有名な、キャスリン・ビグロー監督作 『ハート・ロッカー』 が、 作品賞をはじめ6部門で受賞し女性監督として史上初めて監督賞を手にするという結果に終わった。そりゃまぁ、 いかに映像が凄いからって中身をちゃん... ...続きを見る |
2010/03/11 07:30 |
噛まれても噛まれても、死人の海を僕らはただよう… 『ゾンビ HDリマスター/ディレクターズカット版』
もちろん今回の劇場鑑賞に併せてという部分もあるし、なによりここまでじっくりと観るのは久々の話なんだけど、 ボクはこの1週間余りの間、『ランド・オブ・ザ・デッド』 『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』 と近年意欲的に新作を創り、 そして来る6月にはいよいよ最新作の、『サバイバル・オブ・ザ・デッド』(ファン納得の傑作らしい!)が公開される、 ゾンビ映画の第一人者、巨匠ジョージ・A・ロメロ監督が手掛けたいわゆる“ゾンビ・サーガ3部作”の第2弾にして、 もはやホラーというジャンルを超えた映画史上... ...続きを見る |
2010/03/09 09:00 |
“世界が愛した才能”はいつか“世界のなかの日本映画”となりえるか?
今渋谷で、1986年に亡命先のパリで亡くなるまでの間にたった9本の映画しか遺さなかったロシアの映像詩人、 アンドレイ・タルコフスキーの回顧展が催されており、『殺し屋』(’58)と 『ノスタルジア』(’83)だけ未見だったから、 なんとかこの機会に2本とも劇場で観たいなと思っていたんだけどけっきょく 『ノスタルジア』 は観逃してしまった。 まぁ 『殺し屋』 だけでも観られたんだからよかったんだけれど、しかし“殺し屋”とはまたらしからぬタイトルながら、 そこはやっぱりタルコフスキー映画。... ...続きを見る |
2010/03/06 04:30 |
主水、天国で最後の仕事する 『必殺!V 裏か表か』 ―追悼・藤田まこと―
一掛け二掛け三掛けて 仕掛けて殺して日が暮れて 橋のらんかん腰おろし はるかむこうをながむれば この世はつらいことばかり 片手に線香 華を持ち おっさん おっさん どこ行くの わたしは必殺仕事人 中村主水と申します ...続きを見る |
2010/02/23 07:00 |
北欧ナチ三部作の大トリは白銀のゲレンデ・ホラー!? 『処刑山 デッド卍スノウ』
というワケで、ユーロスペースで約1ヵ月にわたり開催されていたジャック・ロジエの特集も昨日で千秋楽を迎え、 初日に行った時はケッコウ空席が目立ち大丈夫か?と思っていたのが、その後ジワジワと集客を伸ばしてゆき、 結果的には好評のウチに、といっていい感じで幕を降ろしたんだけど、平日昼間であんだけ入っていたんだから、 ほぼ間違いなくアンコール上映はあると思うので、諸事情で観逃した作品があるなんて人はその折りにはぜひ! で、ボクは一応今回の期間中に6作品すべて観ることができ、先日、最後の1本だ... ...続きを見る |
2010/02/20 04:00 |
リアル東京Gスポット 「ロマンポルノ RETURNS」&ピンク映画三本立
まるで子供みたく寝付きはいいものの、反面眠りが浅いために必ず夢を見、たいていは夢の感覚を引きずって、 ヘンな気分で目が醒めるってことが多いんだけど、最近、エロ映画ばかり観ているせいか先日“そんな”夢を見、 それがえっらい巨漢の女の子がボクの上に馬乗りになっているという夢で寝醒めが悪いったらありゃしなかった。 いったいなんのトラウマなのかと(まぁ心当たりがなくもないが…)、俺はフェリーニか!?と起きて自嘲したんだけど、 その夢に見た女性は巨漢な上、顔面のビジュアルも具合が悪く、しかしボ... ...続きを見る |
2010/02/18 08:00 |
エロ面白い! しかし、監督は本当にこんな名前なのか…? 『金瓶梅』
世の中、名前がチョコっと笑えるという人はタマにおり、たとえばその昔、「寺倉さん」という人が知り合いにいて、 ボクはその人のことをずっと「テレクラさん、テレクラさん」と呼んでいたんだけれど(全国の寺倉さんゴメンなさい)、 そこで以前から思っていることが、日本中に「川口さん」はたくさんいるけど「西川口さん」はいないものなのかと? 苗字が「西川口」で、下の名前が「竜」。併せて「西川口竜」(→西川口流)。ケッコウいそうな名前に思うんだけど。 なんの話かは今サラ怒られるので書かないが、そういや... ...続きを見る |
2010/02/16 04:30 |
イーストウッドに愛のチョコレートを届けたい! 『インビクタス/負けざる者たち』
本当に本当に途轍もない、どうしてこれほど激しく心を揺さぶられるのかすぐには自分でも把握できないほどに、 これは、正真正銘、比類なき傑作である。本当に感動した……。封切られて、まだ1週間しか経っていないけど、 ボクはこの、今や巨匠の中の大巨匠、クリント・イーストウッド監督の、監督作としては栄えある30作目に当たる、 『インビクタス/負けざる者たち』 をすでに3回映画館で観ている。ちなみに観たのはいずれも豊島園のシネコン。 これまた傑作だった、『チェンジリング』 封切が昨年の同じく2月な... ...続きを見る |
2010/02/13 07:00 |
サラブレッド監督14年ぶりの新作は90年代風サイコ・スリラー 『サベイランス』
そういや、デヴィッド・リンチの娘って今何やってるんだろう…?なんて特別に思っていたワケではないんだけど、 そんなところへ件のジェニファー・リンチが最新作を撮ったというので驚いていたら、“14年ぶりの…”とあるので、 やっぱり大学の時に観たデビュー作にして異形のラブ・ストーリー 『ボクシング・ヘレナ』(’93)以来だったのかと。 せっかくだし最新作を観る前に10数年ぶりに観てみようかなと思いながらやっぱり時間がなくてやめたんだけど、 しかしそこで参考になる、というほどじゃないにしても振... ...続きを見る |
2010/02/11 04:00 |
凍てつく真冬にグッと胸が熱くなる必見の秀作! 『フローズン・リバー』
予報では今夜から雨が降るみたいで、立春も過ぎていることだし、これからはひと雨ごとに暖かくなってゆく…、 と思っているんだけどそれにしたって今年の冬は寒い! 冬なんだから、寒いのは当たり前って言う人もいるが、 その寒暖差があまりに極端すぎ、季節の趣もヘッタクレもないような感じだから余計、寒さが身に堪えるワケで、 ニュースで見る新潟の大雪を思えばなんてことないと思いながら、1日にコッチで雪が降った時にゃホント参った。 所詮、都会に降る雪なんザ腰のないヘナチョコ雪だから、翌日の昼にはもう、... ...続きを見る |
2010/02/09 04:30 |
イエローボーイズ・弟・オン・ザ・ラン 『おとうと』&『イエローキッド』&『ボーイズ・オン・ザ・ラン』
先日、ベルリン国際映画祭で特別功労賞を受賞した、名匠・山田洋次監督の最新作にして10年ぶりの現代劇、 故・市川崑監督、1960年の同名映画へオマージュを捧げた、『おとうと』 を封切初日に観に行ってきたんだけど、 よもや 『パラノーマル・アクティビティ』 とつづけて観るという己の映画好きとしての振り幅の大きさに呆れながら、 しかし吉永小百合(64)と笑福亭鶴瓶(58)が姉弟を演じていることでも話題の本作、ズバリ、フツ〜に面白かった! 旦那を亡くして以来、東京の郊外で小さな薬局を営みなが... ...続きを見る |
2010/02/04 08:00 |
この映画の主題歌も羽賀健二に日本語カバーしてほしい! 『かいじゅうたちのいるところ』
自分が観るような映画じゃないかなぁ〜と思ったし、原作はなんでも世界中で愛されている絵本らしいとはいえ、 残念ながらその世界中の中にボクは入っておらず、なにより、予告篇を観るからに小粋に創っている感じがして、 観ようか観まいかと迷っていたんだけど、しかし、モコモコ触り心地好さげな着ぐるみと少年が戯れる姿を観るに、 多分、ボクだけじゃないと思うんだが昔観た 『ネバーエンディング・ストーリー』 を個人的に想い出したモンだから、 タマにはこういう映画もいいかと観てみることにした。『ネバーエン... ...続きを見る |
2010/01/23 02:30 |
ミステリーの醍醐味に震えるヘビー級の傑作! 『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』
“ドラゴン”、といえば、ボクにとっては中日ドラゴンズでもなければ実は“燃えよドラゴン”ブルース・リーでもなく、 それはなんといっても“炎の飛龍”、プロレスラー藤波辰爾なんだけど、とくに小学生の頃はジャンボ鶴田と並び、 藤波のファイトが大好きで、その試合が収められたビデオまで買ってしまうほどだった。その試合というのがまた、 昭和53年にアメリカN.Y.は“プロレスの殿堂”マジソン・スクエア・ガーデンで行われたWWWF(現・WWE)の選手権、 藤波の名が一気に知れ渡るキッカケになったカル... ...続きを見る |
2010/01/21 04:30 |
“水”嫌いのアッキーナにも観てほしい! 『ブルー・ゴールド 狙われた水の真実』
南明奈が、「味がしない」だか「マズい」だかという理由で水が嫌いと語っていたのには本当に驚いたんだけど、 たとえばマンションの水道水なんかは、水道局からの直接の水ではなく屋上の貯水槽へ一旦上げられた水が、 各家庭へ配られるものなので、仮に貯水槽が不衛生だったりするとそれでなんか水がマズいという場合はあり、 そう考えれば確かに世の中には「マズい水」とてあるとは思うものの、だからってボクら生物は空気と同じように、 水がなけりゃ生きてけないのに、そんな命の液体をつかまえてよもやマズいから嫌い... ...続きを見る |
2010/01/19 07:00 |
映画で世界を踊らせる! 『鏡の中のマヤ・デレン』&「マヤ・デレン全映画」
いわゆる“アヴァンギャルド”とか“シュルレアリスム”とか謳われたって本当はなんのことかサッパリなんだけど、 それでも、たとえば 『アンダルシアの犬』(’29)や 『イレイザー・ヘッド』(’77)が誰にとっても面白いのは事実だし、 ケネス・アンガーの 『マジック・ランタン・サイクル』 だって全部は無理でも感性に響く作品が人によりあるハズで、 ヤン・シュヴァンクマイエルやクエイ兄弟にしたって意味はわからなくとも観ているだけでゾクゾクとしてしまうのは、 やはり視覚的表現を超えて心に伝わって... ...続きを見る |
2010/01/16 05:00 |
37年ただ一度の“ひと目惚れ”と500日のサマーヌード 『(500)日のサマー』
ひと目見て、ウワァ〜このコ可愛いなぁ〜♪という経験だったらおそらく今まで5万回以上はあると思うんだけど、 いわゆる“ひと目惚れ”の経験となると想い出す限り1回しかなく、それはボクが会社員になって3年目のある日、 ではなく入社して2日目のこと、相手はボクが後に配属される部署で事務をやっているユカちゃんという子だった。 ひと目見た瞬間「か…可愛い…」と思ったのは当然なんだが、先輩に「新人くん、みんなに呑み物買ってきて」と、 小銭を持たされたので買いに行こうとすると彼女が「私が行きましょう... ...続きを見る |
2010/01/14 07:00 |
3Dの進化を凌駕する肉体アクションの大進化! 『マッハ!弐』!!!
