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help リーダーに追加 RSS 高田純次でリメイク希望! 『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』

<<   作成日時 : 2007/06/02 08:00   >>

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日本で“ボラット”ができるとなれば、
それは間違いなく「高田純次」1人しかいない。
渡辺正行の愛犬の鼻先に放屁し(犬は2日後に急逝…)、
今や語り草になっている「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」じゃ、
故・清川虹子所有のダイヤの指輪を本人の目前で呑み込み、
オーストラリアで“早朝バズーカ”をやって指名手配され、
往年のメチャクチャは今も衰えることなく下半身も衰えず、
イイ歳して娘の同級生をクラブでナンパしてしまうという傍若無人ぶり。
殿堂入り級のテキトー発言の数々をTVで見たことのない日本人など皆無だと思う。
(高田のテキトー発言に関してはこんなサイトまであるようだ→「高田純次発言集」)
とにかく“人に嫌われる”ことを全然怖れないのがこの人の凄さであり最大の魅力。
今、巷で流行ってる“鈍感力”なんて言葉も高田純次の前じゃ霞むほかない。

“東の高田純次、西の笑福亭鶴光”、
この2人こそボクは裏の人間国宝だと思うし、
(高田は1947年、鶴光は1948年生まれ。ともにO型)
きっと多くの人にとりそうであるように、2人こそボクの永遠の憧れだ。

そんななか!アメリカより、
それこそ高田純次が30歳若かったら、
ぜひともやってほしい(できた)と誰もが思うような、
まさしく「元気が出るテレビ」+「お笑いウルトラクイズ」+「浅ヤン」ミーツ「Jackass」みたいな、
トンデモナイ、大爆笑コメディがやって来た!
それがこの映画、『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』

近年、ここまで劇場でバカ笑いした映画なんて記憶にない。
賛否両論あるけれどとにかく四の五の言わずマズは必見!

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“ボラット・サカディエフ”は、扮するユダヤ系イギリス人の人気コメディアン、
サシャ・バロン・コーエンが自身のTV番組のために生み出したキャラクターの名前。
ウサン臭いひげに一張羅のスーツを着、カザフスタン政府の命でアメリカを取材しにきたと、
ポーランド語とヘブライ語入りの英語でリポーターを偽りアメリカ中を煙に巻いた男。
本作は、そのTV版を思いっきり拡大したドキュメンタリー“風”のコメディだ。
“風”と書いたのはどこまでが本当でどこまでが仕込みかよくわからないから。
だけど、仕込みとかそうじゃないとか、この際そんなこたぁどーでもよい。

N.Y.の街や電車の中で見知らぬ人に“挨拶のキス”を迫りまくり、
歩道脇の植え込みでウ○コしショーウィンドウのマネキンでマスをかき、
「カザフスタンじゃ・・・」とド差別発言でフェミニスト団体のオバサンを激怒させ、
荒くれ男満載のロデオ大会じゃアメリカ国歌をチャカしブーイング(本当に殺されかけたらしい)。
ユダヤ人を差別しまくり、セレブのディナーをひっかき廻し、教会だろうとやりたい放題。
とにかくこれ以上、不快な表現はないだろうというくらいのパフォーマンスぶり。

だけど、それでも、本作に(個人的には)愛着さえ抱いてしまうのは、
内容をひっ包め全身全霊、命を懸けてバカと下品とナンセンスに徹する、
その清々しく潔いまさしくプロフェッショナルとしか言いようのない誠実さゆえ。
どんなに下品で汚くても、どんなに過激で不快でも、どんなにバカでくだらなくても、
そこにはファレリー兄弟の作品群にも精通する反骨精神があり、それが時には、
“笑い”が政治や権力に楯突く武器になりうることを提示するテーゼにもなる。

マイケル・ムーア以上に辛辣で、「Jackass」ぐらい体を張り、
だけど 『チーム★アメリカ』 のように笑えないような悪意がないので、
呆れるウチいつしかボラットの一挙手一投足に安心して(?)身を委ねてしまう。
各種CMスポットのコピーとかじゃ、「バカには理解不能のバカです」のような感じで、
過激だけど知的だから“わからない人にはわからない”的コメディを煽ってはいるけれど、
そんな高邁な視点もこの映画には感じない。というよりソモソモ、
古今東西、よくできたバカ・コメディが根底じゃ知的なのは当ったり前の話だ。

「元気が出るテレビ」「お笑いウルトラクイズ」「浅ヤン」「ガキ使」、
そのヘンに笑いを求める人にはこれは間違いなく鉄板の映画だと思うし、
コーエンがイギリス人というあたりではその笑いの“間”はアメリカンというよりは、
どちらかと言えば「Mr.ビーン」に近いものがあり日本人にも充分受け入れられる類だと思う。
ただ、最近の若手お笑いブームに乗じたヌル〜いバラエティに慣れてしまったような人には、
確かにこの命懸けのバカは過分に狂気でドン引きしてしまうのもムリない気はするけど・・・。

とにかく、本篇中、個人的に最もウケたのは、
大の男2人が裸で乱闘するシーン!(観りゃわかる!)
こうして書いているだけでも、思い出してうれしくなってしまうし、
ボクは本作を渋谷じゃなく豊島園のシネコンで観て客は10数人しかおらず、
そんな時、たいていボクらは控え目になって笑うのを我慢したりするんだけど、
その時ばかりは誰も堪え切れずガラガラなのに場内は大爆笑だったってくらい。
(だけど前の列にいたカップルの女の子の方は体が硬直していたような気がする)

とにかく!
いいだけ四の五の書いたけど、四の五の言わずゼッタイ観るべし!
個人の倫理観がどーのこーのなんてそんなツマラないこと言ってないで、
呆れるばかりの下ネタの数々に腹抱えて思いっきり笑えばそれでいいのだ!
パイレーツなんとかなんてそんなヌル〜い映画観てよろこんでる場合じゃないゾ!

