テーマ:エッセイ

そしてキアロスタミはつづく… 『シーリーン』&『10話』@「キアロスタミ全仕事」

「キアロスタミ全仕事」[2016年10月19日(水)‐27日(木)]@ユーロスペース(渋谷) 【鑑賞料金】1,100円(会員) 『シーリーン』 いやもう案の定寝ちゃったがそれは夜勤明けにつき寝てなかったからで、聞きしに勝るとんでもない映画だった。 題名の“シーリーン”とは12世紀に実在したイランの詩人ニザーミーによる悲恋…
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日本が印度に…なってきた? 『アリーガルの夜明け』@インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン

これは素晴らしい! もうなかなか都合がつかないから券1枚ムダにしちゃおうかと思ったんだけどしなくて正解! 初日に観た、モデルの女性の素晴らしさはわかるけど煽情的すぎる創りに正直白けてしまったあの映画だとか、 一見オシャレでいかにも新しく観えるけど単に欧米の家族ドラマをマネしただけのあの映画みたいなのではなく、 こういうオー…
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難民映画祭からの難民・移民がキーワードのドイツ映画2本立!/ドイツ映画祭2016 HORIZONTE

「ドイツ映画祭2016 「HORIZONTE」」 [2016年10月15日(土)-19日(水)]@TOHOシネマズ六本木ヒルズ 【鑑賞料金】1,000円 『閉ざされた部屋の嵐/Das Wetter in geschlossenen Räumen』 実は初めてドイツ映画祭に参加したんだけど面白かった。…けど難…
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社会の膿はテロではなく芸術で出せ! 「ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー映画祭2016」

「ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー映画祭2016」 [2016年9月22日(木・祝)-9月24日(土)、10月10日(月・祝)、10月13日(木)-10月15日(土)] 【鑑賞劇場】アテネ・フランセ文化センター(御茶ノ水) 【鑑賞料金】1,200円(一般) 3年に一度ドイツのどっかで開かれているという「世界演劇祭」を…
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淵どころかこれこそ日本映画のド真ん中に立つ、事件級の傑作! 『淵に立つ』

凄い…凄すぎる。非の打ちどころがないだなんて容易に言うもんじゃないけどホントにないんだもの仕方がない。 こんな淡々としてるのに昂奮しすぎて息切れがしばらく止まらなくなるなんてとんでもない映画を観てしまった…。 ある平凡な家族の前に1人の男が現れたことでそれまでの日常が歪んでゆくというヘタをしたら退屈そうな話が、 こんなスト…
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“たからぶね”に乗ってピンク映画の大河(歴史)をめぐる! 「ゆきてかえらぬ 渡辺護 官能の映画旅」

「ゆきてかえらぬ 渡辺護 官能の映画旅」 [2016年7月23日(土)-11月14日(月)]@ラピュタ阿佐ヶ谷 【鑑賞料金】800円(会員) 『あばずれ』(1965年・扇映画/白黒/60分) ※16mm短縮版 【監督】渡辺護( 『紅壺』 『おんな地獄唄 尺八弁天』 『(秘)湯の町 夜のひとで』 『少女縄化粧』 『聖処女縛り』…
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極私的・2015年公開映画ベスト10&ワースト10!

【ベスト10】 ①『激戦 ハート・オブ・ファイト』 ②『神に誓って』 ③『マッドマックス 怒りのデス・ロード』 ④『野火』 ⑤『禁じられた歌声』 ⑥『女神は二度微笑む』 ⑦『スリーピング・ボイス~沈黙の叫び~』 ⑧『きみはいい子』 ⑨『グラン・ノーチェ!最高の大晦日』 ⑩『みちていく』 【ワースト10】…
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今に“安倍様、あなたのために映画を撮ります”という監督が? 『将軍様、あなたのために映画を撮ります』