せっかく有意義な正月休みを終えて、金はなくとも今年一年頑張ろうかなと気持を新たにしていたっていうのに、 新年早々、白髪が3本増えるぐらい腹立つことが職場であってクサクサした気分で週末を迎えてしまったんだが、 客との間でトラブルならそれが客商売の常ゆえ別に構いはしないものの、身内に不快な想いをさせられるぐらい、 働いていて腹の立つことはない。なにゆえ世のほとんどの経営者ってのはこうも自分の利益しか頭にないのか? イッソ職場の名前もオーナーの名前も書いたろか!?と思いつつそんなワケにもい... ...続きを見る |
2010/01/12 08:00 |
指名料併せまして1万8千円頂戴します!(ウソ) 『FROG』(「ゼロ年代全景」)
今年は寅年。虎、トラである。なんとか1年、とくに大きなトラブルもなく過ごしたいと心底願うばかりなんだけど、 トラといえばタイガー、ということで、昨年大きなトラブルに巻き込まれた(自業自得だけどね)タイガーといったら、 それはもちろん、タイガー・ウッズである。初めは単なる(?)浮気だろうと思っていたら、次から次へ愛人が現れ、 なんのことはない夜も18番ホール(14番?)を廻っていたとしてゴルフは下半紳士のスポーツであったことを証明、 やっぱお金持ちはいいなぁ〜と思う反面、個人的には今回... ...続きを見る |
2010/01/09 07:00 |
極私的・2009年公開映画ベスト10&ワースト5!【洋画篇】
【タイトルをクリックすると記事へ飛びます】 ※「邦画篇」はコチラ≫≫≫ ...続きを見る |
2010/01/07 07:30 |
極私的・2009年公開映画ベスト10&ワースト5!【邦画篇】
【タイトルをクリックすると記事へ飛びます】 ※「洋画篇」はコチラ≫≫≫ ...続きを見る |
2010/01/07 07:00 |
一年の計は元旦に観る映画にアリ! 『ライブテープ』
景気も悪化ということで休めと言われ今年は10日間も正月休みがあったモンだから、ガッツリ長々と里帰りをし、 モノの見事に2、3キロ肥って、先日コチラへ戻ってきたんだけど、今年もいつもの通り、可愛い姪っ子2人と逢い、 大学生時代の同輩に逢い同じく先輩に逢い、またサラリーマン時代の友人宅に泊まるなどして連日遊び歩く中、 これまた例年の通り年明け元旦には、その中の友人1人と37歳同士連れたって、初詣なんゾへと出かけてきた。 名古屋は中区に大須という、コチラでいえば、浅草と秋葉原を足して規模を... ...続きを見る |
2010/01/07 06:30 |
「アバター。ナインティナインの、オールナイトニッポン」 『アバター』
今から12年前に 『タイタニック』 が公開されたのも世間がクリスマスに浮かれ立つ今頃で、確かその時もボクは、 あ〜クリスマスにタイタニック観てセックスしてるカップルなんかみんな死んじゃえばいいのにと思ったモンだけど、 よもやあれから干支がひと廻りしてなおも同じようにあ〜クリスマスにアバター観てセックスしてるカップルなんか、 みんな死んじゃえばいいのにと思っているとは思わなかった。人間、たかだか干支ひと廻りくらいでは変わらない。 しかも、なんだかんだと 『タイタニック』 は女のコと観に... ...続きを見る |
2009/12/26 06:30 |
ゼロ年代はスカだった? 「ゼロ年代全景」
自分でも80年代、90年代と当たり前みたく使っておきながら、いわゆる2000年から始まった2000年代のことを、 “ゼロ年代”と呼ぶなんて思えば今年になって初めて知ったような気がするんだけど、オマケにこのゼロ年代が、 実は今年2009年で終わってしまうということもつい最近気づいた話で、まぁ80年代や90年代が終わる時だって、 とくに意識はしてなかったんだろうけど、それ以上にゼロ年代が終わるなど世の中誰も気にしていないあたりが、 どんな10年だったか振り返って今一つ掴みどころのないゼロ... ...続きを見る |
2009/12/24 07:30 |
ア○ターだけじゃない正月映画二本立! 『THE 4TH KIND フォース・カインド』&『誰がため』
もはやフタを開ける前から大ヒットは確実。各種メディア媒体でも大なり小なりその宣伝を見かけない日などなく、 正月映画としてブッチ切りどころか、興行成績をどこまで塗り替えるかに早くも注目が集まっている感じさえする、 話題の3D超大作 『アバター』。それは 『タイタニック』 の監督12年ぶりの新作とくれば注目されるのは当然だし、 何を隠そうボクにしても映画館が普段よりも混むことを予測し座席指定券をトットと確保したというほどなんだけど、 しかしこれで、今年映画館で観た唯一の映画が 『アバター... ...続きを見る |
2009/12/22 07:30 |
いとし・こいし、のいる・こいる、ワイダとカール 『カティンの森』&『カールじいさんの空飛ぶ家』
よく部屋でTVを見たり音楽を聴いたりしながらコンビニで買ってきた弁当を1人黙々食べていると、それを今さら、 侘しいなどと別に思わないとはいえ、たとえば唐揚げが芯まで温まっておらず「冷たっ」と思った時なんかにフと、 「…俺は70や80のじいさんになってもこうしてコンビニの弁当を独り寂しく食べているのかな…」と思うことはある。 友だちも続々とくたばってゆき(まァボクの方がずっと早くくたばっているかもしれないが)、夜中、急に目が醒めて、 若い頃の悔しかった話を延々想い出して眠れなくなってし... ...続きを見る |
2009/12/12 08:00 |
電信柱が長いのも郵便ポストが赤いのも全部アメリカのせい? 『キャピタリズム』&『インフォーマント!』
“100年に一度”と言われる金融危機の引き金となった、昨年9月のリーマン・ブラザーズの経営破綻、いわゆる、 “リーマン・ショック”から早1年余り。当時はリーマン・ブラザーズと言われても新手のユニット名かと思うくらいで、 元々経済に疎いボクには、話の筋がよくわからず、「ふ〜ん」と鼻くそをほじりながらニュースを見ていたんだけど、 しかしあれからというもの景気の悪化についてニュースが伝えない日など一日もなけりゃ、100年に一度どころか、 10日に一度は金融危機の自分には所詮、無縁くらいに思... ...続きを見る |
2009/12/10 06:30 |
ホラーばかり観てるんだが、もう俺は限界かもしれない…なんてウソ! 「学生残酷映画祭2009」!
今から20年前、17歳の夏休みに1週間ほど飛騨の山奥から名古屋まで遊びに出かけたことがあったんだけど、 目的は、高1の秋頃よりハマり出して死ぬほど聴きまくっていた筋肉少女帯のボクにとっては初めてのライヴと、 「小堀勝啓のわ!ワイド」という、その頃東海圏の中高生に絶大な人気を誇っていたラジオ番組の公開イベント、 そして名古屋では演劇もブームだったんだけどそれを背景に開かれた「NAGOYA演劇遊戯祭」へ行くことだった。 その頃のボクといえば、ちょうど映画とか音楽とか小説とかいわゆる“サブ... ...続きを見る |
2009/12/08 08:00 |
森といえば、ガール、サバゲー、それとも虫? 『サバイバル・フィールド』&『ビッグ・バグズ・パニック』
先月、お隣・韓国の釜山で起きた射撃場での火災事故。日本人観光客7名を含む11名が死亡したということで、 実際の出火原因のほかにも、銃火器については素人同然の日本人が銃を扱うことの危険性が指摘されるなど、 せっかく遊びに行ったのに、そんな災難に巻き込まれて…と、聞けば聞くほど話は痛ましいばかりなんだけれど、 それでも、不謹慎を承知の上で、そしてソレとコレじゃ話が別と批判も覚悟であえていうなら、今回の事故に対し、 国内で同情論のようなものがあまり聞こえてこないのは(単にボクがそう思ってい... ...続きを見る |
2009/12/05 07:00 |
ミニシアター全盛期の面影を求めて… 「第10回東京フィルメックス」雑感
銀座とか渋谷にある、小洒落た内装のミニシアターで、ハリウッドあたりの商業映画とは明らかに一線を画した、 チョイと知的な薫りも漂うアーティスティックな映画を観るのがオシャレなんて思われていたのも早ひと昔前の話。 ひと頃は隆盛を極めた、そうしたミニシアターも今やほとんどが閑古鳥状態で、人々はコゾってシネコンに集まり、 映画はやっぱり、ミニシアター系よね!などと言おうモンなら、私、ケッコウ歳イッてますと自己申告しているのと、 まるで同義みたいなそんな時代になってしまった。哀しいねぇ〜。で、... ...続きを見る |
2009/12/01 08:30 |
吉良上野介を殺したのは実は中村主水だった的荒唐無稽な戦争映画!? 『イングロリアス・バスターズ』!
荒唐無稽で何が悪い! 澄まし顔の映画なんかクソ喰らえ! ボクは今回、この痛快無比なる大傑作を観ながら、 またしても、自分にとってはありとあらゆる映像娯楽の私的原点といってなんら差し障りない往年の人気時代劇、 言ってみればコチラもある意味バスターズな人間たちが晴らせぬ恨みを晴らして世にはびこる悪に制裁を加える、 「必殺」シリーズを彷彿してしまったんだけど(前から思ってたんだけど、タラって「必殺」は観たことないのかな?)、 よくよく考えたら(考えなくても)、「必殺」も本当に荒唐無稽の極み... ...続きを見る |
2009/11/28 07:30 |
「聖母たちのララバイ」が聴きたくなる二本立! 『行旅死亡人』&『ゼロの焦点』
今はなき“火サス「火曜サスペンス劇場」”や今もやっている「土曜ワイド劇場」などのいわゆる2時間ドラマって、 ボクがガキの頃(要するに昭和)は今よりもっとやっていてそして今よりもっと面白かったと記憶しているんだけど、 毎週繰り返されるサスペンス的定石の数々や大団円がたいがい日本海を臨む“断崖絶壁”であるといった設定、 もしくは“片平なぎさ”がギャグみたいに扱われるようになったあたりからだんだんと落ちぶれていったんだと思う。 ボクの中で、昭和全盛の2時間サスペンスドラマを代表する俳優って... ...続きを見る |
2009/11/19 07:00 |
アリ地獄のような混沌を体感できる国、そこは… 『アリ地獄のような街』
ソロソロ昔話なんだけど、今より若い20代の頃、ボクはリュック一つ背負って海外を旅しまくっていたことがあり、 どんな国もそりゃ魅力的だったとは今もなお思いながら、しかし中でもインドの東隣にあるバングラデシュぐらい、 インパクトがあってエキサイティングで旅してよかったと心より思えるような、イロイロな意味で熱い国もなかった。 順番としては、ミャンマーの後に空路にてバングラデシュを訪れ、その後に同じく空路でインドへ渡ったんだけど、 とかく刺激的と言われるインドをそこまで衝撃的とは思わなかった... ...続きを見る |
2009/11/12 07:00 |
或る映画館、その有終の美は因果応報ホラー二本立! 『スペル』&『ソウ6』
また一つ、いや正しくはまた三つ、映画館の灯が消える……。先に閉館した新宿トーア、オスカー劇場につづき、 アカデミー、オデヲン座、グランドオデヲン座と、要は、歌舞伎町にある新宿東亜興行チェーンの映画館すべてが、 この11月いっぱいをもって閉館する。新宿ピカデリーやバルト9といったシネコンの台頭や不況による観客の激減、 そしてなによりはあの一帯の再開発がその原因で(多分)いずれこうなることは前々からわかってはいたんだけど、 いたんだけれど、やっぱりイザとなると寂しく「あ〜あまたか…」と思... ...続きを見る |
2009/11/10 04:00 |
誰もが、そう呼ばれる存在から産まれてくる… 『母なる証明』
ボクは岐阜県飛騨地方出身の人間なんだけれど、長野との県境に“乗鞍岳”というチョイと知られた山があって、 確か中2の時だったと思うが、お袋がある日、ともにその乗鞍へ登って、日の出を見ようと言い出したことがある。 その頃のボクといえば、思春期真っ只中なオ○ニー盛りの10代で、親父は呑んだくれ、兄貴はとっくに家を出て、 日に日に肥大してゆく自意識に苛まれ独り悶々としながら家の中でもほとんど口を利かなくなり始めていた頃で、 正直、中学生にもなって母親と2人でどこかへ出かけるなどウザいという感... ...続きを見る |
2009/11/07 08:30 |
魂は震えずとも主人公の生き様に大共感! 『沈まぬ太陽』
年末には失業率が6%にまでいくんじゃないかと懸念される中、そりゃ自分よか苦しい思いをしている人なんて、 世の中いくらでもいると時に爆発しそうな心を抑えながらも、しかし今年ほど仕事、というより自分の職場に対し、 激しい憤りを感じた年もなかったような気がする。もちろんクビになるよりはずっとマシだったかもしれぬとはいえ、 ただでさえ安い給料であるにもかかわらず会社として大した努力もしないままにただ「不景気だから協力しろ」と、 それをすべての言いワケに固定されているシフトまでザックリ削られ、... ...続きを見る |
2009/11/05 07:00 |
ハロウィン恒例のイベントとなるか!? 「ホラーフェス*ジャパン2009」!
日本だと怪談話といえば夏の風物詩というように、怖いものは夏にこそピッタリっていうのが一般的なんだけど、 海の向こうのアメリカじゃ、やはり“ハロウィン”があるから怖いものといえば、ちょうど今時分ということみたいで、 だからこの時期になるとアメリカではホラー映画がヤタラ映画館にかかるというのがまぁ映画における一般常識。 ハロウィン、ハロウィンとここ最近日本でもヤタラと騒ぐ声を聞くけれど、実のところハロウィンていったい何よ?と、 ボクが思うには、クリスマスがボチボチ形骸化して昔ほど経済効果... ...続きを見る |
2009/11/03 08:00 |
ボクの“東京サクラグランプリ”はこれだ! 「第22回東京国際映画祭」雑感
いったい、いつからメイン会場が六本木に移ったのかさえ知らないというくらいだから、相当久しぶりなんだけど、 今年は「東京国際映画祭」に3日ほど通い7本の映画を観てきた。一応カンヌあたりと同規模の映画祭とはいえ、 スポンサー臭が強いばかりで毎年毎年盛り上がってんだか盛り上がっていないんだか今一つピンとこなければ、 いわゆる“レッドカーペット”(近年はエコを謳いグリーンカーペット)が内輪受けっぽく「なんだかなぁ〜」って感じで、 それでなんとなく気にすることもないまま今までスルーしてきたとい... ...続きを見る |
2009/10/29 01:30 |
婚活、不倫に片想い 『あなたは私の婿になる』&『アバンチュールはパリで』&『アンナと過ごした4日間』
ボクの女友だちの中にさえ頑張っている人がいるというぐらい、今や空前の“婚活”ブームで、まぁ婚活以前に、 毎日がカツカツのボクにはまったく縁のない話なんだけど、しかし今、世の中で最もウマい商売をしているのは、 なんの根拠もなしにこんなことを書くのもアレながらもしかしてブームに乗った婚活ビジネスなんじゃないのかと。 その友だちから聞いた話でもマズ最初に登録料だかナンダカで20万円ほど払い? その上月会費を毎月払い? サラにはお見合いパーティーがあればまた別に会費を払って? そりゃどー考え... ...続きを見る |
2009/10/27 01:00 |
世界中のアンヴィルが今夜も… 『アンヴィル! 〜夢を諦めきれない男たち〜』!
先日、お袋より電話がかかってきて、下の姪っ子の七五三を見に神奈川に住む兄貴の家に泊まりに行くから、 予定がなければアンタともぜひ逢って一度浅草を案内してほしいなどと言ってきた。急に浅草と言われたって、 ボクが知っているのはロック座ぐらいだから、ウ〜んと一瞬戸惑ったんだけど、ま、その日は別に予定もないし、 雷門や仲見世通りぐらいならさすがにボクでもわかるので、「わかった」と承諾。近く浅草を案内してやることに。 いい歳して母親へ仕送りの一つもしてやれなきゃいまだ心配ばっかりかけてるから、... ...続きを見る |
2009/10/22 08:30 |
♪えーびばでぃ、サムライ、ロボ、ゲイシャ! 『ロボゲイシャ』!
男に生まれたからには一生に一度ぐらいは“芸者遊び”をしてみたいと男だったら誰もが思っているに違いなく、 とはいえ芸者遊びといったって具合的に何をするのかわからなければ、いったいいくらかかるのかもよく知らず、 とりあえず野球拳と「どこじゃ!どこじゃ!」の目隠し鬼と着物の帯をクルクルほどいて「ア〜レ〜」というヤツの、 3点セットだけは死ぬまでに1回でいいからやってみたいと思っているんだけどきっと何かが間違っていると思う。 まぁ当の日本人でさえ芸者といってもそんなイメージなのだから外人さん... ...続きを見る |
2009/10/13 23:30 |
祝!2016リオ・オリンピック決定に便乗せよ! 「ブラジル映画祭2009」!
