テーマ:外国映画 ナ・ハ行

奇跡ではなく熟練のプロだからこそ切り抜けられた危機の顛末を映画のプロが描く! 『ハドソン川の奇跡』

2009年1月15日にバーズ(鳥)が飛び込んでエンジンが停止しハドソン川へと不時着した航空機事故の話なのに、 映画は、それはもう安定した華麗な飛行をつづけた果てに、超気持の好い着陸を決めてしまうとはこれ如何に? 引き合いにしちゃあなんだけど本作を観たら今もヒットしている“頭の中のシミュレーション”を映像化しただけの、 某“…
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次はカンボジアの怪しい彼女が観たい! 『ベトナムの怪しい彼女』@「カリコレ2016」

あ~愉しかった! 今年のカリコレで何が何でも観たかったのがこの韓国のコメディをリメイクしたベトナム映画! 70歳のおばあさんが、とある写真館で写真を撮ったら20歳の姿に若返り失われた青春を取り戻すという内容の、 韓国映画 『怪しい彼女』 のベトナム版で中国や日本でもリメイクされている。(日本よりベトナムが先だったのか) い…
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人には誰しも、それぞれにたどってきた人生(みち)がある… 『ブルックリン』短評

同じ日本とはいえ元は人口6万5千人の故郷を棄てて東京に住んでいる移民みたいな孤独な身としては思わず、 ♪思~えば~と~くへ~来た~もぉんだ~♪と、海援隊かシャ乱Qの「上京物語」でも口ずさみたくなるような話。 アイルランドからアメリカへ渡ったヒロインがお姉さんから定期的に届く手紙を泣きながら読むシーンにホロリ…。 18歳の時…
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サッカー音痴でも絶対泣けるスポーツ映画の大快作! 『ペレ 伝説の誕生』短評

あー泣いた…。めちゃくちゃ面白かった! やっぱ映画でスポーツを観るのはいいなぁ!(タマには実際にやれよ) 帰りにトイレに行ったら赤いサッカーのユニフォームを着た少年と並んだので「面白かった?」って訊いてみたら、 驚きつつも「うん!」と力強く頷き目は泣き腫らしてもう真っ赤。そんな未来の小さな巨人も大感動!(そりゃ野球) これ…
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いっそこれも“ムンバイ・モナムール”という邦題がよかった 『パレス・ダウン』@フランス映画祭2016

こんな 『ホワイトハウス・ダウン』 みたいなアクション映画っぽい邦題ではなくホントにそうすりゃあよかったのに。 なんでも劇中ヒロインがホテルで 『ヒロシマモナムール』 を観るのはモデルとなった女性の実話なんだそうな…。 方やシリア内戦、方や2008年にムンバイで起きたテロ事件。それを広島の戦禍を題材にした名作が結ぶ奇しき…
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ペシミスティックな詩情が胸を打つペドロ・コスタ流“移民の歌” 『ホース・マネー』短評

凄い…。ただただ凄い映画だとしか言いようがない。なぜいちいちこんなにカッコいい“絵”が撮れるのだろう…? どう考えても全篇劇映画だけどもうドキュメンタリーとかフィクションとかそんな垣根は軽々と越えてしまっている。 正直、ペドロ・コスタの映画はいわゆる作家性が強すぎて決して得意ではないし、『コロッサル・ユース』 と同じく、 …
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女で痛い目を見るなら若い内に見ておくもんです… 『ノック・ノック』短評

しょーもな!しょ~もな! 面白かったけどいくらなんでも簡単に罠にハマりすぎ! あんな1人ボッチの雨の夜に、 いくら若くてカワイイからってあんな2人組が来たらフツー「変だな?オカしいな?」(by稲川淳二)って怪しむだろ! つーかその前に怖ぇよ!(夜中にベルを鳴らされ、インターホンを見たら知らない女が立っていたという経験アリ) …
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因習なんて裸足で蹴散らす少女たちの生命力漲る青春ドラマ! 『裸足の季節』短評