面白すぎる…。こんな言い方は少し不謹慎になるかもしれないけどなんと映画みたいにドラマチックな話なんだ。 脱サラした1998年夏に名古屋からわざわざ東京に来てキネカ大森で 『プルガサリ 伝説の大怪獣』 を観た時は、 「北朝鮮の怪獣映画だワーイ!」とただよろこんでるだけだったけどその裏にこんな数奇な人生があったなんて。 今のお…
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ロシアという国そのものがマリ・エル共和国みたいだったらいいのに! 『神聖なる一族24人の娘たち』短評

今、いちばん往ってみたいのはロシアの“タタールスタン”という国なんだけど“マリ・エル共和国”はその西北隣。 ヴォルガ川沿岸に伝統的に住む、ウラル語族系マリ人の国だそうで(エルは“一つに”のような意味なのかな?)、 「マリ」という語には“夫、男”という意味があるそうなんだけどマリ人はタタールスタンにも多く住んでいるみたい。 …
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奇跡ではなく熟練のプロだからこそ切り抜けられた危機の顛末を映画のプロが描く! 『ハドソン川の奇跡』

2009年1月15日にバーズ(鳥)が飛び込んでエンジンが停止しハドソン川へと不時着した航空機事故の話なのに、 映画は、それはもう安定した華麗な飛行をつづけた果てに、超気持の好い着陸を決めてしまうとはこれ如何に? 引き合いにしちゃあなんだけど本作を観たら今もヒットしている“頭の中のシミュレーション”を映像化しただけの、 某“…
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希望はアラブの歌声にのって… 『歌声にのった少年』&『越境の花嫁』@「映画で旅するイタリア」

ムリだ…堪えられなかった。劇場でこんなに泣いたのは久しぶり。お客さんが少なくてよかった。(よくねぇだろ!) 「世界は醜いけどあなたの声は美しい」 ホントに世界は醜いけどこういう映画を観ると希望はまだ棄てられない。 2013年にエジプトで人気の勝ち抜き歌番組で優勝し、アラブの希望の星となったパレスチナはガザ出身の歌手、 ムハ…
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『チリの闘い』で燃えた後に最適の脱出系サスペンス 『コロニア』短評

まさしく、現在大ヒット中の 『チリの闘い』 を観た後にピッタリなチリ版 『クーデター』+『サクラメント 死の楽園』! 1973年の強硬な軍事クーデターによって発足し南米史上最悪の独裁政権と呼ばれたピノチェト政権下のチリで、 実に2万8千人を拷問し、およそ3千人を虐殺したという極秘施設“コロニア・ディグニダ”を題材としたサスペ…
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創り手の“怒り”をまるで感じない見せかけだけの似非社会派ドラマ 『怒り』(※若干ネタバレ注意)

さすがに鑑賞直後の“怒り”は収まったけどやはり1日が経過し冷静に考えてもこの映画は全然好きになれない。 別に斜めに構えたつもりはなく今年は面白い邦画が多いしこれも前から愉しみにしていた映画だけに実に残念。 途中までは、“怒り”というより“焦(じ)り”って感じで前フリが長すぎないか?と思いながらも芝居は観応えあるし、 同じ原…
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新旧ピンク映画アブノーマル対決2本勃! 『淫暴の夜 繰り返す正夢』&『レズ夫人 狂った下半身』

あはは…。もういったいこの先どこまでイッてしまうつもりなんだか…。いやぁーこれゾ期待を裏切らない面白さ! もはや日本のフランク・ヘネンロッター(か!?)山内大輔監督 『性辱の朝 止まらない淫夢』 につづく待望の続篇だ。 とはいえ、前作と同様悪夢のファンタジーはこれ1本でも充分に愉しめるので仮に前作を観ていなくても大丈夫! …
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心がチリチリじゃなくメラメラと燃えてくる怒涛の4時間23分! 『チリの闘い』

驚いた! 突然大統領府がドカンドカン空爆される「こ、これ戦争映画?」と思うようなオープニングで始まる映画、 しかも、昔のドキュメンタリーが4時間23分後によもやこんなじーんとくる静謐なラストを迎えるとは思わなかった。 東西冷戦下の1970年に民主的な選挙を経て南米の細長い国チリに生まれた世界で初めての社会主義政権が、 アメ…
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被写体の孤独を描き、観る者の孤独を癒す音楽人生ドキュメンタリー 『ジャニス:リトル・ガール・ブルー』

