テーマ:日本映画 は~わ行

淵どころかこれこそ日本映画のド真ん中に立つ、事件級の傑作! 『淵に立つ』

凄い…凄すぎる。非の打ちどころがないだなんて容易に言うもんじゃないけどホントにないんだもの仕方がない。 こんな淡々としてるのに昂奮しすぎて息切れがしばらく止まらなくなるなんてとんでもない映画を観てしまった…。 ある平凡な家族の前に1人の男が現れたことでそれまでの日常が歪んでゆくというヘタをしたら退屈そうな話が、 こんなスト…
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大ヒットもめでたい役者の熱演が観応え満点の力作、でも… 『64-ロクヨン‐ 前/後編』

そんな単純な皮算用でやっているワケじゃないだろうとはいえ、2部作にすれば1本の企画で2本分儲かるという、 安易な発想自体そもそもアンチなんだけど(でも、これだけ2部作ものが創られるってことはそういうことでしょ?)、 本作についてはそれが全部を台なしにしているとしか思えない。(しかもちょっと前にTVでもやってたんだよネ?) …
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互いの信頼関係があってこそ成り立つドキュメンタリー…それはまさにプロレスだ! 『FAKE』

面白い面白いとは聞いていたがこんなにとは…。もう今からは中居正広の囲炉裏より森達也のカメラ!(違う!) どんな喩えが適しているのかわからないしプロレスに興味のない人にとっちゃ語弊を招く表現かもしれないけど、 とにかく本作はプロレスを信じている身には(二極的な“信じている”じゃなく)史上最高のプロレスみたいな映画! そしてこ…
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言ったのに「言っていない」と言う森田が安○総理に見えた!? 『ヒメアノ~ル』短評 ※若干ネタバレ注意

そうそう言ったばかりなのに平然と「言ってない」なんてまるで森田は安倍総理だよ!(あ、伏字にするの忘れた) んー…ちょっと期待しすぎちゃったかな? けっきょく森田剛が役得というか“可愛い”だけの映画という気がする。 確かに野心的で観応えは充分だし森田剛もよもやジャニーズがここまで!?という怪演で頼もしい限りなんだけど、 しか…
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耳と心が癒される、“無音”の音楽ドキュメンタリー! 『LISTEN リッスン』短評

上映前に3D眼鏡ではなく耳栓渡される映画なんて初めて! この斬新なアイデアも連日大ヒットの要因だと思う。 聾者の監督2人が2年がかりで撮り上げた、15人の聾者たちによる無音の音楽パフォーマンス・ドキュメンタリー。 音を楽しむと書くとはいえ「音楽」とは何も耳に入るメロディーのことだけを言うんじゃなく、その本質とはおそらく、 …
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怒るかハマるか二つに一つ! でも、何人も“映画”という欲望からは逃れられない… 『華魂 幻影』

これは面白い! もう予告篇の雰囲気からノれるかノれないか二つに一つだと思っていたけど思いっきりノれた! ただただ妖しくて奇妙で自分がいったいどんな映画を観ていたのか今になってもまったく説明できないんだけど、 80分がアっという間だったからよほど面白かったんだろう。これぞグランギニョール!これぞ映画の摩訶フシギ! なにせ前作…
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佐野和宏の“魂の声”を聴け! もういっちょ! 暫定・今年の邦画ベスト1! 『夢の女 ユメノヒト』

40年間、精神病院に入院していたものの震災で避難している内にとっくに完治していたことがわかった男・永野。 浦島太郎状態の彼はしかしただ1人忘れずにいた“初めての女性”に逢うため彼女の避難先の東京に向かう…。 『バット・オンリー・ラヴ』 で奇蹟の監督復帰を遂げた佐野和宏監督、もう1本の作品は大人の官能ラ“ヴ”ロマン。 もう大…
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春の日本映画強化週間!③ 佐野和宏の“魂の声”を聴け! 『バット・オンリー・ラヴ』ほか1本