かつてトルコを訪ねた時のこと。ある観光地へ出向き木陰で涼んでいたら恰幅のよい髭の御仁が近づいてきて、 「私の娘からキミにだよ」とブドウをひと房くれたので「テシェッキュレデリム」と礼を言い、氏の指差す方を見ると、 それは映画の姉妹のように若く美しい娘さんが照れ臭そうにコッチを見ながらブドウを「はむっ」と食んでいた…。 まるで…
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祝!エンニオ・モリコーネ初オスカー! でも… 『ヘイトフル・エイト』短評

んー…。昔は一応観るものの特別好きな監督じゃなかったとはいえ 『デス・プルーフ』 以降は当たり続きだから、 本作もすっかり信頼していたし途中身を乗り出しもしたんだけど最終的にはなんだか実に虚しい168分だった…。 そりゃR18とはわかっていたが、『ジャンゴ』 みたいな話ならばともかくここまで血生臭くする意味がわからないし、 …
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ザ・ハリウッドな巨匠たちの名仕事! 『ブリッジ・オブ・スパイ』&『白鯨との闘い』&『ザ・ウォーク』

『ブリッジ・オブ・スパイ』 カッコいぃ~! 東西冷戦真っ只中に起きた超硬派な実話を基にしていながらなんと滋味深い人間ドラマだろう! アメリカに逮捕されたソ連のスパイと家族や周りの反対を押し切って彼の弁護を引き受けた人権派の弁護士が、 互いの中に“プロの美学”を見出しやがて共感を覚えゆく話は安易なヒューマニズムより今の時代、…
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慟哭する映画たち! 『最愛の子』&『バーバリアンズ セルビアの若きまなざし』&『殺されたミンジュ』

『最愛の子』 どうして世の中にはこんな悲惨な話があるのだろう…もう体内にどれだけ水分があっても足りないぐらい泣けた。 しかし決して安易なお涙頂戴には走らず最後まで“愛”とは何か、人間にとって大切なものは何かを問いかける、 実話を基に現代中国のもはやどうしようもない光と影を描き出す名匠ピーター・チャン監督の完璧なる仕事ぶり。…
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犬だって「ふざけるんじゃえよ動物じゃねえんだ!」と思ってる!? ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲

なんと刺戟的な! 実はもう、ずいぶん前に試写で見せてもらったトルコの新鋭カアン・ミュジデジ監督の初長篇、 『シーヴァス 王子さまになりたかった少年と負け犬だった闘犬の物語』 も「白雪姫」の王子様役を逃した少年が、 闘犬で敗けた犬に共感し、共にそこから立ち上がってゆく様を繊細に描いてグッとくる犬映画の傑作だったけど、 この …
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チョン・ドヨンがママさんをやっているバーに通いたい! 『無頼漢 渇いた罪』

井川遥もいいけどチョン・ドヨンがママさんをしているスナックでカラアゲをつまみながらハイボールが呑みたい! 映画初出演作の 『接続 ザ・コンタクト』 を皮切りに、『ユア・マイ・サンシャイン』 や 『シークレット・サンシャイン』、 『素晴らしい一日』 に 『マルティニークからの祈り』 と意外にその数は少ないながら出ている映画が秀…
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難民というテーマを越え、生きる勇気が湧く傑作! ボクシング・フォー・フリーダム@UNHCR難民映画祭

やはり内戦がつづくシリアを逃れヨーロッパを目指す難民たちの姿が連日メディアに取り上げられているからか、 今年の難民映画祭は例年よりも人が多く大きくなった会場もほぼ満席に近い状態でスゴい熱気だったんだけど、 そんな中ボクが鑑賞したのはアフガニスタンより届いたドキュメンタリー映画、『ボクシング・フォー・フリーダム』! 今年で1…
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人を喰いつつもキュンと切ないサイコ・ホラーの怪傑作! 『ハッピーボイス・キラー』

面白い! なぜこんな面白い映画の話がTwitterのTLにあまり挙がってこないんだ?(まぁ劇場ガラガラでしたが) とはいえ、かく言うボクもこの映画の存在自体は前々から知りながらも観ようか観まいか躊躇っていたんだけど、 それが急に観たい!という気持になったのはこれが自伝的バンド・デシネ(マンガ)の映画化 『ペルセポリス』 や、…
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活劇の昂奮よりも贅を尽くした映像の極みに陶酔すべき武侠芸術映画! 『黒衣の刺客』

