ネタは超B級、だけど超A級のバカ面白さ!!! 『スネーク・フライト』!

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「花」と「蛇」じゃなく、
「飛行機」の中に「蛇」を入れると聞いて思い出すのは、
四角ぃ「リング」の中に「サソリ」を入れるという、
故・大木金太郎氏とも親交の深かった(ご冥福をお祈りします)、
グレート小鹿社長率いる大日本プロレスが昔やった、“サソリ・デスマッチ”。
(小鹿社長のブログ小鹿注意報!は、
 超独特の文体でチョット読みにくいけど味わぃ深い面白さ!)
内容は単純にして明快、試合に負ければサソリがワサワサと入った箱にブチ込まれるという、
デスマッチというより、単に企画一発の罰ゲーム試合で、
当然、使用されるサソリに毒なんてなぃんだけど、
レスラーも真剣に一見バカな試合を戦えば、盛り上がる客の方も真剣に盛り上がり、
大仁田厚が考案した“有刺鉄線電流爆破デスマッチ”を筆頭に、90年代は、
大日本の“画鋲デスマッチ”に“蛍光灯デスマッチ”に“有刺鉄線ボード・デスマッチ”などなど、
いわゆる非メジャーのインディーズ系プロレス団体の破れかぶれの客寄せ試合がかなり熱く、
ボクも一時期は、彼女から友人から会社の同僚まで散々連れ廻しよく観に行ったモンだった。
フツーの試合じゃ客席は埋まらなぃし、日々の糧のためそしてなにより客を楽しませるためと、
恥をかこうと体を張って繰り広げられるそんなバカ試合がとにかく(ヘタすりゃ映画より)好きで、
全日本(当時)も新日本も好きだったけどそれ以上にインディー団体の“B級魂”が好きだった!

だけど、バカバカしぃことを、バカバカしぃままに、バカバカしさに徹して繰り広げることこそ、
“エンターテインメント”の基本中の基本! “バカ”をバカにする者に真の娯楽などわかるまい。
“エンタの神様”は、ホンモノの“バカ”にこそ宿る!

そんななか! 近年、ここまでバカバカしぃ企画に、
ここまで巨額の製作費(64億円!)が投じられたことなどなかったんじゃなぃかという、
とにかく最高にバカバカしぃけれど途轍もなくクソ面白ぃ超一級のエンターテインメントがコレ!
『スネーク・フライト』!!!
もう、企画の段階から話題沸騰だったというこの映画、
2006年もあと2ヵ月。そろそろ今年は何が面白かったかを振り返る時期になってきたけど、
ここへきて、本年、間違ぃなくベスト級の大怪作にして大快作の誕生だ!

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 ツーリングの途中、殺人事件を目撃してしまったために、
 犯罪組織から命を狙われるハメに陥った青年ショーン(ネイサン・フィリップス)。
 裁判で証言させるために彼を護送することになった、
 FBI捜査官フリン(サミュエル・L・ジャクソン)は、
 ショーンを連れ、ホノルル発ロサンゼルス往きの飛行機に搭乗するのだが、
 組織が密かに機内に送り込んだ暗殺者は、なんと無数の毒ヘビだった……!!!

ストーリーをワザワザ書く必要なんてなぃくらい原題(「Snake On A Plane」)どおりのこの映画。
しかしいくらバカバカしぃとは言えCG以上に本物のヘビを大量に出演(?)させているだけあり、
それが功を奏して映画は1時間47分、異様なボルテージに包まれ一瞬たりと目は離せない!
時限装置により、機内にヘビが放たれるまでのドラマはあるものの、
「早く始まれ!早く始まれ!」という観客の内なるテンションさえ考慮に入れてか、
ムダな描写はいっさい省いて、絶妙なテンポで“試合開始”へと盛り上げてゆく手腕はさすが。
客席の期待感がマックスに達するのが見えるのかというぐらいのタイミングでゴングは鳴って、
ジェットコースターもかくやというスピード感で一気に“蛇地獄”が展開されてゆく!
厳しいオーディションを勝ち抜いて(?)、世界じゅうから選りすぐられた極彩色の毒ヘビたちは、
絢爛豪華で立ち居振る舞ぃも堂々としたモンでその上悪辣非道なことこの上なく、
縦横無尽に暴れ廻って阿鼻叫喚の人間たちをガブリッガブリッとさも美味しそうに噛んでゆき、
ホラーもビックリのグロッグロの残酷描写で“毒ヘビ・スプラッター”としても完璧なデキ栄えだ。
本作を全面的に支持した多くの頭の悪いアメリカ人たちの“下半身”の要求にもバッチリ応酬。
“ドリフのコント”も裸足で逃げ出すエロネタ、下ネタも下品極まりなくノッケから大暴走!
とにかく全篇、バカと悪趣味とナンセンスに徹する悪ノリ上等、R指定上等のサービス精神で、
飲み物を口に運ぶ手もピタッと止まる、疾風怒涛のエンターテインメントを味わわせてくれる!
ワンちゃんを身代わりにヘビに食べさせた憎たらしいオヤジが大蛇にゴックンされるシーンは、
『アナコンダ』 でジョン・ヴォイトがゴックンされるシーンをついに凌駕する最高潮の見せ場だ!

「この役は俺しかいない」と出演を希望して、
そして自身も無類のヘビ好きだというサミュエル・L・ジャクソンがクールに熱く悪ノリすれば、
『ER 緊急救命室』 のジュリアナ・マーグリーズが悪趣味のなかにも品と落ち着きを与えて、
『サンキュー・スモーキング』 で銃器会社の広報マンを演じているデヴィッド・コークナーは、
一度はヘビに噛まれるものの腕を腫らして操縦桿を握るパイロットを軽快に演じ(でも死ぬ)、
なにより個人的には 『スピーシーズ 禁断の種』 で、
無表情な代わりバンバン脱ぎ見事な美巨乳を惜しげもなく晒してくれたサニー・メイブリーが、
脱がなぃ代わりキュートな笑顔を振りまぃて、それだけでも安心急心◎!

監督は、『デッドコースター』、そして 『セルラー』 と、
今、ハリウッドで最も信頼のおける娯楽職人のひとりと言っても過言じゃない気鋭中の気鋭、
デイヴィッド・エリス! 映画監督も、作品を3本も観れば優秀かどうかなんてたぃがぃわかる。
ボクにとりクレジットだけでその新作を観たくなる監督と言えば、
イーストウッドにカーペンターにM.ナイト・シャマランにデ・パルマだけども、
本作で、いよいよエリスもその仲間入りだ! これからもどんどんこのテイストで驀進してくれ!

クライマックスの着陸スペクタクルはオマケのようなモンだけど、
どーせこんなよくあるクライマックスに知恵を使ったってしょーがなぃと、
デブのゲーマーに操縦桿を握らせるその投げやり感がまた最高じゃなぃか!

そう言えば中学生の時、クラスに大のヘビ嫌ぃの女のコがいて、
怖がり方がチョットだけエロ可愛くてメガネっ娘ぶりがSっ気をソソるモンだから、
よく理科の教科書に載ってるヘビの写真を無理矢理見せて半勃ちになってたのを思ぃ出した。
そんなプチ・サディスティックな気分もコレで満喫!

とにかく!
ネタはクソみたぃにB級だけど奇蹟の如く面白ぃこの秋必見のパニック・エンターテインメント!

あぁ~何回でも観てぇ~!!!

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