もうこれ以上面白くするのは“不可能”じゃない? 『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』



小気味のよいアクション映画はもはや香港映画やフランス映画の方がハリウッド映画よりも面白いって感じだけど、
これが大人気シリーズの続篇にもなるとさすがに贅に贅を尽くした創りでやっぱハリウッドは凄い!と思ってしまう。
『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』 や、『ワイルドスピード MEGA MAX』 に並んで、この大ヒット・シリーズ、
5年ぶりの第4弾 『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』 も、本当に劇場の大画面で観てこそ楽しめると、
声を大にして断言できる、壮大なスケールといいアクションといい、もうお腹いっぱい間違いなしの娯楽大作だった!
もう何が素敵ってあのロシアのクレムリン宮殿を爆破するという発想が素敵。で、本作はその爆破の容疑者にされ、
アメリカにもワシは関係ないモンねぇ~と見棄てられたトム・クルーズ扮するおなじみイーサン・ハントとその仲間が、
爆破の黒幕を突き止め核によるテロを防ぐために、モスクワ、ドバイ、ムンバイと世界各地を駆けめぐる、というもの。

トムクルがSASUKEの精神で挑む本作最大の見どころである世界一高いドバイの超高層ビルでのスタントをはじめ、
全篇、手に汗握る見せ場が盛りだくさんなのはもちろんのこと、今回はスパイ・アイテムの数々もかなり凝っていて、
『Mr.インクレディブル』 のブラッド・バード監督は、そんな活劇物のダイナミズムとスパイ物のマニアックな醍醐味を、
実にバランスよく配合しながらこのハッタリ感満載のスパイ活劇を面白く見せ切ってくれる。初の実写とは思えない。
トムクルの俺様映画ともなっておらずジェレミー・レナー、サイモン・ペッグ、ポーラ・パットンと誰にも見せ場があるし、
とくにペッグの活躍はうれしく、またパットンの胸元キワキワのドレス姿は後半の大事な見せ場の一つとなっている。
『ミレニアム』 のミカエル・ニクヴィストの堂に入った悪役ぶりも、かなりツボだ。スケールよしキャラよしアイテムよし、
シリーズのファンもこれが初見という人も隔てなく楽しめるこの冬必見のアクション映画だ! あーホント面白かった!

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チョビひげを付けるだけのトムの変装にも大爆笑!

『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011年・アメリカ/カラー/132分)
【監督】ブラッド・バード( 『Mr.インクレディブル』 『レミーのおいしいレストラン』 )
【出演】トム・クルーズ、ジェレミー・レナー、ポーラ・パットン、サイモン・ペッグ、ミカエル・ニクヴィスト、レア・セドゥー
【配給】パラマウント ピクチャーズ ジャパン
【5段階評価】★★★★★
【鑑賞劇場】新宿ミラノ1
【鑑賞料金】1,300円(劇場鑑賞券)