『悲情城市』 『戯夢人生』 といった珠玉の名作で知られる台湾の世界的な映画作家、ホウ・シャオシェン監督が、 『ホウ・シャオシェンのレッド・バルーン』 以来8年ぶりに撮った新作ってだけでも映画好きとして観逃せないのに、 その題材が“武侠もの”、早い話が中華圏のアクション時代劇と聞いちゃあ、ますます観逃すワケにはいかない。 と…
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キミは、サミュエル・フラーを知っているか?再び 『ベートーヴェン通りの死んだ鳩』

面白かった! サミュエル・フラー(1911-97)とは高校生の頃から新聞で犯罪記事を書いていたという経歴を持ち、 第二次世界大戦のヨーロッパ戦線に従軍した(それもワクワクしながら、とか)という経験も誇る異色の映画作家。 そしてそんな生来のジャーナリスト気質(つまりは山っ気)や従軍経験を基に戦争映画から犯罪映画から西部劇、 …
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『野火』の次はこれだ! 戦争の理不尽に熱い怒りを叩きつける傑作! 『ベルファスト71』

いくらなんでも、「戦争に行きたくない」という人間ならば当たり前の“素朴な”主張に対し「利己的」とは畏れ入る。 それに対し、「じゃあオマエが行けよ!」などと乱暴な言い方はしたくないけどしかしあのお坊ちゃん議員氏には、 『野火』 とこの映画をできれば“『時計じかけのオレンジ』 方式”で見せてやりたい。(めちゃくちゃ乱暴じゃないか…
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いかにもB級と侮るなかれ! 熱い怒りに充ちたアクション活劇! 『バトルヒート』

面白い! 今週は 『野火』 に 『奪還者』 に 『共犯』 とかなり腹に溜まる強力な傑作を立て続けに観てしまったし、 ほかにもヴェーラの梶芽衣子特集やラピュタの東映特集にも通ってるのでもう充分だろうと思っていたんだけど、 しかしやっぱりドルフ・ラングレンとトニー・ジャーなんて意表を突く顔合わせを見せられれば気になってタマらず、…
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ゾンビーバーケモノの子! 『ゾンビーバー』

そういえば、これを観に行く前の晩アパートの隣に住む若いサラリーマン風情の人の部屋がずいぶん賑やかで、 まぁ土曜の夜だし、友だちでも呼んだのだろうと仕方なく思ったんだけどしかしコチトラは日曜日でも朝から仕事。 高い部屋のクセしてビーバーだったらすぐに歯で穴を開けられそうなほど壁が薄いもんだからウルせぇなぁ…と、 どーせお前ら…
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もう“ハリポタ”なんて言わせない大人の演技で魅せるサスペンス・ホラー 『ホーンズ 容疑者と告白の角』

ダニエル・ラドクリフといったら言わずと知れたハリー・ポッターの彼で知らない人なんてそうはいないと思うけど、 しかし、よくよく考えたらボクは彼が出てる映画をシリーズ1作目の“賢者の石”以来ただの1本も観たことがない。 それなのに彼の成長過程すら知ってるような気がしてんだからハリー・ポッターってホント長くやっていたんだね。 だ…
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オモロない!だけど(ナオミ・ワッツは理想の熟女) バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

もう本当にどんな場面でだったか忘れたけどナオミ・ワッツの黒いブラがエロかったことぐらいしか憶えていない。 あと名前を初めて存じ上げたが主人公の恋人を演じるアンドレア・ライズブローも芳ばしい巨乳熟女でよかった。 そしてなによりそんな理想的な熟女2人によるレズ・シーンがすっごくよかった!(イロイロよく憶えてるじゃないか) …と…
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創作者の純粋な魂と孤独を描いた、切なくも美しい傑作… 『パプーシャの黒い瞳』

