進化し続ける香港映画! 警察内幕物の新たなる傑作! 『コールド・ウォー 香港警察 二つの正義』



思えば香港映画最高傑作の1本 『インファナル・アフェア』 を観たのも、早10年前の話。新宿ミラノで観たんだけど、
あまりの感動に、エンドロールが終わってもしばらく席を立つことができなかった。で、この映画が大ヒットして以降、
香港映画において警察の“内幕”を描いた作品がそれこそマフィア映画以上に増えていったように思われるんだが、
最近だと 『盗聴犯~死のインサイダー取引~』 とか 『コンシェンス/裏切りの炎』 が最高に面白い警察映画だった。
で、充実に充実を重ね今や香港警察映画にハズレなし的な状況になっているそんな中(まぁハズレもあろうけど…)、
まさしく 『インファナル・アフェア』 を超えろ!と言わんばかりの烈火の勢いで創られ(多分)、そして、2012年香港で、
No.1大ヒットを記録したという新たなる警察内幕映画の傑作がコレだ! 『コールド・ウォー 香港警察 二つの正義』
面白かったぁ~! ミニシアターで珠玉の逸品をフィルムで観て、大きい劇場で香港映画の傑作を観る。タマらんね。

香港最大の繁華街モンコックで爆破事件が発生し、時を同じくして5人の警察官が乗っていた車両ごと消息を絶つ。
香港警察次期長官との呼び声高い、行動班副長官リーが捜査の陣頭指揮を執ることになるが、消えた5人の中に、
彼の息子もいたことが判明。リーのライバルである保安管理班副長官ラウは彼の敷いた作戦“コールド・ウォー”が、
公私混同になりかねないと指摘、両者は激しく対立するように―。緊張漲る誘拐事件から、警察内のキャリア闘争、
そして汚職をめぐる陰謀と、映画はこれでもかと言わんばかりに警察物を面白く輝かす鉄板要素を詰め込みながら、
冒頭からめくるめく勢いで驚愕の結末に向けて疾走してゆく。このボリュームにして窮屈感はなく軽快なスピード感。
その代わりレオン・カーフェイとアーロン・クォックの芝居にズシリと重みがあって香港映画名物“男対男”のドラマを、
ガッツリ堪能させてくれる! しかも、端からシリーズ化を見越すなんて! もーどこまで香港映画は面白くなるんだ!?

画像
少々『ダークナイト』 を意識している感もありますが…。

『コールド・ウォー 香港警察 二つの正義』(2012年・香港/カラー/ドルビーSRD/シネマスコープ/102分)
【監督】リョン・ロクマン、サニー・ルク
【出演】レオン・カーフェイ、アーロン・クォック、エディ・ポン、アンディ・ラウ、アーリフ・リー、ラム・カートン、エディ・ポン
【配給】ツイン
【5段階評価】★★★★☆
【鑑賞劇場】シネマート新宿1
【鑑賞料金】1,000円(映画サービスデー)