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かつて人気を博したシリーズ映画も19年ぶりの復活と相なれば、そこには早、 “同窓会”のような空気が漂って、観ているコチラも参加したような気になるが、 打って変わってまったく私ゴトながら、ボクも今年の夏に高校の同窓会がある。 前の同窓会が開かれたのが、確かアテネ・オリンピックの年の正月だったから、 ちょうど丸4年半ぶり……。その前がこれまたシドニー・オリンピックの年の夏で、 その時は、残念ながらボクは旅行中で、トルコにいたため参加することができず、 代わりに会のあったホテルで働いていたボクのお袋が酒を手に挨拶に行くという、 当事者じゃなしにその母親が同窓会にチョットだけを顔を出すという異例の展開に。 今、よくよく想い出したらその前の会がまたまたアトランタ・オリンピックの年だったという、 とにかく18年前に卒業して以来、ほぼ4年置きに同窓会が開かれているということになり、 それってケッコウ頻繁というかなかなか珍しいことじゃないかとボクは思っているんだけど、 そんなに仲良かったっケ?とは思いつつ今思えばいいクラスだったことは確かだ(3年E組)。 5年前に実家が岐阜県は襞モトい飛騨の高山から名古屋隣の尾張旭に移ってしまったから、 今は盆暮れGWが来ても飛騨に戻る機会がなかなかなく今度の帰郷は実に前の同窓会ぶり。 高山もご多分に漏れず市町村合併により今や香川県よりもデカい市になったという事情もあり、 駅前も激変したことだろうし、しかしボクの町内は4年前の時点ですでに“シャッター通り”だった。 4年ぶりの帰郷にワクワクする反面、故郷が地方的現実に直面しているのを見るのが怖いという、 そんな気持もあるんだけど、とにかくモロモロ含めて今からこの夏の休みが楽しみで、ド田舎ゆえ、 36でいまだ独身なんて絶滅寸前、ヘタしたらボクだけかもしれないんだけど別に気にしないモンね。 ボクが初めて付き合った朋子ちゃんは前の時にはなんとバツイチになっていて、男もイロイロありゃ、 それは女の人生にだってイロイロあるよな…というワケで19年の間にはきっとジョーンズ博士にも、 イロイロあったと思うし1作目に出ていたマリオンにもまたイロイロ女の人生があっただろうな…と、 ジョーンズ博士とマリオンに自分と朋子ちゃんを重ねたなんてのはまったく嘘なんだけどとにかく、 高校卒業して18年、そう言えば確かにこのシリーズは高校の頃によくTVで見たモンだ…つー話! なワケでハリソン・フォード主演、製作総指揮ジョージ・ルーカス、監督スティーヴン・スピルバーグ。 そんな錚々たるビッグ・ネームが再結集し、実に19年ぶりの復活と相なった人気シリーズの第4弾、 この 『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』! 個人的な結論から先に言わせてもらうと、 昔よくTVの洋画劇場で観ていたからってそれほどこのシリーズに深い思い入れがあるワケじゃなく、 最近TVでもまたよくやるし、ボクもDVDで1、2作目を観直してやっぱ面白いなぁ〜とは思ったものの、 特別このシリーズ最新作に対し何かを期待していたワケではなかったのでとりあえずはこれで充分。 それ以上でもそれ以下でもなくまさに無難といった印象で、是が非でも必見というワケではないけど、 それこそ同窓会的な楽しさとそれなりの見せ場の数々で2時間チョイとの料金分は楽しませてくれる。 人気作の復活と言えば 『ロッキー・ザ・ファイナル』 や 『ランボー 最後の戦場』 が記憶に新しいけど、 それらみたいに現代にも通じる骨太な人間ドラマとか世界情勢を反映した何かがあるワケじゃないし、 メガホンをとったスピルバーグにしても、とにかく中庸な娯楽映画を目指してパパッと撮ったような感じ。 体を鍛えてきたワケでもなんでもないハリソン・フォードに今さら派手なアクションができようハズもなく、 彼が中心のアクション・シーンは関西のオバハンが観たなら「マンガやで」と言い出しかねないレベル。 その貫禄さえ漂うテキトーな身のこなしぶりは、彼こそがアメリカの高田純次では?と思えてくるほど。 『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』 のスピード感は当時としては本当に斬新だったハズなんだけど、 そのテンポをキープしても現代じゃ至ってフツーでしかないために目の肥えた観客を驚かすべくもない。 あとは、“クリスタル・スカル”という題材が少々マニアックすぎるような気がボクなんかはしたんだけど、 それにしては昨今の雑学ブームやクイズブームにドップリ浸かった観客の知的好奇心をくすぐるような、 そのあたりをじっくり楽しませるような配慮が少なかった、というよりまったくなかったのが残念な気もし、 それこそハリソン・フォードの年輪を活かしてそこが面白ければ全体の印象が全然変わったに違いなく、 アクション面も無難なら題材面でもせいぜい、『ダ・ヴィンチ・コード』 程度に終わったのがなんだかなと。 古代文明に関する話よろしく宇宙人まで絡んでくるようなもっとワクワクできるネタのハズだっただけに、 クライマックス全般を今ドキよくあるCGアトラクションで終わらせてしまったのは創り手側の手抜き……、 とまでは言えないにしても、「こんでいいっしょ?」というスタンスだったような気がしてしょーがなかった。 とは言え、四の五の注文し出したらキリがないけどそれも豪華なクレジットを見ればこそ出てくる話だし、 過度の期待さえ抱かなければこれぐらいデートや暇つぶしに適したアトラクション的娯楽映画もまたなく、 『トランスフォーマー』 『ディスタービア』 じゃただの冴えないマヌケ面でしかなかったシャイア・ラブーフも、 映画の“動き”と“若さ”の部分を己がカバーすべしと役割を理解してハリソン・フォードと張り合っていたし、 ピチピチした若い女優が1人もいないのが不満だけど、1作目のヒロイン、カレン・アレン演じるマリオンが、 フォードと貫禄充分の夫婦漫才みたいなやりとりを見せてくれるのもそれはそれで微笑ましく楽しかった。 敵役に扮したケイト・ブランシェットも、「この人どんな役でもやるなぁ」という感じで映画に華を添えている。 個人的には、“軍隊アリ”に人が襲われるシーンをもっと観たかったなぁ〜と。スピルバーグらしく残酷に! ラストであのお馴染みの勇壮なテーマ曲が流れ始めた時にはやっぱりゾワワ…と全身鳥肌が立ったし、 散々文句タレてなんだけど、旧作のファンの人もそーでない人もマズは観て損はないんじゃなかろうか? というワケで、「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの同窓会で元カノと焼けボックリに火がついた」。 チョットチョット! そんなこと言ってボクまで夏の同窓会で焼けボックリになったらどーしてくれんのよ〜♪ [ 新宿プラザ にて公開中 ] |
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