仮に日本で開催されるにしても何も45年前にやったばかりの東京でやる必要はないと考えていたクチなので、 今まで一度も開かれたことのない南米での開催が決まって本当によかったと個人的には思っているんだけど、 プレゼンでどんなオリンピックを開きたいかという具体的な構想を語っているのは日本ぐらいの様子だったから、 意外と大穴で東京になるかも?なんて思ったりもしていれば、やっぱり支持率5割以下じゃ厳しかったんだろう、 決まった瞬間のあのブラジルのナントカビーチへと集まった人々の熱狂ぶりを見たら、... ...続きを見る |
2009/10/07 23:00 |
キミは、ロベール・ブレッソンを知っているか!? 『罪の天使たち』in「フランス映画の秘宝」
昨秋、大々的に開催されその後全国を巡回した、「フランス映画の秘宝」。その13作品中から選ばれし4本に、 新たに1本を加えた計5作品の“最終上映会”が現在都内で開かれていて、今回こそはとなんとか都合をつけ、 5本すべてを観ることができたのでとても満足しているんだけれど、やっぱり気持的にイチバン観たかったのは、 知る人ゾ知る名匠ロベール・ブレッソン(1901〜99)の栄えある長篇第1作、1943年の 『罪の天使たち』 だった。 ブレッソンといえば映画通の人には今さらすぎる説明ながら、いわ... ...続きを見る |
2009/10/06 03:00 |
できるなら、俺もキミのダッ○ワイフになりたい… 『空気人形』
いつだったか空気人形、今で言うラブドール、早い話がダッチワイフが女性の代わりに相手をしてくれるという、 そんな店をネット上でだが見つけたのでヘェ〜!と驚きながら、しかし人形を抱くとはいったいどんな気分かと、 試しにいっぺん行ってみようかと思ったことがあるんだけど当然思っただけで人形相手に1万ナンボも払うほど、 コチトラ優雅な生活など送ってはいないのでやっぱり生身の女のコじゃなきゃイヤだとその店のサイトは閉じた。 だけど、やっぱり生身の人間じゃなきゃヤだとかいったって、いくばくかの金銭... ...続きを見る |
2009/10/01 00:00 |
調布からカナダ、そしてエアカナダでキューバへ! 「ケベック映画祭」&「キューバ映画祭」
今や日本映画専門の名画座として映画ファンの間に定着している阿佐ヶ谷のラピュタも、そのコケラ落としは、 ユーリー・ノルシュテインのアニメだった通り、1998年にオープンした当初は短篇アニメがウリの映画館だった。 まぁアソコは今でもタマにアニメ特集をやっていたりするが、とにかくそんなラピュタでボクが初めて観た映画も、 思えば知る人ゾ知るカナダの伝説的アニメ作家、フレデリック・パックの名作 『木を植えた男』(’87)だった……。 『木を植えた男』 は↑の写真の通りじいさんが主人公の30分の... ...続きを見る |
2009/09/29 06:00 |
もしもジャームッシュが「必殺」を撮ったら? 『リミッツ・オブ・コントロール』
スペシャル版の成功でTVレギュラー化、そして当初は1クールだった予定が高視聴率につき2クールまで延長、 メインキャストをジャニーズで揃えて、しかし作風は、初期のハードボイルドなタッチを狙うという試みが功を奏し、 オールドファンからもニューカマーからもおおむね好評の内に(だいぶ前だけど)幕を閉じた、「必殺仕事人2009」。 中学の頃から「必殺」が大好きで、マカロニ・ウェスタンが好きなのも邦画のプログラム・ピクチャーが好きなのも、 極私的原点はすべて「必殺」と言えるぐらいのボクとしても、... ...続きを見る |
2009/09/24 07:00 |
今後最要注目監督の傑作・力作二本立! 『正義のゆくえ I..C.E.特別捜査官』&『ドゥームズデイ』
ボクも「好きな映画監督は?」と訊かれたら、それこそクリント・イーストウッドだとかジョージ・A・ロメロといった、 いかにも大御所!な監督の名前をすぐに挙げてしまうと思うし、日本映画にしても三隅研次やら石井輝男など、 安心して作品を回顧できるような故人の名を挙げてしまうことが多いので、決して人のことは言えないんだけど、 だいたい映画好きというのは上記の質問を受けたらワリに大御所や故人の監督の名を挙げることが多いと思う。 もちろん、それぞれの回答にウソ偽りはないんだろうけど、しかし、そうい... ...続きを見る |
2009/09/23 23:30 |
秋の夜長でも映画好きには時間が足りない?(特集上映かけめぐり)
8月の下旬、毎度お世話になっている御茶ノ水のアテネ・フランセで「日本映画ルネッサンス・シリーズ」と題し、 名匠・千葉泰樹監督(1910〜85)の代表作、『大番』 四部作が一挙に上映されたので観に行ってきたんだけど、 ま〜面白かった! 『大番』 は獅子文六(1893〜1969)が1956年より雑誌に連載していた同名の小説を原作に、 邦画最盛期の’57年〜翌’58年にかけて創られ空前の大ヒットを記録したという日本映画屈指の名シリーズで、 話の出だしは昭和初期、四国のド田舎に貧農の子として生ま... ...続きを見る |
2009/09/17 08:00 |
松ちゃんが、映画で「すべらんなぁ〜」と言える日は? 『しんぼる』
渇いたメキシコの荒野の1本道を、1台の車がブゥーッんと土煙を上げながら走ってくるオープニング・ショットに、 オォ!今回はなんか映画っぽいな!と思ったんだけど、結果的には前作 『大日本人』 の方がまだ面白かった。 賛否両論真っ二つだった(否の方が多かった気がするけど)2年前の松本人志第1回監督作品、『大日本人』 の、 いったい何がよくなかったといって、ラスト、それまでの流れをすべてブチ壊したあのバカバカしい着ぐるみコント。 あれが松ちゃんの言う「映画を壊したい」だったらトンだ大間違いだ... ...続きを見る |
2009/09/16 22:00 |
日本といえば、芸者、富士山、ガンダム、忍者! 「CINEMA★忍法帖」
期間限定とは知らなんだのでせっかく作ったのにモッタイないと思いつつそのデキに感心しきりだったんだけど、 去る8月の最終日曜日、お台場に建てられ、内外問わず凄まじい数の客を集めた、いわゆる等身大ガンダムを、 ひと目見たいとワザワザ名古屋から、それも台風11号とともにやって来た迷惑な親友に誘われ見に行ってきた。 6コ上の兄貴は超が付くガンダムオタクだったんだけど、ボク自身はそんなガンダムに思い入れはなかったので、 誘われでもしなきゃ見に行くことはなかったかなと思うものの、見たら見たでその... ...続きを見る |
2009/09/10 04:00 |
マイライフ・アズ・ア・ハチ?or ボルト? 『HACHI 約束の犬』&『ボルト』
せっかくだからオリジナルの 『ハチ公物語』(’87)の方も借りてきて観てみたんだけど、なんだか柳葉敏郎が、 オードリーの春日に見えてしょーがなかったり山城新伍の粋な姿にセンチな気分になったりしたのはともかく、 今日びの動物映画みたいにヤタラ泣かせに走るワケでもなくて小バカにしていたよりもずっといい映画だった。 とはいえ、今さら 『ハチ公物語』 をハリウッドがリメイクしたからって「はァ?」と思うだけで興味などなかったし、 だいたい渋谷のハチ公だってあんなところに座ってるのもいい加減苦痛... ...続きを見る |
2009/08/20 06:30 |
自信を失くした働くお父さん号泣必至の傑作西部劇! 『3時10分、決断のとき』
いわゆる西部劇という映画ジャンルをアメリカ人が好むのって、要は、自立心が旺盛だからだと思うんだけど、 『グラン・トリノ』 の主人公を見たらわかる通り、車をピカピカに磨くだけじゃなく庭の手入れから家の修繕まで、 アメリカの男はやれることは全部自分でする。だからハタで見てて超頼もしいし、ヒーローにだってなりやすい。 でも、覚えた言葉を使えばその自助精神てヤツは極端な二面性があって、自立心旺盛なのはケッコウだけど、 それが行き過ぎると今度は自分の家や家族を守るためなら悪いヤツらは法で裁く前... ...続きを見る |
2009/08/13 03:00 |
命日の怪!? ラブマシーンに俺の輝男を消されたか? 『サマーウォーズ』
“時かけ”、といえば 『時をかける少女』 と応えるのが今やフツーだろうけど、しかしそこはヒネリを効かせて、 “時かけ”、といえば 『沓掛〈くつかけ〉時次郎』?と返してみせるのが本当の映画好きってモンだ(そうか?)。 それはともかく、今から3年前の夏にテアトル新宿をはじめ、全国21館というかなり小規模で封切られながら、 ネットや口コミで評判が評判を呼んで結果的にえらい大ヒットとなった細田守監督の前作 『時をかける少女』。 確かに3年前のちょうど今頃、テアトルに21時ぐらいからのレイトシ... ...続きを見る |
2009/08/12 21:00 |
クスリの成分に“神様”は含まれていない 『ポー川のひかり』
要するに、みんな自分だけの“神様”が欲しいってことなんだ。人を素直に信じたいと心の底じゃ思っていても、 今まで自分だっていくらでも裏切ったことがあるクセに人に裏切られ、傷付き、立ち直れなくなるのが怖いから、 お金とか、ブランドとか、地位とか、酒とか、クスリとか、その場限りの快楽とか、もしくは宗教にすがったりして、 自分を捧げれば捧げただけ甘えさせてくれるそれらをまるで自分だけの神様か何かみたいに錯覚してゆくんだ。 捧げているんじゃなく、奪われていることに気づかないまま。神様というのは... ...続きを見る |
2009/08/11 02:00 |
キミは、レニ・リーフェンシュタールを知っているか!? 『意志の勝利』
レニ・リーフェンシュタール(1902〜2003)―。ボクが初めて、その偉大なる女性映画人の名前を知ったのは、 彼女のあまりに苦難に充ちた波乱万丈の人生を、本人のインタビューと数々の映像資料で克明に振り返る、 3時間強にも及ぶ傑作長篇ドキュメンタリー 『レニ』(’93)が公開された時だったんだけど、封切られた当時に、 劇場で観たワケではかったから彼女の経緯云々に触れたのは沢木耕太郎の「オリンピア」を読んだ時だった。 知らない人に彼女がどんな人だったのかと短く説明するなら、やっぱり、19... ...続きを見る |
2009/08/06 05:00 |
屋根裏の散歩者? 屋根裏からチェコアニメ! 『屋根裏のポムネンカ』
カレコレ6月の後半ぐらいよりずぅ〜っと、御茶ノ水のアテネ・フランセで「ロシア・ソビエト映画史縦断」という、 1908年のまさしく帝政ロシア(!)の時代から、ソ連邦樹立、そして崩壊後1995年までの87年間に創られた、 実に80本に及ぶ、ロシア・ソビエト映画の名作・傑作・珍作の数々を揃えた、長い特集上映が開かれていて、 新作を追いかけるかたわら、時間を調節しては未知なる映画と出逢うべくボクも小マメに通っているんだけど、 今は「1943-1995」に絞った後半戦に移っておりソチラも映画フ... ...続きを見る |
2009/08/05 21:30 |
18本目でさようなら、テアトルタイムズスクエア! 『セントアンナの奇跡』
ソコソコの配給会社が何億円もの負債を抱えて倒産したり、映画館の名前がいつの間にやら変わっていたり、 ただでさえ映画人口がどんどん減少していっている現状に加え、折りからの世界的不況が追い討ちをかけて、 順風満帆なんてところはどっこもないらしく、そんな中、新宿南口高島屋内にあるテアトルタイムズスクエアが、 8月いっぱいをもって閉館することになったらしい。新宿だけでも、これでいったいいくつめの閉館なんだろう…? 特別に思い入れのある劇場、というワケじゃなかったけど、オープンは’02年4月と... ...続きを見る |
2009/07/30 02:30 |
人生のマルパソを歩み続ける男、その名は… 「イーストウッド! 映画監督クリント・イーストウッド誕生」
怖れ多くもブログのハンドルネームをその“当て字”にしているほどだから、イーストウッドの映画は大好きで、 観ればたいていはキャッキャと大はしゃぎしてその年のベスト映画に挙げるし、監督に専念した作品としても、 また監督と主演を兼ねた作品としてもまさにこれまでの集大成といってなんら差し障りなかった2本の大傑作、 『チェンジリング』 と 『グラン・トリノ』 が2009年の栄えあるベストであることも、もはやなんら疑いようのない話。 とはいえ、じゃあそれほど心酔しているんなら彼について語り尽くせ... ...続きを見る |
2009/07/28 08:00 |
黄金町の北朝鮮でファンタジー? 『ある女学生の日記』&「北朝鮮映画の全貌」
横浜の黄金町といえば、かつては京急線の高架下やその周辺に表向きは飲食店、しかしその実は売春宿、 昔でいうところの“ちょんの間”がズラーっと並び、また大岡川沿いには、いわゆる街娼がたくさん立っていて、 今からずいぶん前に、横浜在住の友人に連れられてボクも一度だけ冷やかしに行ったことがあるんだけれど、 ある意味、無国籍情緒満点ならそのいかがわしさたるや半端じゃなく、タイとかカンボジアとかインドあたりの、 同じような界隈を目にしたことのある身としても圧倒的な景観(?)でイロイロな意味で実に... ...続きを見る |
2009/07/21 07:00 |
37歳。こんな人生、最初からわかっていれば… 『ノウイング』
今から50年前の話。アメリカのとある小学校で“タイムカプセル”を校庭に埋めるという記念行事が行われた。 カプセルには子供たちが描いたそれぞれの“未来予想図”が入れられ、50年後にその学校の在校生たちが、 過去からのお便りとしてそれらを受け取るという寸法だ。で、生徒の中に1人だけ先生の言いつけを無視して、 まるで何かに取り憑かれたかのように、絵ではなく奇妙な数字の羅列を画用紙イッパイ書いた女の子がおり、 50年後、カプセルを開封する記念式典で、ニコラス・ケイジ演じる主人公の息子がその紙... ...続きを見る |
2009/07/16 01:30 |
「まだまだ」どころか、林由美香。を名プロデュース? 『あんにょん由美香』!