“ジプシー”、という名称は差別用語だから“ロマ”と呼ばなければならないと知ったのはワリと最近のことだけど、 (とはいえロマは一つの集団名で他にもいろんな民族がいるから総称とすべきではないという意見もあるみたい) しかしそういう話は一旦置いといて“ジプシー”って響きにはフシギと心かきむしらずにはいられない何かがある。 それは…
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忍者って今、何世紀よ!? センチュリートゥエンティワン! 『ニンジャ・アベンジャーズ』

ケインが悪役! と言われネタバレすんな!なんて怒る人がいたら(いないか)その人はこういう映画向いてない。 だいたいこれ、凝りに凝った超ド級アクションと景気のいい爆発以外ウリになるところなど一っつもないんだから、 ハナから腹括って「あのベビーフェイスのケイン・コスギが“センチュリートゥエンティワン最強”の悪役を演じる!」 と…
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まさに世界レベルの役者バカ・オリンピック、でも… 『フォックスキャッチャー』

1988年のソウル・オリンピックといったら当時もう高校1年生だったのでけっこう記憶に鮮明だし(時事ネタとして)、 なによりオーケンこと大槻ケンヂがその年の10月に始まったなんとオールナイトニッポンの確か2回目の放送で、 体操の池谷幸雄と西川大輔の2人になんの関連性や脈絡もないにかかわらずインタビューなんてしていたから、 日…
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安全地帯の「恋の予感」が聴きたくなるロウ・イエ版「間違いだらけの夫選び」? 『二重生活』

♪よ~るは~気ま~まに~あな~たを~躍らせるだけ~こ~いの~よか~んが~ただ~かけ~ぬけるぅだけ♪ 確か、中一になったばかりの頃にフジテレビで「間違いだらけの夫選び」という不倫ドラマをやっていたんだけど、 三田村邦彦演じるいかにも優しいイイ男が市毛良枝というキレイで家庭的な奥さんと仲睦まじくやっていながら、 一方じゃ中井貴…
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『ゴーン・ガール』より面白いティム・バートンの新境地! 『ビッグ・アイズ』

とかくアートには疎いゆえ正直「BIG EYES」なんて絵画シリーズは知らなかったしご夫婦についても存じ上げず、 だから予告篇を観てもジョン・カーペンターの 『ゼイリブ』 みたいとしか思わなかったんだけど…コイツは驚いた。 すごく面白い!(でも劇中に出てくる「Tomorrow Forever」を観てようやく「あ、この絵を描いた…
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さすがにグイ・ルンメイは出てこなかったけど… 『薄氷の殺人』

夢を見た…。仕事は忙しいし映画祭の準備は佳境だし他にもいろいろと動いているからよほど疲れていたのか。 仕事場の向かいにある呑み屋で(実際にはないけど)揉め事が昂じた殺人事件が起きそしたら被害者の男性が、 ボクの友だち(ハッキリ書くと映画祭のメンバーの誰か)が常から敬愛する人だったというめちゃくちゃリアルな夢。 当然寝醒めは…
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700億のフザケた決戦のゆくえよりずっと価値ある800億の決戦のゆくえ! 『ホビット 決戦のゆくえ』

“決戦のゆくえ”が最初からわかってる選挙なんてバカみたいだよねそんな茶番に700億も使いやがって死ね! それに引き換えコチラの“決戦のゆくえ”はそりゃ同じく結果は最初からわかっているとはいえハラハラドキドキ。 こういう“夢”にならどれだけ金使ったっていいと思うしだいたい税金じゃないから構わないホントあいつら死ね! というワ…
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エアーとフィンチャー、デヴィッド対決2本立! 『フューリー』&『ゴーン・ガール』

ガイジンさんで“デヴィッド”って名前はよく聞くけど日本でいえばどれぐらい多い名前なのかな?(けんじとか?) もうちょっとしたらデヴィッド・クローネンバーグ監督の新作も観られるし12月はあたかもデヴィッド祭的な様相だ。 というワケで、個人的には今最も好きな“デヴィッド”といってもいいかもしれないシュワルツェネッガーの主演作、 …
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