今は、続篇こそが面白い! 『ボーン・スプレマシー』

画像少し前までは、
大ヒット映画の続篇なんて駄作の典型、
みたいな言われ方をされてたモンだけど、
どーやらここ何年かは、
そんな傾向にも変化が起きているらしい。
『スパイダーマン』 や 『インファナル・アフェア』 は言うに及ばず、
『ブレイド2』 に 『呪怨2』(米版含む)、
『ファイナル・デスティネーション』 の続篇 『デッドコースター』 に、
正確にはスピン・オフだけど 『スターシップ・トゥルーパーズ2』、
そして続篇とは言わないが大傑作 『カンフーハッスル』 などなど、
前作の高品質をそのまま維持させたり、
または短所をウマく活かして長所としたり、
センスのいい監督が確実に増えてきている。
映画も上手にリサイクルってことだ。
で、今回の映画もそんな好例の一つ。



なぁ~んて講釈をたれておきながら、
実は前作の 『ボーン・アイデンティティー』 をボクは観ていない。
「観た」という声は多かったものの、
「面白かった」という声はまるでなかったからだ。
でも、せめてレンタルで予習しておけばもっと面白かっただろうにと悔やむぐらい、
逆にいえば、前作が未見でも大いに楽しめるほど本作はよくできていた。
とにかく、オーソドックスなドラマ運びが非常にテンポよく、
『24』 のような無理もないから飽きがこないし、
全篇を通して創りが硬派で映像の質感もカッコいい。
なにより、関係各方面から追われるウチに、
罪状がいくつあっても足りないぐらい世界各国で傍若無人の限りを繰り返す、
おおよそ感情移入の対象にはならないハズのサイボーグみたいな主人公が、
マット・デイモンのアンバランスな役者的存在感によって、
陰気臭くも不思議な魅力を湛えた独特のヒーロー像として仕上がっているのが面白い。
まさかまだ物語がつづくとまでは思わなかったが、
このシリーズはいずれ彼の代表作となるだろう。

そして今日は、
『ミリオンダラー・ベイビー』 のオスカー受賞も大いに祝したい!
個人的には 『Ray レイ』 で決まりだと思っていたが(てゆうか 『Ray』 しか観てないし)、
ど~考えてもオスカー狙いプンプンだった 『アビエイター』 ではなく、
ここにきて我が敬愛のイーストウッド卿に栄冠が与えられたということは、
なによりもうれしい映画的僥倖だ。

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