いい映画だった。エンドロールが終わるまで誰1人席を立たなかった。(ところでイメフォって座席取り替えたのネ) 今なお絶大なる人気を誇る夭折の女性ロックシンガー、ジャニス・ジョプリン(1943-70年)の伝記ドキュメンタリー。 曲名言えと言われても鼻歌しか歌えんがナンボわしが西洋のミュージックに疎いかてジャニスぐらいは知っとる。…
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吉祥寺で見たサリーの女がヨガのポーズでタクシーを止めた! 『聖なる呼吸:ヨガのルーツに出会う旅』短評

てっきりヨガ最大の聖地といえばかつてかのビートルズが修行したことでも有名な北インドはウッタラーカンド州、 ガンジス河上流の町リシケシュとばかり思っていたが、南のカルナータカ州も縁の深い地だったとは知らなんだ。 (映画の主な舞台であるマイソールへも往ったけど異常に広く“空室”の多い動物園に行ったことしか憶えてない) ヨガのル…
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インドへ往っても“男と女”はつまらない? 『アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲(プレリュード)』短評

先週末は4度目の、『ソング・オブ・ラホール』 鑑賞に“サッチャル・ジャズ・アンサンブル”の2夜連続コンサートと、 パキスタンをたっぷり旅したので今回は東に戻ってインド!(間に 『聖者たちの食卓』 を挟めば完璧な旅の流れ) ただつまらなかった! 舞台がインドだしヒロイン役の女優さんがキレイなので観たんだけど自分に嘘はつけん! …
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評価はともかく“Jホラー”の影響力をあらためて知る1本 『ライト/オフ』短評

10年前に観た映画 『ロング・エンゲージメント』 で、オドレイ・トトゥ演じるヒロインが暗闇でカレシと一つになる際、 彼女がロウソクの火をフッと消して、慌ててカレシが火をつけ直すとなんと彼女が上着を1枚ペロンと脱いでおり、 消してまたつけるとさらに1枚という具合のなんともHな場面があって、同じことやりたい!と思ったもんなんだが…
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人種を超えた友情が世界の“今”を戒める良心作、でも… 『リトル・ボーイ 小さなボクと戦争』短評

予告を観ていて何をこの少年はダチョウ倶楽部のマネをしているのかと思っていたら…そういうワケだったのネ。 時は、第二次大戦下。カリフォルニアの漁村で、偏平足のために入隊が叶わなかった兄の代わりに徴兵された、 最愛の父親が無事に帰ってくるよう、司祭に渡されたリストの内容をすべて実践しようと奮闘する男のコの物語。 そのリストの中…
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今年も連日大“性”況で夏の定番化も必至!? 『リング リング』@「OP PICTURES+ フェス」

「OP PICTURES+ フェス」[2016年8月20日(土)-9月2日(金)]@テアトル新宿 『リング リング』(原題:四十路熟女 性処理はヒミツ) もう今日びのAV女優のレベルの高さには驚くばかりだけど…なんという美しい人だこの主演の白木優子って…。 もう、キレイすぎて軽くひいたワ。しかもこれだけ艶技が堂々として…
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善意の支援すら水泡に帰すこの世界の悪循環… 『ポバティー・インク ~あなたの寄付の不都合な真実~』

公開3週にしていまだ満席という盛況にも納得の、“支援”についてガツンと考えさせられる傑作ドキュメンタリー。 自分も寄付をするたびにこのなけなしの金はホントに誰かの役に立っているのか?と常々疑問に思っていたが、 今やそんな途上国支援自体が巨大産業と化しているだなんてその実態をこうまで見せられたら笑うに笑えない。 映画は、一方…
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一寸先は闇? 不穏な時代の心構えを促す群像サスペンス 『イレブン・ミニッツ』短評