清々しく後味に苦味を残さずバカと下品とナンセンスを徹底的に追求した爆笑コメディ大快作。
いつかボラットにはホワイトハウスに向けて“早朝バズーカ”を撃ち込んでほしいぃ!!!
できれば、ホンモノのバカがたくさんいる日本の国会議事堂と社会保険庁にもネ!

ユナイテッド・シネマとしまえんシネ・アミューズ(渋谷) ほかにて公開中 ]

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
>栗本さん

ちょっとお久しぶりですー。ついに「ボラット」観たんですね。ワシはまだ観てないんですけど、昨年ドイツで観た予告編に大爆笑してて「これは観にいかなくちゃ!」とココロに決めているんですわ(笑)。残念ながら地元での公開は未定。米軍基地があるんだから米兵のために公開してくれればいいのに。栗本さんのエントリー読んで、ますます観なくちゃ!と思いました。楽しみだわん。
なお
URL
2007/06/02 19:29
>なおさん、こんばんは。
なおさん、コレはね、
ホンーーーーーーーットに面白いよ!!!
↑にも書きましたが高田純次が好きなら、
ボラットも好きというのは早、不文律だと思われます。
まかり間違っても万人ウケはしない映画ですけど、
やってることのバカバカしさは小学生にもわかるレベル。
「ドリフ」世代は全然オーケーなコメディと保証できますよ。

日本は“お笑いブーム”とか言ってるクセに、
それが映画になるととかく“笑い”を見下す傾向にありますから、
こういうのを観るとさすがアメリカは凄ぇなと感心します。
とにかく必見中の必見! 九州地方早期公開を望みますよォ〜!
栗本 東樹
2007/06/03 04:50
こちらにもコメントさせていただきます。
裸の乱闘はウケましたね。文句なしに笑えるシーンでした。
>こうして書いているだけでも、思い出してうれしくなってしまう
栗本さんが満面の笑みを浮かべてキーボードを叩いている姿が想像できそうです。

ただ私の場合、自分の許容度が低いのか、あるいは映画に多くを求めすぎているのかも知れませんが「TVで見て腹を抱える程度の内容なら、わざわざシアターに足を運んで観るまでもないだろう」と考えてしまうのです。
というわけで、松本人志の映画は観るかどうか微妙ですが、カンヌでの評価云々は個人的にはどうでもよくて「ただひたすら適当でナンセンスな作りに徹していれば、それもまた良しかな」とも思ったりしています。
狗山椀太郎
URL
2007/06/03 12:53
高田純次大好きなんですよ、ワシ。もう福岡では公開されているんで、早く行きたいんだけど、なかなか休みが取れなくて。観たらレポりますわ!
なお
2007/06/03 19:00
>狗山さん、コチラにもこんばんは。
俺は芸人の中でも、
すぐに裸になるタイプの芸人が大好きなんですよ。

俺にはひとつ、アメリカ人にすごく共感できるところがあって、
それは映画に「何」を求めるかという問いに対する応えで、
最も多いのが「笑い」だってとこなんです。
だからこの映画の「笑い」に対する姿勢はとても真剣だし、
目の肥えた観客に堂々挑戦してる骨太なコメディだと思います。
見た目のバカバカしさだけで笑いを測ってはいけません。
ソモソモこれはTVで放送できる内容じゃないですよ(笑)。
日本じゃヘタすりゃDVD化も難しいんじゃないですかね?

映画に「涙」や「人生の意義」を求める、
本当はその方がナンセンスなんじゃないかと、
実は俺は常日頃よりコッソリと思ってるんです。
そんな意味でも俺は 『ボラット』 を強力支持しますよ!
栗本 東樹
2007/06/04 20:40
>なおさん、こんばんは。
早く福岡へ飛びましょう(笑)。話はそれからです!
なんで高田純次ってあんなに面白いんですかね?
死ぬまであーなんだろうなと安易に想像できるとこが好きです。
栗本 東樹
2007/06/04 20:43
栗さま、こんばんは♪
このオッサン、顔見てるだけですごく笑えてしまうんですが、よくよく見ると、結構ハンサムだったり、派手でコテコテな見た目といい、なんだかそんなところも高田純次風でしたよね。
栗さま同様に、映画評論家の町山智浩という人が、やっぱり「高田純次は日本のボラット」と言っていて、「お−、栗さまと同じこと言ってる!」と思いました。

色々な人をおちょくりまくったかのようなボラットでしたが、最後の最後に、自分も裸一貫になっているんですよね。
気取って相手のことばかりバカにするんでなく、体張って、自ら笑いに徹している。そこが好きでした。
そして、ちゃんと大笑いも出来ました。
とらねこ
URL
2007/06/17 01:25
>とらねこさん、こんばんは。
本物の芸人というのは(偉そうに言うけど)、
本気で人を怒らせ命懸けで体を張る者のことだと思います。
そんな意味でもサシャ・バロン・コーエンは、
超一級のエンターテイナーと言えるんじゃないでしょうか。
本物の芸人は、えてして素はカッコいいモンです。
素のコーエンもメチャクチャいい男なんじゃないですかね。
栗本 東樹
2007/06/20 20:37