ワイズマンに“ロック座”のドキュメンタリーも撮ってほしい! 『クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち』



『アタック・ザ・ブロック』 『きっと ここが帰る場所』 につづいて映画サービスデー3本目は、“フランスのストリップ”!
ワーイワーイ!早くこれが観たかった! でも…正直キツかった。ボクと同様“フランスのストリップ”を観たさに来る、
バカな客で満席だろうと予想はついていたものの、座席は窮屈だし前の男はデカくてジャマな上に汗臭そうだしで、
こんなんだったらかつて浅草の老舗ストリップ“ロック座”へ行った時みたく最前列に陣取ってユッタリ観るんだった。
しかし、その甲斐あって映画は面白かった。というよりも、「えぇモン観た」って感じ。というワケで、言わずと知れた、
ドキュメンタリー映画の大巨匠フレデリック・ワイズマン監督の最新作、『クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち』 は、
フランスはパリのシャンゼリゼ通り近くにあるらしい、コチラも老舗の高級ストリップ(ナイトショーと言うべきかしら?)、
「クレイジーホース」の舞台裏に密着した傑作ドキュメント。もちろん舞台裏だけじゃなくショーそのものも愉しめるよ。

とはいえ、これはワイズマンの映画だし、ゆえに今回も解説とか被写体へのインタビューといったものは微塵もなく、
映画は淡々と舞台の表と裏を映し続けるだけでいわゆる“エロ目線”はどこにもないから、事前にそれを知らないと、
途中で飽きてしまうなんてこともなきにしもあらず。ワイズマンにしちゃ短いとはいえ2時間超えだから満席だと酷だ。
振付師の悩みなんてそんなモンいいからもっと姉ちゃんの裸見せろ!と怒る人もいるかもしれん(ボクも少し怒った)。
だけどそれを差し引いたって本作はやっぱりストリップの映画(だからナイトショーだって?)。エロくないからといって、
すぐに飽きちゃうなど、そりゃアンタ、想像力の欠如ってなモンである。確かに日本のエロみたいな情緒はないけど、
これだけ全篇にわたって「えぇ乳してまんな~」((C)笑福亭鶴光)とつい言ってしまいそうな美乳の数々や、
思わず後ろからわしづかみしたくなるような美尻のオンパレードを拝めるだけでも、目の保養、命の洗濯じゃないか。

向こうじゃスーツ着てワインくるくる廻しながら観るのが流儀なのかしらんけど、コチトラ江戸っ子はやはり日本式に、
踊り子たちに向かってピューピュー指笛鳴らすような気持で観るのが本作の正しい観方(指笛なんて鳴らさんか?)。
後半のオーディションの件じゃまるで“マジックミラー越し”に女のコを選ぶようなちょっと背徳的な気分も味わえるし、
ここは一つ、キミも審査員気分になって明日の夜の宝石たちを選んでみよう!(因みにボクの選んだコは残りました)
本当に、ストリッパーだけではなくAV女優や風俗嬢も含め“裸のエンターテインメント”に従事している女性たちこそ、
ボクは真の宝石だと心から思っています!(但し、マジメに従事している人ネ) というワケで世のお父さん方は必見!
あークレイジーホース行ってみたいなぁ~。だけどパリだなんて遠くて行けないから今度の休みにロック座行こっと!
それでは最後に、本作の日本版主題歌(ウソ)、笑福亭鶴光師匠で、「うぐいすだにミュージックホール」をど~ぞ~!

うぐいすだにミュージックホール
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オッパイ好きよりお尻フェチの諸兄におススメよ

『クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち』(2011年・フランス=アメリカ/35mm/カラー/ビスタサイズ/SRD/134分)
【監督】フレデリック・ワイズマン( 『チチカット・フォーリーズ』 『法と秩序』 『エッセネ派』 『肉』 )
【出演】フィリップ・ドゥクフレ、クレイジーホースダンサー
【配給】ショウゲート
【5段階評価】★★★★☆
【鑑賞劇場】ル・シネマ(渋谷)
【鑑賞料金】1,000円(映画サービスデー)