林由美香がAV女優として人気絶頂だった80年代終わり頃から90年代初頭といえば、ボクはオ○ニー盛りの、 悶々10代だったから彼女の名前を記憶していてもいいハズなのに、松坂季実子とか、黒木香とか、豊丸とか、 沙羅樹なんかはよ〜く憶えているもののついゾ林由美香という名前は当時の記憶にはなくて、それは彼女が、 かなり正統派な昭和アイドル顔で貧乳だったために自分の好みと大きくズレていたからかもしれないんだけど、 (だからといって黒木香や豊丸が好みだったというワケではないが。松坂季実子はいくら... ...続きを見る |
2009/07/14 07:00 |
閉ざした心を溶かしたのは、ジャンベのリズムと淡い恋… 『扉をたたく人』
とかく現代は時間の流れるのが速いので、あの9.11テロもずいぶん昔のことみたいに思える時があるものの、 数えりゃまだたった8年前の話。個人的には当時名古屋にいたからそれで余計、昔みたく感じるんだろうけど、 確かにあれから世の中は変わってしまったような気がするし、ネットが世界を広めてくれたようにも感じる反面、 別にアメリカとか関係なく、人の心はどんどん狭く、ギスギスしていっているように感じられる。当然ボク自身も。 たとえば、ボクは昔っからタバコを吸わないのでタバコの煙が大嫌いなんだけど... ...続きを見る |
2009/07/09 03:30 |
たとえゴミの山の暮らしでも、そして人生はつづく… 『BASURA バスーラ』
とかくこんなご時世だから、失業なんて言葉を聞くとすぐに明日は我が身と暗澹たる想いに駆られるんだけど、 しかしそこでよく慰めみたく使われる、「仕事があるだけマシ」というフレーズが個人的には大嫌い! もちろん、 日々の糧を与えてくれる仕事に感謝するのは、人として当然だ。とはいえ、仕事をしたくないのならばまだしも、 生活のために働きたいと言っている人の仕事までが奪われるこんな社会の方が絶対に間違っているんだから、 そこで首の皮一枚でつながっているコチラが自虐的に「仕事があるだけマシ」などと... ...続きを見る |
2009/07/07 07:00 |
それでも恋するバカだから 『それでも恋するバルセロナ』
やっとこないだ年が明けたばかりと思っていたらいつの間にかもう半年が過ぎ、しかしボンヤリと振り返っても、 映画をイッパイ観ましたという以外にこの半年の間でとくに印象に残っていることなど何一つとして見当たらず、 まぁ要するに毎年同じなんだが、それでもこれまでだったらプロ・アマ問わずどこゾの女に入れ上げるなどして、 それなりに気持に起伏のある日々を送っていたりはするものの、37歳を目前にして、今年はそれすらも…ない。 もはや草食男子というよりは粗食中年、独身貴族というよりは独身裸族といった... ...続きを見る |
2009/07/02 07:30 |
我が好みとは対極にある監督と思っていたけど… 「キェシロフスキ・プリズム」
クシシュトフ・キェシロフスキ(舌噛んだ)。いつぐらいかまではキシェロフスキだとばかり思っていたモンだけど、 とにかく、『トリコロール』 3部作(’93-’94)や 『ふたりのベロニカ』(’91)などで世界中の映画ファンを魅了した、 ポーランド出身の映画作家クシシュトフ・キェシロフスキ監督(1941〜96)といったら、ボクの映画的な嗜好とは、 まったく対極に位置するとしか思えないような映画ばかり撮っていた印象のいかにもヨーロッパ的な映画監督。 実際、ボクのようなタイプの映画好きが 『ト... ...続きを見る |
2009/06/30 08:00 |
劔岳、死の彷徨…荘厳な映像美! 『劔岳 点の記』
こんなコテコテの文化系体質なのに今思うとフシギなんだけど、実は高校の時、ボクは山岳部に入っていた。 まぁ当然、自分で志願したワケじゃなく、一緒に部活選びをしていた友だちがタマタマ山岳部志望だったから、 その流れでなんとな〜く一緒に入部しただけという、実にらしい話なんだが、放課後だけで土日は活動がなく、 また高校の山岳部で危ない冬山登山はしないため冬期はほぼ休部になるというのも決め手だった(情けない)。 でも、そんな風に書いたらいかにも看板だけの“なんちゃって山岳部”だったかみたいに思... ...続きを見る |
2009/06/25 07:30 |
キミは、フランク・ヘネンロッターを知っているか!? 『バッド・バイオロジー 狂った性器ども』
とはいえボク自身、ヘネンロッターってムリヤリ切り離されたシャム双生児の哀しみと復讐をチープに描いた、 80年代ホラーのカルト作、『バスケットケース』(’82)1本だけで消えてしまった(2と3は、別の人かと思ってた)、 つまり“一発屋”と思ってたんだが、しかしその後も 『ブレインダメージ』(’88)『フランケンフッカー』(’90)という、 それは遊び心満載のトラッシュな快作を彼は撮っていて、この 『バッド・バイオロジー 狂った性器ども』 という、 またえらいタイトルを冠した映画は、そん... ...続きを見る |
2009/06/24 02:00 |
バックドロップと綱渡り、それは崇高なロマン… 『マン・オン・ワイヤー』
バックドロップ―。別名:岩石落とし。先日惜しくも亡くなったプロレスラー三沢光晴が最後に受けた技として、 その名前を初めて知ったという人もきっと多かったんじゃないかと思うけど、モトモト、バックドロップといえば、 かなりクラシカルな、そしてウルトラマンでいえば、スペシウム光線と一緒ぐらいの必殺技中の必殺技として、 プロレス・ファンには昔から馴染みが深く、かつ人気の高い技。当然ボクにとってもお気に入りの技の一つで、 それはなにより、大好きだったレスラー、ジャンボ鶴田の代名詞とも言えるフィニ... ...続きを見る |
2009/06/23 02:00 |
戦争があってもなくても世は地獄、だけど… 『精神』&『嗚呼 満蒙開拓団』
基本、バブル崩壊以降に就職した世代だし、オマケにたった3年2ヵ月で脱サラしてからは(「大迷惑」みたい)、 ずっとその日暮らしみたいなものだから、いわゆる“景気がいい”なんて感覚は正直なところまったくわからず、 むしろ不景気こそ当たり前であって、物が安くなるからいいじゃん、くらいについ最近までは思っていたんだが、 さすがに世代的に少しはタフなんじゃないかと思っていた自分にとっても今日びの景気の悪さは半端ではなく、 ただでさえ安かった給料がさらに安くなって近頃はほんと〜に生活上の不安から... ...続きを見る |
2009/06/18 03:30 |
頼ム、プロレスよ、まだ死なないでくれ… 『レスラー』
まさか、前々から楽しみに、あまつさえ1週間前には座席指定券を取っていたこの 『レスラー』 を観る前日に、 三沢が死ぬなんて、夢にも思っていなかったので(いまだに悪い夢としか思えない。夢なら早く醒めてほしい)、 正直、とてもじゃないがいつもと同じ心の状態で映画を楽しむなんてことは適わずに、そして観れば案の定で、 ミッキー・ローク奇蹟の大復活&大名演に素直に胸を打たれながらも、三沢がいなくなったことの深い悲しみと、 昔ほどプロレスを夢中で観なくなってしまった自分を責めるような気持で時に胸は張... ...続きを見る |
2009/06/16 07:00 |
ロシア、アジアとくれば次はもちろん…? 「EUフィルムデーズ2009」
“アニメの殿堂”の何がムカつくって、今頃になって日本のアニメの世界的な人気に国が“便乗”している点で、 造るんならもっと昔に造っとけよバーカ!と、今から10年も前に遠〜いヨーロッパはバルト三国のエストニアで、 日本のアニメを上映している映画館を見つけていたく感動したとともに( 『銀河鉄道999』 などをかけていた!)、 映画を歴史を語る資料としてしっかり残してゆくべく地道な活動をつづけている京橋の国立フィルムセンターに、 散々恩恵を受けまくっているボクなんかはチョット思うんだけど(1... ...続きを見る |
2009/06/11 01:30 |
パソコンのキーをつい♪タタッタッタタンと打ってしまう? 『ターミネーター4』
大方の期待を裏切って(?)、なんでもアメリカじゃ、初登場第2位というチョッピリ残念な封切になってしまった、 今回の 『ターミネーター4』。よもや 『ナイト・ミュージアム』 の続篇に負けたというのが切ない限りなんだけど、 まぁ向こうじゃファミリー映画に勝るものなしってことかね。それはともかく一方コチラじゃ大ヒットは(多分)確実、 その証拠に先の週末の先行上映はケッコウな人出で、ボクはフィルムセンターでヨーロッパ映画を2本観た後、 新宿のピカデリーへ行ったんだけど、時間までにはまだ余裕が... ...続きを見る |
2009/06/09 02:00 |
6月は、日本にいながらロシアへ往く!(旧ソ連・ロシア系映画特集総括)
かつてソ連の構成国だったバルト三国はリトアニアの首都ヴィリニュスへ往った時に、いかにもパッとしない、 太ったアメリカ人が経営している安宿に泊まったんだけど、なんでアメリカ人がここで?という疑問はともかく、 コイツが怖ろしくケチな野郎で、電気代が高い!と言っては夜でも小さい方の電気しか点けさせてくれないし、 冬間近で寒いのにシャワーのお湯がヌルかったモンだからボイラーの設定温度をほんのチョットだけ上げたら、 今度は、勝手に触るな!などとキレ出す始末でなんだあのアメ公は!とたいがい客に嫌... ...続きを見る |
2009/06/02 08:00 |
オリジナルを知らなくても楽しめるという話は本当か? 『スター・トレック』
新宿で映画を観た後に、ツ○ヤでDVDを何枚か借りて、そして出勤する前にチョット何か腹へ入れておこうと、 駅へと向かう途中にある某ファーストフードの店に寄ったら、なんと、『雷魚』 や 『ユダ』 などの傑作で知られ、 かつて“ピンク映画四天王”の1人と言われた瀬々敬久監督を見かけた。とはいえ本当に瀬々監督ご本人か、 チョット自信がフワフワだったし、熱心に本を読んでおられるご様子だったから声はかけられなかったんだけど、 前からファンだし 『感染列島』 はともかく 『フライング☆ラビッツ』 ... ...続きを見る |
2009/05/30 06:30 |
今年、何本目の“最高!”なのか!? 惚れた! 『チョコレート・ファイター』!
去年、ブッチ切りで面白かった映画の1本 『片腕マシンガール』。もちろん、映画自体が面白かったんだけど、 なにより素晴らしかったのは、主演の八代みなせだった。もう可愛い子が主演のアクション映画というだけで、 コチラとしてはほぼ80点以上なんだけど、血飛沫に塗れながら眼光鋭く片ヒザ着いて失った左腕の代わりの、 マシンガンを構える時の彼女など神々しいぐらい美しく「これこそ映画!」とその衝撃は今でも心に残っている。 で、すっかり彼女のファンになってしまったボクは以来、それはマメに彼女のブログ... ...続きを見る |
2009/05/28 03:30 |
映画は“面白すぎる”ワケじゃなかったけど… 『消されたヘッドライン』
よく映画のフライヤーや公式サイトを見てると各界著名人から寄せられたコメントなんていうのが載っていて、 政治家の人のコメントも今や珍しくはないんだけど、そんな中、最近よく見かけるなぁ〜という気がするのが、 社民党党首の福島さん。確か 『スラムドッグ$ミリオネア』 でも見かけたし、今回の映画にもコメントしている。 プロフィールを読むと映画が好きらしいから、映画の本とか出してくれれば逆に読みたい気がするんだけども、 毎回、張り切って髪型を作っている感じなのがケナ気だし、誰を強く批判しても軽... ...続きを見る |
2009/05/26 07:00 |
美術品など一つもないボロ家だったけど想い出だけは… 『夏時間の庭』
生家を売ることになり、残っている自分の物の後始末やらなんやらで去年の夏以来久々になる里帰りをした。 奥飛騨の小京都と呼ばれる観光地のワリと市街中心部にありながら、なんとも見るからにみすぼらしい家で、 たかが16坪程度しかなければえらく半端な形をした土地なので大した額じゃ売れなかったみたいなんだけど、 しかしみすぼらしかろうがなんだろうがそこはボクが生まれ、そして18まで住んだ家。『チェンジリング』 みたく、 柱には、お袋が兄貴やボクの成長を歓びながら刻んだであろう印があるなど家族の記... ...続きを見る |
2009/05/23 06:30 |
世界一受けたい“映画の”授業! 「映画の授業 現代映画篇」+『天使と悪魔』
話題作、『天使と悪魔』 を観てきた。平日ならば1000円で観られるという期間限定のサービスがあったので、 新宿のピカデリーで観たんだけれど、ケッコウ開映時間ギリギリに行ったらロビーは土日みたいに長蛇の列! ひぃ〜!こりゃいい席残ってないなぁ〜と勝手に思い、新宿まで呑気に歩いてきたことを後悔していたんだが、 なんのことはない結果的には平日らしくガラガラだった。そんなことよりその日はチョット疲れていて(歩いたし)、 並んでいる途中、貼ってある映画のポスターをボォーと眺めていたらいつの間にボク... ...続きを見る |
2009/05/21 03:00 |
アメリカを(K)コケさせ、映画会社を(Y)弱らせた男、その名は… 『ブッシュ』
それにしたってブッシュ前アメリカ大統領が去年の12月にイラクのヌーリ・マリキ首相と行った共同会見中に、 イラク人記者に靴をブン投げられた瞬間の映像と、トルコ製だったその靴が“ブッシュシューズ”と名を変えて、 37万件にも及ぶ注文を受けたという事実には本当に笑えたし、実際、傑作な話だった。まがりなりにも8年間、 アメリカの大統領をやってきたのによもや最後の最後に靴を投げ付けられるブッシュの人生っていったい……。 しかしマジメな話、イラク戦争であれだけイラクの人々ばかりじゃなしに多くのア... ...続きを見る |
2009/05/19 02:00 |
ここ10年で最強(凶)の韓国映画! 大必見! 『チェイサー』!
“デリヘル”というのはつまり“ファッションヘルスのデリバリー”であっていわゆる本番行為はないワケだから、 この映画の場合、厳密にはデリヘルと言わないんじゃないか?と友人が語っていたんだけどそれはさておき、 石原慎太郎都知事様による大粛清で都内にある店舗型風俗店、いわゆる“ハコ(箱)ヘル”が激減してからは、 マズどこか雑居ビルの一室にある受付まで行って女性を選び、その後近隣のラブホテルで女性を待つという、 ホテル型ヘルス、略して“ホテヘル”が形態の主流であるということをこれまた事情通の... ...続きを見る |
2009/05/12 05:30 |
いつも心にアルジェント? 『サスペリア・テルザ 最後の魔女』
ボクにとって、ダリオ・アルジェントといえば 『サスペリア』(’77)よりも 『サスペリア Part2』(’75)。但しそれは、 前者よりも後者の方が面白いからという理由じゃなく単純に子供の頃のチョットした想い出に起因するもので、 まぁ想い出というほどじゃないんだけど、ボクが子供だった70年代は、とにかく世界的に“オカルト・ブーム”で、 『エクソシスト』 や 『オーメン』 あたりも人気があり、TVをつけりゃその種のホラーがバンバンやっているという、 とかくTVが規制の厳しい今じゃ考えら... ...続きを見る |
2009/05/10 23:30 |
冷酒と親父の小言は後で効く、イーストウッドの映画はいつまでも効く! 『グラン・トリノ』
先日、料金が安くて古い名画も多く観られることからワリに“シルバー率”が高い某映画館へ行った時の話で、 その回はケッコウ人が多くボクの前にもまだまだ元気そうなじいさんが座っていたんだが、そしたらそのじじぃ、 あろうことか上映中に何度も何度もケータイをつけやがる。マナー無視の輩も多いシネコンだったらイザ知らず、 そこはほんと〜に映画が好きな人しか来ないような、よい劇場だ。ここはやっぱり、真後ろに座っているボクが、 毅然とひと言注意すべきだろうと、じじぃが3回目(!)にケータイを開いた瞬間... ...続きを見る |
2009/05/02 07:00 |
2009年(今度こそ)最大の話題作! 最高! 『スラムドッグ$ミリオネア』!