90年代に、瀬々敬久監督、佐藤寿保監督らと共に“ピンク四天王”と呼ばれた佐野和宏監督18年ぶりの新作は、 5年前に下咽頭癌で声帯を切除し“声”を失った佐野監督が自らを投影するように脚本・主演も務めた愛の物語。 監督と同様声を失った主人公がある日娘の告白から奥さんの裏切りを知りだんだん追い詰められるという話で、 おそらく散々…
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春の日本映画強化週間!② ロ○スターの数倍面白いエロチックな和のナンセンス! 『蜜のあわれ』短評

ボクも金魚飼う! 室生犀星といえばすぐ想い付くのは「ふるさとは遠きにありて…」でおなじみの「小景異情」で、 (ちなみに 『杏っ子』 を観たことがある程度で1冊も読んだことはなく「小景異情」というタイトルも今初めて知った) ボクも元は田舎者だからこの詩には大変共感するところがあり折りにふれて想い出すほど好きな詩なんだけど、 …
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春の日本映画強化週間!① “あの時代”を偲ばせる気怠い雰囲気も芳しい秀作! ただ… 『無伴奏』短評

日本中で学生運動の嵐が吹き荒れた1970年前後を舞台に描く、小池真理子の半自伝小説が原作の純愛映画。 素晴らしかった。それ以外は充実しているけど、とにかく仕事が苦痛で苦痛でちょっと精神的に疲れていたため、 こういういかにもローテンポそうな映画を広い劇場でゆったり観たいと思い丸の内東映を選んでみたら大ハマり。 心地好い退屈が…
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身につまされる? “廓もの”の大傑作! 『妖刀物語 花の吉原百人斬り』@巨匠・内田吐夢のダイナミズム

「日本映画の未踏の頂 巨匠・内田吐夢のダイナミズム」 [2016年2月27日(土)‐3月6日(日)]@新文芸坐(池袋) …面白すぎて腰が抜けた。“百人斬り”って100人女を抱いたって意味じゃなく本当に斬ったって意味だったのネ。 も~こんな吉原を舞台にしたいい映画を見せられたら池袋東口のもっと奥の方にイキたくなっちゃうじゃないの…
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日本映画に挑戦するアンダーグラウンドでグランギニョールな2本立! 『ライチ☆光クラブ』&『断食芸人』

『ライチ☆光クラブ』 んー…とはいえ 『パズル』 につづき主演の野村周平はじめキャストはみな実力のあるいい役者が揃っているし、 アクションとしての残酷描写やある1人が少女の前で自分を慰めるといった中二描写も面目躍如とばかりに巧く、 まさに、『牛乳王子』 と 『先生を流産させる会』 と 『パズル』 をこの原作で全部やってしま…
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ペコロスの…じゃなくて、はなちゃんのみそ汁を飲みに行く! 『はなちゃんのみそ汁』

泣くだろうとは思っていたけど俺はもう、このまま脱水症状を起こして死ぬんじゃないかと思うぐらい涙が出た…。 43歳ともなるとますます涙腺と尿道がゆるくなりこの頃はもう小さな子供を見るだけでダメ。(もはやおじいちゃん) 基本的にボクはどこか厭世観に包まれながら生きている人間なので子供がほしいだなんてまったく思わないが、 それで…
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映画祭でブログ書いてるヒマまでなかったの! 極私的・12月映画鑑賞10作品総括

『グリーン・インフェルノ』 言葉や食習慣が違っても子供がウ○コネタでよろこぶのは人類共通! 案の定、『アフターショック』 の方がよっぽど鬼畜だし、 ロスは元々紳士だからグロいはめちゃくちゃグロいけど精神的鬼畜度は存外低め。 グロと鬼畜は似て非なる。 ヒロインが最後は食人族の新しい王女になるのかと思ったら全然違った。 とに…
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ザ・タブー! “恋人たち”より“変態たち”! 『変態団』&『自傷戦士ダメージャー』

いやぁーさすがに今回は中篇の2本立だし(足しても68分)井口昇監督自らが主宰している映画ワークショップの、 卒業制作&監督の知人が全額出資したらしい超個人的作品ていうから至極軽ぅ~い感じで観に行ったんだけど、 面白かったぁ! イベントはなかったが予期せぬ監督の上映前挨拶と2本からなんと7人の役者さんが揃うという、 なのにま…
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タイトルは螺旋だけどストレートな面白さ! 『螺旋銀河』

