有楽町で逢いましょう?じゃなくて… 『国際市場で逢いましょう』



韓国の映画だしカードのポイントもほしかったから最初はおなじみのシネマート新宿で観る予定だったんだけど、
しかしアンタ日本人で“逢いましょう”と言われればそりゃ“有楽町で?”ってなもんなのでここは急遽予定を変え、
というより1本前の 『真夜中のゆりかご』 との兼合いもあり有楽町で観た本作なんだけどいやこれも面白かった。
主人公役が名優ファン・ジョンミンにその妻の役がキム・ユンジンなんてキャストを聞いただけでも観る気になる。
と、ボクなんかは2人の名前に惹かれて観に行ったクチなんだけど有楽町はヤケに女性のお客さんが大勢いて、
はて? みんなそんなにファン・ジョンミンが好きなの?と思っていたらなるほどユンホって東方神起の人なんだ!
そんなワケで、『国際市場で逢いましょう』 は(因みに原題は“国際市場”)ジョンミン演じる1人の男とその家族の、
朝鮮戦争から現代までの物語を韓国現代史を絡めつつ描いた実に韓国映画らしくエモーショナルな大河ドラマ。

映画はジョンミンとユンジン夫婦の回想という形で描かれ子供の頃に朝鮮戦争で父と末の妹と生き別れた彼が、
ひたすら家族のためドイツの炭鉱に出稼ぎに行ったりベトナム戦争に従軍するたくましい姿を描いてゆくんだが、
物語に悲愴感はなくどちらかというと泣きよりも笑える場面がたくさんで、ドイツでの2人の甘いロマンスもいいし、
過去と現在のつなぎも巧いしで、映画はどこの国にもいるだろう“ある父親”の姿を愛情たっぷりに見せてくれる。
テイストが“三丁目の夕日”っぽいというのか(観たことないけど)かなりソフトなのでハードでヘビーで超リアルな、
つまり、ジョンミンが普段出ているような韓国映画に慣れている身としては少々物足りないところもあるんだけど、
なにしろ役者が巧いし(ユンジンがますます綺麗!)金もかかってるので「映画観たぁー!」って気にさせてくれる。
ユンホはナム・ジンという実在の歌手の役。もちろん知らないけど“韓国のフランク永井”のような人なんだろか?

画像
続篇があったら邦題は“国際市場でまた逢いましょう”だネ!

『国際市場で逢いましょう』(2014年・韓国/カラー/シネスコ/5.1chデジタル/127分)
【監督】ユン・ジェギュン( 『セックス イズ ゼロ』 『TSUNAMI-ツナミ-』 )
【出演】ファン・ジョンミン、キム・ユンジン、オ・ダルス、チョン・ジニョン、チャン・ヨンナム、ラ・ミラン、キム・スルギ
【配給】CJ Entertainment Japan
【5段階評価】★★★★☆
【鑑賞劇場】ヒューマントラストシネマ有楽町1
【鑑賞料金】1,000円(TCG会員ハッピーチューズデー)