バックパック一つを背負って、インドを北から南までフラフラと、本当にフラフラと旅していたのはもう10年近く前。 当時はそうした旅行スタイルの、いわゆる“バックパッカー”というヤツがブームで(今思えばブームだった気が)、 決して便乗したつもりもないし自分にとっては単に人生のタイミングが重なっただけで、映画の言葉を借りれば、 それは“運命だった”と思ってるんだけど、しかし、TVの「電波少年」の旅企画の余波があったことに違いはなく、 だから、旅先でバックパッカー・スタイルじゃない日本人旅行者... ...続きを見る |
2009/04/23 05:00 |
2009年(個人的に)最大の話題作! 『おっぱいバレー』!
2009年、最大の話題作!とフッて、よもや 『スラムドッグ$ミリオネア』 の話を始めるほど私は子供ではない。 いや、『スラムドッグ〜』 はきっといい映画だと思うし(実際凄ぇ傑作だった…)これがもし 『グラン・トリノ』 なら、 私もここまでは言わなかったに違いないんだけど、しかし男には、時にそれがどれほど素晴らしい映画でさえ、 それがどれほど、世界中で賞賛を浴びた胸躍る映画であれ、人間の心のヒダを描き切った美しい映画であれ、 後廻しにしてでも観なければならない、そんな映画が一生に1本存... ...続きを見る |
2009/04/21 06:30 |
生きるために選択した、究極の“いのちの食べかた”… 『アライブ -生還者-』
映画を観た帰りにマックに寄った。100円マック好きなのでシャカシャカチキンを頼んでマックポークを頼んで、 アイスコーヒーを頼んでオマケにソフトツイストまで頼みそれでもうお腹はイッパイだ。やれ不景気だナンダと、 小銭ばかりの財布の中身を侘しく眺めたとしても別に飢えているワケじゃないし、金がないのならないなりに、 喰ってゆく方法はいくらだってあり、100年に一度の不況で誰かが飢え死にしたなんて話は、この国にはない。 飢える―。人間にとってこれほど辛いことってないんだと思う。そして今までに... ...続きを見る |
2009/04/16 02:00 |
決して他人事ではない理不尽の恐怖… 『ストレンジャーズ/戦慄の訪問者』
確かに、玄関のドアをいきなりノックされるとビクッ!とする。長屋スタイルの風呂なしアパート住まいなので、 各部屋にチャイムなんて気の利いたものはなく誰か訪ねてくる人があればドアをノックされるワケなんだけど、 大家さんなら「栗本く〜〜〜ん」と大きな声で呼んでくれるハズだし、他の部屋の人が訪ねてくることなどなく、 ガスは最初から使ってないから東京ガスの人が来ることもなけりゃ、宅配とかだったら何かひと言あるハズで、 といっても宅配業者でさえ疑わねばならないような昨今だが、とにかくボクの部屋に... ...続きを見る |
2009/04/09 02:00 |
友がみな、我よりえらく見える日は… 「60年代まぼろしの官能女優たち」ほか
とりとめもなく、ポルノ観に行く―。「友がみな我よりえらく見える日は」は、10年ほど前に読んだ本のタイトル。 初めてのカノジョで、今も故郷に残って働いている高校の同級生とタマにメールのやりとりをしているんだけど、 そのまた同じクラスだった、そして同じく今、地元で和菓子屋を営んでいる男友だちが新聞で紹介されたらしく、 割烹着を着、店の自慢の和菓子を手にして笑っている友だちの写真を彼女が写メにて送ってくれたモンだから、 なんとなくその本のタイトルを想い出して、チョット拝借してみたというしだい。... ...続きを見る |
2009/04/07 07:00 |
言葉の総合格闘技! フロストVSニクソン・グレイシー!? 『フロスト×ニクソン』
とうとうプロレス人気も地に落ちて、長年つづいてきた日テレの地上波放送も3月いっぱいで終了してしまい、 まぁかくいうボクにしてがやはりプロレスも総合格闘技もK-1もゴチャゴチャになって迷走し出したあたりから、 スーッと波が引くようにプロレスに対する熱も冷めていったというクチなのであまり偉そうには言えないものの、 悲しいといえば悲しいし、しかし仕方がないといえば仕方ない気もして、静観しているというのが正直なところ。 だけど、そのワリにゃプロレスリング・ノアなんて恒例の日本武道館大会は毎回... ...続きを見る |
2009/04/04 02:30 |
キミは、何ウォッチメン? ボクは… 『ウォッチメン』
金曜に「必殺仕事人2009」がやっているので古くから「必殺」ファンのボクはいつも楽しみに観てるんだけど、 毎週毎週、昨今世間を賑わせる時事ネタをドラマに盛り込むなど、「必殺」といえば昔から娯楽時代劇らしく、 そうした柔軟さや他の時代劇にはない現代性がシリーズ通してのウリなんだが、かつてはそれだけじゃなく、 それこそ、今回の映画のように歴史の陰に実はヒーローの存在アリといった感じで(全然違うけど)、たとえば、 「忠臣蔵」で吉良上野介を討ったのは、実は大石内蔵助から頼まれた中村主水の仕業... ...続きを見る |
2009/03/31 07:30 |
ドキュメンタリーに癒される… 『バオバブの記憶』
春の憂鬱、といえば、ボクは中1の時から25年間、花粉症なゆえこの時期は相変わらず往生するんだけど、 それでも近頃は耳鼻科が優秀だし、シーズンの前から医者に通っているオカゲで以前よりはずいぶんマシ。 そんなことより、春が近づくと花粉症以上に毎年憂鬱なのが、提出期限は過ぎてしまったがそう、確定申告。 時間給労働者なので自分でやらねばならず、まぁ源泉徴収票を添付して送るだけだから作業自体は楽だし、 今さら低所得を嘆くつもりもないので(いや嘆くけど)、源泉票を見てため息が出るというワケじゃな... ...続きを見る |
2009/03/26 02:30 |
鉄格子で狂ひ咲きトラッシュな人生! 「トラッシュ・ムービー・フェスティバル」
昨今のバンド再結成ブームもユニコーンでついに沸点へと達し、どころかリンドバーグまで活動を再開して、 こうなりゃ後はピンクサファイアの復活を待つばかりといった今日この頃なんだけど(テキトーに書いてます)、 そんな中、復活バブルで沸く今日びの音楽業界なんゾ尻目に、デビュー以来、それは地道な活動をつづけ、 最初はそりゃテットリ早く“イカ天”に出て、要はTVの力を背景に世に産声を上げたという事実はあるものの、 幾多解散の危機を乗り越え、先頃めでたくデビュー20周年記念2枚組ベストアルバムを発... ...続きを見る |
2009/03/24 02:40 |
特定の時代を描きながらもリアルに伝わる普遍的な青春の痛み… 『THIS IS ENGLAND』
そんなワケで前の週末、土日つづけて赤坂まで「アジア映画ベストセレクション」という企画に出かけてきた。 名前通り、アジアの“今”を知る映画を紹介した国際交流基金の企画だったんだけど、誇張でもなんでもなく、 2日とも回によっては立見が出るぐらいの大盛況!(日曜のインド映画に至っては午前中にチケットが完売!) それは要するに、世間の人はみな見た目ばかりで中身はスカスカの映画になどとうの昔に飽きているという、 なによりの証拠としての結果なんじゃないかという気がボクなんかはしたんだが、とにかく... ...続きを見る |
2009/03/21 13:30 |
日本で「エストニアのアニメーション」を観る、エストニアで日本のアニメを観た
エストニアといえば、その昔、首都のタリンで今回とは逆に日本のアニメを観たことがある。ラトビアから訪れ、 タリンに1週間滞在しただけだったんだけど、街でフと見つけた映画館が毎日いろんな映画をかけていたから、 ボクも毎日のように通っていたのだ。いったいどういう基準で映画を選んでいるのかチットモわからなかったが、 そこでアレクサンドル・ソクーロフの 『モレク神』 も観た。まさかエストニアでソクーロフを観るとは思わなかった。 エストニア、ラトビア、リトアニアで、“バルト三国”などとカッコいい括り... ...続きを見る |
2009/03/19 02:00 |
南米と、アジアを行ったり来たりすれ違い… 『PLASTIC CITY』&『PVC-1 余命85分』
南米といえば、とにかく個人的には女性がキレイというイメージで、その昔、どこだったかを旅行した際にも、 「金の北米、女は南米、耐えてアフリカ、歴史のアジア、何もないのがヨーロッパ」という誰かの至言を聞き、 そっか女性はやっぱり南米かぁ〜とそこにえらく納得した記憶があるんだけど、とりあえず映画の主人公が、 日系ブラジル人ということでそういや…と思い出したのが数年前バイト先で知り合ったその3世という女の子。 つまり、おじぃちゃんが移民だったらしく、群馬のキャバクラでホステスをしている時に、... ...続きを見る |
2009/03/17 07:00 |
疑い深い女にはキリがない! 『ダウト 〜あるカトリック学校で〜』
本当にほかの女と隠れてチョメチョメ(by山城新伍)したのならまだしも、浮気なんていっさいしていないのに、 ほかに好きな女がいると“決め付けられる”ことがどんなに辛くて苦しいか! げに“疑い深い”女というのは、 一旦疑い始めたらコチラが認めるまで(要は無実でも「やりました」と言わない限り)絶対に引き下がらないし、 その執拗さはもう経験者(?)たるボクに言わせたられっきとした心の病気にほかならないんだけど、とにかく、 思えばあれも早8年前の話かァ…とかつて付き合っていた女のことを思い出し... ...続きを見る |
2009/03/12 08:00 |
オーストラリア? 旅はやっぱりアジアでしょ! 「アジア映画ベストセレクション」
旅はやっぱりなんてここ数年、旅行へなど往ったことがなく、する暇もなければ金もまったくないんだけれど、 しかし人間、頭で想像する分にはどこへとだって往けるから、宝クジ当たったら何しようか考えるのと同じで、 また旅へ出るとしたら今度はどこの国がいいかな…と地図を眺めて考えるだけでもケッコウ楽しくなってくる。 で、最後に往った旅行先は北欧だし、旅といえばなぜかボクは寒いのが嫌いなクセして“北国”志向なので、 そうだアイスランドとか往ってみたいな…とよく考えたりするんだけど、反面、いかに映画... ...続きを見る |
2009/03/10 02:00 |
フランスが初めて描くアルジェリア戦争、でも… 『いのちの戦場 -アルジェリア1959-』
最近、客離れでも激しいのか、気がつくとツ○ヤもいわゆる半額レンタルばかりやっているような気がして、 まぁ映画好きのユーザーとしては10円でも安い方がうれしいから有り難い限りなんだけど、それはともかく、 ボクのレンタルにおける映画選びの基本は、この先観る予定のある映画の“参考”になるような作品だとか、 もしくは同じ監督の前の作品を借りたりといったことが多いので、今日は何借りようかなぁ〜とか思いながら、 店内をブラブラするなんてことはマズなく、何を探し、何を借りるかハナから決めているとい... ...続きを見る |
2009/03/05 07:00 |
滝田洋二郎の次回作は釣キチ3P? 「WE ARE THE PINK SCHOOL! 日本性愛映画史」
ピンクからレッドカーペットへ―。故人が旅に“出る”お手伝いをする納棺師という職業を題材にした映画、 『おくりびと』 でアカデミー外国語映画賞を受賞した滝田洋二郎監督がピンク映画の出身であることから、 どこゾのスポーツ紙がそんな風に書いていてウマいなと思ったんだけど、滝田監督ばかりじゃなくて現在、 日本映画の最前線で活躍している監督の中にはピンクで映画のモロモロを学んだという人が本当に多い。 撮影日数は3日か4日、製作費も300万円程度という厳しい条件の中で1本の作品を創らなくてはなら... ...続きを見る |
2009/03/03 08:30 |
再会して11日で結婚などありえない世界で… 『シリアの花嫁』&『ディファイアンス』
難しい話は苦手なのでよくわからないけど、とにかく先の2月10日に行われたイスラエルの総選挙では、 右派政党(つまりはパレスチナに対し強硬的な)が勝利しこれでますます和平への道のりが遠くなったと、 世界中が懸念している中東情勢。今後、オバマ大統領がイスラエルとどう接するかが鍵と思われるけど、 正直な話、遠く日本で日々の暮らしに窮している身にすれば中東情勢などやはりどこが対岸の火事だし、 とかく背景が複雑すぎなことも併せ、やれイスラエルが何した、パレスチナが何したとニュースで聞いても、 ... ...続きを見る |
2009/02/28 06:00 |
崇高な演出と演技だけが醸しえる極上の酩酊感…大傑作! 『チェンジリング』
映画の冒頭に、ヒロインが柱の前に息子を立たせ、頭のテッペンのところに印を付け、そしてその印が、 前回のより上なのを見てよろこぶというシーンがある。要はたったそれだけで、息子の成長を愛しく想う、 母親の愛情を端的に見せ切るという見事なシーンなんだけど「あ〜そういや俺も付けられてたなぁ…」と、 そのシーンを観てすごく郷愁を煽られるような気がした―。(素晴らしい映画というものは導入部で決まる) 親父が死んで以来、実家の軒先をずっと人に貸していて、そしてお袋も離れて誰も住まなくなって以降も、... ...続きを見る |
2009/02/24 02:30 |
初めてYouTubeを貼ってみる!(ボクにも貼れた) 『少年メリケンサック』
まさかユニコーンまでが復活するとは思ってなかったので昨今の音楽シーンにおける“再結成”ブームも、 ここに来てついに極まれりといった感じなんだが、しかし、ネット等でブームに関するトピックを見かけると、 たいがいユニコーンとかX-JAPANとかバービーあたりの名前は必ずといっていいくらい挙がっているのに、 「筋肉少女帯」のキの字も挙げようとしないクソ記事が多いのが個人的には腹が立ってしょーがない!(怒) それに、再結成だナンダとそりゃめでたいかもしれないけど、そんな以前にそれこそイカ天ブ... ...続きを見る |
2009/02/21 02:00 |
キミは、サミュエル・フラーを知っているか!?