今やすっかり日本の映画ファンにも名前が浸透したポーランドの巨匠イエジー・スコリモフスキ監督の最新作は、 女優を口説こうとしている映画監督や嫉妬深いその女優の夫、刑務所から出所したばかりのホットドッグ売りに、 盗みに失敗し逃げ場を失った少年など、ワルシャワの様々な場所に生きる11人の男女と1匹の犬が繰り広げる、 午後5時~5…
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オリンピック選手は国のためじゃなく自分のために闘ってほしい! 『栄光のランナー/1936ベルリン』

何がオリンピック開催のメリットは国威発揚だそんな言葉今ドキ聞くとは思わなかったよオマエはナチスかボケ! この映画でもオリンピック憲章が何を謳ってるかちゃんと言っとるだろうが豆腐の角で頭ぶつけて死んでしまえ! もう腹立つ! …とまぁそんな気持もあったゆえかめちゃくちゃいい映画だった! 今年のベスト入り確実の傑作! そして劇中…
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テーマ曲を聴いただけで気分がアガるこれぞアメリカらしい娯楽作!なのに… 『ゴーストバスターズ』短評

♪フユゴナコール?ヘントナ一茶!(昔ナインティナインのラジオでゴーストバスターズの替歌コーナーがあった) やっぱこの曲はいいなぁ~気分が一気に80年代に戻る。めちゃくちゃ愉しかった。上出来のリブートじゃないか! むしろクライマックスなんかCGの盛り方がさすが半端じゃなくて個人的に 『シン・ゴジラ』 より遥かに面白かった。 …
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歴史は受け継ぐもの、平和と平等はつくるもの… 『奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ』短評

ひと言よかった。よくよく考えればボクがここまで映画を好きなのは高校の時に世界史の授業が好きだったのと、 かなり関係があるし(一応、大学も歴史学科)、映画好きだからもっと世界のことが知りたくてかつて独り旅もした。 キナ臭い今だからこそ、“歴史を知る”ってことがいかに大切かをあらためて思い知らされる、そんな映画だった。 貧困層…
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「分断」が進む今こそ観るべき音楽ドキュメンタリーの大傑作! 『ソング・オブ・ラホール』

もう最高! ボクがその昔、インドはシク教の聖地アムリトサルからワガ・ボーダーを越えラホールを訪れた時は、 とにかく、あの街は旅行者を狙った泥棒が多いらしいから気をつけろ!というのがバックパッカー間の約束事で、 しかし実際は決してそんなことはなかったんだけど、それよりもっと芸術の街だということを教えてほしかったな! これはま…
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疲れた心もほぐされる、切なく、でも滋味深い良作… 『めぐりあう日』短評

あぁもう素敵だ。このウニー・ルコント監督はデビュー作の 『冬の小鳥』 もよかったけどこれも本当に素晴らしい。 ラストにぶわっとこみ上げてきて、鼻に逆流した涙を呑み込んだら変なところに入り思いっきりむせてしまった…。 ヒロインの職業は整体師じゃなく、理学療法士なのか。まさしく疲れた心を優しくマッサージされるみたいな映画。 産…
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こんなゴジラなら石原さとみの谷間をもっと観たかった! そんだけ! 『シン・ゴジラ』短評

んー長いし、軽い。こんな大作にもかかわらず、怪獣映画って以前に「映画観た!」という気があまりしなかった。 封切初日からそれはもう面白いとTwitterは大騒ぎなので愉しみにしていたのになんだろうこの物足りなさは…? 思えば、庵野秀明監督という時点でこういう作風であることは予想がついて然るべきだったのかもしれないけど、 とに…
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スーちゃんは今のこの国をどう想っているだろう… 黒い雨@原爆と銀幕 止まった時計と動き始めた映画表現

そうか…こうして映画を観ると今も生きているような感じだけどスーちゃんがいなくなってもう5年が経ったんだな。 映画では泣かなかったのに観終わってスーちゃんの話をネットでいろいろ読んでいたら涙が止まらなくなった…。 …と言いつつ、キャンディーズよりはピンク・レディー派だったし、キャンディーズでは蘭ちゃん派だったんだけど。 とい…
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