シネマ大陸アフリカン! 『恋するケータイinラゴス』@「シネマアフリカ2013」



ナイジェリアかぁ~。往ったことないし、どんな国かあんまり想像できないけど、昔バックパッカーをやっていた時に、
インドのムンバイでナイジェリア人の男性と宿をシェアしたことならある。ムンバイはインド一の都会で宿も高いから、
駅で同じように安宿を探していた彼と意見が合い、そうすることにしたのだ。確か真っ白いポロシャツに緑の短パン、
荷物はリュックではなくスポーツバッグで、なんか旅行者というより遠征中のサッカー選手みたいないでたちだった。
彼が洗面所にいる時にウッカリ入ったら、舌ベロのコケをせっせと削っていてびっくりしたのをなぜかよく憶えている。
清潔感溢れる、とにかく背がデカくて紳士なナイジェリアンだった。ボクが接したナイジェリアって、それくらいかなぁ。
というワケで、先の人質事件ですっかり“怖い国”って印象が根付いたナイジェリアだけど、そんなのほんの一側面。
TVじゃ全然伝わらない未知の国を知るにはやっぱり映画!ということで、行ってきました3年ぶりのシネマアフリカ!

ナイジェリアの映画産業が“ノリウッド”と呼ばれかなり市場の規模が大きいということは知っていたけど、なるほど、
初めて観るナイジェリア映画 『恋するケータイinラゴス』、面白かった!(実際はカルトな低予算映画も多いらしいが)
同じ機種のケータイを取り間違えたことから起きるドタバタ喜劇というアイデア自体は、そんな新しいものじゃないし、
ラブコメというワリには今一つ胸キュン(死語)が足りなかったりはするものの、傲慢な都会派エリートビジネスマンと、
田舎出の心優しきデザイナーという男女の設定を活かして、ナイジェリアの社会格差をそれとなく見せるという話は、
実に洗練されていて知的。とはいえ、基本的には陽気なアフリカン・テイストで、メインを喰うほど脇に芸達者が多く、
彼らの一挙手一投足に劇中何度も噴き出してしまった。同じ監督の 『アラロミレ』 という作品も観たかったよ。残念。
一度ナイジェリア映画だけを集めて映画祭やってくんないかな。ヨソに便乗して「ノリウッド4」とか絶対あたると思う!

画像
ナイジェリア版 『シークレット・ガーデン』 的な雰囲気も?

「シネマアフリカ2013」[5月17日(金)-23日(木)]@オーディトリウム渋谷
『恋するケータイinラゴス』(2012年・ナイジェリア/カラー/110分)
【監督】クンレ・アフォラヤン
【出演】アダ・アメー、ンゼ・イクペ、ウォレ・オジョ
【5段階評価】★★★★☆
【鑑賞料金】1,200円(前売1回券)

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