友人が先日、NHKが取材記者を募集しているみたいだから栗本くん、応募してみたら?と連絡してきて、 記者? 俺が? なんで?と、なにゆえに友人がそんな提言をボクにしてきたのかは定かじゃないものの、 記者だなんて知力体力ともに大変そうだしだいたいそんな忙しい仕事に就いたら映画が観れないじゃん、 と、仮に応募したって通過する確立などゼロに等しいだろうにそんな感じでその時のやりとりは終わった。 しかしまぁ小学生の頃はプロレスの雑誌記者になるのが夢だったから決して惹かれない仕事じゃないし、 ... ...続きを見る |
2009/02/17 01:30 |
人間、生きてるだけで数奇な話… 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
“数奇な”と言ってもこれという話はなく、人間、生きてるだけで数奇な話だと基本的には思うんだけど、 しかし人生マコト不思議なモンだよな…と思うのは、去年の夏に高校の同窓会で再会した昔の彼女と、 ボクにとって初めてお付き合いした女性なんだが以来週に1、2度メールのやりとりをしているということ。 まァ同級生だからそれは同窓会でもあれば逢うこともあるだろうし実際それまでに逢ったことだってあり、 しかし19歳の冬に別れて17年も経つんだからお互いまるで別の人生をソコソコに歩んできているワケで、... ...続きを見る |
2009/02/14 01:30 |
he,his,ヒム,his、ボクが見たのは…? 『悲夢』
“夢”といってもこれという話はないんだけれど、やはり何か不安に思っているようなことが心にあると、 その内容をまんま夢に見るなんてことはタマにあり、そういや10代の頃よく見ていたという夢があって、 別に筋書きはなく、ただ夢の中で気がつくと空の雲が家の屋根の高さくらいまで降りてきているという、 それだけの夢―。しかし、その今にも雲に呑まれそうな感覚がボクは夢の中で怖くて怖くて仕方なくて、 本当にそんな夢をとくに高校の時にはしょっちゅう見ていたし、よく雨が降って濃い霧が出たりした時に、 ... ...続きを見る |
2009/02/12 01:30 |
ダルデンヌ兄弟、その祈りとまなざし… 『ロルナの祈り』
ヨーロッパ映画を観ていると、タマにアルバニア系移民とかアルバニア系マフィアなんて言葉が出てきて、 だけどアルバニアと言われてもほとんどの日本人はどこにあるのか皆目ピンとこない国だと思うんだけど、 ボクにしても実際にアルバニアに行ったことがあるから(チョイ自慢)位置ぐらいは知っている、というだけで、 本当に行った、というより“通った”ことがあるというだけなのでどういう国なのかまでは今もよくわからない。 ブルガリアのソフィアからボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボに行く際、最短ならばユーゴ... ...続きを見る |
2009/02/07 07:00 |
チェ2部作は実は“アイドル映画”だった…? 『チェ 39歳別れの手紙』
チェ・ゲバラに対し愛着があるのならともかく、決してそうでもない者には単についていきにくい作品だった、 『チェ 28歳の革命』―。だけど、せっかく観たんだし、それならばやはりこの“39歳”の方も観るべきかなと、 そして今さら伝記まで読んでるような時間はないけれど、どうせ観るならもうチョット能動的に、ということで、 これまでに創られたチェ・ゲバラ映画を借りてきて、2部作と較べてみることにした。2本借りてきたんだけど、 1本は巨匠リチャード・フライシャーが’69年に監督した、『ゲバラ!』(... ...続きを見る |
2009/02/07 01:30 |
B・W・H=ビューティフル・ウーマン・ハッピー? 『キャラメル』&『マンマ・ミーア!』
そりゃ日本にだってキレイな女性はたくさんいるし、街に出てそんな女性たちを見かければ、それだけで、 「何か出逢いがあるんじゃないか!?」と心躍るのが男ってモンだけど(ないない)、しかし外国へ行ったって、 どこの国にもやっぱり美しいまた可愛い女性はたくさんおり、とくに印象深かったのがしつこいけどトルコ! ソープのことを昔はトルコ風呂などと呼んで失礼な話だったけど、ほんと〜にトルコの女性はキレイだった。 なんならツツモタセでも構わないから現地の女性と親しくなれないかと、あんなによく街を歩い... ...続きを見る |
2009/02/05 06:30 |
DVDを捨てよ、映画館へ行こう! 「フセヴォロド・プドフキン映画祭」&「ジャック・ドゥミ映画祭」
気づくと早、今年も1ヵ月が経ち、まぁ何ゴトもなく日々快調に映画の鑑賞本数を増やしているんだけど、 今年は今まで以上に楽しく映画を観ようと思っており、同時にできる限りたくさん観たいとも考えている。 世界はなにやら100年に1度の金融危機らしく、ところがコチラはずっと前から10日に1度は金融危機で、 今年が過去最低の年収になることは明らかだし、とすればもう少し働いた方が身のためと思うんだけど、 もう働くのイヤ。何も喰っていけないワケじゃないしならば金なんか気にせず映画ばっかり観てやるんだ。 ... ...続きを見る |
2009/02/03 07:00 |
世紀の映画カップルを主演に超〜ド級のホラー? 『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』
要注意! 上の写真を見て、“燃え尽きるまで”などというムリグリ恋愛映画っぽくしたような副題を見て、 そしてこれが、『タイタニック』 で世界中を魅了した、あの世紀の映画カップルの実に11年ぶりの共演作、 しかも今度は、2人が夫婦を演じるという映画だからといって、本作が恋愛物だなんて思ったら大間違い! これは皮肉でもなんでもなし、近年稀に見る上出来にしてチョ〜怖いサイコ・ホラーだ! あ〜びっくりした。 まぁボクも本作を観ようと思ったのは、単にこれが 『アメリカン・ビューティー』 でいきな... ...続きを見る |
2009/01/31 01:30 |
慰めにもならないスズメの涙ほどの報酬・・・(泣) 『007 慰めの報酬』
だいたい映画って朝から晩まで1日に4回ないし5回ぐらい上映されるものだけど、よっぽどじゃない限り、 仕事が夜勤なら昔から完全なる夜型人間なので朝イチバンの回に映画を観るなんてことは滅多にない。 まァ最近は昼に時間があるし、平日に割引サービスをやっている映画館もケッコウ多いから(とくに渋谷)、 仕事に出かける前の、1時台や2時台のあたりに始まる回を観に行くことも増えたんだけど、基本的には、 映画館が閉まる間際の、あのなんとなく寂しげな雰囲気も好きなので、映画は最終回に観るのがベスト。 ... ...続きを見る |
2009/01/29 01:30 |
やっぱり主題歌は平井堅に歌ってほしい? 『エレジー』
大学を卒業し、サラリーマンになってまだ間もない頃、要は仕事なんか右も左もわからない状態だから、 毎日入れ替わり立ち替わり上の人にくっ付いちゃアチコチ出かけていたんだけど、その中に約2名ほど、 移動中、いつもカーステで当時の流行ソングを流しては、一生懸命歌詞を憶えているといった方がいて、 その理由が、社の若い事務の女の子を連れてカラオケへ行った際に聴かすためだということを知った時、 2人(共に40歳前後、妻子有)はすでにある女子社員に手を出しているとの噂のあった方々だったんだが、 ボ... ...続きを見る |
2009/01/27 07:00 |
やはり瀬々監督も感染を免れなかったか・・・(ため息) 『感染列島』
ただ今、インフルエンザのシーズン真っ只中。小学生の頃は、毎年かかって学校を休んでいたけれど、 中学に上がってからは一度もなく、ここ10年はひくことはあっても風邪で病院に行ったということもない。 とは言えこの時期になりインフルエンザ関連のニュースを聞くたびに怖いな…といつも思うし、なにより、 もし仮にかかって仕事を休むことにでもなるとそれだけ実入りが減ってしまうので不安なことこの上なく、 そのクセ、予防接種は高いしな…とかかった場合の損失を考えれば受けた方がいいにキマってるのに、 目... ...続きを見る |
2009/01/24 06:30 |
『プライベート・ライアン』 級の中国製戦争映画! 『戦場のレクイエム』
ただ今受験シーズン真っ只中。今から18年前、ボクは名古屋近郊の某私立大学に進学したんだけど、 当時、センター試験はまだ国公立大学だけの制度だったから、私大を受験する身のボクには関係なく、 2月頭の学科試験に向け、この時期は相当ピリピリしながら追い込みをかけていたんじゃないかと思う。 で、ボクはとにかく理数系がダメだったし志望したのも文学部歴史学科だったから、試験で受けたのは、 国語・世界史(選択)・英語の3教科。しかし、理数系と同じぐらい実は英語だって全然できなかったので、 けっき... ...続きを見る |
2009/01/22 06:30 |
この映画はチェ・ゲバラのように戦っているか…? 『チェ 28歳の革命』
92歳になるボクのばあさんが現在、介護施設の世話になっているので、正月休みで帰省していた間、 何度か逢いに行ったんだけど、介護の現場も慢性的な人手不足など多くの問題が取り沙汰される中、 しかし施設で働いているのはほとんどが20代、もしくはきっと20代前半と思しき若い人たちばっかりで、 体力的にも精神的にもキツい仕事だろうにまぁ〜最近の若い衆は偉いモンだとつくづく感心したしだい。 だけど、同じく帰省中、学生時代の仲間と呑んだ時、中に1人介護士として働いている友人がいたから、 上のよう... ...続きを見る |
2009/01/18 07:00 |
キミは、『薔薇の葬列』 を知っているか!?って、言うよね〜
松本俊夫監督(1932〜)といえば、60年代の猥雑で今よかずっとトンがっていた新宿という街を舞台に、 ゲイとして生きる少年の彷徨を様々な実験的手法で描いた作品で、近年バラエティーでも人気のある、 ピーター(池畑慎之介)のデビュー作としても名高いカルト映画、『薔薇の葬列』(’69)で有名な人だけど、 今でこそ、時代が変わり、世の中があらゆるセクシュアリティに対しオープンになってきているとはいえ、 まだまだそんな時代じゃなかったそれも40年も昔にこんなポップな映画を撮っていたんだから凄い... ...続きを見る |
2009/01/17 01:30 |
続・ALWAYS 歌舞伎町でエロ 『Mの呪縛』+傑作ピンク映画三本立
ずいぶん前から予告篇が流れ、今週末よりついに公開される話題の邦画パニック大作 『感染列島』。 ヤタラTV向けなキャストに微妙な感じを覚えながらも面白そうだし一応観に行くつもりでいるんだけど、 しかしこの映画を監督したのが誰かを知っている人って映画好きの中でも少数なんじゃないだろうか? その人、瀬々敬久(ぜぜ たかひさ)監督は、去年だと渡辺淳一原作・小島可奈子主演の 『泪壺』 とか、 スポ根ドラマ 『フライング☆ラビッツ』 なんて映画も撮っていたんだけど、元は 『雷魚』 や 『肌の隙間... ...続きを見る |
2009/01/15 02:00 |
極私的・2008年公開【外国】映画ベスト10!
【タイトルをクリックすると記事へ飛びます】 ...続きを見る |
2009/01/10 07:00 |
極私的・2008年公開【日本】映画ベスト10!
