東南アジア某国って思いっきりタイやないか! それはともかく大快作! 『クーデター』



なんの因果か、今回は池袋への往復どっちも列車の遅延に巻き込まれ「またか…」と少々イラッとしたんだけど、
映画の内容を想い出したら収まった異国でこんなことに巻き込まれるのと較べたら列車の遅延など全然マシと!
し、し、心臓に悪いワ! でも、めちゃくちゃ面白かった! いやコワ面白くて最後は我知らず涙まで出てしまった!
正直ほかに観たいものがなくてなんとなく観に行ったもんだからこんなに面白いとは思わずびっくりしてしまった。
というワケで、メイン館ではないという事情もあっただろうが日曜の晩に池袋へ行ったら客が5人しかいなかった、
オーウェン・ウィルソン、ピアース・ブロスナン主演の 『クーデター』 はしかし映画好きなら観逃し厳禁の必見作!
も~ド頭からただならぬ緊張感をベースに緩急自在の語り口と東南アジア的空気を捉えた悪夢チックな映像で、
赴任先の東南アジア某国で突如クーデターに巻き込まれた家族の地獄の一夜を描く脱出スリラーの大快作だ!

で、クーデターが云々といい東南アジア某国ってどう観てもタイだろ!というところが少し笑える本作なんだけど、
ハリウッド映画でよもやそんな絶望的な展開になるワケがないとわかっていても「まさか、まさか!」と思うくらい、
主人公一家の絶体絶命ぶりが半端じゃなくその逼迫感は呑み物を口に運ぶことすらいつしか忘れてしまうほど。
かと思えば家族の絆を描くシーンは途轍もなく繊細だし主人公の奥さんは目の醒めるようなド迫力ボディだしで、
もう「ウィルソン戦え! 家族を守れ!」と最近こんな手に汗握ったことはないってくらい手に汗を握らせてくれる!
またブロスナンの役に世界の歪さを背負わせた上で全体を寓話風にするところなど脚本が細部までホント知的。
予算が大幅に増しても品質を損なわない前作 『デビル』 も素晴らしかったこの監督の才能は間違いなく本物だ。
とにかく、見た目は地味だけどこんなよくできた娯楽作を観逃すなんて絶対損! あー日本はホントに平和だな!

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“娘を投げる”場面はマジで失禁するかと思った。

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で、奥さん役のレイク・ベル。す…凄い…

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ドが付くセレブだそうです。それでこのド迫力ボディって…

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下半身が“性変”を起こしそう!(政変だけに)

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俺だってこんな奥さんいたら必死で戦う

『クーデター』(2015年・アメリカ/カラー/5.1ch/ビスタサイズ/103分)
【監督】ジョン・エリック・ドゥードル( 『デビル』 )
【出演】オーウェン・ウィルソン、レイク・ベル、スターリング・ジェリンズ、クレア・ギア、ピアース・ブロスナン
【配給】クロックワークス
【5段階評価】★★★★★
【鑑賞劇場】シネマサンシャイン池袋
【鑑賞料金】1,300円(レイトショー)