『みちていく』 といい 『Dressing up ドレッシングアップ』 といいついこないだも渋谷で行われたとある上映会にて、 『天使の欲望』 という現代版 『恐怖女子高』 みたいな東映オマージュ満載の映画を観て大変愉しかったんだが、 最近の若い、とくに女性監督の映画は面白いものが多く、その新人離れした力量にはただただ感心する…
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映画を観る悦びがみちていく…。今年、日本映画の大収穫! 『みちていく』

いやタマげた…。↓このうら若き女のコが何かアザを隠そうとしている写真に「私を噛んで―」という一文を読み、 テッキリ10代少女の内面を尖がった感性で綴った自分の如き中年には解釈至難の映画に相違ないと思いつつ、 だけど時には若い監督の映画も応援しようなどと軽い気持で観に行ったらよもやこんな面白い映画だったとは! 1991年生ま…
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踊る、じゃなくて転がるダメ人間! 『ローリング』&『ドM卒業 さよなら、ご主人様』@上野オークラ劇場

これは面白い! まるで 『海街diary』 のファンタジーの世界から弾き飛ばされたような人たちがみんな出てくる! 『海街diary』 を観ると鎌倉へ行って美味しい物が食べたくなるけどこの映画を観ると水戸の風俗に行きたくなる。 いや、この映画にいわゆる風俗は出てこないがしかし水戸の風俗って熱そうだしとくに人妻系が充実してそうだ…
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昇を観に来た29人のヤクザたち? 違う! 『龍三と七人の子分たち』

そろそろこのネタやめとこ…。(なんのことかわからない方は、2つ前の拙記事をお読みいただけますと幸いです) あ~面白かった。もう元ヤクザの組長がオレオレ詐欺に引っ掛かるという着想だけで技アリだと思っていたけど、 期待通り、北野武監督の最新作 『龍三と七人の子分たち』 は笑いに行ってちゃんと笑える愉しい娯楽作だった。 もちろん…
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道中するなら金をくれ! いや、なめたらいかんぜよ!な傑作! 『花宵道中』

いわゆる遊廓。もしも一度だけタイムトリップできるなら絶対に江戸時代へと飛んで出かけてみたい場所であり、 中二の時、「新・必殺仕置人」の最終回「解散無用」にて山崎努演じる“念仏の鉄”が敵と刺し違えたあと遊郭で、 遊女を抱きながら絶命するのを観て以来ボクもああいう処で死のうといまだ思っているんだけど(これゾ中二病)、 しかし今…
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きっと中村登の片鱗なれど…驚愕のカルト映画! 『わが闘争』@「甦る中村登」

凄ぇなこれ…。去年のフィルメックスで観逃した映画だしカルト映画好き必見とか書いてあるから観てみれば…。 必見どころか観逃したら一生後悔するレベルのトンデモない傑作じゃないか!(いや、別に後悔はしないかも…) △マークの東映なら想定の範囲内だけど富士山マークの松竹ってこんなオカしな映画撮る会社だったっケ? いやぁーこれは 『江戸…
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キミは幻のトラウマ映画、『ふたりのイーダ』を知っているか? 「被爆者の声をうけつぐ映画祭2014」①

もちろん、“映像による被爆体験の継承”を通じて反戦反核を訴えるという趣旨に賛同しているからこそ、 ボクはこの「被爆者の声をうけつぐ映画祭」に毎年参加しているんだけど、 しかしそれ以上にボクにとって本映画祭への参加理由はなんといっても、 今や名画座でもお目にかかれないような超レアものの旧作日本映画を、 しかもフィルムで観られる…
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話は荒唐無稽! でも、愛を飾り物ではなく“本能”として描いた傑作! 『ライヴ』!