【タイトルをクリックすると記事へ飛びます】 ...続きを見る |
2009/01/10 06:30 |
極私的・2008年公開映画【洋・邦】各ワースト7! 〜7つの大罪?〜
【タイトルをクリックすると記事へ飛びます】 ...続きを見る |
2009/01/10 06:00 |
世界はコワいのばっかりだ! 『悪夢探偵2』
今でもタマに想い出す―。小学校4年の時のある日曜の朝、ガキながら寝床で惰眠を貪っていると、 台所の方でモノすごく大きな音がしたのでそれでパッと目が醒め、瞬間的に何が起こっているのか、 すぐにわかって本当はソッチに行くのが嫌だったんだけど、気づいたらボクは布団を跳ねのけていて、 争う声がする台所の奥に駆けてゆくとお袋が見たこともないような形相で、親父の首を締めていた―。 「何してんの!」とボクが泣き出すとお袋は「父ちゃんを殺して母ちゃんも死ぬんや!」と怒鳴り散らし、 一方、締められて... ...続きを見る |
2008/12/27 06:00 |
あれから11年! ○○のカタマリのような人生でした… 『ワールド・オブ・ライズ』
この映画を新宿で観てきたのは3日前の天皇誕生日なんだけど、今からちょうど11年前の1997年、 その年の同じく12月23日にも、奇しくもボクはレオナルド・ディカプリオ主演の映画を観ている。そう、 『タイタニック』 だ。そんなどーでもいい話を憶えてるのもひとえにこのムダな記憶力ゆえなんだけど、 しかし憶えている理由が実はもう一つあって、当時ボクは名古屋でサラリーマンをやっていたんだが、 その約ひと月ぐらい前に映画館で声をかけて仲良くなった女の子と、一緒に映画を観に行ったからだ。 当時... ...続きを見る |
2008/12/26 21:00 |
プーチンが柔道DVDを作っている裏で… 『チェチェンへ アレクサンドラの旅』&『懺悔』
まるで出口の見えない世界金融危機の発端ということで今や大国アメリカもすっかりと元気をなくし、 そうすると煽りを喰っているのは同じとはいえ、鼻息が荒くなるのはやっぱりどこの国よりもロシアで、 (ロシア映画界も相当ダメージを受け多くの映画が製作中止、もしくは延期に追い込まれているという) 「誰がリーダーでも同じだ!」とオバマ氏に対しても未知数な分、警戒を強めているみたいなんだけど、 ところで、今のロシアの大統領って名前なんだっケ? 顔はなんとなく浮かぶんだけど、名前が一向に。 まァカゲ... ...続きを見る |
2008/12/25 01:30 |
反ヨーロッパ主義!(ウソ) 『PARIS パリ』&『反恋愛主義』
個人的には、台湾の台北や香港、タイのバンコク、カンボジアのプノンペン、ベトナムのホーチミンに、 ミャンマーのヤンゴン、バングラデシュのダッカ、そしてインドのデリーにパキスタン、イランにトルコと、 どちらかと言えば(いや、明らかに)ヨーロッパよりもアジア贔屓なところがあるのは否めないんだけど、 しかしかつて中央及び東ヨーロッパの旧共産圏諸国を3ヵ月もかけて周遊した経験を持つ身としては、 実はヨーロッパだって語り出したらケッコウ鬱陶しいよ、とばかりに好きだと言える街はたっくさんあり、 ... ...続きを見る |
2008/12/23 07:00 |
キアヌ・リーブスはペガッサ星人? 『地球が静止する日』
映画や特撮ドラマで宇宙人と言えばマズは侵略者として描かれるのが通例だったりするんだけれど、 しかしまァ広い宇宙、中にゃ友好的な宇宙人もいるだろうということで、そこで紳士的な宇宙人と聞き、 ボク以上の世代の人ならきっと思い当たると思うのがそう、ウルトラセブンに出てきた“ペガッサ星人”。 彼は決して侵略者ではなく、全ペガッサ星人からの地球に対するある依頼がもしも拒否された場合に、 地球を破壊するべく密かに送り込まれた要は使者。だけどそれがワケあってダンやアンヌと仲良くなり、 宇宙籍(?... ...続きを見る |
2008/12/20 01:00 |
男も女もみ〜んな軸がぶれている 『ブロークン・イングリッシュ』
ヒロインが30代ならボクも30代―。というより四捨五入すれば余裕で40歳で今に40歳の道楽男だ。 カノジョがいるワケでもなけりゃいたとしても嫁に迎えられるような安定した収入があるワケじゃなく、 だいたい働くことが嫌いだから収入を増やす努力をするでもなくていまだに風呂なしアパート住まい。 いい歳こいてやりたいことなど一つもなければ将来の夢やビジョンなんてハナッから持ってはおらず、 30歳をチョット過ぎるあたりまでは俺の人生、これでいいのか?と反芻する日も幾夜かあったけれど、 なんでだ... ...続きを見る |
2008/12/18 01:30 |
生存者アリー・マイ・ラブ! 『252 生存者あり』
「未曾有」を「ミゾユウ」なんて読んでしまった総理大臣をコケにして笑っていたような人たちの中にも、 実は「ミゾウ」じゃなくて「ミゾオ」だと思ってたみたいな人がケッコウいるんじゃないかと思うんだけど、 それはともかく、いくら日本が自然災害の多い国と言ったって夏の大雨とか台風とかゲリラ豪雨とか、 ここ数年、それこそ「未曾有の〜」と付けてもいいほどの災害が本当に多くて怖いったらありゃしない。 とくに今年の夏に頻発したいわゆる「ゲリラ豪雨」なんてパッと聞くとチョットカッコいい響きがするけど、 ... ...続きを見る |
2008/12/16 00:00 |
映画化は失敗でもファンなら観るのは特命!? 『特命係長 只野仁 最後の劇場版』
基本的にTVドラマなんザこれっぽっちも見たいなどと思わないし、いわゆるドラマの映画化なんて、 映画として認めるのさえイヤというのが心情(まぁ 『必殺!V』 はモトはTVドラマの映画化ですが)、 ドラマを一生懸命見ていたのなんて大学生くらいまでの話だしほんと〜にドラマなんかどーでもよく、 そんなくだらないものを見ているヒマがあったら、人は1本でも多くの映画を観るべきだと真剣に思う。 しかし!そんな意固地なコトを常日頃から思っているボクでもすっかりハマッてしまったドラマがそう! 「特命... ...続きを見る |
2008/12/13 01:30 |
ラストクリスマスを歌いながら観てほしい! 『エグザイル/絆』!(+α)
♪ ラ〜ストクリスマス 最後だよ 雪だる〜ま 溶けるよ ト〜ナカ〜イ 転んだ プレゼント みんな 自腹 (字余り) ...続きを見る |
2008/12/11 01:00 |
星座の名前は言えるかい? 『WALL・E/ウォーリー』
基本的に、手をつなぐのが好き。手のシワとシワを合わせて、幸せな気分になれるじゃないか。 男同士、長い付き合いの友だちでも、逢った時、もしくは別れ際に、ボクはたいがい握手をする。 キミとまた逢いたいと思うからこそだし、手の感触や温もりは、心もつないでくれる気がするから。 臭いコト言っているようだけど、それは逆。人は元来孤独なものだし、人の心などわからないから、 それがたとえ肉親でも、長い友だちでも、セックスをした相手でも、心はそう簡単にわからないから、 好きな人とはいつも手をつないで... ...続きを見る |
2008/12/09 07:00 |
ホラー界の「必殺」目指して30年つづけ! 『ソウ5』
何がうれしいと言って本当に心から歓ぶべきなのは、ついに来たる2009年、1月9日金曜日から、 往年の人気時代劇「必殺」、実に17年ぶりのTVシリーズ「必殺仕事人2009」がスタートすること!! 昨年夏に放送されたスペシャル版「必殺仕事人2007」じゃ完全にTVシリーズ復活を念頭に置き、 メインレギュラーをジャニーズで一新。オールド・ファンからの厳しい指摘も一部ではあったものの、 そこを、「必殺」の基本に沿ったオーソドックスな作りを目指すことで見事乗り越え、マズマズ成功。 古きと新し... ...続きを見る |
2008/12/07 15:00 |
気狂いピエロ? 爆弾ピエロ? しかしこれは… 『変態“ピ”エロ』
結論から真っ先に書けば、近年、こんなにツマラない映画も珍しいと思うぐらいに面白くなかった。 まぁ映画も所詮、ギャンブルじみた要素があり、観る映画が毎回面白いなどそんなワケはないし、 これにしてもさしたる予備知識もないまま怪しいタイトルだけに惹かれて観に出かけたアレなので、 鑑賞後「金と時間を返せ!」と烈火の如く憤るってことまでは別になかったし、“映画観”歴早幾年、 映画鑑賞とは、なにより時としてある種の大きな“自己責任”もしくは“自己憐憫”を伴うものだから、 変な邦題やフライヤーの... ...続きを見る |
2008/12/06 00:30 |
地味だけど心洗われる“ご当地映画”のススメ! 『うん、何〈なん〉?』
いつだったか呑んだ時に、“郷土愛”と近い感覚でプロ野球は中日ファンだ、みたいな話をしたら、 東京でできた友人に「アナタに郷土愛って言葉は似合わない」なんて言われてしまったんだけど、 そうかな?とは思いつつやっぱりボクなる人間を形成したのは岐阜県の飛騨って土地なワケだし、 それを果たして郷土愛と呼ぶかどーかはともかくやはりボクは自分を東京の人間だとは思わない。 室生犀星の詩「ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの 帰るところにあるまじや」 この詩を甘い感傷とともにかみ... ...続きを見る |
2008/12/02 01:30 |
売春窟に、生まれついても… 『未来を写した子どもたち』
インドへ行けば、子供たちから「マネーマネー」と金を求められることなど本当に日常茶飯事で、 最初は動揺し、どう対処したらいいものか迷ったりするんだけど、それでも旅をつづけていれば、 そんな子供たちもまた風景の一部といつの間にやら慣れてテキトーにあしらうことを体で覚える。 ボクがインドを旅行していた時は、子供たちから「ミスター、1ルピー1ルピー」とか言われるとすぐ、 逆に彼らに手を出して、「じゃあ1ルピーあげるからオマエは俺に2ルピーくれ」と体を突っつき廻し、 「違う!違う!」と喚くそ... ...続きを見る |
2008/11/29 01:30 |
ゾンビをバタバタ斬り倒す逆・座頭市映画かと思ったら? 『ブラインドネス』
この映画を新宿で観ることにしたのでついでにもう1本、テアトル新宿にて鋭意開催中の企画、 「若山富三郎×勝新太郎の軌跡」に行き、『子連れ狼 死に風に向う乳母車』(’72)を観てきた。 もちろんシビレる大傑作! 冥府魔道(カッコいい四字熟語!)に生きる親子の旅は今回も多難。 拝一刀の剣術はますます冴え渡り、大五郎も八面六臂の大活躍だ! クライマックスで見せる、 弓矢隊も鉄砲隊もものともしない乳母車のもはや戦車並みの機能の充実ぶりには卒倒必至! 加藤剛との武士道を懸けた男と男のド血生臭い... ...続きを見る |
2008/11/27 01:00 |
デンジャラス・ノッチにも観てほしい! 『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』!
長い人生、誰ソレにかかわらず、いつ何時どんなキッカケで転機が訪れるかはわからない―。 かく言う自分にも最近、いい縁があり、それがいい感じにコロがっていってくれたらよいな…と、 今は祈るようなキモチで歓びと不安の入り混じった毎日を送っているんだけど、それはともかく、 本当に人生何が幸いするかわからんモンだとしみじみ思う人が、そう、デンジャラスの“ノッチ”。 もちろん、映画の中で名優ロバート・ダウニー・Jr.が“黒人になり切った”俳優という役柄なので、 それ見て思い付いたことを書いてる... ...続きを見る |
2008/11/25 01:00 |
スポンサー万歳映画で矢口史靖もついに失速!? 『ハッピーフライト』
名古屋でサラリーマンをしていた時に慰安旅行(マレーシア&フィジー)で乗っていない限りは、 プライベートで全日空やJAL、その他よく聞くメジャー航空会社の飛行機に乗った記憶はなく、 自分で乗った飛行機と言えば、メジャーなあたりだとタイ航空にアエロフロート(メジャーか?)、 あとは、ビーマンバングラデシュ、エバー航空(台湾)、エアスリランカ、フィンエア(フィンランド)、 珍しいとドゥクエア、つまりブータン航空に乗ったこともありこれってケッコウ自慢なんだけども、 とにかく安ければどこでも... ...続きを見る |
2008/11/22 01:00 |
いつか世界が終わる日さえネットに流れる… 『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』
今やインターネットさえつながれば、たとえばこうして誰もがいつでも、どこでも、好きなように、 映画の感想やら自分で撮った映像やら画像やらをいとも簡単にアップロードすることができて、 そしてアクセスなりなんなりそこになんらかのリアクションがあるとそれはまるで麻薬みたいに、 ある種の酩酊感(のようなもの)をもたらし、その心地好さを知ってしまってネットを前にした者は、 再びその麻薬にも似た心地好さを欲して日がな夜がな、“主観”を世界に向けて発信する……。 ボクが書いているような文章含め研磨... ...続きを見る |
2008/11/20 02:30 |
キミは、名匠・三隅研次を知っているか? 『子連れ狼 三途の川の乳母車』!
三隅研次監督(1921〜75)と言えば、『眠狂四郎』 シリーズとか、「斬」三部作で市川雷蔵を、 そして 『悪名』 でようやく売れ始めた勝新を 『座頭市』 で一躍スターの座へ押し上げるなど、 大映京都を支えた知る人ゾ知る名匠―。後期には勝プロに請われて 『子連れ狼』 も手掛け、 現在開催中の、「若山富三郎×勝新太郎の軌跡」という映画ファン垂涎の企画を語る上じゃ、 決して欠かすことのできない職人監督の1人だ。『子連れ狼』 シリーズでいまだに度肝を抜く、 それはもうスプラッター時代劇としか呼... ...続きを見る |
2008/11/18 07:01 |
8冊で840円が2本で3600円は高くない? 『レッドクリフ Part1』
ソモソモ人生、小さい頃から、見切り発車をしすぎるかだいたいは後手に廻って後悔するか、 小学生より一貫して夏休みとかの宿題を期間中にし終えたなんてタメシは一度たりとてなく、 期間最終日に、「まったくアンタって子は!」とお袋にケツを叩かれながら手伝ってもらったり、 または学期明けの教室で、奥飛騨に夏の終わりを告げる夕陽を浴びながら居残りしたりなど、 とにかく“前もって”、“早目に”というのが苦手で36年、ずっと帳尻合わせの人生を送ってきた。 で、今回ジョン・ウー待望のそして話題沸騰の最... ...続きを見る |
2008/11/13 00:30 |
思想は思想、映画は映画、渡辺文樹を初体感! 『ノモンハン』&『天皇伝説 血のリレー』
実際に映画を観るのは実は恥ずかしながら今回が初めてのことなんだけども(ミーハー丸出し)、 渡辺文樹監督の名前を知ったのはカレコレ10年以上前、第4作、『罵詈雑言』(’96)の時だった。 当時は名古屋でサラリーマンをしていて、名古屋市内で見かけたのかどこだったか忘れたけど、 電信柱に、妙にインパクトのあるしかし怪しいデザインのポスターが貼られてあるのをよく目にし、 また上に書かれてある、“便槽内での変死事件…”云々という文句がさらに怪しさを煽りまくって、 同じくポスターを目にして気に... ...続きを見る |
2008/11/11 01:00 |
デ・パルマを問え! イラク戦争版 『カジュアリティーズ』 『リダクテッド 真実の価値』
映像の力―。人間、目にした情報に思考を押し流されてしまうのはある程度詮ないことだし、 とくに情報が溢れすぎのこんな時代じゃそれを頭の中で一旦精査する能力も著しく低下して、 だから、インパクトのある映像をそのまま真実と鵜呑みにしてしまう人が多いのも仕方ない話。 たとえば先日の、“金髪豚野郎”発言ですっかりイメージが偏った泰葉の記者会見にしたって、 TVはコゾってネタを面白オカしく取り上げて見ているコチラはそりゃ面白いのかもしれないけど、 いくら芸能人といったってあれじゃ尊厳も何もあっ... ...続きを見る |
2008/11/01 01:30 |
僕の彼女は座頭市? 『ICHI』
そりゃまぁ確かに、血液型だけで人を判断したりや理解したような気になるのは間違いだし、 じゃあ人間には4種類しかいねーのか!と憤りを露わにする向きがあるのもわかるんだけど、 しかし老若男女、国籍、民族、肌の色を問わずに人間はみんな血の色が同じのハズなのに、 性質だけがワザワザ分かれているというのも、面白いといや単純に面白い話かと思うワケで、 と、ひとマズ言いワケをフりながら、ボクはケッコウ血液型の話が好き。別に楽しいじゃないか。 で、ボクはよく人から典型的なO型などと言われて超が付く... ...続きを見る |
2008/10/30 01:00 |
往年の全日武道館大会的王道ホラー! そして武道館と言えば… 『ハロウィン』!