お袋や兄貴一家、とくに姪っ子2人のためならいつ何時この命を差し出してもいいとは常から思っているけど、 しかしいざとなったら我が身可愛さに逃げ出すかもしれないので、身内にはどうか何事も起きてほしくはない。 ただ、そんな風に言えるのもボクは自分の家族を愛しているから。では、家族に憎しみを抱いていたらどうか。 殺したいほど憎んで…
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今度こそ、さよならバウスシアター、また近いうちに 『BELLRING少女ハートの6次元ギャラクシー』

『キッスで殺せ』 『血を吸うカメラ』 『チャパクア』 『ウィッカーマン』 『内なる傷痕』 『孤独な声』 『わが友イワン・ラプシン』 『ドストエフスキーの生涯の26日』 『レディ アサシン』 『パレルモ・シューティング』 『ふたつめの影』 『クワルティエーレ 愛の渦』 『人間大砲』 『ウィズネイルと僕』 …
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何かが足りない。それでぼくは楽しくない。だからぼくは世界を壊すことにした! 『パズル』

「何かが足りない。それでぼくは楽しくない」という一文で始まる有名な絵本「ぼくを探しに」をボクは17の頃読んだ。 今思い返すと気恥ずかしい限りだが確かにその頃は何か感化されるものがあり、ボクは胸にポッカリ空いたような、 心の隙を埋めたくて江戸川乱歩みたいな幻想小説を読んだり筋肉少女帯のような歪んだ音楽ばかりを聴いていた。 筋…
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プロレス好きの婦警さんの部屋に潜入したい!そんだけ! 『土竜(モグラ)の唄 潜入捜査官 REIJI』

最初、“土竜”を思いっくそ“どりゅう”と読んでいたくらいだし、つい最近までまったく観るつもりはなかったんだけど、 去年の秋頃にノーザンライツのメンバーからとある理由で有効期限が2月いっぱいのシネクイントの招待券をもらい、 ワ~イありがとー!と思いつつも、案の定机の引き出しにしまったままある時ハッ!と気がつけばもはや期限間近。…
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ラピュタに始まりラピュタで終わる。本年最後は名画でしっぽり! 『雪の喪章』@千客万来にっぽん暖簾物語

①『おんな番外地 鎖の牝犬』(1965年・村山新治監督) ②『白子屋駒子』(1960年・三隅研次監督) ③『人妻セックス地獄』(1974年・本田達男監督) ④『赤線本牧 チャブヤの女』(1975年・白鳥信一監督) ⑤『006は浮気の番号』(1965年・近江俊郎監督) 以上が今年ラピュタ阿佐ヶ谷で鑑賞した25本の内の…
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辛くとも、悪い事ばかりじゃない。今年、奇蹟の1本 『ペコロスの母に会いに行く』

お袋ももう今年で76歳。今でこそ月に一、二度は1人で映画を観に行ったりするぐらいだし(カエルの親はカエル?)、 根なし草の次男坊(つまりオレ)の行く末が心配でボケている余裕なんかないって感じだけど、あと何年かが経って、 いよいよ1人じゃ暮らせないということにでもなれば、まぁ在宅介護なんて絶対にムリだから、施設に入ってもらって…
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巨乳のビキニ美女とチキンラーメンが食べたい! 『ビキニ☆ラーメン』

ブライアン・デ・パルマ監督作のリメイク 『キャリー』 をはじめ、ほかにも観るべき映画はきっとたくさんあるだろうに、 自分でもちょっと驚くぐらい欠片の躊躇もなくこんな映画を観に行ってしまった。ボクは、“ビキニ”という単語に弱い。 おそらく“海なし県”の生まれであることに加え、夏になっても海に行って季節を満喫するようなタイプでは…
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女囚たちが“野良猫ガッツ”で頑張る大映調プリズン・ドラマ 『おんな牢秘図』@「残酷!おんな刑務所」

“野良猫ガッツで頑張る”と聞いてなんのことかわかるアナタは40代以上。大映ドラマってホントに面白かったよね。 「Prisoner ♀(メス) 残酷!おんな刑務所」。2本目は、大映と日活が経営末期の頃に一緒に作った共同配給会社、 ダイニチ映配の作品、『おんな牢秘図』。絶海に浮かぶ流刑(るけい)島を舞台にそこへ流された14人の女囚たちが…
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