気づけば早、1ヵ月以上も前の話なんだけれど、先月、九段下にある日本武道館まで、 2年前に再結成した筋肉少女帯の、実に14年ぶりになる武道館ライヴへと参じてきた。 (最近あらためて思うんだけど「筋肉少女帯」てなんてカッコいい変な名前なんだろう!) 筋少の武道館は実は今回が初めてじゃなく、その14年前の時にもボクは出かけていて、 当時、大学4年生。じき社会人ということで“独り卒業旅行”気分のライヴだったんだけど、 席はずっとずっと上の方で、オマケにアリーナから舞い上がってくるホコリが半... ...続きを見る |
2008/10/28 05:00 |
不都合な、“闇の女工たち”の真実… 『ボーダータウン 報道されない殺人者』
いくら東京が眠らない街と言ったってひと晩中、隅々まで煌々と明るいなんてワケじゃなく、 そりゃ田舎の畦道ほどじゃないにせよ、都心にだって薄暗い路地というのはいくらでもあり、 騒々しい街道沿いに住んでいるとは言っても帰り道に1本奥に入るとケッコウ静かなモンで、 夜はそんなに、人通りもなかったり。タマに、自分の前を女の人が1人で歩いていたりすると、 男の“習性”としてその女性の体の線をつい見てしまいながらも、夜道に後ろで足音がしたら、 男でも緊張するんだからさぞかし女性は怖いんだろうなと... ...続きを見る |
2008/10/23 00:30 |
秋の夜長にいかにもシネコン映画二本立! 『イーグル・アイ』&『ゲット スマート』
まァ映画好きとしてシネコンなんか基本的に大嫌いだしドダイ映画館なんていうモンは、 ロビーが少し便所臭いとか上映中に近所の呑み屋のカラオケが小さく聴こえてくるとか、 もしくは場内まで地下鉄の振動が伝わってくるくらいが場末な感じでいいと思うんだけど、 (だけど上映中にケータイ見る奴や人の席の背もたれを蹴るような奴は死ねばいいと思う) 折からの邦画バブルに乗って、雨後のタケノコみたくバカみたいに増えまくったシネコンも、 最近では案の定、集客がガタ落ちして経営難に陥っているところがケッコウ... ...続きを見る |
2008/10/21 00:30 |
ビデオは巻き戻して返却、ならDVDは・・・? 『僕らのミライへ逆回転』
別にそれで8oカメラを廻して怪獣映画を撮っていた・・・というワケじゃないんだけれど、 とにかくボクはガキの頃、怪獣が、そしてそれ以上に怪獣の着ぐるみが好きで仕方なく、 なんとか自分で着ぐるみが作れないものかとよく考えていたんだけれど、とは言ったって、 当時読んだ特撮ヒーロー物の本か何かの中の“怪獣ができるまで”みたいな項によれば、 ああいう着ぐるみは材質がウレタンらしく、当然子供にウレタン加工ができるワケないから、 代わりにボクは家中の包装紙という包装紙をカキ集めてくると、それを自... ...続きを見る |
2008/10/16 01:30 |
秋の蓼科(たてしな)、蓼シナパトスでゾンビ・ロック座! 『ゾンビ・ストリッパーズ』
連休中に誘われ、ボクを含む学生時代の友人5人で蓼科(長野県茅野市)へ行ってきた。 ここ数年、東京と実家のある東海方面を往復するぐらいで旅行なんてご無沙汰だったし、 だいいち蓼科がどこなのか以前に読み方さえ今回初めて知ったってほどだったんだけど、 午前にバスで新宿を経ち、小淵沢で名古屋から来る4人と合流する頃には雨も上がって、 実に絶好の行楽日和に恵まれた2日間だった。行き先は今回誘ってくれた友人が勤める、 名古屋の会社がバブルの頃に建てたというコテージ風の社員用保養施設だったんだけど、... ...続きを見る |
2008/10/14 01:30 |
↓いかにも韓流? 実は泣けない苦〜い傑作 『ハピネス』
いまだに“韓流”なんゾと謳ってどこの誰が喰い付くのかといい加減不思議でならないし、 韓国映画は好きでも韓流って言葉のイメージたる恋愛物はもういいよって感じなんだけど、 やはりホ・ジノだけは別格。“恋愛映画の巨匠”ってなんだソレ!?とツッコミたくはなるものの、 しかし 『八月のクリスマス』 はブーム以前に韓国映画の優秀性を決定付けた名作だったし、 『春の日は過ぎゆく』 にしても見た目とは逆にどちらかといえば男の方が共感できる内容で、 そしてヨン様主演の 『四月の雪』 も、フツーに巧い... ...続きを見る |
2008/10/11 01:30 |
キミは、クエイ兄弟を知っているか!? 「ブラザーズ・クエイの幻想博物館」
けっきょくはチェコのヤン・シュヴァンクマイエルやクエイ兄弟の作品に惹かれるのって、 もちろん、昔ながらのストップモーション・アニメ(コマ撮り)が好きという理由もありながら、 要は人形アニメならではの質感(肌触り)にフェティシズムを煽られるから、と思うんだけど、 ではその煽られるに至った原体験がどこかと言えば多分、ボクの場合は小さかった頃―。 まぁ大人になった今でもファンだけどボクはとにかく子供の頃、「ウルトラマン」が大好きで、 怪獣の造形、その着ぐるみの表面的な“感じ”だとか、ミニ... ...続きを見る |
2008/10/07 01:00 |
ホーク・ウォリアーにも観てほしかった! まさに“鉄”板! 『アイアンマン』!
筋肉少女帯とか人間椅子を聴いている影響で、ほんの多少は70年代頃の洋楽もかじり、 和嶋慎治(人間椅子・Gt.)がブラック・サバスのトニー・アイオミと同じSGを弾いているので、 ボクもマネして20歳の頃、名古屋の米兵(ローカル!)でSGを2万で買い(但しBurnyだけど)、 部屋でシコシコとブラック・サバスの代表曲「アイアンマン」を練習したりとかしてたんだけど、 しかしモトを正せばボクが初めて「アイアンマン」を聴いたのは人間椅子の影響よりずっと前、 そう! 1985年3月に全日本プロ... ...続きを見る |
2008/10/02 00:30 |
人間関係、不協和音が当たり前…? 『トウキョウソナタ』
確か、高校2年の時の夏休み―。昼間、机に向かってやりたくもない宿題をやりながら、 部屋は2階だったんだけど、ボクはボンヤリと外を往き来する車の流れをずっと見ていた。 奥飛騨の観光地だから、その時期にもなれば、ヨソから遊びに来る観光客の車が増えて、 たいがいは後ろに子供を2人、ないしは3人ぐらい乗せた家族連れの車なんかが多かった。 当時のボクは、まァ思春期の頃などそんなものだが“仲の良い家族”というのが信じられず、 兄貴はとっくの昔に大学に上がって家にもういなかったから自ずと距離がで... ...続きを見る |
2008/09/30 07:00 |
2008年最大の衝撃!? 現役最高齢のパワーを知れ! 『石内尋常高等小学校 花は散れども』
小1から高3まで、担任だった先生の名前はみんなフルネームで憶えているぐらいなので、 仮に当時はイロイロあったとしても今じゃ誰もいい先生だったと振り返るばかりなんだけど、 (中学で3年間ずっと担任だった先生はサッカーの岡田監督ソックリで見るたびに想い出す) 中でも印象深く憶えているのは、小学校5年6年と2年間にわたり教わった中村タケシ先生。 背が高くメガネをかけ、役者で言うと益岡徹系(わかる?)の厳しい先生で、よく立たされたし、 コトあるごとに悪い頭をしばかれてムカつくこともしばしだ... ...続きを見る |
2008/09/28 17:00 |
花と蛇? アナコンダ? 蛇は蛇でも… 『蛇にピアス』
ここ最近は本当に本を読まなくなったため、話題の小説とかにも昔ほど興味は持てず、 年に2回の直木賞・芥川賞にしても、ニュースで聞いて「ふ〜ん」と思う程度なんだけど、 しかしまだまだ本の虫(古いな)だった頃は、両受賞作と言えば一応は気にするなどして、 そしてその頃に2つの文学賞に対してなんとなし抱いていたイメージというのがそれぞれ、 直木賞はアカデミー賞のようなもので、芥川賞はさしずめカンヌ映画祭グランプリかな、と。 直木賞はエンターテインメント性の強い小説に与えられる感じだからアカデ... ...続きを見る |
2008/09/27 00:30 |
♪カフカ、シュヴァンクマイエル〜チェコより不思議な彼女〜♪ 「チェコ映画週間」
いったいいつ頃からチェコに行きたいと憧れるようになったのか全然憶えてないけれど、 ガキの時分、まぁその頃はまだ隣のスロバキアと国が一つでチェコスロバキアだったが、 国旗を使った神経衰弱盤のようなオモチャが家にあり、それでよく遊んでいたからなのか、 なんとなく語感が好きでその頃からチェコスロバキアは自分の中でご贔屓(?)の国だった。 それが大きくなって映画を観始め、↑写真の 『悦楽共犯者』 などのカルト映画で知られる、 チェコを代表する作家ヤン・シュヴァンクマイエルの映画の影響でます... ...続きを見る |
2008/09/25 00:30 |
たけし版夫婦善哉、もしくは映画版“誰でもピカソ”? でも… 『アキレスと亀』
珍しく週末に1本も映画を観なかったので、仕事の前に本作を観に行くことに決め、 それに合わせて昼に起き、そしてその時間帯、部屋にいたらたいがい聴いている、 「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」で今日、御大が冒頭のネタにしていたんだけど、 なんでも先週末で17年つづいたTBSの「ブロードキャスター」が終了し、その後番組、 やはり情報番組みたいなんだけどそのキャスターをなんとたけしが務めるのだという。 世界的な映画監督としての地位を確立しても今なおたけしが精力的にTVに出るのは、 それもこ... ...続きを見る |
2008/09/23 01:00 |
必殺葬〈おく〉り人、念仏の鉄 『おくりびと』
俳優で観る映画を選ぶことはマズないんだけど、しかし好きな俳優は? と訊かれたなら、 パッと思い浮かぶ1人が実はこの山崎努。言わずと知れた日本映画を代表する大名優だ。 そして映画なら伊丹十三のシリーズとか黒澤の 『天国と地獄』 とかたくさんあると思うけど、 ボクが山崎努が演じた中で最も好きなのはやっぱりそう! 『必殺仕置人』 の“念仏の鉄”! とは言え今や「必殺」と言っても20代以下の若い子にはほとんど話が通じないんだけど(涙)、 しかしハッキリ言って「必殺」の面白さを知らないなんて... ...続きを見る |
2008/09/20 01:00 |
綾瀬はるかも好きだけど、石原さとみは・・・別腹? 『フライング☆ラビッツ』
やっぱり綾瀬はるかは好きだし、原幹恵も可愛いし、穂花(ほのか)には一度でいいから、 ガマン汁でお腹にプールができてフェルプスが再び8冠を達成してしまうほど焦らされたく、 『片腕マシンガール』 の八代みなせには同じ岐阜出身というだけで運命的な何かを感じて、 なにより、朝のNHKで時にお見かけする「日本道路交通情報センター」の北村梨恵さんには、 半ば本気でボクの心の“恋の自然渋滞”を緩和してほしいと願って仕方ない日々なんだけど、 実はボクは石原さとみも好きだったりする(キモチ悪いとか思... ...続きを見る |
2008/09/16 01:30 |
さよなら新宿プラザ、また近いうちに 『ウォンテッド』
現在は1年間限定の育児休業中ながら、小学校の教諭などというハードワークに就き、 そしてチョット前には、まんまドラマと同じないわゆる“モンスターペアレント”と呼ばれる、 愚かなクソ親共に追い詰められウツを患った15の時からの親友と呑む約束があったので、 場所は池袋だったんだけどハタと思うことがあり、彼と逢う直前に歌舞伎町で本作を観た。 一時は本当にこの映画の主人公と同じような状態で、彼も相当キツかったと思うんだけど、 今はなんとか克服し、最近は薬を断つこともできて年齢相応の性欲も戻っ... ...続きを見る |
2008/09/14 17:30 |
喩えるなら、暇を持て余した○○の遊び… 『落下の王国』
観賞後に、自分が海外で感動した遺跡だとか景観の数々を想い出してみたんだけど、 それがいわゆる“世界遺産”であるか否かはこの際どーでもいいとして(わからないし)、 今、パッと想い出す限りでよかったのは、イスタンブールのスルタン=アフメットだとか、 アンコール・ワット、ボロブドゥールと並び世界三大仏教遺跡であるミャンマーのバガン、 イランのイスファハンにあるメイダーネ・シャー(イマーム広場)や、地味ぃ〜なところだと、 インダス文明の都市遺跡である、パキスタンのモヘンジョ=ダロなんかにも... ...続きを見る |
2008/09/13 01:00 |
アラスカの荒野へ消えた、真夜中のカーボーイ… 『イントゥ・ザ・ワイルド』
毎回毎回こうして観た映画に関してその印象を書くたびに、内容とは直接関係のない、 だけど自分の心中じゃ少なからずリンクすると(勝手に)思っている話もツラツラと書いて、 それはけっきょく、映画の感想なり評価なんてまったくの主観なしに書くのは難しいから、 それならばどうしてこの書き手(ボク)がこの映画を観てこう思ったのか、読んでくれる人に、 そこを少しでも理解してもらえればと一つのキッカケのつもりで書いているワケなんだけど、 たかが素人風情が、ブログで映画評論のマネ事なんてなんかカッコ悪... ...続きを見る |
2008/09/11 02:00 |
金も体も保ちません! 秋の特集上映乱れ撃ちで悶絶!?
特集上映―。日々、より良い映画を求めて劇場めぐりをしているような身にとっては、 これほど甘く心をくすぐられるような響きのフレーズもなく、情報を知ったならもう最後、 作品ラインナップを仔細に眺めつつ、カレンダーと上映日程を交互ににらめっこしては、 いったいどの映画のためにどの映画(新作含め)を犠牲にするか頭を悩ますことに……。 「悪魔」とか「地獄」とか「実録」とか「片腕」とか「オブ・ザ・デッド」というフレーズ以上に、 とにかくこの「特集上映」という映画的魅惑の四字熟語(?)には弱く、それ... ...続きを見る |
2008/09/09 01:00 |
胡蝶の夢さ、愛情表現! 『コッポラの胡蝶の夢』
70歳と言えば古希(こき)。自分が70歳になった時のことなんて想像もつかないけど、 しかし現在36歳だから倍にすれば72で、とするとそんな極端に先の話とも思えない。 多分今以上に偏屈な性格のじじぃと化していることは間違いないような気もするけど、 相変わらず一人で映画でも観ているのか、それとも人の親になってたりでもするのか、 それまで生きているかどーかはともかく、いずれにせよチ○コもとっくに勃たなくなって、 少しは煩悩から解放され、穏やかに人生の黄昏時を過ごしていればいいな…とは思う... ...続きを見る |
2008/09/06 01:00 |
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